絶対にやってはいけない副業の特徴5選。怪しい副業の見分け方も解説!

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副業は、本業とは別に自分の好きなことや得意なことを活かして収入を得ることができる、とても魅力的なもの。しかし、じつは「絶対にやってはいけない副業」があることをご存じでしょうか?

危ない副業をやってしまうと「犯罪を犯してしまう」「お金をだましとられる」といった痛すぎる失敗をしてしまうことも……。

そこで今回は、絶対にやってはいけない副業の特徴と、怪しい副業の見分け方を解説します。

絶対にやってはいけない副業の特徴

まずは、絶対にやってはいけない副業の特徴を5つ解説します。

特徴1. 法律違反のリスクがある

当たり前ですが意外とやってしまいがちなのは「シンプルに法律違反な副業」です。

法律に違反する行為は、もちろん犯罪として処罰される可能性があります。たとえば、以下のような副業は、刑法や特定商取引法などの法律に違反する可能性があります。

  • マルチ商法
  • 各種詐欺
  • (許認可が必要な業種の)無許可営業
  • 違法な賭博

しかし、もう少し複雑な法律になると、意外と罪を犯してしまうケースも。代表的な職種別にいうと、以下のような副業案件には気をつけましょう。

  • エンジニア:ソースコードの丸パクリを求められる案件(著作権法違反のおそれ)
  • デザイナー:他人のデザインと似たデザインを求められる案件(著作権法違反のおそれ)
  • マーケター:業務上知り得た企業秘密の提供を求められる案件(不正競争防止法違反のおそれ)
  • ライター:他社に対して攻撃的な内容を求められる案件(名誉棄損、侮辱罪に該当するおそれ)

特徴2. 法律的にはセーフだが、倫理的にはアウト

世の中には「法律的にはギリギリセーフだが、倫理的にはアウトな副業」もあります。明らかに詐欺的、悪徳な副業でも、それを処罰する法律が整備されていなかったり、巧妙に法律の抜け穴を突いていたりするケースが代表的です。

具体的には、以下のような副業は避けるようにしましょう。

  • ネットワークビジネス
  • 悪徳オンラインサロンの運営
  • バリューに対して高額すぎる情報商材の販売
  • 運び屋
  • 転売(特に不正な手段で購入した商品の転売)

法律で裁かれるかは別として、悪徳な副業は被害者を生み出す可能性があります。たとえば、高額な情報商材を買わされたり、多額の投資を要求されたりして、結局は損をする人がたくさんいます。

そうなれば、一時的には儲かっても誰かの恨みを買ったり、知り合いからの信頼を失ったりするリスクが大きいでしょう。

特徴3.「楽して稼げる」ことをうたっている

楽して稼げるに越したことはないのですが、「楽して稼げる」ことをうたった副業では、詐欺被害に遭うリスクが高くなります。こうした副業の誘いに乗り、かえってお金をだまし取られるケースが後を絶ちません。

この手の副業は「投資系」の案件が多いのも特徴。「必ずもうかる」などのワードが出てきた際も注意してください。

なお、一般的な投資商品であれば、利回り(投資金額に対する収益の割合)は高くて5%前後が相場です。もちろんそれ以上を目指すことも可能ですが、その場合は高度な金融知識に加え、ある程度のリスクを許容する考え方が必要です。

そのため、「利回りが5%を超えているのに、リスクが少ない」といったうたい文句の副業には、何か裏があると考えていいでしょう。

特徴4. 作業中にお金を求められる

副業は「業務」であり、本来お金をもらって稼働するものです。

しかし、怪しい副業の場合は「業務をするのにこの有料サービスへの登録が必要」「出勤手数料に〇万円かかる」など、あの手この手でお金を引き出そうとしてきます。

例外もあるのかもしれませんが、原則として副業の過程でお金を求められたら「何かがおかしい」と思い、まずは身近な人や国民生活センターなどに相談してみましょう。

なお、これは絶対とまでは言い切れませんが、初期費用がかかりすぎる副業もあまりおすすめはできません。初期費用・固定費のようなコストが大きくかかってしまうと、「早く利益を上げないと…」と焦り、冷静な判断ができなくなる可能性があります。その原資が借金であれば、なおさら精神的な負担は大きくなるでしょう。

特徴5. 時給換算すると安すぎる

副業は「本業があるから」という心理が働く都合上、油断していると割に合わない仕事をしてしまうリスクは高いです。

よくあるパターンとして「今は安いけど、いずれ経験を積めば報酬は上がる」「未経験でもOKな代わりに単価は抑えている」などと説明されますが、報酬が激安の案件で学べる経験はたかが知れていますし、次の仕事にステップアップするのも難しいです。

絶対ではありませんが、目安として「地域の最低賃金」を下回らないかどうかはチェックしておきましょう。

おすすめできる副業の特徴

では、反対におすすめできる副業の特徴も見てみましょう。

特徴1. 自分のスキルや経験を活かせる

自分のスキルや経験を活かせる副業は、より稼ぎやすく、継続しやすいです。たとえば、ライターやデザイナーなどのスキルや経験がある場合は、同じジャンルの副業案件を受けるのが一番。

準備や勉強にかかる時間を最小限にでき、かつ怪しい副業も経験があれば見分けやすいからです。

特徴2. 本業に支障が出ず、むしろシナジーがある

副業として働く以上、本業に支障をきたさないことは意識しなければなりません。副業をやりこみ「兼業」と言えるレベルに成長させるのは理想的ですが、その場合も複数の仕事を両立させることは当然です。

この観点から、本業に支障が出ないことはもちろん、副業をやることで本業に活かせる知見を得たり、逆に本業で得た知見を副業に活かすといった「シナジー」が生まれる副業がおすすめ。

ただし「本業の知見」を活かしすぎて企業秘密の漏洩などにつながらないよう注意しましょう。

特徴3. お金以外のものも得られる

副業をする以上、お金を受け取ることは重視すべきですが、同時にお金以外に得られるものもある案件がベスト。たとえば、その案件にかかわることで人脈が広がったり、貴重な経験を積めたりすれば最高です。

先ほど「時給は意識して働くべき」と言いましたが、同時に本業の収入もある安定した状態にあることは事実なので、将来につながる確信があればお金のことはあまり考えないのも選択肢です。

特徴4. 将来的にはストックビジネスに成長する可能性がある

一般的に「誰かに依頼された業務を行う」タイプの仕事は「フロー型」と呼ばれ、稼ぐためには手を動かし続ける必要があります。

一方、過去に制作した作品や、投資先からお金が継続的にお金が発生するケースもあり、こうした仕事は「ストック型」と呼ばれます。代表的なところでは、印税やYouTubeなどの広告収入、株式投資の配当金などがあてはまります。

ストック型はすぐに稼ぐのが難しく、怪しいノウハウが出回っているのも事実です。しかし、適切な戦略を長い目で実行していけば、安定的な収益につながる可能性も高いため、フロー型の仕事と並行して取り組んでみるのもおすすめです。

怪しい副業の見分け方

怪しい副業には、いくつかの特徴がああります。その特徴と見分け方を整理しましょう。

1. 発注者の口コミ・評判を調べる

悪質な副業を発注する、あるいは副業詐欺を仕掛ける業者は、すでに別の方が被害を告発していたり、官公庁などが違反事業者として情報公開していたりします。

そういった情報をキャッチするためには、社名や個人名を調べてみるのが手っ取り早いです。また、逆説的に「発注者名がわからない案件は受けるべきではない」ともいえます。

ただし、業者によっては頻繁に社名を変更したりしているケースもあるため、注意深く調べていくことが重要です。

2. 相場を把握し、報酬が妥当か確認する

悪質な副業は、良くも悪くも相場が報酬からかけ離れているケースは多いです。報酬が安すぎれば「搾取」リスクがあり、報酬が高すぎれば「詐欺」のリスクがあるからです。

しかし、そもそも案件に対する「適切な相場」を把握していないと妥当性が判断できないため、やりたい副業分野のおおまかな相場観は把握しておきましょう。

相場は業種や働き方によっても変わってきますが、パーソル総合研究所の「副業の実態・意識調査」によれば、副業の平均月収は6.82万円で、平均時給は1652.1円。

個人的な肌感としては少し高い印象は抱くものの、1つの目安としてここから大幅にズレるような報酬には警戒すべきです。

3. 契約内容をよく確認する

一見なんの問題もない副業案件でも、じつは契約書の中にとんでもない条文が混ざっていたりすることもあります。契約書を読むのは大変だと思いますが、以下の記事なども参考に、要点を見逃さないようにしましょう。

なお「契約書がない場合は?」という声も聞こえてきそうですが、契約書を交わすかどうかは業界の慣習次第な側面もあり、「契約書がないから悪徳クライアント」と一概には言えません。この場合は、やはり発注者が信頼できそうか、個別に確かめるしかないでしょう。

4. 最初から案件やクライアントをスクリーニングしてくれるサービスを使う

上記でいろいろと見分け方を紹介してきましたが「そうはいっても、いちいち見分けたり調べたりするのは面倒」という方もいるでしょう。副業レベルだとなかなか時間が割けない事情もあると思います。

そんな方は、ユーザーが案件や発注者の評価を確認できるシステムを搭載していたり、悪質クライアントを排除できる仕組みを整えていたりするマッチングサービスなどの利用がおすすめです。

たとえば、副業マッチングに対応している各種プラットフォームでは、一例として以下のような対策が講じられています。

  • Workship:専用のトラブル相談窓口を開設し、不適切行為に警告を実施
  • クラウドワークス:24時間365日すべての仕事依頼を監視する「安心安全のパトロール体制」を整備
  • ランサーズ:取引評価、出品者評価システムの導入

安全に稼げる副業探しにおすすめのサービス3選

安全に稼げる副業を探すには、安全なサービスを探すことが重要です。以下では安全に稼げる副業を探せるおすすめサービスを3つご紹介します。

1. Workship

Workship

▲出典:Workship

Workship』は、フリーランス・副業向けのマッチングサービスです。

週1〜やリモートワークOKなど副業で始めやすい案件があるのに加え、エンジニア・デザイナー・Webマーケター・Webディレクターなど20種類の職種の案件があるのが特徴。トラブル相談窓口や会員制優待サービスの無料付帯など、安心して働ける仕組みも充実しています。

時給は1,500円以上の高単価案件を取り揃えており、手厚いサポートを受けながら副業に取り組みたい方におすすめです。

サービス名 Workship
特徴 ・20種類以上の豊富な職種
・高単価案件が充実
・トラブル対応システムあり
こんな人におすすめ ・週1〜OK、リモートOKの案件を探している人
・高単価な副業案件を探している人

2. クラウドワークス

▲出典:クラウドワークス

クラウドソーシングサービスのなかでも高い知名度の『クラウドワークス』。データ入力や記事作成、ロゴやデザイン、アプリ制作など幅広い種類から仕事を選べます。

100万人を超える登録者をもち、仕事の種類は246種類(2023年10月現在)。また、クラウドソーシングはどうしてもトラブルが多くなる形態のため、クラウドワークスは24時間365日の「案件監視」など数多くの対策を用意しています。

スキマ時間を活用した副業を探すもよし、週5でがっつり働ける案件を探すもよしと、柔軟に働き方を選べます。

サービス名 クラウドワークス
特徴 ・国内知名度が高く、安心できるサービス
・希望の働き方に合わせた仕事が探せる
こんな人におすすめ ・柔軟に働ける仕事を探したい人

3. Lancers(ランサーズ)

▲出典:Lancers

未経験者や、IT系の副業初心者の方にはクラウドソーシングサイト『Lancers(ランサーズ)』がおすすめです。

案件数が豊富で自分に合った副業が見つかりやすいのが特徴。ランサーズはユーザーの評価制度が充実しており、優良クライアントか否かをすぐに判別できるシステムがあります。

初心者でこれから実績を積みたい方や、副業でたくさんの仕事を取っていきたい方におすすめです。

サービス名 ランサーズ
特徴 ・国内最大級のクラウドソーシングサービス
・案件数が豊富で自分に合った副業が見つかりやすい
こんな人におすすめ ・副業でたくさん仕事を受けたい人
・副業が初めてで初心者でもできる案件を探している人

まとめ

ここまで、絶対にやってはいけない副業とおすすめの副業を解説してきました。

昨今は副業のハードルも低くなっていますが、同時に副業詐欺などの件数も増えており、副業ワーカーのリテラシーもこれまで以上に求められています。

安心できる副業を探すために、安心できるプラットフォームから探すのもおすすめです。

(執筆:齊藤颯人 編集:Workship MAGAZINE編集部)

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