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ファクタリングってそもそも何なの?「借りない資金調達」をプロが解説

ファクタリング=借りない資金調達?
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「ファクタリング」というサービスをご存じですか?

「ファクタリングは資金調達に役立つサービスである」というのは何となく知っている方もいるかもしれません。しかし、改めてファクタリングの仕組みについて聞かれると、あまり良く分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ファクタリングを使った事がないフリーランスに向けて、分かりやすくファクタリングとはどういったものか解説します。

是非最後までお読みください。

ファクタリング情報センター
ファクタリング情報センター

ファクタリングを安心してご利用いただくためのファクタリング情報メディアです。ファクタリング会社での勤務経験を持つ運営メンバーが、ファクタリング会社公式HP、直接取材、金融庁、法務省のHP等、信頼できる情報ソースを元に、資金調達に強い行政書士の監修を受けた上で情報を発信しています。

ファクタリングとは

ファクタリングとは、「請求書の金額を受け取る権利」をファクタリング会社に売却することで、その請求書の支払期日よりも前に現金を受け取れるサービスです。(この「請求書の金額を受け取る権利」を専門用語で「売掛債権」といいます。)

そのため、ファクタリングは以下の状況下で役立ちます。

  • すぐに現金が必要だが、手元にお金がなく請求書だけあるとき
  • 支払い期日がかなり先の請求書があるとき

通常、請求書(売掛債権)は現金化されるまでに1~3か月ほど時間がかかります。相手方に商品やサービスを提供し、実際に支払いされるまでにタイムラグがあるためです。

手持ちのお金に余裕があれば入金日まで待つことができますが、入金まで期間が長いとその間の資金繰りに困る場合があります。

とくに「突然大きなビジネスチャンスがやってきたが、手元に現金がないため外注費が出せず見送らざるを得ない」といったシーンで、ファクタリングは大活躍してくれます。

ファクタリングの仕組みと流れ

フリーランスがファクタリングを利用するときの仕組みを分かりやすく説明すると、下記の図のようになります。

  1. あなたが取引先にサービス等を提供し、売掛債権がある状態になる
  2. ファクタリング会社に①の取引先への売掛債権を売却する
  3. ファクタリング会社が審査し、問題なければ手数料を引いた代金が支払われる
  4. 取引先があなたへ売掛債権の支払いをする
  5. 取引先から受領した代金を速やかにファクタリング会社へ送金する

気を付けたいのは④から⑤にかけての手順です。売掛債権をファクタリング会社に売却していたとしても、取引先から受け取る売掛債権の支払いは通常通り利用者へ一旦振り込まれます。

しかし、その振り込まれた金額を得る権利はすでにファクタリング会社へ売却しているので、速やかにファクタリング会社へ送金しなければいけません。

速やかに送金を行わない場合、当然トラブルの元になりますので注意しましょう。

ファクタリング会社側も「取引先が本当にあなたに請求書の金額を支払うか(④)」「あなたが本当に受領した代金を速やかに送金するか (⑤)」に重点を置いて審査します。

この2点に懸念があると判断されると、ファクタリング会社に買い取りを断られることもありますので気をつけてください。

ファクタリングの審査について詳しく知りたい方は下記記事もご参照ください。

ファクタリングのメリット

フリーランスがファクタリングを利用するときに覚えておきたい大きなメリットは主に3つです。

メリット1. 現金化が早い

ファクタリングは、融資など他の資金調達方法と比べて現金化までがスピーディーです。早ければ申請したその日のうちに現金化できます。

メリット2. 審査が通りやすい

ファクタリングは融資と比べて、圧倒的に審査が通りやすい特徴があります。

理由は、融資はあなたに対しての信用情報を重視して審査するのに対し、ファクタリングは取引先(売掛先)の信用情報を重視して審査するからです。

ファクタリング会社にとって一番重要なのは「買い取った売掛債権が支払い期日までにちゃんと支払われること」。そのため、たとえあなたが赤字であっても、売掛先企業が大企業や信用力のある会社であれば、好条件で買い取ってもらえる可能性が高いです。

これは信用情報が法人と比較して低くなりがちなフリーランスにとって、大きなメリットになります。

メリット3. 信用情報への影響がない

ファクタリングは請求書を現金化するものであり、借入のような負債に該当しないため、信用情報に影響がありません。

したがって、いざ銀行から融資を受けることになった場合でも不利にならずに審査を受けることができます。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングにはさまざまなメリットがありますが、同様にデメリットも存在します。

しっかりとメリットとデメリットを理解してから利用しましょう。

デメリット1. 手数料が発生する

ファクタリングもビジネスなので、当然手数料が発生します。

手数料相場としてはおおむね、売掛金の8~20%ほどです。たとえば100万円の請求書なら、92万円~80万円で買い取りされるイメージになります。

ファクタリングはすぐに資金調達できる反面、手数料は融資等と比較すると高くなりますので、計画的に利用しましょう。

デメリット2. 請求書ありきの資金調達方法

ファクタリングは請求書ありきの資金調達方法です。

売掛債権を買い取るサービスのため、そもそも請求書(売掛債権)がなければ資金調達できません。ならびに売掛債権以上の資金調達も望めません。

売掛債権以上の金額を資金調達したい場合は、融資など他の方法を検討しましょう。

デメリット3. 分割払いができない

ファクタリングを利用した場合、取引先からの支払いを受けた時点で速やかにファクタリング会社にその代金を支払う義務があります。

そのときに「まだ資金繰りが厳しいので分割払いしたい!」と考える方もいるかもしれません。しかしファクタリングでは基本的に分割払いを認めていないので注意しましょう。

理由としては、分割払いを認めてしまうと金利が発生したことと同義と見なされ、ファクタリング会社が貸金業法に抵触してしまう可能性があるからです。

分割払いを認めたり、分割払いを勧めてくるような業者は、闇金業者の可能性があります。

まとめ

ファクタリングは、あなたの「請求書の金額を受け取る権利」をファクタリング会社に売却し、その請求書の支払期日よりも前に現金を受け取れるサービスです。

手数料が融資と比較して高いため安易に利用するのはおすすめできません。しかし、急に現金が必要になった場合はに有効な資金調達方法です。もしそういった状況になりましたら利用を検討してみてはいかがでしょうか。

何かの参考になりましたら幸いです。

(執筆&提供元:ファクタリング情報センター 編集:北村有)

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