Workship MAGAZINE書籍化第3弾!#ADHDフリーランス の新常識 他
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急激なインフレによるコスト上昇に悩まされる企業が多い昨今。企業の広告費も削減される傾向にあり、マーケティング担当者は少ない予算で多くの成果を上げる必要性に直面しています。
少ない予算で多くの成果を出すためには、正しい戦略が欠かせません。つまり、効率的かつ戦略的なマーケティングが求められているのです。
そんな状況では、「コスパの良い」施策に注目しましょう。なかでも、外部サイトから自社サイトへのリンクを獲得し、SEOにつなげる「リンクビルディング(被リンク獲得)」は救世主ともいえる存在です。
この記事では、デジタルマーケティング代理店・AiraのCEOであるパディ・モーガン氏が、リンクビルディングを通してマーケティングのコスパを高める5つの方法について解説します。
※以下に動画による解説(英語)およびホワイトボードを掲載します
目次
コンテンツ案のなかには、一度きりしか活用できないものと、更新することで繰り返し活用できるものがあります。
たとえば、「特定のイベントのレポート記事」は前者で、「毎年のトレンドを解説する記事」は後者といえます。当然、後者のほうがコスパは良いため、何度も繰り返し使えるようなアイデアを探してみましょう。
新しいデータを使って更新し続けられるようなコンテンツを作れば、毎回新しいコンテンツを作らなくても、効率良くリンクを獲得し続けられます。
【コンテンツ「再利用」ガイド】再利用すべきコンテンツと、再利用方法まとめ
Workship MAGAZINE
企業のSEO担当者のうち、25%は作成したコンテンツのリンクビルディング施策を継続しているものの、75%は一回施策を打ったきりで放置しているようです。
たとえば、露出増による被リンク獲得を目指してSNSなどでキャンペーンを実施した場合、リンクを獲得できれば次のキャンペーンに移行します。さらに新しいコンテンツを作ってキャンペーンを展開するのは当然として、古いコンテンツでもリンクを獲得し続けるための施策を継続することが重要です。
タイミングやトレンドを計算して古いコンテンツをもう一度シェアしたり、内容を少し変更して再利用したりすれば、効率良くリンクを獲得できるはずです。
被リンク(バックリンク)ってどれくらい効果があるの?相関分析してみた
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リンクビルディングに取り組んでいると、新しいコンテンツやキャンペーンを立ち上げたくなります。しかし、よく分析してみれば、じつはすでに価値あるコンテンツが存在するものの、埋もれている可能性もあります。新しいコンテンツを作るまえに、Webサイト全体をザッと確認してみましょう。
仮にそのままでは価値の低いコンテンツでも、ちょっとした情報更新や切り口の変更、リライトなどで一気に価値が高まるケースもあります。
コンテンツ企画を練るとき、いろいろなこだわりや思いを盛り込み過ぎた結果、複雑なコンテンツができてしまうケースもあります。「複雑=悪」ではありませんが、コスパを追求するならアプローチはできるだけシンプルにしましょう。
アイデアが優れていれば、たった一枚の画像や数行のテキストでも、ユーザーに受け入れられてリンク獲得につながるケースもあります。リソースの懸念がある場合は、こうしたシンプルなことから始めてみましょう。
コスパという観点だけで考えれば、制作に6〜8週間かけた大規模なコンテンツで10〜15本のリンクを獲得するよりも、数時間で作ったブログ記事で数本のリンクを獲得するほうが効率的です。
SEOにおいてよく見落とされてしまうのが、内部リンクです。
ホームページが頻繁に内部リンクに活用される一方、カテゴリや製品などの細かいページは直接リンクされにくい傾向にあります。外部からのリンクを多く獲得しているページがある場合、そのページから製品などのページへの内部リンクを貼りましょう。
コンテンツ、キャンペーン、ブログなどへのリンクがある場合は、該当のページにもっとも重要な製品やカテゴリーへのリンクを貼り、結果を追跡してみましょう。順位向上の効果が期待できます。
対象が内部リンクなので、コストをほとんどかけずにチャレンジできる施策といえます。
予算やリソースは、いつも潤沢にあるとは限りません。今回ご紹介した5つの方法は、潤沢な予算やリソースがある場合にも、ない場合にも活用できます。
「コスパの追求」を意識し、不況を乗り切りましょう。
(執筆:Paddy Moogan 翻訳:Asuka Nakajima 編集:齊藤颯人 提供元:Moz)