エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
- ITエンジニア
- 副業
この記事では、Clubhouse(クラブハウス)の使い方から注意事項、流行している理由、Clubhouseの歴史、小ネタまでをご紹介します。
この記事さえ読めば、あなたもClubhouseマスター!
目次
音声版Twitterともよばれる『Clubhouse』。雑談のような感覚でユーザー同士で会話したり、誰かの会話を聞いたりできる音声ベースのSNSです。
ラジオのように楽しめるほか、友人との雑談や会社の講演にも利用できる自由度の高いアプリです。
Clubhouseの基本的な使いかたをご紹介します。
Clubhouseに登録する方法は2つあります。
招待制度が特徴のClubhouseですが、運営者は「できるだけ早く、全ての人々にオープンにするために取り組んでいます」と語っており、招待制度は今後なくなる見込みです。
☆注意点
- Clubhouseが利用できるのは18歳以上です。
- 本名の登録は必須です。ニックネームは後で設定できるので、最初は本名で登録しましょう。ニックネームで登録した場合、アカウントが削除されることがあります。
- 2021年1月現在、Clubhouseが利用できるのはiPhoneのみです。
Clubhouseを始めたら、まずは興味のある人やClub(グループ)をフォローしましょう。Clubとは特定のトピックに興味がある人の集まりです。
アカウント登録をするとき、つながりのある人やオススメの著名人をClubhouseが紹介してくれます。またホーム画面左上の虫眼鏡のアイコンからでも、フォローする人やClubを探せます。
Clubhouseのホーム画面には、会話が行われている「room」が表示されます。
表示されるroomは、フォローしている人が開催していたり、参加していたりするもの。roomをタップすることで、入室し会話を聞けます。
roomは以下のような構造です。
会話に参加したい場合は、右下の挙手ボタンをタップ。部屋の主催者であるモデレーターが許可すれば、スピーカーとして会話できます。
また、モデレーター側から会話に誘われる場合も。参加したい場合は「Join as speaker」、参加したくない場合は「Maybe later?」をタップしましょう。
スピーカーからオーディエンスに戻りたい場合は、「Move to audience」をタップ、roomから退室したい場合は「Leave quietly」をタップします。
参加している部屋にフォロワーを呼びたいときは、最下部にある「+」をタップ。開いたウィンドウの右上のShareボタンから他のアプリやサービスにURLの共有できます。
☆注意点
挙手ボタンを押すたびに、モデレーターに通知されます。モデレーターが会話に集中できるよう、連打はやめましょう。
自らroomを主催したいときは、ホーム画面中央下の「Start a room」を押します。
roomは「Open」「Social」「Closed」の3つがあります。
またroomを作るときには、右にある「+」ボタンを押すことでroomのタイトルを決められます。話すトピックやテーマをあらかじめ明示できるので、同じ趣味の人を探したいとき、ひとつのテーマについて会話したいときなどは設定しましょう。
ホーム画面上部のスケジュールのアイコンから、roomの公開予約ができます。スタート日時や参加者をあらかじめ設定できたり、他のSNSにroomのリンクを共有できたりするので、トークイベントなどはスケジュールから作成するのがオススメです。
room開始後に参加者を会話に混ぜたい場合、参加者のアイコンをタップします。「invite speaker」で、参加者をスピーカーに招待することが可能です。
スピーカーを会話の主催者にしたい場合は、スピーカーのプロフィールをタップ後「Make a moderetor」を押すことで「主催者(モデレーター)」に変更できます。モデレーターは参加者をスピーカーに変更できるなどの権限が与えられるため、roomの運営を任せたいときに利用しましょう。
現在Clubhouseはアプリから退会する方法がありません。退会するためには、運営にメールする必要があります。
この項目では、退会する手順、退会メールのテンプレート文をご紹介します。
運営にメールを送るにはまず、Clubhouseに自分のメールアドレスを登録する必要があります。メールアドレスの登録手順は以下です。
メールアドレスを登録後、運営「support@joinclubhouse.com」宛に退会メールを送ります。現在Clubhouseは英語対応のみなので、メールも英語で書かなければなりません。
以下にテンプレートを用意したので、ぜひご活用ください。
宛名:support@joinclubhouse.com
件名:[Request] I would like to delete my account
本文:I would like to request for deleting my account.
my username, email, and phone number are following that.・username: 〇〇
・email: 〇〇
・phone number: 〇〇
☆退会時の注意点
- 削除をリクエストしてから少なくとも30日間は、同じ電話番号で再登録できません
- 再度登録するのは、以前紹介してもらったユーザーとは別のユーザーから招待してもらわなければなりません
- 再登録する際に、同じユーザー名が使えるかは保証されていません
Clubhouseを利用するうえでの注意点を規約をもとにご紹介します。
主に注意しなければならないのは、以下のポイントです。
これらの項目は、Clubhouse公式のCommunity GuidelinesおよびRelease Notesから引用しています。(いずれも英語)
以下で詳しく解説します。
Clubhouseは、実名で登録する必要があります。ニックネームなどで初期登録をした場合、アカウントが削除される可能性もあるので、注意しましょう。
You must use a real name and identity on the service.
ニックネームは、実名とは別に設定できます。プロフィール画面で名前をタップ、「Add my cretor alias…」から設定可能です。
気をつけなければいけないのが、実名変更とニックネーム設定はそれぞれ一度しかできないという点。設定するときは覚悟しましょう。(筆者はニックネームを変更しようと思い、一度ニックネームを削除したところ、二度とニックネームを設定できなくなりました)
Clubhouseでは、記録行為が原則禁止されています。
録音はもちろん、メモに書き起こすのも禁止。またClubhouseでの会話内容を他のSNSで発信することもできません。
ただし、モデレーターやスピーカーが許可した場合に限っては、記録してもOKなようです。またスクリーンショットも違反ではありません。
会話内容の漏洩につながるなど、他の規約違反にならないように注意する必要があります。
2. record any portion of a conversation without the express written consent of all of the speakers involved
3. share information (on Clubhouse or elsewhere) that the speaker explicitly stated was to be treated as “off the record”
Clubhouseでは、差別的な会話や知的財産を侵害するコンテンツ、また、下品/猥褻/ポルノ的な会話などが禁止されています。
ただし、具体的にどんな言葉が禁止されているのかなど、明確なボーダーラインはありません。筆者が1週間ほど利用したなかでも、いわゆる下ネタを話すroomが何件かみられましたが、解散させられることもなく運営できていました。
他人が不快に感じない程度の会話であれば問題ないのかもしれませんが、Clubhouseでの会話は運営によって一時的に録音されているため注意が必要です。
engage in any conversation or otherwise upload any content that(中略)(vi) is unlawful, harmful, threatening, abusive, harassing, tortious, excessively violent, defamatory, vulgar, obscene, pornographic, libelous, invasive of another’s privacy, hateful racially, ethnically or otherwise objectionable;
Clubhouseは、18歳未満の利用が禁止されています。
また「国よって要求される場合はそれ以上の年齢が必要」という記述もあるため、成人年齢が20歳である日本では今後引き上げられる可能性もあります。
You must be at least 18 years of age to use Clubhouse (or older if required by your country).
日本で流行し始めた2021年1月末、ユーザーがお互いにフォローし合う「相互フォロー」を目的としたroomが多く見られました。
しかし、相互フォローを目的した部屋は、規約で禁止されています。roomの主催者含め、参加者もアカウント停止される恐れがあるので、注意しましょう。
Policy changes to improve feed quality. We’ve updated our Community Guidelines to prohibit (i) fake blue check marks and (ii) “follow for follow” rooms.
☆作業部屋・無言部屋は?
フォロー部屋と同じように、禁止されているという噂がある作業部屋や無言部屋ですが、規約にはそのような記述はありません。筆者自身、会話を一切しない作業部屋を5時間ほど主催しましたが、解散されることもペナルティを受けることもありませんでした。
商品やサービスの広告・宣伝は基本的に禁止されています。
とくにClubhouseの競合にあたる音声コンテンツは厳しく取り締まられるようなので、注意しましょう。
advertise or offer to sell or buy any goods or services for any business purpose that is not specifically authorized
Clubhouse内で多くの人にブロックされているユーザーは、アイコンに「!」マークが付きます。
多くの人にブロックされているとスピーカーや主催者が分かるため、スピーカーにあげてもらえなかったり、roomから追い出される可能性が高まります。
ブロックの原因となるような、人に不快感を与える言動に注意する必要がありますね。
Shared block lists: If there is someone who many people in your network have blocked, there will be a “!” icon on that person’s user profile to make you aware. This is personalized to you, and is intended to help you make decisions about when to follow someone or bring them up on stage.
2021年4月5日、Clubhouseは収益化機能「Clubhouse Payment」を発表しました。これにより、ユーザーは好きなクリエイター(スピーカー)にClubhouse内で送金できるようになります。現在、Clubhouse Paymentは少数のテストグループでテストされており、ほかのユーザーは段階的に利用できるようになる見込みです。
いま公開されているClubhouse Paymentの仕組みは以下です。
.@joinClubhouse 🤝 @stripe pic.twitter.com/u7kXXdPXU7
— edwin (@edwinarbus) April 5, 2021
▲Clubhouseの支払処理パートナーである『Stripe』のchief millennial officer、edwinのツイート。ユーザーのプロフィール画面から送金しており、手続きはかなりスムーズ。
この収益化機能の1番の特徴は、ユーザーが支払った金額の100%※がクリエイターに届く点でしょう。多くのプラットフォームと異なり、Clubhouseへの手数料は発生しません。クリエイターの大きな収入源になることが期待されます。
※決済手数料を除く
Clubhouse Paymentの一般公開がいつになるかは明らかにされていません。しかし、Clubhouseのブログには「すぐに全ての人に公開したい」とあるため、遅くとも2021年の間には公開されるのではないでしょうか。
なぜClubhouseは、爆発的なまでに流行したのでしょうか?
2021年1月末から2月にかけて、連日Twitterトレンドに上がるなど、大きく話題になったClubhouse。招待枠がフリマサイトで販売されるなどの騒動もありました。
しかし、話題にしているのは新しいもの好きだけではないか?という意見もあります。
そこで、認知率を実際のデータから見てみましょう。
上記の調査は、LINEを利用している日本全国の15歳~59歳の男女1054人のアンケートをまとめたもの。
全体の認知率は2割、もっとも流行している20代でも3割と明らかになりました。話題になっているというよりは、数値上は落ち着いた印象です。
しかし、日本で話題になりはじめたのが2021年1月24日前後だと考えると、その加速度的な流行具合が分かります。また、この後の2月2日にニュース番組「スッキリ」で紹介されるなどメディアからの露出が増加したため、現在は調査以上の数字になっていると思われます。
実際、この1週間後2月6日に行われた認知度調査では、認知は52%までのび2.7倍に拡大しました。
爆発的な流行から1ヶ月がたった2月27日時点の調査では、認知率は69%。国民の7割が知っているほど認知が拡大しました。
年代ごとの認知の差もあまり見られず、社会全体に浸透したともいえます。ここまでの調査を踏まえると、「Clubhouseは流行した」といっても過言ではないでしょう。
ただし、以下の表をみると、利用率が7%前後に留まっていたり利用経験者が20代〜30代に少し偏っていたりする傾向が見受けられます。そのため、TwitterやInstagramのように強い影響力があるプラットフォームだとは言い切れません。
日本全体での利用率はまだ低いですが、1〜2週間でユーザーが急速に増えたのはたしか。では、なぜClubhouseはこれほど流行したのでしょうか。
そこには大きく分けて、以下3つの利用があると考えられています。
Clubhouseが注目を集めた1月末、同じく注目を集めた言葉があります。それが、「FOMO(the Fear Of Missing Out)」。
これは「取り残されることへの恐怖」という意味で、「日々情報に触れていないと社会や友人から置いてけぼりにされるのではないか」という現代人の心理を表しています。
TwitterやInstgramなど従来のSNSに依存する理由としても述べられていた言葉ですが、Clubhouseが話題になった理由として、とくに言及されました。
大きな要因として、Clubhouseの招待制があります。ほとんどのユーザーが既存ユーザーからの招待で登録している現在、「招待されておらず、登録していないのは自分だけではないか? 自分だけが取り残されているのではないか」と感じる人もいます。
その感情から、SNSで「招待してほしい」と訴える人や反対に「興味がない」と主張する人が表れました。そのたびにClubhouseは認知を拡大する流れです。
また、登録してからもFOMOは続きます。リアルタイム配信かつ記録が禁止されているClubhouseでの会話は、正真正銘の「その場限り」。そのため「何かおもしろい会話を聞き逃すかもしれない」という心理が働きやすく、利用時間が長くなる傾向があるのです。
Clubhouseは、コロナ禍で失われた「雑談」の機会をWeb上に実現しているといわれています。その理由が、Clubhouseが持つリアルタイム性と双方向性にあります。
TwitterやInstagramなどの投稿型のプラットフォームと違い、リアルタイムにつながるClubhouseでは、その場の発言にあいづちを打ったり軽口を言ったりなど、テキスト化するほどではない発言を気軽に交わすことができます。会話の応酬をするその様子はまさしく雑談。現実社会で人と話す感覚に近いものを感じられるのです。
コロナ禍で人と話す機会の減った人の欲求を満たし、今回の流行に繋がったと考えられます。
現在Clubhouseは、音声配信サービスでもっとも話題を呼んだアプリといえるかもしれません。そもそもClubhouseが公開される以前から、音声配信市場は注目されていました。
音声配信サービス・ポッドキャストサービスは年々増加し、AppleやGoogle、Amazonが参入しているほか、国内でも『stand.fm』などのアプリが公開されるなど、誰がいち早く多くの市場シェアを獲得するか競争しています。
こうした音声市場の発展はワイヤレスイヤホン、とくに「AirPods pro」の普及と紐付けられます。AirPods proの外部音声取り込み機能は付けていないと錯覚するほど外部音が聞き取れるため、アメリカではずっと装着して生活している人もいます。日本でも多くの人が常時、イヤホンを付けるようになりました。こうして生まれた「耳の可処分時間」を狙い、さまざまな企業がサービス提供しています。
このような音声発信市場の潮流の中で、Clubhouseはその勢いを伸ばしたのだと思われます。
Clubhouseのこれまでの歴史をご紹介します。
Clubhouseの運営会社であるAlpha Explorationは、アメリカで2020年2月創業されました。
立ち上げたのは元Googleの2人、ポール・ダヴィソン氏とローハン・セス氏。会社を立ち上げた当初は『Talkshow』という音声配信サービスを運営していました。
創業してから2ヶ月後、『Clubhouse』がクローズドのベータ版としてリリースされました。リリース直後から投資家たちの間で話題になり、ベータ版の定員であった5000人はすぐにいっぱいに。
リリース直後からあらゆるニュースメディアに取り上げられるなど、海外での注目度は最初期の段階から高いものでした。
1月中旬ごろには日本のApp storeでも『Clubhouse』が公開されました。
IT業界から言及され始め、その後元AKB48で現在起業家の小嶋陽菜氏やお笑いコンビのEXIT、登録者400万人を超えるYouTuberの水溜りボンドが登録し、Twitterのトレンドに連日あがるなど話題をよびました。
今後の展開として注目されているのが、Clubhouseのマネタイズ。Clubhouseには現在、広告もなければ課金プランもありません。すべて無料で提供されています。
しかしClubhouseは今後、サブスクリプションやチップ、チケット販売などによって、クリエイターがClubhouse内で収益を得られる機能を導入する予定と述べています。ユーザーがクリエイターに課金するシステムが追加されれば、Clubhouseがその一部から手数料を得ると考えられます。
Facebook、Twitter、Instagram、TikTokに続く新たな主要SNSになる可能性があるClubhouse。そうなれば音声SNSとしてはかなりの快挙です。クリエイター側からみても、YouTubeのようにコンテンツを公開する新たなプラットフォームになる可能性があるため注目です。新たなインフルエンサーを生む土壌になるかもしれませんね。
この項目では、Clubhouse内で話せる小ネタから、ちょっとしたテクニック、利用するうえでの暗黙ルールをご紹介します。
「誰なんだろう」と気になるあのアイコン。
じつは、あのアイコンは実在しているClubhouseのユーザー。Clubhouseにはユーザーをアイコンにする文化があります。現在のアイコンは、実際にClubhouseを利用しているアメリカのシンガーソングライターのAxel Mansoor氏です。
アイコンは時期によって変わり、Axel Mansoor氏で5人目。日本で流行し始めた1月末はジャズギタリスト・アーティストのBomani X氏がアイコンでした。
アイコンに選ばれるのは、Clubhouseへの貢献度が高い人との噂。日本での流行をうけ、もしかするとあなたがアイコンに選ばれるかもしれません。
日本人で最初にClubhouseを始めたのは、シリコンバレー在住の起業家である山田俊輔氏です。
Clubhouseがローンチされた当日に登録した山田俊輔氏。クローズドベータ版に参加した、最初期ユーザー5000人のひとりです。
2021年2月現在、ひとつのroomに入れる定員数は約5000名と推測されます。
イーロン・マスクが2月1日に主催したroomは、開始後すぐに5000名を記録。満員と表示され入室できなくなりました。
Clubhouseで出会った外国人のかたから聞いた、暗黙のルールのひとつ。
スピーカーにあがった際、話を聞いているときはミュート、話すときだけミュートを解除するのが推奨されているそうです。
Clubhouseには「拍手」という文化があります。といっても実際に手を叩くのではなく、ミュートボタンを連打するというもの。
この操作をすると、アイコンの隣についているマイクマークが点滅します。これが拍手を意味するそう。
Clubhouseには「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?(笑)」と気になる人を2人きりの会話に誘える機能があります。
操作は簡単。お誘いしたい人のアイコンをタップし、その後「Start a closed room together」というボタンを押せば、相手をお誘いできます。
相手が許可してくれれば、roomから抜けて2人だけの部屋へ。思う存分、2人の会話を楽しむことができます。
友人と話したり、同じ趣味の人で繋がったり、ビジネスや政治の話を聞いたりと興味関心に合わせて自由に使えるClubhouse。
開催されているroomには「ピカチュウしかいない部屋」や「全員IKKOの部屋」など独特なものもたくさんあります。
ぜひ、いろんな楽しみ方を見つけてみてください。
(執筆:泉知樹 編集:北村有)
無料の作業通話アプリ『mocri』を2年間使ってみた。ぶっちゃけ、作業ははかどるの?
Workship MAGAZINE