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ジョンソンともゆきさん「継続するためのコツは、精神的な余裕」

ジョンソンともゆきさん アイキャッチ
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BUSINESS

さくマガでは仕事のヒントを得るために、さまざまな方にインタビューをしています。今回は、マルチクリエイターとして活動をしている、ジョンソンともゆきさんにお話をうかがいました。毎日継続して漫画を公開するためのコツや、会社の健康診断がきっかけで判明した病状についてもお聞きしました。

ジョンソンともゆきさん
ジョンソンともゆきさん

1993年長崎県生まれ。マルチクリエイター。2008年からニコニコ動画でゲーム実況を開始。2013年から漫画投稿もおこなう。現在もSNSで毎日18時半に漫画の投稿をおこなっている。前職はSE(システムエンジニア)。 2019年に「慢性骨髄性白血病(CML)」と診断されたことを公表。Twitter:@tomo_yuki2525 Instagram:tomoyuki1294

インターネットは「娯楽が溢れている存在」

さくマガ:
本日はよろしくお願いします。まずはじめに、ジョンソンともゆきさんが現在どのような活動をしているのか、教えてください。

ジョンソンともゆき:
よろしくお願いします。ウェブで漫画を描くことが多くて、毎日18時半にSNSへ漫画を投稿しています。手軽にサラッと読める楽しさを提供できればいいな、と思っているんです。

ジョンソンともゆきさん 漫画

▲ジョンソンともゆきさんが書いている漫画(出典:さくマガ)

ジョンソンともゆき:
あとはイベント会社でイベントの企画をお手伝いしています。最近では「マニアフェスタオンライン」というイベントのお手伝いをしました。

さくマガ:
イベント会社のお仕事もされているんですね。ジョンソンともゆきさんは2008年からインターネット上でいわゆるゲーム実況をされています。小さい頃からインターネットに触れてきた世代だと思うのですが「インターネット」とはどういう存在か教えてください。

ジョンソンともゆき:
2008年って僕が中学3年生のときなんですよね。地元が長崎の田舎なんですけど、そこには娯楽が全然ないんですよ。そんな環境なので、インターネットって僕にとっては「娯楽が溢れている存在」でした。面白いことが発信されているし、発信することもできるんですよね。完全に別の世界という感じでした。

100日間、毎日漫画を投稿

さくマガ:
中学生の時からゲーム実況されてるということですね。その後、2013年から漫画投稿をされています。漫画を描こうと思ったきっかけを教えてください。

ジョンソンともゆき:
2013年には地元を離れて静岡の大学に通っていたのですが、そのときに「意外と何もやっていない」ことに気づいてしまったんです。何かひとつでも新しいことに挑戦しておきたいと思って、とりあえず漫画に挑戦してみました。

そのときから、毎日投稿は意識してましたね。最初は4コマ漫画から描きはじめたんですけど、インターネットにあげた日から100日間、毎日投稿することをやりました。

さくマガ:
100日後に完結した某漫画みたいですね。最近は1コマ漫画を描くことが多いですが、アイデアを考えてから描き終わるまでにどのくらいの時間がかかるのでしょうか?

ジョンソンともゆき:
ネタを考えてそのまま書くっていう流れじゃなくて、ネタと描く時間は完全に分けているので、正確な時間は分からないです。単純に描くだけだったら10分から15分くらいですかね。ネタをストックしておいて、そのなかから選んで描いているイメージです。

ネタを考えることが好きなので、ストックだけで100個以上あると思います。

さくマガ:
そんなにストックがあるんですね。ジョンソンともゆきさんは、どのようにして企画を考えているのでしょうか?

ジョンソンともゆき:
企画の考え方は結構、いろいろな人から聞かれるのですが、明確な答えがないんですよね……。でも、脳内の活動が10割動いてるとしたら、3割ぐらいは常にネタのことを考えている状態です。

生活をしていて、これちょっと不思議だな、変わっているなって思ったらすぐにメモします。そこから、広げていきますね。

あとは映画が好きなので、映画を観てますね。特にホラー映画をよく観ます。ホラー映画の驚かせる手法が、参考になるんです。

漫画だけで言えば、シチュエーションを裏切る形のものが多いので、いろんなシチュエーションを自分の中に頭の中にストックしています。そこから企画が生まれることもありますね。

ジョンソンともゆきさん 画像①

▲出典:さくマガ

継続するためのコツは「精神的な余裕」

さくマガ:
会社勤めをしながら、漫画を描いたり、YouTubeを公開していますが、忙しいなかでも継続するためのコツを教えてください。

ジョンソンともゆき:
コツは精神的な余裕ですかね。先ほどお話しした、ストックが100個あることも精神的な余裕に繋がります。余裕があれば、もうひとつ先の企画を考えることにも繋がりますから。

継続することが大事だと思っているので、常に更新し続けることがインターネット上で活動するうえでは重要だと思います。例えば、はじめて自分のことを知ってくれた人が僕のSNSなどを見て、最後の投稿が1か月前とかだったら、その時点で追いかける気がなくなると思うんです。

毎日投稿は、自分のことを知ってもらうためにも大切なことですね。

さくマガ:
YouTubeの「過去にバズった漫画を分析して、またバズる挑戦します」でも語っていますが、Twitterをしっかり分析して投稿をされています。2020年11月現在(※取材当時)のバズりそうなトレンドはなんでしょうか?

ジョンソンともゆき:
Twitterだと新しく「Fleet(フリート)」が追加されたじゃないですか。この機能を使ってみんな何かできることを探しているのかな、と思いますね。なにがバズるんですかね? 逆に知りたいです(笑)。

分析することが好きなんですよ。数字とかグラフとか大好きです。Twitterで投稿しはじめた最初の頃は、自分が投稿した漫画のインプレッション数などを全部エクセルに入力して、データを取ってました。投稿してから24時間後でどういう変化があるのかを分析してましたね。

データがたまっていくのが、すごく好きなんです。

会社の健康診断で病気が分かった

さくマガ:
会社の健康診断で2019年5月に慢性骨髄性白血病(CML)と診断され、現在も治療中とのことですが、あらためてどういう病状なのか教えてください。(※さくマガ編集部記:病状の詳しい説明については国立がん研究センターのホームページをご覧ください)

ジョンソンともゆき:
10万人に1人がなる難病です。白血球の数が正常な人の10倍、20倍に膨れ上がっていく病気ですね。白血球の数が正常値で低くて3000、高くて8000くらいらしいんですけど、自分の場合は白血球の数が10万でした。

診断を受けたときはずっと熱が下がらない状態で、3日間くらい高熱で寝込んでいた状態だったんです。ただの風邪だと思っていたので、熱の状態で健康診断を受けたら、そりゃ異常値でるでしょって思っていたんですけど、逆でしたね。体に異常が起きてるから熱が出ていたんです。

さくマガ:
服薬さえしっかりとすれば大丈夫、と事前にお聞きしています。

ジョンソンともゆき:
そうですね。「白血病」という言葉だと非常に怖く感じますが、薬さえしっかり飲んでおけば、白血球の数を抑えられます。

健康診断を受けてなかったらどうなっていたか分からないので、本当に健康診断を受けて良かったなと思いますね。

ジョンソンともゆきさん 画像②

▲出典:さくマガ

ジョンソンともゆきさんの「やりたいこと」

さくマガ:
本当に、会社の健康診断はしっかり受けたほうがいいですね。今後やりたいと思っていることを教えてください。 また、やりたいことを実現するためにおこなっている努力があれば教えてください。

ジョンソンともゆき:
いまは「ウェブ漫画家」という肩書がわかりやすいと思っているので、そう名乗っていることが多いです。ただ、肩書に固執しているつもりはまったくないんですね。

ネタや企画を考えることが好きなので、そういったところに活動の場を広げていって、クリエイターとして挑戦できる幅を広げていきたいと思っています。それを実現するために、こうしたインタビューで自分の顔を出してアクティブに活動していることをアピールしたり、仕事をしているイベント会社で、勉強をさせていただいています。

一歩一歩、自分ができることを経歴として積み上げていこうと思っています。

さくマガ:
ジョンソンともゆきさん、ありがとうございました!

(執筆&企画:川崎博則 編集:武田伸子 提供元:さくマガ

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