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【FP監修】フリーランス&個人事業主向けファクタリング8選|請求書があれば即日入金も可能!?

フリーランス/個人向けファクタリングサービス

なにかと資金繰りが苦しいフリーランスの事業運営。フリーランス協会が発表する『フリーランス白書2022』によると、コロナ禍で多くの取引や事業が自粛を余儀なくされており、ただでさえ収入や入金タイミングにバラつきのあるフリーランスに厳しい局面が続いています。

場合によっては、「入金予定の請求書はあるけど、手持ち資金がない!」「融資は決まっているけど、融資まで事業資金がもたない……」といった状況になっているかもしれません。そんなときに便利なのが「ファクタリング」です。

ここでは、フリーランス経験豊富なFPが、数あるファクタリングサービスのなかから厳選したおすすめの10サービスをご紹介します。

監修:齊藤颯人
監修:齊藤颯人

FP事務所『トージンFP事務所』代表、ファイナンシャル・プランナー。Workship MAGAZINEのマネー担当として、フリーランスや副業にまつわる記事の執筆・監修を行う。自身もフリーランス経験豊富で、当事者ならではの情報発信に強み。

【結論はこちら!】

フリーランス&個人事業主向けファクタリング比較一覧表

まずはじめに、今回ご紹介する10サービスのおもな特徴を一覧表にしてみました。お急ぎの方は、サービス名をクリックしていただくと該当サービスにジャンプします。(赤太字は掲載サービスのなかで最安/最も使い勝手が良い項目です)。

手数料 最短入金 買取可能額 必要書類
ペイトナーファクタリング 10% 10分 1万円~ 本人確認書類、請求書など
PayToday 1%〜9.5% 30分 10万円〜 確定申告書、入出金明細など
FREENANCE 3%〜10% 30分 1万円~ 場合により変化
QuQuMo 1%〜 2時間 制限なし 入出金明細、確定申告書など
olta 2%〜9% 即日 制限なし 本人確認書類、確定申告書など
GMOフリーランスファクタリング 9.5% 30分 1万円~ 本人確認書類、請求書
labol 10% 60分 1万円~ 本人確認書類、請求書など
ビートレーディング 2%〜 2時間 制限なし 通帳コピー、請求書など

ファクタリングとは

ファクタリングとは、「売掛債権(請求書)の買い取り」を意味するサービスです。特徴をカンタンに言えば、入金前の請求書を業者が買い取り、現金を振り込んでくれます。もともとは1990年代から法人向けに存在するサービスでしたが、近年では個人向けのサービスも増えてきました。

■ファクタリングの流れ1. ファクタリング会社がフリーランスから売掛金を買い取る 2. 取引先がフリーランスに報酬を入金する 3. ファクタリング会社に報酬を入金する

▲ファクタリング(2者間)の仕組み

フリーランスの報酬は、作業完了後すぐに支払われないもの。請求書の発行からお金が振り込まれるまで、1ヶ月〜数ヶ月の時間的なラグが発生します。この間に急な出費や報酬の未払いなどがあると、「報酬が入金される前に手持ちのお金がなくなっちゃう!」という事態になる可能性も……。このラグを埋めてくれるのがファクタリングです。

ファクタリングは違法なの?

「請求書の買取サービス」と言われると怪しさ満点に感じられるかもしれませんが、じつはファクタリング自体に違法性はありません。仕組みをかるく説明しましょう。

フリーランスが請求書を発行し、取引先に受理されている場合、フリーランスは取引先に対して「売掛債権(お金を請求できる権利)」を持っていることになります。

ファクタリングでは、フリーランスが請求書(売掛債権)をファクタリング事業者に売り、事業者は手数料を差し引いた額をフリーランスに振り込み。請求書記載の振込日にフリーランスのもとへ報酬が払われたら、フリーランスはファクタリング事業者に全額を振り込みます。

フリーランスは期日より早く現金を入手でき事業者は手数料収入を得られるので、お互いにメリットがあるわけです。

フリーランス&個人事業主向けファクタリング10選

ここからはおすすめのファクタリングサービスと、それぞれのポイントを詳しくご紹介します。

1. ペイトナーファクタリング:かんたん申請で入金まで最短10分【PR】

ペイトナーファクタリング

▲出典:ペイトナーファクタリング

運営会社 ペイトナー株式会社
取引形態 2者間ファクタリング
手数料 10%
最短入金 10分
買取可能額 1万円〜
必要書類 請求書、本人確認書類(※初回申請のみ)、口座入出金履歴またはサイトURLのどちらか一点(※任意書類)
特徴
  • 請求書をアップロードするだけのかんたん申請
  • 最短10分で振り込まれるスピード感
  • 手数料が一律10%

フリーランス向け報酬即日払いサービス『ペイトナーファクタリング』。請求書をアップロードするだけという手続きの簡単さと、最短10分で振り込まれるスピード感が魅力です。

料金体系もわかりやすく、どんな場合でも手数料は依頼金額の10%。最低手数料のみを掲載し、上限がわからないサービスも多いことを考えると、安心して利用できます。請求額の一部受け取りもできるため、手軽に利用できるのが嬉しいポイントですね。

また、一度審査で否認になったとしても、複数回申請可能となっています。

2. PayToday(ペイトゥデイ):AI活用で事務手続きを簡略化

PayToDayファクタリング

▲出典:PayToDay

運営会社 Dual Life Partners株式会社
取引形態 2者間ファクタリング
手数料 1%〜9.5%
最短入金 30分
買取可能額 10万円〜
必要書類
  • 個人:直近の確定申告書B一式、直近6か月分以上の入出金明細、請求書、本人確認書類
  • 法人:直近の決算書一式、直近6か月分以上の入出金明細、請求書、代表者の本人確認書類
特徴
  • AI活用により最短30分で審査完了
  • 買取可能額に制限なし
  • 最低手数料が1%

AI審査による手続き効率化が特徴のファクタリングサービス『PayToday(ペイトゥデイ)』。その名のとおり、即日振込がウリのサービスです。スマホからも申し込み可能と、手軽に利用できます。もちろん、契約の審査もオンラインのみで完結します。

手数料は1%~と、今回紹介するファクタリングサービスのなかで最安ライン最大でも9.5%とこちらも割安です最大90日後の債権(請求書)まで買取可能と、取引可能な期間が広いのも長所です。

3. FREENANCE(フリーナンス):フリーランス向けお金&保険の総合サービス

FREENANCE(フリーナンス)

▲出典:FREENANCE

運営会社 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
取引形態 2者間ファクタリング
手数料 3%〜10%
最短入金 30分
買取可能額 1万円~
必要書類 場合により変化
特徴
  • ファクタリングはFREENANCEの一部サービス
  • 損害賠償保険などと併用できる
  • FREENANCEを利用すればするほど手数料が下がる

『FREENANCE(フリーナンス)』は、フリーランス/個人のための「お金」「保険」のサービスです。

FREENANCEの特徴は、ファクタリングがサービス内に組み込まれており、損害賠償保険や所得保証制度などと併用できる点でしょう。

ファクタリングサービスとして見ても、手数料は3%〜10%と割安。さらにFREENANCEの機能を利用すればするほど手数料は下がります。

小規模な会社が多くなりがちなファクタリング業界には珍しく、大手のグループ企業が運営する点も強み。損害賠償保険や所得補償保険などに興味があり、同時にファクタリングによる資金調達も考えている方におすすめです。

4. QuQuMo(ククモ):最安1%の手数料で資金調達が可能

QuQuMo

▲出典:QuQuMo

運営会社 株式会社アクティブサポート
取引形態 2者間ファクタリング
手数料 1%〜
最短入金 2時間
買取可能額 制限なし
必要書類
  • 見積もり:保有する全銀行口座の入出金明細直近3ヶ月分、開業届or確定申告書一式、健康保険書、請求書
  • 契約時:本人確認書類
特徴
  • 手数料が1%~
  • 金額の制限がない
  • クラウドサインを使った電子契約が可能

『QuQuMo(ククモ)』の特徴は、最安1%~の手数料設定です。業界最安ラインの手数料に加え、買取可能額の制限もありません。

また、GMOあおぞらネット銀行の与信管理サービス「預金債権保全くん」や弁護士ドットコムの電子契約サービス「クラウドサイン」などを活用しており、手続きのスムーズさや不測の事態に際しての安心感もバッチリです。

5. olta(オルタ):AIを活用したオンライン完結サービス

olta

▲出典:olta

運営会社 OLTA株式会社
取引形態 2者間ファクタリング
手数料 2%〜9%
最短入金 即日
買取可能額 制限なし
必要書類 本人確認書類、確定申告書、入出金明細、請求書
特徴
  • 2者間ファクタリングとしては業界最安水準の手数料
  • 見積もり結果は24時間以内に通知

オンライン完結型ファクタリングサービスの先駆けである『olta』。その証拠に、中小企業経営者・個人事業主が選ぶオンライン型ファクタリングサービスで第1位を獲得しています。

利用手数料は業界最安水準の2%〜9%。AIによる審査が導入されているため、見積もり結果が24時間以内に知れるのも嬉しいですね。

請求書の一部買取や見積もり後のキャンセルにも対応しており、非常に使い勝手の良いサービスです。

6. GMOフリーランスファクタリング:GMOのファクタリング特化サービス

GMOフリーランスファクタリング トップページ

▲出典:GMOフリーランスファクタリング

運営会社 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
取引形態 2者間ファクタリング
手数料 9.5%
最短入金 30分
買取可能額 1万円〜
必要書類
本人確認書類、請求書
特徴
  • 必要書類が少ない
  • 手数料が一律9.5%
  • スピード感が早い

『GMOフリーランスファクタリング』は、フリーランス・個人事業主に特化したファクタリングサービスです。会員登録不要、30分審査、一律9.5%の手数料と好条件をそろえており、バランスの良いファクタリングサービスといえます。

同じGMOグループの提供するファクタリングサービス『FREENANCE』との違いは、ファクタリング特化サービスゆえのスピード感にあります。会員登録が不要で審査・振り込みスピードが非常に速いため、速度重視の方はこちらがおすすめ。

反対に、FREENANCEの提供する保証・保険サービスは利用できないため、そちらに魅力を感じる方はFREENANCEを選びましょう。

7. labol(ラボル):一律10%の手数料で安心

labol

▲出典:labol

運営会社 株式会社ラボル
取引形態 2者間ファクタリング
手数料 10%
最短入金 60分
買取可能額 1万円〜
必要書類
本人確認書類、請求書、取引を示すエビデンス(取引先とのメール、Slack)
特徴
  • 必要書類が少ない
  • 24時間365日振り込み対応
  • 手数料が一律10%

『labol(ラボル)』は、フリーランス・個人向けのサービスです。設立は2021年ですが、東証プライム上場の株式会社セレスの子会社が運営しているため安心して利用できます

labolも手数料が一律10%で、必要書類が少ないサービスです。本人確認書類と請求書のほか、Slackやメール上で行った取引先とのやりとりだけで申し込むことができます。

手続きがネット上で完結し、24時間365日即時振り込み対応のため、すぐに資金を必要としている際におすすめです。

8. ビートレーディング:10年の店舗運営実績を誇る老舗

ビートレーディング

▲出典:ビートレーディング

運営会社 株式会社ビートレーディング
取引形態 2者間ファクタリング、3者間ファクタリング
手数料 2%〜
最短入金 2時間
買取可能額 制限なし
必要書類 売掛先からの入金が確認できる通帳のコピー(表紙付2か月分)、売掛債権に関する資料(契約書・発注書・請求書など)
特徴
  • 運営元に実績が豊富
  • 実店舗あり
  • 審査通過率98%

『ビートレーディング』は、設立10年を超え、東京・仙台・大阪・福岡に4店舗を展開する老舗のファクタリングサービス。設立から日が浅い会社が多いファクタリング業界において、10年間以上の事業運営実績は安心に直結します。

査定に必要な資料は2点のみで、審査通過率は98%と高い数値を誇っています。店舗を構える魅力として、オンラインだけでなく来社/訪問を通しての契約が可能です。

フリーランス&個人事業主がファクタリングを使うメリット

近年は多くのサービスが登場し、盛り上がっているファクタリング業界。しかし、ファクタリングを使うメリットには具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

メリット1. 資金調達スピードが上がり、資金繰りがラクになる

ファクタリングの特徴は、とにかく資金調達スピードが早いこと。融資やカードローンに比べると「請求書(売掛債権)」という強力な資金源があり、サービス側も売掛金回収のリスクが少ないです。そのため、比較的かんたんな審査で資金調達が実現できます。

資金調達の選択肢としてファクタリングがあれば、資金繰りはかなりラクになるでしょう。

メリット2. 信用情報への影響や取引先への通知がない

ファクタリングは借金ではないため、融資などと異なり信用情報に影響しません。万が一クライアントが倒産し、売掛金をサービス側に支払えなくなった場合も、基本的にフリーランス側に返済義務はないので、安心して資金調達ができます。

また、2者間ファクタリングを利用すれば、取引先に通知も届きません。ひっそりと資金調達をすることが可能です。

メリット3. 保証人や担保が不要

融資などの場合、保証人を立てたり、担保を必要とされたりする可能性があります。しかし、ファクタリングの場合はこうした要求がないケースもほとんどで、資金調達のリスクは低めです。

また、借金とは異なるため、ブラックリスト登録されていたり、税金の滞納などがあったりする場合もファクタリングを利用できるケースがあります。

フリーランス&個人事業主がファクタリングを使うデメリット

低リスクかつ素早い資金調達が特徴のファクタリングですが、当然デメリットもあります。融資やカードローンなどと比較した際のデメリットを整理しましょう。

デメリット1. 調達額に対する手数料が高い

ファクタリングのデメリットは、ほかの融資方法と比較した際の手数料が高くなる傾向にあることです。ファクタリングは借金ではないため、貸金法などによる手数料の制限がありません。融資の場合は最大でも年利が20%なので、ファクタリングのほうが手数料が高くなりやすいです。

また、平均的なファクタリングの手数料と金融機関の融資を比較しても、ファクタリングのほうが高い傾向にあります。資金調達コストは高くつくと考えてください。

デメリット2. 請求書の金額内でしか資金調達ができない

ファクタリングは、請求書の内容をベースにした資金調達方法です。ウラを返すと、請求書の請求金額を超えた資金調達はできません。調達できる資金額は人によって変わり、上限が厳しいと見ることもできます。

当然、事業をグロースさせるための資金調達などには向かず、用途がそれなりに限定されてくる資金調達方法といえるでしょう。

デメリット3. 悪徳業者が多い

融資やカードローンに比べると後発のサービスであるファクタリングは、どうしても事業者の質が低い傾向にあります。融資なら日本政策金融公庫、カードローンならメガバンクのように信頼できる公的機関、大企業が展開するサービスも少ないです。

また、借金ではないという側面から、貸金法などの法律による規制も少なくなります。悪徳事業者が増えやすい業界であり、目利きを誤ると大損する可能性があるのはデメリットです。

フリーランス&個人事業主のファクタリングサービスの選び方

ここまで、数多くのファクタリング業者を見てきました。しかし、似たようなサービスが大半で、「どうやってファクタリングサービスを選んでいいか分からない……」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、FPの目線でファクタリングサービスの選び方を解説します。

選び方1. 手数料で選ぶ

なんと言っても、手数料が安いサービスを選ぶに越したことはありません。仮に50万円の請求書を買い取ってもらう場合、手数料2%なら1万円、手数料20%なら10万円と、手数料額が大きく変わるからです。

ただし、注意したいのは手数料額の表記。「最低◯%~」「業界最安水準」とアピールしておきながら、実際は高額の手数料が発生するケースもあります。手数料を重視する場合、手数料の上限を公開しており、かつ上限額が低いサービスを選ぶのがおすすめです。

選び方2. 入金日数で選ぶ

ファクタリングの利用を検討するシーンでは、一刻も早い資金調達が必要な可能性が高いです。必然的に。入金までの日数は重視すべきでしょう。

「最短即日」をアピールするサービスは多いですが、この表記はあくまで最短の場合。「実際は何日かかるのか」を審査フローの複雑さや口コミなどから判断してみましょう。なお、AIなどを審査に活用しているサービスの場合、テクノロジーの力により審査時間が短縮され、入金日数が早まる傾向にあります。

選び方3. 手続きのカンタンさで選ぶ

ファクタリングの利用には審査が発生する都合上、サービス運営者に提出する書類が必要です。しかし、提出が必要な書類はサービスによってさまざま。基本的には、提出書類が少ないサービスを選ぶのがおすすめです。

また、審査や申し込みの方法も異なり、完全オンラインのサービスから対面での面接を要するサービスまであります。当然オンラインサービスがおすすめですが、同じ完全オンラインでもフォームや活用ツールの質によって手続きのスムーズさは変わるため、サービスの使用感も重要になります。

選び方4. 運営会社、実績で選ぶ

フリーランス向けのファクタリングサービスは歴史が浅く、さまざまな会社がサービスを展開しています。またビジネスの性質上、どうしても悪質な企業が多く、闇金まがいの事業を行っているケースもないとは言えません。

信頼できるサービスを探すためには、口コミやサイト上の情報だけでなく、「運営会社」「運営実績」を見てみましょう。運営会社が大手企業で、身元がハッキリしていれば悪徳サービスの可能性は減ります。また入れ替わりが激しいファクタリング業界で10年以上事業を運営できれば、顧客の信頼を勝ち取っているサービスと考えてもいいでしょう。

さらに、運営会社の人たちがメディアなどに多く出演していたり、公的機関と連携していたりすると、信頼性はますます高まります。

「2者間ファクタリング」と「3者間ファクタリング」の違い

ファクタリングサービスは、大きく分けて以下の2種類が存在します。

  • 2者間ファクタリング
  • 3者間ファクタリング

ここでは、2つのファクタリングの違いについてご紹介します。

2者間ファクタリング 3者間ファクタリング
取引先への通知 なし あり
手数料(目安) 10%〜 1%〜
振り込みスピード 最短即日 数日以上

違い1. 取引先への通知

2者間ファクタリングは、申込者とファクタリング会社の2社だけで取引を完結するファクタリング手法です。取引先には通知されないため、「ファクタリングサービスを取引先に知られるのはちょっと……」という方におすすめです。

対する3者間ファクタリングは、申込者、取引先、ファクタリング会社の3社が関与してファクタリング手続きを進める手法です。取引先を絡めるため、当然取引先にはファクタリング利用が通知されます。

(※ただし2者間ファクタリングでも、ヒューマンエラーやファクタリング会社の責任の範囲外となる事情で、取引先にファクタリングの事実が知られてしまうケースもあります)。

違い2. 手数料

2者間ファクタリングの場合、基本は10%~が手数料の相場です。ただし、売掛債権の状況や申込者の審査状況によって手数料が大きく増減します。

3者間ファクタリングでは手数料が1%~と比較的割安です。2者間ファクタリングよりもサービス業者が抱えるリスクが低いのが、低価格の理由です。

ただし、近年は2者間ファクタリングサービスも進化しており、3者間ファクタリングサービスと変わらない手数料でサービスを運営する企業も増えてきました。手数料の差は少なくなっているといえます。

違い3. 振り込みスピード

ファクタリングの振り込まれるまでの期間は、2者間ファクタリングであれば最短即日。取引先の介入がないため、スピーディな振り込みが可能です。

一方で取引先とのやり取りのある3者間ファクタリングの場合は、手続きに数日以上かかります。また3者間ファクタリングは手続きも多く、手間がかかるケースも多いです。

2者間ファクタリングと3者間ファクタリング、結局どっちがいいの?

基本的には以下の基準でサービスを選ぶとよいでしょう。

  • 2者間ファクタリング:
    取引先にファクタリング利用を知られるのを防ぎ、即日の資金調達など「手軽さ」「時間」を優先する場合におすすめ
  • 3者間ファクタリング:
    「手数料の安さ」を優先する場合におすすめ

ただし、そもそも個人向けのファクタリングサービスは2者間ファクタリングが圧倒的に多く、手数料の差もなくなってきているので、基本的には2者間ファクタリングを選ぶのがおすすめです。

また、同じファクタリング形態でも業者によって対応スピードや手数料、買取可能額、その他審査の流れなどはバラバラ。ファクタリング形態だけでなく、サービス全体を見て検討しましょう。

おわりに

ファクタリングは用途こそ限られますが、「すぐにまとまったお金が欲しい」というニーズに応えてくれるサービスです。一方、発展途上なジャンルのためサービスの質にもバラつきがあり、ユーザーの目利き力が重要になってきます。

今回の記事を参考に、どのファクタリングサービスを利用するか検討してみてください。

(執筆&編集:Workship MAGAZINE編集部 監修:トージンFP事務所

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