エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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会社の顔ともいえるロゴには、世界各国でさまざまな色が使われています。単色のロゴもあれば、カラフルなロゴもありますよね。
ロゴをデザインする際には、どのような色を組み合わせて使うべきなのでしょうか。
この記事では、ロゴをデザインするときにお手本になるような色の組み合わせを、実例を交えながらご紹介します。
「自社のロゴの配色がなかなか決まらない……」「実際の企業に使われているロゴの配色をたくさん見たい!」という方は、この記事をぜひ参考にしてみてください。
目次
色は私たちに感情を想起させる役割があります。
各色の印象は文化や伝統によっても異なりますが、黄に親しみやすさを感じたり、赤が愛と結びつくのは、多くの国で共通しているでしょう。
こうした色の印象をロゴをデザインする前に知っておけば、より効果的に自社のアイデンティティをユーザーに伝えられます。
色がもたらす心理的効果について、詳しくは以下の記事をご覧ください。
文化・象徴性・感情から考える色彩心理学
Workship MAGAZINE
ロゴを制作する際、色の数についての明確なルールはありません。1色でも10色でも、必要なだけ色を使えます。
しかし多くの有名なロゴは、2色または3色で構成されていることが多いです。
原色を組み合わせたうえで、もう1色アクセントカラーを加えれば、ロゴデザインに幅がもたせられるでしょう。
多くの企業で使われている色の組み合わせ方は、大きく分けて3パターンあります。
以下でそれぞれについて解説していきます。
見た目に違和感がないため、多くの企業は同系色を組み合わせます。
たとえば上のロゴように、抽象的な形と青や緑などの色を組み合わせるものです。
またこの色の組み合わせによって、ユーザーは青から水、緑から自然をイメージします。このように、色と要素を関連づけて連想させるようなデザインを採用している企業も多いです。
鮮やかすぎる色は避けて、すこし落ちついた色や白を使ってみましょう。
グレーと青の組み合わせはとくにおすすめです。
3色をベースに作りあげられたロゴもよく見られます。
ただし自社のイメージにぴったりな色の組み合わせを見つけることは、容易ではありません。3つの色を適当に選ぶだけでは不十分なのです。
ロゴの色を決める前に、色の組み合わせもたらす印象について入念にリサーチをしましょう。記事の後半で実例を交えて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
色をあらわす用語は、色相、色調、淡色、濃色などたくさんあります。たとえば赤は色相ですが、ピンクは淡色にあたります。
ここからは、色に関する用語について学んでいきましょう。色に関する基本的な知識は、ロゴをデザインするときにきっと役立ちます。
色に白を加えると、淡色がうまれます。
たとえば黄に白を加えると、淡色の黄になりますよね。
逆に色に黒を加えたものが、濃色です。
たとえば青に黒を加えていくと、夜空のような濃色になります。
色相にグレー(白と黒)を混ぜると、色調がうまれます。
色の3原色は、赤、青、黄を指します。
原色のうち2種類を同じ比率で混ぜたものが、二次色です。
たとえば赤と青を混ぜた紫や、黄色と赤を混ぜたオレンジなどが、二次色にあたります。
カラーホイールにおいて、互いに隣接する原色と、二次色を同じ比率で混ぜたものが三次色です。
たとえば黄色と緑を50%ずつ混ぜると、三次色である黄緑色がうまれます。
赤や黄色、オレンジなど、太陽や火を連想させる色が暖色です。
暖色とは対照的に、水や草などを想起させる青や緑が寒色にあたります。
大胆な色の組み合わせによって、ロゴの中心に目がいくようなデザインになっています。
パワフルな赤と黄、そしてクールな社名の組み合わせは、エネルギーと遊びごころを感じさせますね。
黄は人の目をひくパワーカラーです。その黄と青を組み合わせれば、遊びごころと同時に信頼感も与えられます。
ユーザーからの信頼を得たい企業のロゴにぴったりですね。
ロゴの色選びのポイントのひとつが、コントラスト(明暗の差)の大きさです。
金と青はコントラストが大きい配色のひとつで、かっこいい印象をユーザーにもたらします。
エネルギーとミステリアスさを同時に演出したいなら、黒と黄を組み合わせたロゴにしてみましょう。
組み合わせかたによって印象を変えられるのが、紺と青緑です。
紺の背景に青緑を配置すれば、ロゴを目立たせられます。反対に青緑のうえに紺を配置すれば、落ち着いたトーンを演出できます。
暖かさと遊びごころを同時に演出したいなら、ピンクと紫の組み合わせがおすすめ。
明るいロゴにピンクを使えばエネルギーをプラスでき、ユーザーの目を引けるでしょう。
黒とオレンジは、スリルとエネルギーを同時に演出できる色の組み合わせです。
エクストリームスポーツやナイトクラブなど、スリリングでパワーのある企業のロゴに多く採用されています。
日没や海などを想起させたいなら、濃いオレンジ、ターコイズ、紺色の3色を組み合わせてみましょう。
落ち着いた雰囲気を演出したいなら、青と緑を組み合わせるのがおすすめ。
ファッション、メディア、エンターテイメントなど、若者向けの業界のロゴで幅広く使われています。
栗色とピンクの組み合わせはあまりメジャーではありませんが、クラシックさを演出したい場合にはぜひ候補にしてみてください。
とくに薬や装飾に関する会社のロゴにおすすめです。
社名によって事業内容を伝えられないなら、ロゴの色を工夫してみましょう。
上の例からもわかるとおり、ナチュラルグリーンと茶色の組み合わせは、造園会社のロゴをデザインするときにおすすめです。
ぜひおすすめしたい組み合わせのひとつが、オレンジと紫です。
ピンクとも相性のいいこの2色は、エレガントさとユニークさが特徴。ファッションや美容に関するブランドのロゴにぴったりの組み合わせです。
濃い紫と青のロゴは見栄えが良いため、とくに化粧品のブランドにおすすめです。
紺とピンクを組み合わせれば、落ち着いた、穏やかな印象を与えられます。女性向けのサービスを展開する企業のロゴにぴったりですね。
大胆な配色のロゴに挑戦したいなら、赤と紺と黄を組み合わせてみましょう。
この3色を組み合わせると、パワーや自信にあふれた印象を与えてくれます。エンターテイメントやレストランなど、人を惹きつけたい場合におすすめです。
ロゴを目立たせたいなら、紫を取り入れてみるのがおすすめです。
組み合わせる色に迷ったら、ベージュを選んでみてください。上のロゴのように違和感のない配色になります。
色の選択肢が多すぎると、逆に選べなくなってしまいますよね。
そんなときはまず、青とターコイズの組み合わせを試してみてください。シンプルでありながらも、印象的なロゴデザインが完成します。
ベージュとオレンジと黒の組み合わせは、コーヒーや食品に関連する会社のロゴに最適です。
同じデザインでも、色の組み合わせを変えるだけでロゴの印象はガラッとかわります。
今回ご紹介したロゴの実例を参考に、色の持つ意味や与える印象を考慮しながら、デザインや目的にあった色の組み合わせを模索してみてください。
(執筆:Design your way 翻訳:Asuka Nakajima 編集:Kimura Yumi)
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