エンジニアの副業におすすめのサービス11選!メリットや戦略も解説
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こんにちは。リモートワーク歴8年目の会社員、さくらいみかです。
この「リモートワークってどうなの?」の連載を始めたのは2019年9月。たった半年でこの働き方がここまで広がりを見せるとは思ってもいませんでした。
きっかけとなった新型コロナウイルスの流行後、ニュースでは連日のように「自社出勤、テレワークの推奨」と言っています。
リモートワークが推奨されているとはいえ、業種的にそもそも不可能な人、さまざまな事情でこの働き方が難しい人も多いです。
みんなどんな準備をして、どんな感じでやってるんだろう? 実際の体験談を聞いてみたいなと思いました。
そこで、最近リモートワークに移行した人30名にアンケートを実施。その中から有志3名+筆者で座談会を開催しました。
それぞれ会社からどんな指示があって、どうやって環境を整えていったのでしょうか?
さくらい:この記事の筆者。デザイン会社勤務のWeb系エンジニア。会社では以前からひとりだけリモートワークをしていた。自分以外の会社のメンバーは、今年2月末から少しずつ開始。Twitter:@skrimk0218
じきるうさん:Web制作会社勤務の編集者兼マネージャー。2月末より会社がリモートワーク推奨になったが、管理職でミーティングが多いため出社することも多い。Twitter:@kazzikill
中村さん:WEBマーケティングやメディア運営をする会社でディレクター、ライティング、SEOなどを担当。2月半ばからリモートワーク開始。元フリーランスなので、自宅勤務慣れしている。Twitter:@Tapitea_rec
うじえさん:Web制作会社勤務のディレクター。2月末よりリモートワーク開始となり、現在はほとんど自宅で仕事をしている。
さくらい:みなさん会社から突然言われて、リモートワークに切り替えた感じですか?
中村:個人的にはリモートワークの経験があったんですが、全社的には最近開始しました。「今日からリモートにします」という連絡が当日の始業1時間半前にChatworkに流れて、全員すぐに「分かりました」と返して(笑)。うちの会社は4人ぐらいのスタートアップ企業なので、始めやすい環境だったんだと思います。
うじえ:うちは2月半ばから時差出勤が導入されて、2月24日に会社から「明日からリモートにします」と連絡がきて、2月25日から始まりました。
さくらい:うちも2月25日に「今後できる人から始めていこう」という話になってました。
じきるう:政府が2月24日にリモートワーク推奨の方針発表をしましたが、その直後から開始した会社は多いかもですね。(Chatworkの発言から引用しています)
さくらい:今回、「最近リモートワークを開始した30名」からアンケートを取りましたが、やっぱりその頃開始した人がほとんどでした。リモートワークの頻度も週4〜5回が75%と、ほぼ全日リモートの人が多いみたいです。
さくらい:社内でみんな一斉に開始したんですか?
中村:はい、全員一斉です。とはいえ事務や経理処理をするために、社長はほぼ毎日出社しているみたいです。
うじえ:いちおう一斉ですが、営業の人たちは出社が多いみたいですね。お客さまのもとへ提案に行く必要があるので。管理職も新入社員の教育や定例のミーティングがあるので、出社してることが多いみたいです。
じきるう:ボクはマネジメント業務を担当しているのですが、まさにそんな感じで。とくに新入社員の教育は、リモートだとなかなか難しいなと感じています。
さくらい:うちの会社ではリモートワークを導入する際に、VPNを使って外部から社内ネットワークに接続する方法や、リモートデスクトップを使って自宅から会社のパソコンを遠隔操作する方法についての説明がありましたが、みなさんはどうでしたか?
ちなみにアンケートには「こんな指導があった!」という回答がきてました。
【Q. リモートワークを開始するにあたって会社側からなにか指導はありましたか?】
- VPN環境の手配
- 外部(特にカフェなど)でのWi-Fi使用禁止、業務報告の方法などに関する指導
- 持ち出しPCの管理義務とセキュリティチェック
- 機密情報の取り扱いについての一通りのおさらい
- リモートワークについての資料も配られ勤怠の報告方法や就業時間について説明会
- シフト表の作成と在宅勤務に対する会社への登録
- 連絡ツールの見直しと導入
さくらい:セキュリティー的な話と、勤怠管理的な話が多いですね。
うじえ:うちは元からWebアプリの勤怠管理ツールを使ってるので、勤怠については大きなトラブルはありませんでしたね。
あとはルールに関する細かい指導がありました。たとえば社内でコミュニケーションツールとして使ってるSlackは、名前の横に「オフィスor在宅」のステータスを表示するようにしましょう……とか。
中村:うちは勤怠管理とはちょっと違うかもしれませんが、毎日始業時間にメンバーとビデオミーティングをしています。「リモートだけど今日もよろしく!」みたいなのがあったほうがいいんじゃないか、というのが早い段階で決まりました。
さくらい:そういうのがあると気分が切り替わりそうでいいですね。毎日そのために身なりを整えてるんですか?
中村:髪の毛をとかすぐらいの当たり前なことはしますけど、化粧はそんなにしないですね。パジャマみたいなのを着て、オンラインミーティングに参加してます。
さくらい:きっとそんなに分かんないですよ。
中村:だといいなぁ。
さくらい:次に、自分が仕事をしやすいようにするための準備についてのアンケートの回答はこんな感じです。
【Q. リモートワークを開始するためにどのような準備をおこないましたか?】
- 周辺環境(広角カメラ、クッション、タブレット)の準備
- モニターを自宅に郵送している人はいました
- 支給品のPCを置く場所を作るため、またテレビ電話に映っても恥ずかしくないよう模様替えをした
- 会社での作業効率と変わらないようにパソコン周りの作業機器を揃えました(自費)
さくらい:会社って、仕事に必要なものが揃ってるじゃないですか。一方で自宅だと、机や椅子が長時間の作業に向いてなくてやりづらい……みたいな問題も多分起きますよね。みなさん、どんな環境で仕事してますか?
うじえ:私は自宅にデスクがないので、ソファーとローテーブルを自分のほうに寄せて動けないようにして仕事をしてます。下にクッションを敷いて、後ろによっかかって。いまのところ大丈夫です。
中村:私は自宅のダイニングで仕事してます。で、仕事の合間にそのままランチをとってますね。
さくらい:おお、寿司だ!
じきるう:会社のオフィスでお昼に寿司食べるのはけっこうハードル高いですが、たしかに家なら気兼ねなく食べられますね……。
中村:いつもは残り物ばかり食べてます。
さくらい:家で残り物を消費しつつ暮らしてると、節約にもなりますね。
じきるう:ボクもリモートの時は自炊しますね。リモートワーク推奨になってから、自炊頻度は増えたかも。
さくらい:その他にアンケートでは、ビデオチャットにそなえて部屋を模様替えした人も多いみたいですね。みなさんはどうですか?
じきるう:まさにこの座談会のために、部屋を綺麗にしました。ビデオチャットするとなると、汚い部屋を見せるわけにはいかないですからね……(笑)。
うじえ:私は背景が白いところを選んでやってます。
さくらい:私はもともと週1でビデオ会議してたので、いまの家に引っ越したときに机の後ろに壁が来るようにしました。もうずっとそれ仕様になってますね。
さくらい:アンケートの回答を見ると、会社支給のパソコンを持ち帰って使ってる人が多いみたいですが、みなさんもそうですか?
うじえ:そうですね、会社のノートパソコンを持って帰ってます。
中村:私も会社支給のノートパソコンです。
じきるう:ボクは私物のノートパソコンを使ってますが、周りの人の話を聞くと会社支給のものを使うように指示されているケースが多いみたいですね。
さくらい:なるほど、というかみなさんノートパソコンなんですね! うちの会社はほとんどの社員がデスクトップを使ってて、持ち帰りが難しいんですよ。なので、リモートワークをする日はSlack上で「電源入れて」と会社にいる人に頼んで、私物のパソコンからリモートデスクトップで会社のパソコンに繋いで、遠隔操作してるんです。
じきるう:へぇぇぇ~~! そんな事情の会社も……!
さくらい:こういうパターンはアンケートの回答者にも30人中1人しかいなかったので、みなさんちゃんと持って帰れてるんだ! と驚きました。
じきるう:それでスムーズに作業できてるんですか?
さくらい:個人差がかなりあるみたいです。全員自宅にパソコンは持っているんですが、アプリが重いと動きがもたついたり、通信速度が遅いとまともに作業できかったりで、リモートワークができてる人は限られてるようです。
さくらい:そもそもこれまで自宅で仕事をすることってありましたか?
中村:もともとフリーランスだったので、自宅での仕事経験はありました。
さくらい:じゃあ慣れてますね!
中村:仕事をすること自体は慣れてますが、非Web系で営業職の夫が「家にいる=(イコール)休みだから家事出来るでしょ?」という認識だったので、「リモートワークが始まるけどこれは休日じゃないんだよ」というのを、2~3回伝えて分からせました。
さくらい:「分からせる」!!!
さくらい:職種による認識のズレはありますよね。私はいま帰省先で仕事をしてるのですが、たまに親からお茶に誘われたりしますね。一応分かってはくれてますけど、たまに「いや、いま仕事中だってば」みたいなことが。
さくらい:やり取りそのものは、普段と変わりましたか?
うじえ:Slackのレスが、みんないつもより早い気がします。連絡を待っている相手が困らないように、サボってると思われないように……などいろいろ考えるところがあるのかなと思います。
じきるう:ボクはマネジメント担当として、いまやってるタスクの切り分けを細かくして、逐一報告してもらうようにしましたね。コミュニケーションロスを減らすためにもホウレンソウ(報告・連絡・相談)を徹底するようになりました。そうしないと誰が何をしているか分からなくなってしまうので……。
さくらい:対面だと気軽に「ここやっといて」って頼めるけど、リモートだとそれが難しいですよね。伝えたい意図を誤解されることがありそうで、私も普段より日本語を分かりやすく書こうと気を使うことは多いです。普段なら「コレ」と指をさせば済むけど、画面キャプチャとって、矢印つけて、画像に書き込んで説明したり。
中村:あるある……。
中村:言葉のコミュニケーションもなんですけど、資料のやり取りもこれまではワードファイルと、Googleドキュメントの両方でしてたのが、Googleドキュメントに完全移行しました。Googleドキュメントなら全員で同時編集が可能なので、ホワイトボード的にも使えるんですよね。アイデアがある人がどんどん自分から発案して編集していってます。
できるものはなるべくオンラインに移行してますね。
うじえ:ファイルのやり取りも、リアルタイムで進捗が分かるツールに移行してますね。その方が不安にもならないので。
さくらい:やっていくうちに気付くことも多そうですね。
さくらい:いまは社会全体でリモートワーク推奨の流れですが、今後もこの働き方を続けたいと思いますか?
中村:ぜひ続けたいです。今回、コロナウイルスのニュースが毎日気がかりでしたので、社長からリモートワークに切り替えるという連絡をもらってとても安心しましたし、感謝しています。反面、同僚と顔を合わせて話したいなぁ……と思うこともあります。
うじえ:私も続けたいです。とはいえ、業務的に出社した方が捗りそうだったり、家事が溜まっていなかったりすることもあるので、公私の状況をみて柔軟に選択できると嬉しいです。
じきるう:ボクはそもそも人の目がないとダラけてしまうタイプなので、家で仕事するのはあんまり得意じゃないんですよね。リモートワークは、この辺で得意不得意が出てくるんじゃないかなと。今回取ったアンケートでは「続けてみたい」という人が多かったですが、ボクはあんまり続けたくないかも(笑)。
今回は「リモートワークの始め方」を中心に話し合ってみました。いまはまだ新鮮な気持ちで探り探りやっているけど、しばらく続けていけば思うところも変わってくるはず。
ある程度この働き方を続けてみた上でどんな風に変わってくるか、また1か月後ぐらいに話し合いの機会を持ってみる予定です(もしこの状況が続いていれば)。
(執筆/イラスト等:さくらいみか 編集:Uchida Kazuyoshi)
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