インボイス制度、個人情報が簡単に復元できてしまうとの批判 他

フリーランスニュース

こんにちは、Workship MAGAZINE編集部の泉です。

1週間のニュースからフリーランス・副業ワーカーに役立つものを抜粋してご紹介します。今週もよろしくお願いします。

過去のフリーランス・副業ニュースはこちら

【1】コワーキングスペースって何? 運営者にわかりやすく教えてもらった【新宿アントレサロン体験レポ】

都内各地のコワーキングスペース・シェアオフィス・レンタルオフィスを訪問するWorkship MAGAZINEの人気連載『コワーキングスペース探訪』。今回は、新宿三丁目駅 徒歩1分のコワーキングスペース『新宿アントレサロン』をご紹介します。

アントレサロンの特徴は、フリーデスクプラン以上の契約で、首都圏の10拠点13店舗すべての店舗が自由に利用できる点。また、事務所として法人登記しても追加料金が一切かからない、行政認定施設のため創業支援が充実している、創業5年以内の方なら最大300万円の創業助成金がもらえる場合があるなど、独立開業した方には嬉しい特典が多数あります。

今回は、そもそもコワーキングスペースとは何ぞやというところを、実際にインタビュー&施設利用したうえでレポートします。

新宿アントレサロン コワーキングスペース

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【2】インボイス公表サイトの「本名バレ」対策は不十分? 国税庁の言い分は……

インボイス制度に登録した個人事業主の名前とその一覧が、国税庁のWebサイトにて一括ダウンロードできる状態になっていた問題で、批判を受けた国税庁は事業者リストから氏名などを削除しました。

しかし「削除された項目は簡単に復元でき、対策が不十分だ」と指摘があり、再び批判が集まっています。

指摘した方は、SNSにて「削除された項目を復元する Excel 関数があまりに簡単に作れてしまった」と述べており、実際に「氏名」を復元。住所データの復元も可能と指摘し、国税庁の対策は不十分だと批判しています。

この批判を受けて国税庁の担当者は、「全件データそのものには、事業者の氏名や所在地などの情報は含まれていない」と説明。「全件データとその他のデータをひも付けると簡単に復元できるのでは」との指摘には「規約に則って使ってほしい」と述べるにとどめています。

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【3】「サラリーマン副業300万円問題」で国税庁が敗北した理由

2022年8月、国税庁は「副業収入が300万円を超えない場合、原則は雑所得として扱う」という改正案を公表しました。

しかし「ハードルが高すぎる」などと約7000件の意見が殺到。この結果を受けて10月7日、国税庁は「帳簿の有無」を重要な判断基準とする修正案を発表しました。

多くの反対意見があったとはいえ、国税庁がここまでの譲歩するのは異例です。その背景には、改正案の3つの問題点がありました。

  • 税法の趣旨に反する可能性がある
    過去に最高裁が示した事業所得の定義と、収入金額300万円という基準が一致しなかった
  • 副業に対する過度の萎縮効果を生じさせる
    収入を増やそうとしたり、事業を立ち上げようとしたりするビジネスパーソンの努力に対して、萎縮効果をもたらすおそれがあったこと
  • 資産家ほど得をする可能性がある
    多額の初期投資を行える資産家が優遇されやすい基準であった

多くの批判やこれらの問題点を受けて改正案は修正されましたが、「帳簿の有無」はあくまで最低限の基準であり、帳簿さえあれば事業所得と認められるわけではありません。

帳簿を作成していたとしても、事業所得の基準にそぐわない節税を行おうとしていると見なされれば、雑所得と認定される可能性もあります。

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【4】フリーランス新法を「聞いたことがない」フリーランスが4割超 働き方は変わるのか?

ランサーズ株式会社は、臨時国会で提出される予定のフリーランス保護のための新たな法律案「フリーランス新法」について、フリーランスを対象に調査を実施。

その結果、「フリーランス新法を聞いたことがない」というフリーランスの割合が42.1%にのぼることが判明しました。

フリーランスニュース

▲出典:ITmediaビジネス ONLiNE

「フリーランス新法によって働き方はよくなると思うか?」という質問には、「よくなると思う・どちらかというとよくなると思う」が合計49.8%、「悪くなると思う・どちらかというと悪くなると思う」が8.6%、「変わらないと思う」が41.6%という結果に。

「変わらない」「悪くなる」と答えた人に理由を聞いたところ、結果は以下のとおり。

  • 45.7%「まだフリーランスと発注者と関係が平等とはいえないから」
  • 40.7%「企業側の意識は大きく変わらなさそうだから」
  • 30.1%「適切な契約内容・報酬で仕事を引き受けることはまだ難しそうだから」
  • 16.5%「下請法とあまり変わりがないから」

一部ではネガティブな印象も持たれているフリーランス新法ですが、企業に対するフリーランスへの書面交付義務や報酬支払い日提示の義務などが盛り込まれる予定であり、フリーランスと企業の関わりに少なからず影響するものではあります。

導入前にその内容を確認しておき、必要があれば対応を取れるようにしておきましょう。

記事を読む(ITmediaビジネス ONLiNE)

【5】フリーエンジニアの受注平均単価は「月66万円」 最高額は?

フリーランスエンジニア向け求人・案件サイトを展開するボースアーキテクト株式会社は、フリーランスエンジニアの受注平均単価や、平均単価の高い言語などを公開しました。

同社によると、2022年9月のフリーエンジニアの月額受注平均単価は66万円、最高単価は320万円。単価の高い言語はRust、Elixir、Scalaなどモダンな言語が中心となりました。

フリーランスニュース

▲出典:ITmedia NEWS

フリーランスニュース

▲出典:ITmedia NEWS

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【6】個人事業主の相続/死亡時手続きは超タイヘン!? フリーランスの遺族/相続人がやるべき11のこと

個人事業主の相続は、一般的なサラリーマンと比べると煩雑になりがちです。何かあったときのため、早いうちから必要な手続きを確認・準備しておきましょう。

以下の記事では、個人事業主の相続と、個人事業主の死後に遺族/相続人がやるべきことをまとめました。

フリーランスの遺族・相続人がやるべきこと

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今週のお題:仕事に役立ったおすすめのnote

Workship運営のフリーランス・副業コミュニティ『フリラボ』のメンバーに、仕事に役立ったおすすめのnoteを聞きました。

人におすすめを聞くと、自分が専門としている範囲外の情報が得られるのが良いですよね! 今回も良質なnoteが集まりました。(紹介いただいたnoteはツイートのリプ欄に掲載しています)

『フリラボ』は、フリーランス・副業の悩みやノウハウをみんなで共有していく相談コミュニティです。現在のメンバーは250名以上。フリーランス・副業向けマッチングサービス『Workship』が運営しています。

参加にご興味のある方は「名前」「職種」「SNSアカウント」「フリーランス歴(副業歴)」を添えて、こちらからお問い合わせください。審査通過の場合、運営からご連絡いたします。

(執筆:泉 編集:じきるう)

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