エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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小さなミスで大きく傾いてしまう、スタートアップ企業。
なかでも製品やサービスに関わる間違いは、一度起こすとそれだけで利益を大きく損ない、ときには企業が倒産してしまう場合も。そういったケースは、一般の人が想像しているよりも多く起こっています。
今回は、スタートアップ企業における致命的かつ一般的な3つの間違いと、失敗を防ぐ方法をご紹介します。
スタートアップ企業がもっとも犯しがちな間違いは、製品やサービスを作ってからマーケティングを始めることです。
技術やビジョンが先走り、何年もかけて製品やサービスを作ったとしても、それが世間に求められていなければ、つまり売れなければ、事業を継続できません。
製品やサービスを作ったあとに需要がないことが判明すると、時間や資金だけでなく、起業家や開発者自身のエネルギーすらも失われてしまうことも。
製品やサービスを作る前に、ターゲットとなる顧客の意見を聞きましょう。
データや統計に基づいてニーズを推し量るだけでなく、顧客自身に悩みを聞いたり、製品やサービスの説明をしたりしてリサーチを行い、本当に需要があるかどうか見極めるのが大切です。
リサーチの手法はさまざまですが、重要なのは実物を作る前に「売れる」と確信できるだけのデータを集めること。製品やサービスを作るのは、マーケティングリサーチを行なった後です。
「多くの人に買ってもらいたい」という気持ちから、ターゲットを絞らないこともよくある間違いです。
たしかに製品やサービスは、多くの人に買ってもらうのが理想です。しかし、最初から幅広い層をマーケティングの対象にすると、競合他社も多くなり、それに伴って顧客の獲得も難しくなります。
まずは特定のグループを対象にして、製品やサービスを売り込みましょう。
競合他社がターゲットにしていないニッチな領域を見つけ、ニーズを分析し、製品やサービスを開発すれば、顧客を獲得できる可能性が高くなります。
たとえその領域が小さくても、顧客一人ひとりが品質やメリットを実感してくれれば、口コミで評判が広がっていくはずです。
「安ければ売れる」という考えから価格を低く設定しすぎると、かえって売り上げが落ちる危険性があります。
値引きは顧客や利益を獲得するために有効だと思われがちで、実際にそういった側面もあるでしょう。しかし、品質を疑われ、定価で売れなくなるリスクも無視できません。
安くなければ売れないものを作るのではなく、競合他社が解決できないような問題を解決する「価値ある製品やサービス」を作りましょう。そして製品やサービスには、自社のブランドやコストに見合った適切な価格をつけましょう。
AppleやTeslaなどの一流ブランドは、セールをおこなわずに莫大な利益を得ています。顧客にとって本当に必要とされる製品やサービスを作ることができれば、顧客は独自の価値を見出して、相応の対価を支払ってくれます。
今回ご紹介したスタートアップ企業によくある間違いは、どれも一般的で、かつ事業に致命的なダメージを与えかねないものです。先人たちがこうした間違いを犯しているからこそ、あとに続くスタートアップ企業は学びを得て失敗を防がなければなりません。
新しい事業をはじめるなら、まず需要を確かめてから製品やサービスを作り、ターゲットを絞り込んで、適正価格で販売しましょう。
(執筆:Raisul Islam 翻訳:Asuka Nakajima 編集:泉 提供元:UXPlanet)
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