ファクタリング手数料の相場って何%?手数料を抑えるコツも紹介

ファクタリングの手数料相場はいくら?

ファクタリングは、フリーランス・個人事業主の資金繰りをサポートしてくれる心強い味方。

利用する際には、できるだけ手数料を抑えて「手元に残るお金」をキープしたいものですよね。

そこで今回は、ファクタリングの手数料をテーマに解説。手数料を抑えるサービスの選び方も紹介していきます。

ファクタリングとは:
取引先からの売掛金(将来の支払い)を、ファクタリング会社に売却して、手数料を差し引いた金額を早めに受け取る仕組みです。簡単にいうと、未来に受け取る予定のお金を、今すぐ手に入れるためのサービスです。

ファクタリング手数料とは

ファクタリングにはなぜ手数料が発生する?

ファクタリング会社は、利用者が保有する”売掛債権”を買い取ることで、資金を提供してくれます。

しかし、ファクタリング会社は慈善事業ではありません。利用者から通常1%~20%程度の手数料を得ることで、事業として成立しています

ファクタリング会社側から見て手数料をもらう主な理由は、以下の3つです。

  • リスクの引受け:万が一売掛債権が回収できなかった際のリスクを負うため
  • 資金調達コスト:資金調達にコストがかかるため
  • 事務処理などの運営コスト:審査、契約、入金処理など、様々な事務処理が絡むため

このように、ファクタリング手数料には、ファクタリング会社が事業を行う上で必要なコストとリスクが反映されているのです。

ファクタリング手数料の相場は何%?

ファクタリングの手数料は、取引形態によって相場が異なります。

取引形態としては、「2社間ファクタリング」と、「3社間ファクタリング」の2つがありますが、一般的に2社間ファクタリングの方が手数料率は高くなる傾向があります。

取引形態

契約の結び方

手数料相場目安

2社間ファクタリング

利用者とファクタリング会社の2者間で契約を結ぶ

9~20%

3社間ファクタリング

利用者とファクタリング会社に、取引先を加えた3社間で契約を結ぶ

1%〜10%

2社間ファクタリングの場合、手数料相場の目安は「9~20%」で、3社間ファクタリングの場合「1%〜10%」となっています。

2社間ファクタリングは、ファクタリング会社が債権者と直接取引を行うため、信用リスクが低く、手続きが簡易な点がメリットです。

一方で、3社間ファクタリングは、債務者への通知が必要となるため、手続きが煩雑になる場合がありますが、手数料を抑えられる可能性があります

どちらのファクタリングが適しているかは、資金調達の目的や状況によって異なりますが、取引額が少額になりがちなフリーランスや個人の場合は「2社間ファクタリング」を使うのが一般的です。「3社間ファクタリング」は取引額の大きい法人で使われることが多いです。

【比較】ファクタリングサービス8社の手数料一覧

実際にファクタリングサービスを利用する際には、各社のサービス内容や手数料率を比較検討することが重要です。

ここでは、個人でも利用できて、かつ比較的手数料の安い、有名ファクタリングサービス8社の手数料を比較してみましょう。

サービス名 手数料 最短入金 取引形態 サービスURL
10% 10分 2社間 https://paytner.co.jp/factoring
10% 60分 2社間 https://labol.co.jp/
1%〜

9.5%

30分 2社間 https://paytoday.jp/
3%〜10% 30分 2社間 https://freenance.net/
1%〜 2時間 2社間 https://ququmo.net/
2%〜9% 即日 2社間 https://www.olta.co.jp/
9.5% 30分 2社間 https://freelance.factoring.inc/
2%〜 2時間 2社間/3社間 https://betrading.jp/

上記はあくまで一例で、手数料率や資金化までのスピードは、取引内容や信用力によって変動します。

上で挙げた以外にも多くのファクタリング会社が存在するので、自分の求めるスピード感や手数料をふまえた上で、サービスを選ぶと良いでしょう。

各ファクタリングサービスについては、以下の記事でくわしく解説しています。

ファクタリング手数料を抑える方法

ファクタリングを利用する際には、多くの人が「手数料を抑えるコツ」を気にするのではないでしょうか。

例えば100万円の取引で、「手数料が3%」だった場合支払うお金は3万円ですが、「手数料が20%」だった場合は、20万円を支払わなければいけず、手元に残るお金としては17万円の差が出てしまいます。

ここではファクタリングを賢く利用するために意識したい、手数料を抑える方法を4つ紹介します。

1. 複数のファクタリング会社に相見積もりする

ファクタリング手数料は、会社によって大きく異なります。そのため少しでも手数料を抑えるためには、複数のファクタリング会社に見積もりを依頼し、手数料率やサービス内容を比較することが重要です。

オンライン上で審査・支払いまで完結するサービスでは、比較的スピードが早く審査や見積もりを出してくれます。

Payなび」などの一括見積もりサイトなどを利用すれば、一度に複数の会社に見積もりを依頼することも可能です。

また、手数料とは別に、債権譲渡のための登記費用や印紙代などの諸費用が発生する場合もあるため、注意しましょう。

2. 3社間ファクタリングを利用する

手数料を抑える戦略の一つとして、3社間ファクタリングの利用があります。

3社間ファクタリングとは、ファクタリング会社が利用者と取引先の3社間で売掛債権の売買を行う方法です。

2社間ファクタリングと比較して、3社間の方が一般的に手数料が安いというメリットがあります。これは、取引先が支払いを保証してくれるため、ファクタリング会社のリスクが軽減されるからです。

しかし、3社間ファクタリングは取引先にファクタリングの利用を知られることになるため、場合によっては、取引に悪影響が出る可能性も否定できません。

そのため、利用する際には、取引先との関係性を考慮する必要があります。

3. オンライン完結型のサービスを利用する

オンライン完結型のファクタリングサービスは、インターネットを通じて申し込みから入金までを完結できるサービスです。従来型のファクタリングと比較して、時間と手間を大幅に削減できる点が大きなメリットです

従来型のファクタリングの場合、電話や対面での相談、書類の郵送など、多くの時間と手間が必要でした。

しかし、オンライン完結型のサービスであれば、24時間いつでもどこでも、パソコンやスマートフォンから簡単に申し込み手続きを行うことができます。また、審査に必要な書類もオンラインで提出できるため、郵送の手間もかかりません。

オンライン完結型のファクタリングには、『ペイトナーファクタリング』『labol(ラボル)』といったサービスがあります。

4. お得なキャンペーンを活用する

ファクタリング会社は、新規顧客獲得や利用促進のために、通常時よりもお得に利用できるキャンペーンを実施していることがあります

キャンペーンの例としては手数料が安くなくなるものや、キャッシュバックや、Amazonギフト券プレゼントなどが挙げられます。

これらのキャンペーンや割引制度は、常時実施されているわけではありません。こまめに最新情報をチェックし、お得なキャンペーンがあれば活用するのもおすすめです。

ファクタリング手数料を理解して賢く利用しよう

ファクタリングは、資金繰りの改善に役立つ便利なサービスですが、手数料が発生する仕組みや相場を理解しておくことが重要です。

ファクタリング会社を選ぶ際には、手数料に注目するだけでなく、信頼できる会社かどうかを見極めることも大切です。今回紹介したようなコツを活用して、賢く利用できると良いですね。

またフリーランスや個人事業主で、支払いサイクルの早い案件を探しているなら、フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』の利用がおすすめです!

▲出典:Workship

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(執筆:野風 真雪 編集:Workship MAGAZINE編集部)

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