フリーランスエンジニアのメリットとは?自由・収入・働き方を徹底解説

フリーランスエンジニアのメリットとは?自由・収入・働き方を徹底解説

デメリットとの違いも解説します。

会社員エンジニアとして働くなかで、「もっと自由に働けたら」「収入を増やしたい」と思ったことはありませんか?一方でSNSやブログでは「フリーランスエンジニアはやめとけ」という声も多く、本当のところはどうなのか気になる方も多いでしょう。

この記事では、フリーランスエンジニアとして働くうえで得られるメリットを具体的に整理し、デメリットもあわせて解説します。

私自身、現役エンジニアとして会社員とフリーランスの両方を経験してきました。その実体験をもとに、「フリーランスエンジニアだからこそ得られる本当のメリット」をわかりやすくお伝えします。

水無瀬あずさ
水無瀬あずさ

現役エンジニア兼フリーランスライター。ようやくSwitch2を入手!ずっと抽選に外れていたのですごく嬉しいけど、いきなり5万円の出費はなかなか痛い…!(note: @azasaz_a

フリーランスエンジニアとは?

フリーランスエンジニアとは、企業や組織に雇用されるのではなく、案件ごとに業務委託契約を結び、独立した立場で働くエンジニアを指します。正社員のように勤務時間や勤務地が固定されるわけではなく、仕事内容や取引先を自ら選べるのが大きな特徴です。

契約形態はプロジェクト単位の委託や時間単価契約などが一般的。報酬もスキルや実績によって変動するため、自分の努力や交渉次第では大きな収益を得られる可能性があります。一方で、社会保険や税務処理はすべて自己責任となるため、独立前に基本的な知識を押さえておく必要があります。

このようにフリーランスエンジニアは、「自由度の高さ」と「自己責任」を両立させながら、自分らしい働き方を築ける新しい働き方といえるでしょう。

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フリーランスエンジニアのメリット

フリーランスエンジニアとして働く大きな魅力は、会社員では得にくい自由度や収入面での可能性にあります。ここでは、実際に多くの人が独立を考えるきっかけとなる代表的なメリットを整理していきます。

フリーランスエンジニアのメリット

収入アップの可能性がある

フリーランスエンジニアの大きな魅力は、会社員以上の収入を得られる可能性がある点です。正社員のように給与テーブルに縛られないフリーランスエンジニアは、スキルや実績に応じて単価を高く設定できるため、成果を上げればすぐに年収が大幅に伸びるチャンスがあります。

特にAIやクラウドなど需要の高い技術、またはプロジェクト管理に精通していれば、月収100万円を超える高単価案件に参画することも可能です。プロジェクト単位で契約するスタイルのため、経験を重ねるほど過去の実績を強みとして単価交渉に活かせます。

また、自ら営業活動を行い継続案件を確保したり複数のクライアントと取引したりすることで、収入の柱を増やせる点も大きなメリット。技術力を磨きながら信頼関係を築くことで、安定性と高収入を両立できるでしょう。

働き方の自由度が高い

フリーランスエンジニアは、働く場所や時間を自分でコントロールできる点も大きな魅力です。会社員の場合は通勤や勤務時間が定められていますが、フリーランスエンジニアなら在宅やカフェでの作業も可能。ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現できます。

クライアントによっては「週3勤務」や「1日数時間」といった自由度の高い契約も選べます。家族との時間を大切にしたり、副業や新しいスキルの習得に充てたりと、働き方を自分でデザインできるのは嬉しいですね。

私はコロナ禍をきっかけにフルリモートへ移行しましたが、通勤がなくなったことで時間のゆとりを実感しました。働きながらも「いってらっしゃい」と見送り、「おかえりなさい」と迎えられる生活は、今や私にとって大きな喜び。時間をうまく調整しながら働けるおかげで、昨年は長男の高校受験をサポートする時間も確保できました。

案件を選べる

自分が取り組みたい案件を主体的に選べるのも、フリーランスエンジニアの大きな強みです。会社員のように部署や上司の指示でプロジェクトが決まるわけではなく、得意分野や興味のある技術に集中できます。最新のクラウドサービスやAI関連の開発案件など、新しい技術に挑戦したい人にとっては、大きな成長の機会となるでしょう。

自分のキャリアプランに沿って「フロントエンドに特化する」「インフラ構築を中心にする」といった方向性を描けるのも魅力。専門性を高めていけば高単価案件にも参画しやすくなり、スキルと収入の両立を実現できる可能性が広がります。

私は正社員時代、SESで客先常駐をしていたことがあり、人手不足の炎上案件に突然投入された経験があります。「明日からあっちに行ってね」とサラッと言われて、選ぶもなにもありませんでした。入ったら入ったで、しんどいし、帰れないし、やたら怒られるし…あの頃のことは今でも結構トラウマ。さすがに昔の話なので(15年ほど前)、今はそうした極端な現場は減っていると信じたいですが…。

フリーランスであれば、このような不条理なプロジェクトを事前に選別できるので、大きな安心感があると思います。

やりがいや達成感を得やすい

フリーランスエンジニアは、自ら案件を獲得し、納品まで責任を持って取り組むため、やりがいや達成感を強く感じやすい働き方でもあります。会社員では成果が見えにくいこともありますが、フリーランスエンジニアはクライアントとの距離が近く、自分の成果が直接評価される機会が多いです。

契約の最初から最後まで関与することで、案件が無事に完了したときの充実感は格別。「誰かの役に立てた」という実感は次の案件への大きなモチベーションとなりますし、あの「終わったあああ!!」という達成感は経験者だけが知る特別な喜びだと思います。

さらに、依頼が継続につながったり、新しい紹介を受けたりすることで、「信頼を勝ち取った」という確かな手応えを得られるのも魅力。努力が形となって返ってくる働き方だからこそ、フリーランスエンジニアはやりがいを実感しやすいと言えるでしょう。

フリーランスエンジニアのデメリット

フリーランスエンジニアには大きなメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットも存在します。ここでは、独立を検討する際に知っておきたい代表的なデメリットを整理し、あらかじめ備えるべきポイントを確認していきましょう。

収入が安定しないリスクがある

フリーランスエンジニアは案件ごとに契約を結ぶため、収入が安定しにくいという側面があります。会社員のように毎月決まった給料が入るわけではなく、案件が多い月もあれば少ない月もあるのが現実です。

特に独立してすぐの時期や景気の影響を受けやすい業種では、収入の波が大きくなりがち。そのため、ある程度の貯金を用意しておいたり、複数の取引先を確保したりすることが、リスクヘッジにつながります。

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社会保険・税金を自分で管理する必要がある

フリーランスエンジニアになると、社会保険や税金の管理をすべて自分で行わなければなりません。会社員時代は給与から自動的に天引きされていましたが、独立後は国民健康保険や国民年金への加入手続き、確定申告などを自力で進める必要があります。

慣れないうちは負担に感じやすいですが、会計ソフトを活用したり税理士に相談したりすることで負担を軽減できます。最初は煩雑に思えるものの、仕組みを理解すれば大きなハードルではなくなるでしょう。

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案件が途切れる可能性もある

フリーランスエンジニアは自ら案件を獲得し続ける必要があるため、常に仕事があるとは限りません。クライアントの予算削減や景気の変動によって、突然契約が終了してしまうケースもあります。案件が途切れると収入に直結するため、多くの人が不安を感じやすい部分かもしれません。

ただし、エージェントを活用したり営業活動を継続的に行ったりすることで、リスクを減らすことは可能です。定期的なスキルアップを心がけ、複数の取引先を持つことが安定につながるでしょう。

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孤独感やキャリアの不透明さがある

フリーランスエンジニアは一人で作業を進めることが多く、孤独を感じやすいのもデメリットの一つです。会社員のように同僚と雑談をしたり、上司からキャリアの方向性を示してもらったりする機会が少ないため、将来像が描きにくいこともあります。

また、技術の移り変わりが速いため、キャリアが時代に合わなくなる不安を抱える人も少なくありません。コミュニティへの参加や勉強会への参加を通じて人とのつながりを持ち、自分なりにキャリアをデザインする姿勢が求められます。

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フリーランスエンジニアに向いている人の特徴

フリーランスエンジニアとして活躍するには、技術力だけでなく、働き方に適した性格や姿勢も重要です。ここでは、フリーランスエンジニアに特に向いている人の特徴を整理し、独立を考える際の参考にしてみましょう。

自己管理が得意で主体的に動ける人

フリーランスエンジニアは勤務時間や進捗を管理してくれる上司がいないため、自分自身でタスクやスケジュールをコントロールする必要があります。納期に遅れれば信頼を失う可能性があるため、自己管理能力が非常に重要です。

案件獲得やスキルアップにおいても、待ちの姿勢ではなく主体的に行動できる人ほど成果を上げやすい傾向があります。自ら計画を立てて実行し、改善を繰り返せる人であれば、フリーランスエンジニアとして長く活躍できるでしょう。

技術やスキルを常に学び続けられる人

IT業界は技術の進化が速く、数年前の知識がすぐに古くなることも珍しくありません。特に生成AIが浸透しつつある昨今、知識を持っているだけでは生き残っていくのが難しく、どのように活用できるかが重視されつつあります。

フリーランスエンジニアとして活躍し続けるには、新しいプログラミング言語やツール、開発手法を学び続け、いかに業務につなげていけるかが重要です。特に成長分野にアンテナを張ることで、案件の幅が広がり市場価値も高まるでしょう。

自由と責任のバランスを取れる人

フリーランスエンジニアは自由度が高い一方で、成果物の品質や納期など、すべてに責任を負う立場でもあります。自己裁量で働けるからこそ、仕事を引き受けた以上は最後までやり切る姿勢が求められるのです。

自由を重視するあまり責任を軽視してしまうと、クライアントからの信頼を失い、次の案件につながらなくなるリスクがあります。そのため、時間を上手に使いながらも約束を確実に守れる誠実さが必要です。自由と責任のバランスを取れる人であれば、フリーランスエンジニアとして長く価値を発揮し続けられるでしょう。

チーム開発や営業経験を活かせる人

フリーランスエンジニアといえど、すべての仕事を一人で完結するわけではありません。大規模なプロジェクトではチームでの協働が求められることも多く、過去のチーム開発経験が大きな強みになります。

案件を獲得するには営業的な要素も欠かせないため、顧客対応や交渉経験がある人は有利です。技術力だけでなくコミュニケーション力やビジネス感覚を活かせる人は、フリーランスエンジニアとして安定した活躍が期待できます。

フリーランスエンジニアになるための準備

フリーランスエンジニアとして活動を始めるには、スキルや環境を整えるだけでなく、案件獲得のための準備や税務の知識も欠かせません。ここでは、独立をスムーズに進めるための基本的なステップを整理します。

フリーランスエンジニアになるための準備

1. 必要なスキルと技術の棚卸しをする

独立を目指す際には、まず自分がどの分野で価値を提供できるかを明確にすることが大切です。プログラミング言語やフレームワークのスキルだけでなく、開発経験や得意な業務領域を洗い出すことで、案件に応募するときの強みを示せます。

特に需要が高いAI関連やクラウドの技術を習得している場合は、強力な武器になります。スキルの棚卸しを行うことで自分の市場価値を把握し、必要な学習や強化ポイントを明確にできるでしょう。

2. 案件獲得に役立つポートフォリオを作成する

フリーランスエンジニアにとって、ポートフォリオは案件獲得において信頼を得るための重要なツールです。そのため、これまでに担当したシステムやアプリ、Webサイトの開発実績をわかりやすくまとめ、スキルを具体的にアピールしましょう。

GitHubや個人サイトを活用すれば、自分の成果物を簡単に公開可能です。見やすく整理されたポートフォリオは「この人に任せたい」という判断材料になるため、案件獲得の大きな後押しとなります。

3. クラウドソーシングやエージェントに登録する

独立初期はコネクションが少ないため、クラウドソーシングやフリーランス専門のエージェントを活用するのがおすすめです。これらのサービスに登録しておくと、豊富な案件情報にアクセスでき、営業の手間を大幅に減らせます。

エージェント経由の案件は単価が高い場合も多く、支払いサイトが短めに設定されていることもあるため安心です。まずは複数のサービスに登録し、自分に合った案件やクライアントと出会える環境を整えておきましょう。

4. 開業届や税務の基礎知識を学ぶ

フリーランスエンジニアとして仕事を始めるには、税務面での準備も重要です。書籍やWebサイトを活用し、フリーランスに必要となる基本的な仕組みを理解しておきましょう。

開業届を提出すれば、正式に事業者として認められ、青色申告による控除など税制上の優遇措置を受けられるようになります。確定申告や経費管理といった、会社員時代には経験しなかった手続きにも対応しなければなりません。

最初は複雑に感じるかもしれませんが、会計ソフトを活用すれば記録や帳簿を効率的に管理できます。早めに基礎知識を身につけておけば、余計な不安を抱えることなく業務に集中できるでしょう。

5. フリーランスに必要なパソコン・ツール環境を整える

フリーランスエンジニアとして安定して業務を行うには、作業環境を整えることも重要です。性能の高いパソコンを用意し、快適に開発作業が進められるよう準備しておきましょう。

あわせて、安定したネット回線の確保も重要です。通信速度が遅いとリモート会議やファイル共有に支障をきたすため、可能であれば光回線など高速で安定した環境を整えておくと良いでしょう。

オンライン会議用のカメラやマイクも必需品です。セキュリティ面についてはOS標準の機能でも十分な場合がありますが、クライアントの情報を守る責任を考えると、VPNの利用や追加ソフトの導入を検討するのが望ましいでしょう。チャットツールやタスク管理ツールといったコミュニケーション基盤を活用すれば、クライアントとのやり取りが円滑になり、業務効率の向上にもつながります。

フリーランスエンジニアの始め方については、こちらも参考にしてください。

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▲出典:Workship

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まとめ|フリーランスエンジニアのメリットを理解し、自分に合った働き方を選ぼう

フリーランスエンジニアには、収入アップの可能性や働き方の自由度、成果を直接実感できるやりがいといった大きなメリットがあります。その一方で、収入の不安定さや税務・社会保険を自分で管理しなければならないなど、注意しておくべきデメリットも存在します。

重要なのは、こうしたメリットとリスクを正しく理解したうえで、自分に合った働き方を選ぶことです。案件探しの仕組みをうまく活用しながら準備を整えれば、自由と安定を両立したキャリアを築くことができます。

フリーランスエンジニアとして案件探しを始めるなら、案件数やサポートが充実したマッチングサービス「Workship」、そしてインフラに特化した「クロスネットワークを活用するのがおすすめです。

可能性はあなたの選択次第。フリーランスエンジニアとして、自分に合ったスタイルで、未来のキャリアを切り拓いていきましょう。

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