エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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メールマーケティングとは、事業、商品やサービスに関する情報を、見込み顧客へメール配信するリードナーチャリングの手段です。メールマーケティングには、複数種類のやり方がありますが、今回はメールマガジンという手法の話をします。
メールマガジン(メルマガとも呼ばれる)とは、メールによって定期配信される情報誌のことです。
今回、ソフトウェアを開発する企業280社を対象にしている調査を元に編み出した、メルマガで実施すべきマーケティングの王道戦略と、メルマガの作り方の基礎項目を4つずつご紹介します。
メールマーケティングには大きく分けて2種類の配信方法があります。ひとつはメルマガタイプ。読み物として面白いと感じてもらえる優良なコンテンツを定期配信します。
もうひとつは、コンバージョンを直接の目的にしたセールスメールです。両者は別々の役割を果たすので、メルマガとセールスメールを並行して2通配信することが効果的です。
今回、調査対象の企業280社は、セール期間中に、合計で平均9通のセールスメールを発行しました。セールスメールの9通目になると、多くの企業がセールスメールを配信停止しました。
メルマガの配信頻度は、調査対象の企業においては、1日1通送信するパターンがもっとも多かったです。1日1通であれば、ユーザーを圧倒しません。それ以上のメルマガを発行すると、メルマガの登録を解除されてしまうため、メルマガは1日1通までにしましょう。
メルマガの登録を解除されてしまうひとつの原因は、通常のメルマガとセールスメールのどちらかしか送らない場合の話です。
大半の企業が、通常のメルマガとセールスメールを交互に送信しました。通常のメルマガでは、購入を押し付けずに、コンテンツの力で自社商品を使うメリットやユーザーの声を伝えられます。十分に教育してからセールスメールを送ると、商品の購入に前向きになってもらえます。
MA(マーケティングオートメーション)ソフトとは、リード管理などを自動化し、マーケティング活動をサポートするソフトウェアを指します。
企業がMAソフトを導入すると、社員の時間をより必要なタスクにアサインでき、人件費を削減できます。
今回、調査対象になった企業の中では、企業の53%がMailChimpやGetResponseのようなメールマーケティングを自動化するサービスを使っています。
MAソフトの中、メール配信を自動化するソフトのメリットをまとめました。
あまりに長すぎるメールを送り続けると、メルマガの登録を解除されてしまうケースがあります。そのため、本文の長さは最大1,500字ほどのメルマガが多いです。
その上、メルマガの件名は45文字以内と、本文における改行は20〜25文字以内という文字数がもっとも一般的です。
それぞれの文字数の目安を抑えると、ユーザーにとっては読みやすく、ストレスなしのメルマガになります。
ここからは、書く内容やセキュリティの話まで、メルマガを作るときにクリアすべき4つの基礎項目を網羅的にご紹介します。
読み手を意識せずにメルマガを作成すると、ユーザーにとっては役に立つ情報を提供するには、読み手の状況を把握しなければいけません。そんなとき、ペルソナを作成しましょう。
ペルソナとは、サービス・商品の典型的なユーザー像を指します。ユーザーの性別や年齢、職業などのデモグラフィック情報を基にペルソナを作成します。
さらに、メルマガを読むときのユーザーの精神状態を検討する必要があります。人はメールチェックをするときに、メールの件名や本文などの情報で必要性を判断します。
ビジネスの情報収集としてメルマガを購読しているユーザーが多いため、その人にとっては必要な情報を提供すると、メールをクリックしてもらう確率が上がります。
よりユーザーの関心を引き出せる手法をまとめてみました。
メルマガ配信のセキュリティでは、最も気をつけるべきポイントは、情報漏洩です。
【出典】シマンテック社
こちらは、シマンテック社というセキュリティソフトを開発・販売する企業が実施した調査から分かった、情報漏洩の原因です。ご覧の通り、ヒューマンエラーによるミスが最も多いです。
ヒューマンエラーを減らすための対策をまとめました。
ユーザーの役に立つ情報がなかったり、読み物として楽しめないメルマガは、登録を解除されかねません。こうならないような手法のひとつは、書き手のパーソナリティを明らかにすることです。
書き手の人柄が見えるような内容を書き足すと、ユーザーに親しみを感じてもらいます。編集後記やこぼれ話も同様な効果をもたらします。結果として、読者はメルマガの情報を受け入れやすくなります。
さらに、情報のソースを明確にすることが重要です。書き手、または自社商品への信頼性が向上させます。
メルマガ配信ソフトの機能を理解するうえでサービスを選ぶべきです。
あると便利な機能をまとめました。
エラーとなったメールアドレスへの配信を自動停止する機能。この機能がない限り、他社メールサービスでは、メルマガがスパムメール扱いになりかねません。
重複したリストへの配信を防止する機能。
リストに登録されている性別・年代・地域などのセグメント項目でユーザーを分けてメール配信する機能。
自社ドメインを用いてメール配信を行う機能。ユーザーの信頼を得るために重要です。
メール文の冒頭にユーザーの名前を差し込める機能。
事前に設定したメールを指定したタイミングで配信できる機能。
開封率やリンククリック率などを解析できる機能。メルマガの結果を分析し、配信を最適化しましょう。
フォームの記入よるメルマガへの登録方法を実施できる機能。
担当者が決めた時間帯でメールを配信できる機能。
担当者が決めた期間でメールの配信を停止できる機能。
画像や文字のエフェクトなど、メールの本文にHTMLのコードを記述できる機能。
名前に絞らず、個別で連絡情報の内容を差し込めることやユーザーの属性ごとに切り分け、内容をパーソナライズできる機能。
メールマーケティングの複数種類においても、メルマガはよく使われている一種の手法です。メルマガを最適化する方法はいくつかあります。メルマガを発行する頻度だけではなく、メルマガにおける理想な文字数もあり、MAソフトによってもさまざまなメリットを得られます。
さらに、メルマガを作成するときに、読み手に提供する情報やセキュリティ性、書き手の役割、メール配信ソフトの特徴などのポイントを意識しましょう。
今後、自社のメールマーケティングでメルマガを使う場合、上記の戦略を実行してましょう。
(翻訳:Jordan Colston)