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マーケターや経営者などの業界最新情報をリサーチするビジネスマンに、「カオスマップ」と呼ばれる業界地図が近年注目されています。
目まぐるしく変わる業界情勢を一枚であらわすカオスマップは、常に最新のものをチェックしておきたいところです。
そこで今回は、2018-2020年に国内で発表された最新カオスマップを、注目業界を中心に17個ピックアップしました。ぜひ業界の最新動向チェックにお役立てください。
カオスマップは、さまざまなサービスや企業が乱立している業界を見渡せる「地図」といえます。
例えるなら「小学校の先生が、教室にいる40人の生徒の関係性をまとめた学級地図のようなもの」。
ピアノができる生徒はケンタ君にマリコちゃん、算数が得意なのはヒロコちゃんに吉田君、といったように、ひとつのまとまった枠組みの中で「誰が何をできるのか」ということを一目で見られる図がカオスマップです。
日本国内のさまざまな産業・業種別のカオスマップを見ることで、以下のようなメリットがあります。
業界の概要をザッと把握し現状分析したいときに、カオスマップは大いに役立つでしょう。
なにかとカタカナ英語が多い昨今。カオスマップに関して調べてみると「インダストリーが……」「プレイヤーのバリューが……」など、テクニカルなワードが並びます。
ここではカオスマップに関連して登場するいくつかのキーワードを日本語で表現してみました。ぜひご参考にしてください。
インダストリー | 産業、業界 |
プレイヤー | 企業 |
インバウンド | 訪日観光客向けの業界 |
○○テック | 新しい技術で○○業界の業務支援を行うこと 「不動産テック」など |
AIやIoT関係のサービスは、以前から業界そのものがドッグイヤー(犬の1年は人間の7年に相当するように、とても進化のスピードが速いさま)と評されており、会社やサービスの入れ替わりが激しいため、常に最新のカオスマップが必要です。
以下で2018-2020年に発表された、AIやIoT関係の最新カオスマップをご紹介します。
▲出典:ゼノデータ・ラボ
名称 | FORECSST TECH CHAOS MAP 2019 |
発表元 | ゼノデータ・ラボ |
概要 | ForecastTech企業をまとめたカオスマップ |
発表時期 | 2019年8月 |
業種や取扱うサービスに関係なく、テクノロジーを駆使して、将来における何らかの”予測”を行う企業群を指す『Forecast Tech(フォーキャスト・テック)』がマッピングされたカオスマップです。
ニュースを解析することで企業・経済に与える影響をAIが予測するSaaS型AIサービス『xenoBrain』を開発するxenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)によって作成されました。
テクノロジーを駆使した予測技術は小売から予防医療、経済情報まで幅広く導入されており、特にアメリカを中心に予測情報を提供する企業が増えています。日本においても、株価予測を行う『Alpaca』や企業の売上予測を行う『Nowcast』、企業の業績予測を行う『ゼノデータ・ラボ』などの企業が登場しています。
テクノロジーを駆使した企業は今後も一層の盛り上がりが見込まれるため、注目度の高いカオスマップといえます。
▲出典:AI専門メディア『AINOW』
名称 | チャットボットサービスマップ2019 |
発表元 | AINOW |
概要 | チャットボットに関連するサービスをまとめたマップ |
発表時期 | 2019年2月 |
AIに関連するニュースや情報を扱うWebメディア『AINOW』が提供している最新のチャットボットに関するカオスマップです。
2019年2月に発表された最新のカオスマップで、現時点でサービスインしているチャットボットやAIによる自動応答機能を提供している各種Webサービスやブランドを網羅しています。
ユーザーからの問い合わせに自動で応答をしてくれるチャットボットですが、シナリオに沿ってユーザーが選択式で回答する「選択肢型」や、ユーザーから入力された情報を元に辞書登録しておいたキーワードに反応して応答する「辞書型」、会話ログを学習してAIが返答する「ログ型」など、さまざまな種類が存在します。
プロジェクトの目的や実装したい機能によって利用すべきチャットボットサービスは異なります。上記のカオスマップで現在のプロジェクトにフィットするチャットボットを探し出すのも良いでしょう。チャットボット関連サービスへの参入を考えている方は、カオスマップを見て自分がどの領域で挑むのか考えてみてください。
▲出典:AI専門メディア『AINOW』
名称 | Tokyo AI Map |
発表元 | AINOW |
概要 | チャットボットに関連するサービスをまとめたマップ |
発表時期 | 2018年9月 |
チャットボットサービスのカオスマップをまとめたAINOWは、2018年の9月にも『Tokyo AI Map』というユニークなカオスマップを発表しています。
通常のカオスマップとはやや異なり、東京の地図にオーバーレイする形でAI関連企業を169社マッピングしています。
東京タワーや東京大学、東京スカイツリーなど、東京各地のランドマークと合わせてAI関連企業の所在地を確認できるマップなため、IT企業の設立・移転を考えている方や、ビジネスの関係上「物理的な業界マップ」を必要とする方にはぴったりのカオスマップでしょう。
2019年のカレンダー付きPDFとしてダウンロードすることができるのでぜひ利用してみてください。
▲出典:自動運転ラボ
名称 | 自動運転業界マップ~2019年春 最新版 |
発表元 | 自動運転ラボ(by株式会社ストロボ) |
概要 | 車の自動運転に関するプレイヤーをまとめたカオスマップ |
発表時期 | 2019年5月 |
自動車の自動運転といえば少し前までファンタジーの話でしたが、ここ10年ほどで急速に技術が発達し、自動運転関連の企業やサービスが増加傾向にあります。
そんな自動運転に関する業界勢力図や、各ブランドの強みをまとめたカオスマップが『自動運転ラボ』の提供する自動運転業界マップです。
このマップにはUBERをはじめとするライドシェアサービスや、自動運転に関わる通信インフラ系の企業などがまとめられており、自動運転業界という大きなカテゴリーを俯瞰して眺められます。
▲出典:できる.agri
名称 | IT農業 カオスマップ |
発表元 | できる.agri |
概要 | IT農業サービスをまとめたカオスマップ |
発表時期 | 2019年3月 |
農家のITの利活用促進を目的に結成された任意団体「できる.agri」が作成したカオスマップです。
近年は農業就業者の減少や高齢化により、ロボット技術やICTの活用で効率化や高い安全性を実現する「IT農業」いわゆる「AgriTech(アグリテック)」が注目されています。
最新のITサービスが生産、販売、経営、出荷別に分類されているので便利ですね。
決済システムやECなど、最新技術が求められる個人消費に関連する業界ですが、こちらもカオスマップが存在します。
ここではキャッシュレス関係の領界カオスマップをはじめ、最新の個人消費関連のカオスマップを3つご紹介します。
▲出典:AI-Credit
名称 | キャッシュレス社会を促進する決済サービスカオスマップ2018 |
発表元 | AI-Credit |
概要 | 日本国内のキャッシュレス関連決済サービスに関するカオスマップ |
発表時期 | 2018年10月 |
最近はKyashにVプリカ、PayPayといったキャッシュレス関連サービスが日本国内で爆発的に増加中です。
キャッシュレス社会への移行を促進するような決済サービスは現在非常に多岐にわたっており、2018年10月に『AI-Credit』がこれらをまとめた「キャッシュレス社会を促進する決済サービスカオスマップ2018」を制作しました。
このカオスマップには電子マネー系サービスやバーチャルプリペイドカード関連サービス、コード決済サービス、クレジットカードなどがまとめられています。
名称 | EC業界カオスマップ ECモール&プラットフォーム編 |
発表元 | ECCラボ/日本ネット経済新聞 |
概要 | 既存のECモールおよびプラットフォームのカオスマップ |
発表時期 | 2019年2月 |
AmazonやYahoo!ショッピングをはじめとしたECモールだけでなく、「ライブコマース」といった新しいキーワードも登場するようになったEC業界。個人消費を俯瞰する際に、EC業界の動向は欠かせません。
従来のBtoC系ECサービスや、近年話題のフリマアプリやハンドメイド販売といったCtoC系ECプラットフォームを紹介しているのがこのカオスマップです。
ECや広告などに関わる幅広いビジネスパーソンに役立つカオスマップとなっています。
▲出典:コーレ合同会社
名称 | 購入型クラウドファンディングサービスカオスマップ2018 |
発表元 | コーレ合同会社 |
概要 | 商品及びサービスの購入型クラウドファンディングサービスをまとめたカオスマップ |
発表時期 | 2018年9月 |
昨今、個人消費の中でも特にその存在を大きくしつつあるのがクラウドファウンディングです。今までの資金調達の方法とは異なり、インターネットを通じた不特定多数からの支援を受けることを可能としたサービスとして知られています。
この中でも特に、サービスや商品を支援者に購入してもらうタイプのクラウドファンディングサービスが、日本で流行しています。
そのようなサービスをタイプ別にまとめたのが「購入型クラウドファンディングサービスカオスマップ2018」です。
CAMPFIREやMakuakeなどの総合型サービスはもちろん、地域活性型クラウドファンディングサービスなどもまとめられています。
名称 | 副業サービスカオスマップ2019 |
発表元 | 株式会社シューマツワーカー |
概要 | 職種及び業務内容別の副業サービスカオスマップ |
発表時期 | 2019年12月 |
近年はクラウドソーシングやシェアリングエコノミー型のサービスなどが多くリリースされています。消費する側はよりお得にサービスや商品を購入でき、副業としてサービスを出品する側は新たな収入の柱を得られる様になりました。
これらの副業系サービスを種類や業種、提供するサービス内容ごとに分類したのがこちらの「副業カオスマップ2019」です。
「副業に手を出したいが、どのような分野へ進出したら良いか分からない」という方はまずこちらのカオスマップを確認してみましょう。
▲出典元:ホテル特化型メディア『HotelBank』
名称 | ホテル業界マップ2020 |
発表元 | ホテル特化型メディア「HotelBank」(byメトロエンジン株式会社) |
概要 | 国内のホテル・旅行関連業界を俯瞰可能なカオスマップ |
発表時期 | 2019年11月 |
宿泊事業者や旅行代理店向けのBtoBサービスや、旅する人に向けたBtoCサービス、国内ホテルチェーントップ20などを網羅したのがこちらのカオスマップです。
個人消費の額で見ると、比較的単価が高い傾向にある旅行・ホテル業界。 そんな業界に関連する企業やブランドの情報を、網羅的確認できるこのマップは、「旅」という個人消費に携わる全てのビジネスパーソン必携のカオスマップです。
▲出典:不動産テック協会
名称 | 不動産テックカオスマップ |
発表元 | 不動産テック協会 |
概要 | 不動産テック関連のプレイヤーを網羅的に紹介しているカオスマップ |
発表時期 | 2019年8月 |
不動産テック協会が発表している「不動産テックカオスマップ」というものがあります。
不動産テックとは、従来の不動産関係の手続きやビジネススキーム(※ビジネスの流れ)に新たな風を吹き込む、テクノロジーを駆使した取り組みです。物件情報を提供する新型メディアはもちろんのこと、オンラインでの内見ができるサービスなども不動産テックのひとつです。
こちらのカオスマップでは、不動産の仲介業務支援を行うプレイヤーや物件情報の提供を行うWebメディア各社、ならびに管理業務を支援するサービスなど、不動産テックに関わるさまざまなプレイヤーを俯瞰できます。
▲出典:ONNE
名称 | スマホゲーム業界マーケティングカオスマップ |
発表元 | ONNE |
概要 | スマホゲーム業界のマーケティングサービスをまとめたカオスマップ |
発表時期 | 2019年3月 |
モバイルマーケティングスタジオ・ONNEは、スマホゲーム業界のマーケティングにおける240個のサービスやソリューションを、ゲームのライフサイクルに合わせて63種のカテゴリに分類し「スマホゲーム業界マーケティングカオスマップ」を作成しました。
アプリのマーケティング手法の多様化によって情報収集が困難になったスマホゲーム業界ですが、上記のカオスマップを利用すれば効率的にマーケティング施策が打てるでしょう。
▲出典:あいテクテク株式会社
名称 | 出会い支援サービスカオスマップ2019 |
発表元 | あいテクテク株式会社 |
概要 | 国内の「出会い支援」領域のサービスを業種ごとに分類したカオスマップ |
発表時期 | 2019年8月 |
愛に寄り添うテクノロジー紹介メディア「LoveTech Media」を運営するあいテクテク株式会社は、日本国内で展開されている「出会い支援」領域のサービスを、業種ごとに分類・配置したカオスマップを作成しました。
近年は婚活サービスの利用者が増加したり、ライフワークバランスが重要視されているため、注目度の高いカオスマップです。
▲出典:Media Innovation
名称 | 音声・ボイス業界カオスマップ |
発表元 | Media Innovation |
概要 | 国内の音声・ボイス業界を9領域に分類したカオスマップ |
発表時期 | 2019年5月 |
今後のに注目が見込まれる音声メディアをまとめたカオスマップです。
「配信プラットフォーム」「音声コンテンツ」「コンサルティング/制作」「コンテンツ制作ツール」「スマートスピーカー」「音声アシスタント」「音声広告」「音声合成/解析技術」「メディア」の9領域に分類しており、主に国内で活動している主要サービスが対象になっています。
最後に、BtoB向けに発表された最新カオスマップをご紹介します。
▲出典:株式会社ベーシック
名称 | BtoBマーケ カオスマップ 2020年版 |
発表元 | 株式会社ベーシック |
概要 | BtoBマーケティングサービスをカテゴリごとにまとめたカオスマップ |
発表時期 | 2020年1月 |
BtoBのWebマーケティングツール「ferret One」を提供する株式会社ベーシックが作成した「BtoB マーケ カオスマップ」。
近年増加しているBtoB マーケティングサービスを、オンライン・オフラインどちらのサービスも網羅し、35カテゴリーに分類しています。
BtoBビジネスはIT技術の発達によって、効率化を進める動きがあります。それに伴って多様化しているBtoB マーケティングサービスにも注目です。
▲出典:AI-CON Pro
名称 | 企業の契約法務のDXを後押しするリーガルテックカオスマップ 2021 |
発表元 | GVA TECH株式会社 |
概要 | 企業法務部向けのリーガルテックサービスをまとめたカオスマップ |
発表時期 | 2020年12月 |
AI契約書レビュー支援クラウド「AI-CON Pro」を提供するGVA TECH株式会社が作成した「リーガルテック カオスマップ」。
自社に合ったサービスを法務担当者が選定できるように、契約法務の7つのプロセス(受付・リサーチ・翻訳・作成・レビュー・電子契約・契約管理)に分類し、それぞれの場面で利用できるサービスがまとまっています。
リモートワークでも、法務業務をスムーズに行いたい方におすすめのカオスマップです。
▲出典:訪日ラボ
名称 | インバウンド業界カオスマップ |
発表元 | 訪日ラボ |
概要 | インバウンド業界をまとめたカオスマップ |
発表時期 | 2019年8月 |
近年拡大を続けているインバウンド市場。それに伴って国内最大級のインバウンドニュースサイトの「訪日ラボ」がインバウンド業界の1300サービスを網羅した「インバウンド業界カオスマップ 2019年下半期最新版」を作成しました。
インバウンド対策ソリューションの検討や、広告出稿時の比較、業界の把握をしたい方にぴったりのカオスマップです。
▲出典:コンサルのあんなこと、こんなこと
名称 | コンサル業界カオスマップ2019 |
発表元 | コンサルのあんなこと、こんなこと |
概要 | コンサルティング業界をファーム別にまとめたカオスマップ |
発表時期 | 2019年2月 |
「コンサルのあんなこと、こんなこと」を運営するコダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社が作成したカオスマップです。
コンサルティング業界は、IT化におけるITコンサル領域の拡大や、事業承継問題を主とした中小M&A/FAS領域の拡大、日系企業の進出が進んでいるため、全体として市場規模が右肩上がりとなっており近年注目されています。
上のカオスマップではファームの種類ごとに企業がマッピングされているため、転職を考えている方や業界研究をしたい方におすすめです。
ひとつの業界に数多くの企業やブランドが乱立している昨今、俯瞰的に業界の情勢やサービスを確認できるカオスマップはビジネスパーソンにとってなくてはならない存在です。
またサービスを利用する側もこれらのマップを利用することで、より自分に合ったサービスを発見できるでしょう。
(執筆:特急太郎 編集:はつこ)
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