ペルソナマーケティングを成功させる3つの基本ステップ

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MARKETER

マーケティングを考える上で、ペルソナを想定するのは基本です。

一方で「ペルソナをどう作ったらいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、

  • ペルソナとは何か
  • なぜペルソナマーケティングが重要なのか
  • ペルソナ設計における3つの基本ステップ

についてご紹介します。

ペルソナとは

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ペルソナ(persona)」は、もともと「人、(表面的な)人格」「役柄、登場人物」を指すことばです。もとはラテン語で「(古典劇中で俳優がかぶる)仮面」を指し、転じて”person(人)”の語源となったとされています。

マーケティングにおける「ペルソナ」は、『自社プロダクトを利用する、代表的な性質を持った架空のユーザー』です。このペルソナにもとづいて、想定しているユーザーのプロフィールを具体的に設定し、その人がどう行動するかを想定してマーケティング施策を立てることを「ペルソナマーケティング」と呼びます。

ペルソナマーケティングで設計されるペルソナのプロフィールは、「20代〜30代の女性」「60代以上の夫婦」といった、いわゆるターゲット情報だけにはとどまりません。小説やドラマ脚本などのキャラクターを考えるように、非常に細かく設定をつけていきます。

なぜペルソナマーケティングが重要なのか

はじめてペルソナマーケティングを行うとき、「一個人に向けて考えたマーケティング施策が本当に効果を生むのか」と疑問に感じる人もいるでしょう。

しかしターゲットが漠然としていると、「届けたい層」や「届けるための方法」もまた漠然としてしまい、結局誰にも刺さらず失敗するというケースが多くあります。ペルソナそのような失敗を未然に防ぐ、マーケティング方針の大黒柱のような存在なのです。

ペルソナを設計する具体的なメリットは、大きく次の2つが挙げられます。

  • ユーザー目線に立ったマーケティング施策を立てられる
  • ターゲットがぶれることなく、一貫したブランディングを行える

ユーザー目線に立ったマーケティング施策を立てられる

具体的なユーザー像を思い浮かべることで、その人物の気持ちに立って考えやすくなります

「20代の女性の気持ちになって考えよう」とだけ言われるよりも、プロフィールを参照しながら「この人物になったつもりで考えよう」と言われた方が、具体的で効果的な施策を思い浮かべられるでしょう。

ペルソナから連想をふくらませて、自社プロダクトへの導線を検討できるのです。

ターゲットがぶれることなく、一貫したブランディングを行える

スムーズで効果的なマーケティングのためには、プロジェクトに関わる全てのメンバーが「どういう層をターゲットにし、そのためにどのようなブランドイメージを形成するか」を共有することが不可欠です。

詳細なペルソナが設計されていれば、全員が共通のモデルユーザーを参考にできます。何か迷いが生じても、最初に設計したペルソナに立ち戻って考えればいいのです。

ペルソナ設計における3つの基本ステップ

それでは、実際にペルソナを設計していきましょう。

1. ターゲットを絞り込む

まずは従来のマーケティングと同様に、ざっくりとしたターゲットを絞り込みます。既存ユーザーや市場からデータを収集し、よりプロダクトと親和性の高い層を見つけましょう。

ここで用いる代表的なデータには、

  • アクセス解析
  • ユーザーインタビュー・アンケート
  • 公開されている調査データ(他社のデータや社会調査など)

などがあります。

インタビューやアンケート、社会調査のデータなどさまざまな情報を分析し、彼らのニーズやリアルな行動を探りましょう。

2. ペルソナの詳細を考える

具体的なターゲットが決定したら、その年齢層や性別、生活スタイルなどの情報に沿ってペルソナの詳細を考えます。

その際の項目には以下のようなものが挙げられます。

【人となり】

  • フルネーム
  • 性別
  • 年齢
  • 容姿・服装
  • 出身地・現住地
  • 住宅環境
  • 趣味・特技
  • 学歴・職業歴
  • 家族構成
  • 友人関係・社交性

【仕事・金銭感覚】

  • 職業・役職
  • 上司・部下・同僚との関係
  • 通勤時間・ルート・職場環境
  • 収入・貯蓄状況
  • どんなものにお金をかけるか

【ライフスタイル】

  • 1日の流れ
  • 情報収集の方法(よく読む雑誌やサイト、よく観るテレビ番組)
  • 夢・目標
  • 通信環境・所持端末(PC/スマートフォン/タブレット)
  • SNS利用

Webマーケティングでのペルソナを考える際に忘れてはいけないのが、「通信環境」や「SNS利用」です。自社サイトへの誘導方法を考える上で重要になります。

3. ペルソナシートを作る

書き出した情報を整理するためのシートを作成しておくと、次回以降のペルソナ作成を効率化できます。フォーマットを無料で配布しているサイトもありますので、利用するのもよいでしょう。

ここでは、すぐに使えるおすすめのテンプレートを3つ紹介します。

①ferret

ferretテンプレ

ferret

②企画ラボ

企画ラボテンプレ

企画ラボ

③SeedsCreate

SCテンプレート

SeedsCreate

まとめ

ペルソナ設計は、近年注目を集めている「カスタマージャーニーマップ」や「ユーザーシナリオ」といった、ユーザーの行動を想定して施策を立てるマーケティング手法のスタートラインにもなります。

効果的なマーケティングのために、ペルソナ設計は不可欠です。サービスの魅力を十分に伝えるために、ペルソナマーケティングを身につけましょう!

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