エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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ゲーム開発における強力な統合開発環境であり、同時にゲームエンジンでもあるUnity。個人の趣味から商業作品まで幅広い層に愛用されるUnityには、企業内での仕事だけではなく、フリーランスの仕事も多いです。
今回は、フリーランスのUnityエンジニアの仕事内容や年収、需要などについて紹介していきます。
目次
フリーランスのUnityエンジニアには次の2つの特徴があります。
これらについてひとつずつ紹介していきます。
Unityといえばゲーム開発。3DCGやシミュレータなどゲーム以外の開発でも活躍するUnityですが、やはりUnityをメインで扱うエンジニアの主戦場はゲーム開発です。
そんなUnityエンジニアは、得てしてゲームに対しての熱意やこだわりが強い傾向にあります。
ただ仕事としてUnityを扱うのではなく、自分自身の趣味としてUnityでのゲーム制作を行なっているエンジニアが多いです。自分の好きなものを作ることに情熱を持っており、人によっては実際に自分で制作したインディーズゲームをWeb上で配信している人もいます。
ゲーム開発に携わるUnityエンジニアは、知識の幅が広い人が多いです。
ゲーム開発は「”持っていて困る知識”がない」世界。心理学や物理学、果ては芸術や文芸にいたるまでさまざまな知識を多くの開発スタッフと共に総動員して開発していくのがゲーム開発です。
そんなゲーム開発のプロジェクトに携わっていると、自然とIT以外のことについても豊富な知識が身につきます。開発スタッフとの何気ない会話や、あるいは仕事で協力してゲーム制作を進めていく中で、他の仕事では得られないような多様な知識が身についていくのです。
フリーランスのUnityエンジニアの仕事はさまざまです。メインはゲーム開発ですが、どのハードウェアで動くゲームを開発するかが時代ごとに変わっていきます。
現在、Unityエンジニアの仕事で多いのは以下の3つです。
これらについてひとつずつ紹介していきます。
2019年現在、もっともUnityエンジニアの仕事で多いのがスマホゲームの開発です。
そのスマホゲーム開発のなかでも、UIや演出など画面側が必要とするロジックの作成を行うのが、フロントエンド開発です。
現在のスマホゲームは以前より高度で複雑なUIで構成される場合が多いので、スマホゲームのフロントエンドを担うエンジニアに求められる技量も、以前より高度化しています。
スマートフォンという限られた性能のマシンの中で、軽快にゲームを動作させるためのパフォーマンスチューニングも、フロントエンド開発で求められる仕事です。
さらに、スマホゲームのフロントエンド開発といえば、ゲームのフロントエンドではなく「ゲームの公式Webサイトのフロントエンド」の開発案件もあります。
この場合、必要となるのはUnityではなくWeb開発のスキルです。ゲームを開発すれば必ずその宣伝のための公式Webサイトを作ることになるので、こちらの開発の仕事もまた多いです。
スマホゲームの開発案件には、フロントエンド開発だけではなく、サーバーサイド開発の仕事もあります。
オンラインでインターネット越しのユーザーと繋がりながら協力プレイや対戦を行う現在のゲーム業界では、サーバーサイドの仕事は多いです。とくにスマホゲームの場合、ユーザーのゲームのデータなどもすべて端末ではなくサーバー上で管理する場合が多いので、サーバーサイドエンジニアはそれらを含む膨大なデータのやりとりを整合性を保ちながら確実にこなしていかなければなりません。
サーバーサイド開発ではプロジェクトによってさまざまな言語が使われますが、フロントを担うUnityとのスムーズな情報の受け渡しや連携のため、もともとUnityについて知識のあるUnityエンジニアがそのままサーバーサイドの実装を行う場合も多いです。
とくに小規模な会社が発注元の案件ではその傾向が強く、少数のUnityエンジニアがフロントとサーバーサイドの両方を担当するプロジェクトもあります。
Unityエンジニアの仕事はゲーム開発だけではありません。シミュレータ開発や3DCG映像の作成、さらにはVRコンテンツの作成など、さまざまな仕事がUnityエンジニアにはあります。
現実世界の何かを仮想環境で再現する技術は、高度で複雑な3D描写やシミュレーションを行うことができるUnityの得意とするところです。Unityを使わずに何らかのプログラミング言語を使って一から実装しようとすると大変手間のかかるシミュレーションですが、Unityなら既存のアセットやUnity自身の機能を利用しながら短期間で作成することができます。
シミュレータや3DCG、VRコンテンツの作成は、医療や建設、さらには広告業界など幅広い業界から求められており、高い需要があります。
フリーランスのUnityエンジニアの平均年収はおよそ520万円です。ただしこの額にはばらつきがあり、経験豊富なベテランのUnityエンジニアと駆け出しUnityエンジニアでは、報酬額に大きな差があります。
なぜならゲーム開発の現場は、現場に入って初めて身につくスキルが多く、そういったハイレベルな技術を有するUnityエンジニアは貴重だからです。経験豊かでリードプログラマーの経験もあるようなUnityエンジニアなら、かなりの高単価を狙うことができます。
ベテランのUnityエンジニア向けの案件には以下のようなものがあります。
案件単価 | 85万円/月 |
プロジェクトの概要 | スマホゲームの設計、開発、運用案件 |
必要なスキル/経験 | オンライン機能のあるスマホゲーム開発経験(3年以上)、リードプログラマーとしての経験 |
あればよりよいスキル/経験 | ノウハウを共有するスキル |
一方で、まだ経験の浅いUnityエンジニアでも受注できる案件の受注額は、ベテラン向けの案件と比べると低いです。
案件単価 | 35万円/月 |
プロジェクトの概要 | スマホゲーム(マルチプレイ要素あり)開発業務 |
必要なスキル/経験 | Unity開発経験 |
あればよりよいスキル/経験 | リアルタイム通信開発経験者 |
受注額はベテラン向け案件と比べて低いですが、こういった案件で着実に経験を積んでいけば徐々に単価アップを狙えます。
フリーランスのUnityエンジニアとして活躍するためには、以下の2つのスキルが必要です。
これらについてひとつずつ紹介していきます。
Unityエンジニアとして活躍するには、まずUnityを扱うスキルが必要です。
Unityはそれ自体が統合開発環境であり、ゲームエンジンでもあります。プログラミング言語とは異なるので、もしゲーム業界未経験のプログラマーがUnityエンジニアとして活動したいなら、まずはUnity自体の扱いに慣れる必要があります。
Unityは個人用ならフリーで取得できるので、Unity未経験のエンジニアはまず自分のPCにUnityを入れて動かしてみましょう。
Unityで複雑な実装を施そうとしたときに必要になるのがC#の知識です。
さまざまなことをプログラミングなしで実装できるUnityですが、自分自身で機能の拡張などを行うときにはC#でのプログラミングが必要になります。
とくにフリーランスのUnityエンジニアとしてプロジェクトで活躍したければ、C#のスキルは必須です。
Unityでクライアントのさまざまな要望を実現したり、限られたリソースの中で軽快に動作するゲームアプリを作成するために、しっかりとC#を扱えるようになりましょう。
ソーシャルゲームをはじめとしたスマホゲーム業界を中心に、フリーランスのUnityエンジニアの需要は伸びています。
年々スマートフォンの性能が向上していくにつれ、スマホゲームに盛り込まれる内容も複雑化しています。これに伴いスマホゲームの開発案件は以前より工数がかかるようになってきており、技量の高いベテランのUnityエンジニアはもちろんのこと、まだ経験の浅いUnityエンジニアも多くのプロジェクトで求められています。
高い需要と同じく、Unityエンジニアは将来性もあります。
なぜなら、Unity自体が活発にアップデートを続けており、その上近年ではゲーム開発以外でもUnityが使われるようになって、活躍の場が広がっているからです。
IT業界の技術には流行り廃りがありますが、強固な立ち位置を確保しているUnityは、これから先も多くのプロジェクトで採用される存在であり続けるでしょう。
Unity案件には、在宅ワークやリモートワークが可能な案件もあります。
仕事の幅が広いゲーム開発の仕事。その性質上、大きなプロジェクトでは仕事を細かなタスクに分けて、リモート可能な案件としてフリーランスのエンジニアを募集している会社もあります。
ただし打ち合わせなどが多い関係で完全に場所を縛られないフルリモートではなく、1週間のうち数日は出社を要されるような部分的なリモートワークが多いです。
フルリモートワークのUnity案件も存在はするものの、そう多くはないのが実情です。
結論から言うと、未経験からフリーランスのUnityエンジニアになるのは少し難しいです。
なぜならゲーム業界は必要とされるスキルの幅が広く、完全な未経験では現場で求められる仕事の多様さに対応できない場合が多いからです。
とくに、数人のエンジニアでゲーム開発を行うようなプロジェクトでは、ゲームのフロントからサーバーサイドまでのすべてをメンバー各々が担当している場合が多いので、そういったプロジェクトで活躍するためにも、まずはゲーム開発系の案件に携わることができる企業に入社して、ITエンジニアとしての経験を積むのがおすすめです。
ただし、Unityには触れたことがなくとも、もともと他のプログラミング言語を扱うエンジニアとして活躍していた人なら話は別です。ゲーム開発におけるUnity以外の開発工程からプロジェクトに参加し、Unityの学習をしながら少しずつUnityを使う工程にも加わらせてもらうことは可能です。
参加するプロジェクトにもよりますが、やや大きいプロジェクトで、開発工程が分業化されている案件なら上記のアプローチで少しずつUnityエンジニアとしての経験を積むこともできます。
『Workship』に登録すれば、幅広いフリーランスのUnity案件の中から自分にぴったりの案件を見つけることができます。
リードプログラマーとしての経験があるようなベテランエンジニア向けの案件から、比較的参加するのが簡単な小規模案件までさまざまなUnity案件があるので、自分のスキルに合ったプロジェクトを選ぶことができるのです。
腕に自信のある人も、これからUnityエンジニアとしての技量を高めていきたい人も、フリーランスとして活動するならWorkshipに登録するのがおすすめです!
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執筆:sig_Left
編集:Workship MAGAZINE編集部
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