Workship MAGAZINE書籍化第3弾!#ADHDフリーランス の新常識 他
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CESとは、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーの略で、毎年アメリカで開催される、テクノロジー業界の最新情報が集結する見本市のこと。業界にとっては注目のイベントです。
今回は、IoT業界のリーディングカンパニーである「IoT For All」が注目した6社の取り組みをご紹介します。
OCF団は、オープン・ コネクティビティー・ファウンデーションの略で、IoT業界における数百社ほどの企業が入っている団体です。OCF団の理念は、メーカーと関係なく、各デバイスの相互運用性を明確にすることです。そのうえ、IoTの企業のために、OCF団がよくオープンソースコードやデータモデルなどを提供しています。
スマートホームとは、家電製品をつなぎ、家をホームオートメーションシステムで制御する仕組みのこと。CESでは、OCF団がSamsung社とLG社の製品を使い、スマートホームを展示しました。普通は異なるメーカーの製品を同時に使うことはできませんが、OCF団が公認している機械であるため、複数社の製品を連携させることができました。
Greenwave Systems社は、電気通信会社に技術を提供している、IoTと大きく関わっている大手企業です。Greenwave Systems社はCES 2018でAXON Predictというリアルタイムでデータを収集できるアナリティクスツールを発表しました。
AXON Predictを通して、数多くのデータを活用することにより、リアルタイムで確実なデータを入手できます。
AXON Predictを使うと、交通業界のコンテナ船の荷物の品名までも測定ができるため、生産管理の改善に活用できます。電子機器のチップにも導入できるため、開発者が正確にユーザーの行為を把握し、今後の製品開発にも活かせます。
IOTAS社とは、B2Bでスマートホームの技術を提供しているIoT企業のこと。
スマートホームをアパートや家などに導入すると、管理費が下がり、借り主の引っ越し率も減少します。IOTAS社のユーザーも他のアパートの借り主より長くアパートに住む傾向にあります。
今後、スマートホームの重要度が高くなるのでしょう。
LoRaは、少ない消費電力で広いエリアをカバーする無線通信方式の手法です。Kerlink社は、大規模でインドとアルゼンチンとニュージーランドの3ヶ国にLoRaを導入しており、業界のトップとして知られています。
CESのため、Kerlink社がSenet社という低原価のIoT製品の開発者と手を組み、ラスベガス限定のLoRaネットワークを開発しました。北アメリカではじめてできたGPSを使わないLoRaのネットワークでした。
デバイスの測定法はKerlinkのネットワークとスマートフォンから発信している場所の到着時間差によって計算しています。GPSほどの正確性はまだないため、50~100メートルの差を許されている場合に使えます。
ADT社というセキュリティー会社が、Reemo Health社という健康会社と手を組み、高齢者や治安が悪い地域に住んでいる人のためのスマートウォッチをリリースしました。
引用:ADT
普通のスマートウォッチの機能に加え、無線充電のサービスと緊急時にADT社に連絡を取れる仕組みがウォッチに入っています。ADT社に連絡を取るには、コールセンターの画面をスワイプし、画面を押すだけで会社につながります。そのため、ウォッチを通話デバイスとして使えるのです。
そして、他の健康系のBluetoothデバイスやアプリなどに連携できます。業界の安全法にも従っているため、ユーザーの個人情報が暗号化されています。
Taoglas社とは、通信方式のデバイスや、LoRa関連のデバイス、GPS、Bluetoothなどの仕組みのためのアンテナを開発している企業のこと。
IoTにおいて、モノを小型化することが重要となるため、環境の周波数に合わせているチップに注目が浴びています。Taoglas社が開発したTerrablast 2.4 GHzは、陶芸品より軽く、耐衝撃性が高いです。Taoglas社はTerrablast 2.4 GHzの多様性を試すには、39階のビルからチップを投げる動画を撮り、YouTubeにアップしました。
(翻訳:Jordan Colston)