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【MBTI診断】16タイプ別・フリーランスに向いてる仕事/働き方

【フリーランス必見】MBTI診断で自分の強みを活かした最適な働き方を見つけよう
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フリーランスは、強みを活かしてこそ活躍できる働き方です。もしも「なかなか評価が上がらない」、「活躍できない」と悩んでいるのであれば、それは自分の強みを正しく把握できていないことが原因かもしれません。

今回記事で紹介する「MBTI診断」は、自分の性格タイプを簡単に把握し、仕事にどう活かすか考えるきっかけになるものです。

私が経営する宿木屋では、MBTI診断やストレングスファインダーの結果をメンバー同士で共有し、互いの強みを活かす働き方を模索しています。

この記事では、経営者である自分自身が働きやすい環境づくりを進めてきた経験をもとに、フリーランス版のMBTI診断の見方と活用術をお伝えします。

宿木雪樹
宿木雪樹

広告系の企画制作会社、教育事業会社での企画職を経て、2017年ライターとして独立。ビジネス領域のインタビュー記事執筆を中心に実績を重ね、2020年株式会社宿木屋を設立。チームで言葉を軸にした企業の発信支援を行う傍ら、個人名義でのコラム執筆や創作活動もしている。(X:@yuki_yadorigi

MBTI診断とは

MBTI診断はアメリカ発の性格診断テストで、質問に答えることで自身の性格の傾向を把握できるものです。興味関心の方向性、ものの見方、判断基準、相手との接し方という4つの項目から、ユーザーの性格を16種のタイプに分類します。診断結果がキャリア設計や適職探しに活用しやすいのも特徴のひとつです。

チームビルディングにも役立つ

チームビルディングに積極的な会社では、職場のメンバー同士でMBTI診断の結果を共有し、チームワークに活かす事例も増えているようです。宿木屋でもメンバーのMBTI診断結果を把握しており、さまざまなシーンで診断結果を活用しています。

たとえば仕事の役割を分担をするときには、診断結果を参考に強みを発揮できるのは誰かを考えて分担に反映していますし、逆に、何かがうまくいっていないようだと気付いたときは、ネックとなっている性質は何か、仮説を立てるために診断結果を確認します。

どんな性格タイプなのか互いに共通認識を持っていると、人間関係の不和が起こりづらくなる印象です。さらには診断結果をもとに協力したり、相手の弱点を補ったりできるのもいいところです。もうすこし人数が多い会社になると、チーム編成の際にバランスよく各タイプが混ざるようメンバーを構成する、といった活用方法もあるそうです。

MBTI診断はフリーランスでも活かせる

一例として会社の組織内での活用方法を紹介しましたが、MBTI診断はフリーランスとしての働き方にも活かせます。自分自身の強みを把握したり、それを最大限に発揮できる仕事を見つけたりするために、診断結果が役に立ちます。

このあと、各タイプがどのような仕事に向いているか解説していくので、まずはご自身のタイプを下記の診断テストページから把握してみてください。(※無料、かつメールアドレス登録などをせずに診断できます)

MBTI診断はこちら

分析家タイプ―INTJ、INTP、ENTJ、ENTP

建築家(INTJ)、論理学者(INTP)、指揮官(ENTJ)、討論者(ENTP)の皆さんは、分析家タイプです。分析家タイプは独立心が旺盛で、リーダーシップが強い特徴を持ちます。ロジカルに物事を捉えるため、課題解決力が高い傾向があります。また、情報を集めたり、研究したりすることに熱中できるので、難度と専門性が高い分野の仕事もお手の物です。

分析家タイプの人は、抽象的な課題を解決したり、仕組みをゼロからつくったりする仕事に向いています。リーダーとしてチームを率いるか、あるいは一人ですべてを任されるポジションにいると輝けるでしょう。逆にルールを守らなければならない、チームで足並みをそろえなければならない、といった厳格な環境下では、なかなか自分らしく働くことができません。

建築家(INTJ)

INTJ

建築家(INTJ)は、戦略を立てる力に長けています。特にゼロから仕組みをつくるプロジェクトでは本領を発揮できます。解くべき課題が難しければ難しいほど、建築家タイプの強みが活きるでしょう。職種としては、プロジェクトマネージャーやディレクターなどが向いています。戦略性の高さを評価してもらえる取引先と良好な関係を築き、自由に設計に携われる立場に就くことが先の成功につながります。

論理学者(INTP)

INTP

論理学者(INTP)は、知識欲を満たせる仕事に情熱を燃やすタイプです。課題を解くために新しい知識を求めて、そこから新しいアイデアが次々とわいてくるような環境にいると生き生きと仕事が続けられます。職種としては、システムエンジニアやグラフィックデザイナーが向いています。技術進化や市場動向をキャッチアップし、自分自身をアップデートさせていくことが好きなので、そこを評価してくれる取引先との出会いを大切にしましょう。

指揮官(ENTJ)

ENTJ

指揮官(ENTJ)は、リーダーシップが極めて強いタイプです。道なき道を開拓するのが得意で、強い意志とカリスマ性でチームを率いることに長けています。どんな状況下においても理性的な決断を下すので、困難が多いプロジェクトをゴールに導く力も持ち合わせています。職種としては、経営者やアナリストが向いています。フリーランスとしても独自のポジションを確立して一目置かれやすいタイプですが、可能であれば自分自身の会社を設立したほうが成果を出せるでしょう。

討論者(ENTP)

ENTP

討論者(ENTP)は、戦略的思考を楽しむタイプです。ただ戦略を立てるだけでなく、それを対外的に伝えられる仕事を選ぶと、強みを発揮できます。職種としては、フィールドセールスやコンサルタントが向いています。持ち前の頭の回転の速さをコミュニケーションの中で活かせる職種に就けば、大きな成果を生み出せるはずです。誰かを説得する力において、討論者の右に出る者はいません。

外交官タイプ―INFJ、INFP、ENFJ、ENFP

提唱者(INFJ)、仲介者(INFP)、主人公(ENFJ)、運動家(ENFP)の皆さんは、外交官タイプです。外交官タイプは自らビジョンを描き、社会貢献につながる仕事や、利他的な行為に情熱を燃やせる特徴があります。他人の感情に共感したり、相手の立場を理解したりできるのも、外交官タイプの強みです。

誰かと関わり合う中で洞察力や共感力が求められる仕事を選ぶと、外交官タイプはおおいに活躍できます。特に、「自分の仕事が誰の役に立っているのか」がわかりやすい仕事だと、モチベーションも維持できます。一方で、競争心を求められる仕事や、対立構造において人間関係の調整が必要な仕事だと、感受性が豊かゆえに傷ついてしまうことが多いかもしれません。

提唱者(INFJ)

INFJ

提唱者(INFJ)は強い信念に支えられたビジョンを達成していくことを生きがいとするタイプです。深く相手を洞察する力があるので、対象の本質に迫ることが価値となり、やがてそれが社会のためになるような仕事に就くと、力を最大限に発揮できます。職種としては、カウンセラーやカメラマンが向いています。思慮深いことや周りをよく観察することが提供価値に直結する職種を選び、信念や思想が合う取引先との関係性を大切にしましょう。

仲介者(INFP)

INFP

仲介者(INFP)は感受性や創造性が豊かなタイプです。業界は問いませんが、クリエイティブな環境でこそ力を発揮できます。情に厚く、共感力が高い人間性と、ユニークなアイデアを生み出せる発想力を掛け合わせ、独自の路線で販路を開拓できるのも強みです。職種としてはコピーライターや作曲家など、誰かの心を動かす仕事が向いています。自分らしさを出すことがスキルの一部として歓迎される仕事を選ぶと、周囲から高く評価されるはずです。

主人公(ENFJ)

ENFJ

主人公(ENFJ)は理想を軸に周囲を巻き込んでいくリーダータイプです。自分が正しいと思えることや目指すビジョンが行動指針になるので、誰かを導ける側にいること、あるいはアドバイスする側にいられることが、活躍するためのポイントです。職種としては、セミナー講師やプロジェクトマネージャーが向いています。自身のビジョンと一致する、情熱を注げる対象と巡り合えると本領を発揮できます。

運動家(ENFP)

ENFP

運動家(ENFP)は社交性が高く、影響を与えるのが上手なタイプです。商品・サービスなどの魅力を伝えつつ、ムーブメントを巻き起こしていくカリスマ性を持っています。広く人と接していく環境でこそ、力を発揮できるのが特徴です。職種としては、広報や店舗接客が向いています。楽しいことが働くモチベーションになるので、日々新しい出会いや情報に恵まれる、飽きない環境に身を置くと良いでしょう。

番人タイプ―ISTJ、ISFJ、ESTJ、ESFJ

管理者(ISTJ)、擁護者(ISFJ)、幹部(ESTJ)、領事(ESFJ)の皆さんは、番人タイプです。番人タイプは責任感が強く実行力があって、ルールや伝統を守ることが得意です。プロジェクトを滞りなく進行すること、その中でメンバーを適宜サポートすることに対して気配りができるのも番人タイプの強みなので、チームワークが求められる仕事ではおおいに活躍できるでしょう。

特に、明確な目標を与えられると、それに向けた堅実な計画を立てて物事を進める傾向があります。マネジメント職で輝く人は、番人タイプが多いかもしれません。一方、柔軟な対応やクリエイティブな発想が求められる現場では、なかなか力を発揮できません。

管理者(ISTJ)

ISTJ

 

管理者(ISTJ)は現実的で責任感のある、社会の礎を築くタイプです。規則を守りつつゴールに向かう誠実さと忍耐力が強みで、土台となる何かを支える立場になることが多いでしょう。職種としては、会計士や弁護士などの士業系が向いています。フリーランスとして働くうえで気をつけたいのは、仕事をする相手の選び方です。自分自身だけでなく周囲の仲間や取引先として誠実な人を選ぶことが、ストレスなく働くためのポイントになります。

擁護者(ISFJ)

ISFJ

擁護者(ISFJ)は献身的に周囲を支える縁の下の力持ちです。プロジェクトの欠けている部分や困っているメンバーに気付く観察眼を持っており、発見した課題を解決する実行力や計画力もあります。職種としては、バックオフィス業務のサポートや制作アシスタントが向いています。自分が信頼できる“ボス”のような存在を見つけ、その人に忠実に尽くすポジションを獲得すると、本来の強みを発揮して働けるはずです。

幹部(ESTJ)

ESTJ

幹部(ESTJ)はチームをまとめることと秩序を守ることに長けたタイプです。自らが組織の手本となるようふるまうので、ビジョンが明確であればあるほど、周囲の人々をまとめる力を発揮して活躍できるでしょう。極めて現実的な視点を持っているので、実現可能かつ無理のない計画を立てるのが得意です。職種としては、プロジェクトマネージャーやコーチが向いています。計画力と提案力、先導力が求められる仕事は天職と言えます。

領事(ESFJ)

ESFJ

領事(ESFJ)は義理堅く人望が厚い、コミュニティの中心人物となるタイプです。伝統や規則を重んじ、人間関係を大切に育てることが得意なので、周囲からは頼りになるリーダーとして慕われます。また、誰かのためになることには努力をいとわないのも特徴です。職種としては、カスタマーサポートやインストラクターが向いています。相手を正しいゴールに導く伴走役になれると、自身の強みを発揮して活躍できます。

探検家タイプ―ISTP、ISFP、ESTP、ESFP

巨匠(ISTP)、冒険家(ISFP)、起業家(ESTP)、エンターテイナー(ESFP)の皆さんは、探検家タイプです。探検家タイプは未開拓の領域であればあるほどワクワクし、知的好奇心を土台とした挑戦をいとわないのが最大の強みです。イレギュラーなトラブルや新しい技術に対して抵抗がなく、しなやかに対応して物事を動かしていきます。

このタイプの人は、スタートアップのような挑戦機会の多い環境で、裁量をもって働くことで輝けます。周囲から受ける刺激と、「楽しい」気持ちがモチベーションに直結するので、変化の激しい仕事を選ぶのがおすすめです。一方、ルールが厳格な仕事や誰かをフォローするような立ち回りは、あまり得意ではありません。

巨匠(ISTP)

ISTP

巨匠(ISTP)は答えがひとつではない事象について、実験やものづくりを楽しむタイプです。対象の本質を見極める観察眼が鋭く、黙々と何かに向き合いながら学んだことを形にしていくプロセスで才能を発揮できます。職種としては、エンジニアや農家が向いています。好奇心が赴くままに、自由度高く向き合える探求テーマを見つけることが成功につながります。また、その探求を支援してくれる取引先を見つけることも大切です。

冒険家(ISFP)

ISFP

冒険家(ISFP)は日々の変化を愛し、ありのままに生きることを重視するタイプです。どんな事柄や人にも臨機応変に対応できることが強みです。常に柔軟でいるために自分の心や時間に余裕を作るのも得意で、それが相手への思いやりや寛容さを生み出します。職種としては、Webデザイナーやイラストレーターが向いています。毎回異なるニーズに応えるために、新しい挑戦が求められるような仕事を選ぶと、高く評価されるでしょう。

起業家(ESTP)

ESTP

起業家(ESTP)は決断力と実行力をあわせもつエネルギッシュなタイプです。リスキーなことでも果敢に挑戦する性質があり、頭の回転の速さとユーモアセンスを持ち合わせることから、カリスマとして一目置かれる存在でもあります。職種としては、経営者やマーケターが向いています。自身が決断するポジションにいられることが、起業家が本領を発揮するためのポイントです。

エンターテイナー(ESFP)

ESFP

エンターテイナー(ESFP)は、影響力のある楽しいことが大好きなタイプです。社交性とセルフブランディング力が高く、多くの人に刺激を与えられる仕事をすると才能を活かすことができるでしょう。職種としては、イベントプランナーやパフォーマーが向いています。自分が誰かの幸せをつくりだせることが原動力になるので、裁量をもって自身のエンターテインメント性を活かせる仕事を選ぶと活躍できます。

自分の強みは誰かの弱み、協力し合える環境を見つけよう

この記事ではMBTI診断にもとづき、大きく分けた4つのカテゴリと、そこに紐づく16の性格タイプについて解説しました。それぞれの性格には異なる強みがあり、その人だからこそできることがあるということが伝わったと思います。

診断結果を見て「自分は優秀なのか?」と気にする人もいるかもしれませんが、優秀かどうかは性格タイプで判断できることではありません。大切なのは、自分の強みが活かせる環境に身を置くこと。自分の強みを活かせる環境にいれば、あまり無理することなく高い評価をもらえるでしょうし、合っていない環境であれば、つい「自分はダメだ」と感じてしまうものです。

忘れないでほしいのは、これだけ多くの個性を持つ人たちが、互いに強みと弱みを同じくらい持っていて、協力し合っているからこそ仕事ができるし、社会が成り立っているということです。

もしも仕事がうまくいっていないと感じているのであれば、無理に自分を変えようとする前に、自分の強みは何なのか、それを活かせるのはどんな環境なのか、という問いに向き合ってほしいです。苦手なことは、無理にやらなくてもいいんです。

フリーランスは、柔軟に自分の仕事内容や取引先、共に働く仲間を選ぶことができます。強みに合わせてキャリアの方向性を変えていくことも、働き方を工夫することもできるはずです。自分らしく働けるヒントとして、ぜひ今回紹介したMBTI診断を活用してみてください。

Workship

▲出典:Workship

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(執筆:宿木雪樹 編集:夏野かおる)

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