IoTデバイスのプライバシー保護問題。解決のカギは”暗号化”

日進月歩の成長を続けるIoT(モノのインターネット)。スマートデバイスなど、私たちの生活を便利にしてくれるIoTですが、大きな課題もあります。それはセキュリティやプライバシー保護についてです。

すべてのデバイスがインターネットに接続するという特徴から、

  • デバイスがハッキングされないだろうか
  • 個人情報が流出するのではないだろうか

など心配する人もいるでしょう。

セキュリティ対策のひとつとして、「データの暗号化」が有効だといわれています。今回は、強固な暗号化がIoTの抱える課題を解決する理由を見ていきましょう!

暗号化とは?

暗号化とは、「Cipher(暗号)」と呼ばれる複雑なアルゴリズムを使った技術のことです。解読しづらい記号や数字を用いて、自分の意図する範囲以上の人々に情報の中身を知らせないために使われます。基本的には特別な「解読キー」がない限り、その見た目から解読することは不可能です。

現在、データの保護に最適だといわれる暗号化方法には、主に以下のようなものがあります。

  • データ暗号化標準(DES)
  • TripleDES
  • RSA
  • Advanced Encryption Standard(AES)
  • Twofish

なかでもAESは、DESに代わる新しい標準暗号となる共通鍵暗号アルゴリズムであり、アメリカ政府のデータ保護にも使われています。

IoTの課題と暗号化ソリューション

IoTの課題は、ユーザーの情報が収集されてサーバーに保管された際、データ保護のプロトコルが欠けている点です。

IoTは膨大な量のデータを扱い、機械学習やその他のアルゴリズムでデータのパターンを分析・調査しています。これが解読できるフォーマットの場合、技術力がありサーバーにアクセスできる人なら誰でも情報をハックできるようになってしまいます。

そんなとき、データを盗まれないよう情報を暗号化し、ユーザーから情報を隔離することが必要なのです。機械学習のアルゴリズムと暗号化を組み合わせることで、データを迅速に分析しながらも情報の流出を防ぎ、デバイス供給側の会社とユーザーの信頼を築くことにつながります。

ウェアラブルデバイスとこれからのIoTの可能性

スマートウォッチなど、これから身に着けて自分の健康情報を記録するウェアラブルデバイスはますます人気になっていくでしょう。デバイスの管理会社のもとには、心拍数や血圧などの個人情報が日々集まっていくため、プライバシー保護の懸念からこれを批判する声もあります。

しかし、データの動きがリアルタイムでネットワーク上に共有されるブロックチェーン技術を利用した暗号化ができれば、このような懸念を解消することもできるかもしれません。

これからは、自分の許可した人にだけ暗号化を解除する手段が進歩すれば、今よりも安全に情報伝達できるようになり、IoTはますます広がりを見せていくでしょう。

これからのさらなる発展に期待です。

(翻訳:Klara)

 

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