jQueryでできること10選。動的サイトの制作やプログラミングを簡略化!

HTMLやCSSに慣れてくると、ステップアップとしてプログラミングへの挑戦を考える人もいるでしょう。一方で「HTMLやCSSと違ってプログラミングは難しそう……」と思っている人もいるかもしれません。

そこで今回は、JavaScriptのライブラリの中で最も有名な『jQuery』でできることを10種抜粋してご紹介します。jQueryをマスターすれば、動的なサイトの制作も簡単です。プログラミングに対する抵抗感も減ることでしょう。

「jQueryってなに?」「jQueryではどんなことができるの?」と思われた方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

jQueryとは?

jQuery

jQueryは、JavaScriptを簡易的に使えるようにしたライブラリの一種です。

「ライブラリ」とは、利用頻度の高い機能やプログラムを予め作成し、再利用できるようにまとめたものを指します。

プログラミングをするとき、毎回イチからコードを書くのは大変です。また、別のプロジェクトで同じような機能を使いたいときもあるでしょう。そこで役に立つのが、jQueryをはじめとするライブラリなのです。

jQueryを使えば作業を効率化でき、複雑な機能も簡単に導入できます。

jQueryを使うメリット

JavaScriptでのプログラミングをサポートしてくれるjQueryには、大きく分けて4つのメリットがあります。

1. ソースコードを短縮できる

jQueryには、利用頻度の高い機能・効果がまとめられています。

自分で書くソースコードを短縮できるため、開発時間を減らせる上、メンテナンスもしやすくなるのです。

2. ブラウザのサポート範囲が広い

Google Chrome、Internet Explorer、Safari、Firefoxなど、Webブラウザにはさまざまな種類があります。しかしそれぞれ仕様が異なるため、同じコードでも動作するブラウザと動作しないブラウザが存在するのがJavaScriptの欠点でした。

しかしjQueryであれば、ブラウザの違いを気にすることなく活用できます(クロスブラウザ)。

対応ブラウザおよびバージョンはjQueryの公式サイトに記載されています。

3. 拡張プラグインが豊富に用意されている

プラグインとは、ソフトウェアの機能拡張のために追加するプログラムの一種です。プラグインを活用することで、高度な機能追加や見た目の調整がより簡単になります。

jQuery用の拡張プラグインは数多く公開されており、用途に合わせた機能の補完が可能です。

「具体的にどのようなプラグインがあるの?」と思われた方には、ぜひ下記ページを参照してください。

4. 年々バージョンアップされている

2006年8月の「jQuery 1.0」リリース以降、jQueryは約1年という比較的短いスパンで着実にバージョンアップされています。

またjQueryは、大きなバージョンアップ以外にもマイナーなバージョンアップが頻繁に行われており、パフォーマンス向上を続けているのが大きな特徴です。

ただし、異なるバージョンのjQueryを同時に使うと動作しないことがあります。古いサイトのコードやプラグインを利用するばあいはご注意ください。

jQueryでできること10選

コードを簡略化し、簡単に高度な機能を追加できるjQuery。では、具体的にはjQueryでどんなことができるのでしょうか?

以下、jQueryでできることを10種抜粋してご紹介します。

1. 外部ファイルの動的読み込み(Ajax)

Ajax機能を使用して、外部ファイルの動的読み込みができます。

Ajaxとは、JavaScriptを使用してサーバーとの通信を行い、ページを書き換える技術です。具体例としてはGoogleマップがあります。

サーバー側とスムーズにデータをやり取りでき、ユーザーの待ち時間を減らせるのがAjaxの魅力です。

2. 属性や要素の操作

属性や要素の追加や削除、編集などの操作が可能です。

JavaScriptのコードの大半はHTMLやCSSコードの書き換えで構成されているため、jQueryを用いて文字色を変化させることも簡単にできます。

3. フェードイン/フェードアウトなどのスライドショー

次第にサムネイル画像が現れてくる「フェードイン」効果や、だんだん薄くなって消えていく「フェードアウト」などのスライドショーをJavaScriptで自力で作るのはなかなか大変です。

しかし、jQueryを使えば簡単に実装できます。

fillinglife_gif

▲出典:fillinglife

4. マウスオーバーでの画像エフェクト

例えば記事サムネイルにマウスカーソルを乗せるとアイコンが拡大されたり、色が変わったりなど、画像へのエフェクトもjQueryでできます。

ユーザーの利便性が向上するため、ぜひ導入したい機能です。

マウスオーバー

5. メニュー機能の追加

マウスオーバーやクリックで開閉するメニューボタンもjQueryで実装できます。

限られた範囲にメニューの詳細内容を収納し、かつその内容をすぐに確認できるため、利便性が高い機能です。

メニュー

6. ソートや検索機能の制作

データを一定の規則で並べる「ソート」や、検索機能の制作もjQueryで実装できます。

該当データの取り出しや並び替え、該当しないデータの非表示化により、ほしい情報を即座に入手可能です。

7. イラストやグラフ、図形などの描写

jQueryを用いてイラストやグラフ、図形などの描写を追加し、Webサイトを視覚的に見やすくできます。

また近年は、拡大・縮小してもきれいに見える「SVG形式」の画像が人気です。SVGは画像形式のひとつでありながら、テキストファイルの性質を持ちます。そのため、SVGファイルをjQueryで操作し、画像にエフェクトやアニメーションをつけることも可能です。

8. SNSシェアボタンの設置

FacebookやTwitterなどのSNSでコンテンツを簡単にシェアできる、SNSシェアボタンの設置もjQueryでできます。

シェアだけでなく、サイト内で「いいね!」を押すことも可能です。

シェアボタン

9. リアルタイムで動く画像の作成

jQueryであれば、静止画ではなく、リアルタイムで動く画像も制作できます。

株価などのチャートはリアルタイムで確認したいものです。jQueryを用いて1秒ごとに最新版が表示される画像を制作することで、グラフの変化などを随時確認できます。

10. レスポンシブデザイン対応

スマホやPCなど、さまざまなデバイスに自動で最適化されるレスポンシブデザインもjQueryで作成できます。

スマホアプリでは、iOSとAndroidで使用するプログラミング言語が異なります。しかしjQueryを用いれば、iOSとAndroidどちらのスマホにも、もちろんPCにもひとつのコードで対応可能です。

jQueryの読み込み方法

Webサイト上でjQueryを使えるようにするには準備が必要です。この方法は大きく分けて2つあります。

方法1. jQueryをHPからダウンロードして使用する

ひとつめの方法は、jQueryを公式サイトなどからダウンロードして使用する方法です。

公式サイトからダウンロードできるファイルは、圧縮版と非圧縮版があります。

  • 圧縮版:サイズ容量が小さく、運用時のパフォーマンスが向上(ファイル名に「min」と記載されている)
  • 非圧縮版:改行やコメントなどが含まれ、コードが読みやすい

ダウンロード後、HTMLのhead内に下記コードを追加すると使用できます。

<head>
<!-- head内に下記のように記述 -->
<script type="text/javascript" src="js/jquery-3.3.1.min.js"></script>
</head>

※srcのリンク先は、使用バージョンを記述してください(上記はバージョン3.3.1)

方法2. 他のサーバーにあるjQueryを使用する

ふたつめの方法は、ダウンロードせずに他のサーバーにあるjQueryを使用する方法です。

GoogleMicrosoftjQueryなどのサーバーが配信しているjQueryを使用できます。

例えば、Googleの配信しているサーバーを使用する場合、HTMLのhead内に下記コードを追加すると使用可能です。

<head>
<!-- head内に下記のように記述 -->
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.3.1/jquery.min.js"></script>
</head>

※srcのリンク先は、使用サーバーとjQueryの使用バージョンを記述してください

jQueryの記述場所

jQueryコードの記述場所は2パターンあります。

パターン1. HTMLファイルに直接記述する

HTMLファイルに直接記述するばあい、HTMLの「head」もしくは「body」内に記述します。

以下、サンプルコードです。

<script type="text/javascript" src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.3.1/jquery.min.js"></script>
<script type="text/javascript">
/* この中にjQueryのコードを記述 */
</script>

パターン2. 別ファイルで読み込む

別ファイルを作って記述するばあい、制作したフォルダをWebサイトが保存されているサーバー上にアップロードします。

そのあとファイルを紐づけするため、作成したファイルのリンクを作成します。

以下、サンプルコードです。

<head>
<!-- 先にjQueryを読み込む記述を書く -->
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.3.1/jquery.min.js"></script>
<script type="text/javascript" src="格納場所/ファイル名"></script>
</head>

jQueryの書き方

jQueryは「$(function(){」から書き始めます。

なおjQueryコードを書くときは、HTMLのコードよりも先にjQueryが実行されることに注意しましょう。

jQueryの基本構成

jQueryは下記のように、セレクタとメソッドで構成されています。

$(function(){
$('セレクタ').メソッド('具体的な実行結果');
});
  • セレクタ:操作をする要素を記述する箇所。例えば文字色を変えたいときに、どの部分の文字色を変えるかを指定する
  • メソッド:指定要素の実行結果を記述する箇所。例えば文字色を変えたいときに、指定要素の文字色を何色にするのか実行結果を指定する

簡単なサンプルでjQueryを記載

上の基本構成をふまえ、簡単なサンプルコードで実際の記述方法を説明します。

以下は、文字の色変えについて記述しているコードです。

$(function(){
$('h2').css('color','red');
});

このコードでは、セレクタにh2要素を指定し、メソッドでcssを指定しています。

メソッド内では(‘color’,’red’)と記述しているため、表示される文字は赤色です。

一つの設定を記述する場合、プロパティや値を「’」や「”」で囲み、「,」(カンマ)で区切ります。

まとめ

jQueryを使えばJavaScriptのプログラミングを簡略化できるだけではなく、さまざまな要素を簡単に実装できます。

スライドショーなどの動的なWebサイトを作ることで、ユーザーにとって魅力的なサイトになること間違いなしです。

今日から早速jQueryを使って、プログラミングの効率化を図りましょう!

 

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