SEOに効果的なページタイトルのつけ方4ポイント。Googleに表示されるタイトル文字数は固定じゃない!?

MARKETER

SEO対策をする上で、ページタイトルは考慮すべき大事な要素です。

ページタイトルはユーザーが検索結果画面で最初に注目するところであり、Googleがページのインデックスを決定する最も重要なポイントのひとつです。

このような理由から、SEOにはページタイトルの工夫が不可欠と言えます。

この記事では、効果的なページタイトルが必要な理由と、その作成方法をご紹介します。

「HTMLタイトルタグ」と「記事タイトル」の違いを理解する

まずページタイトルを語る上で混同しがちな「HTMLタイトルタグ」と「記事タイトル」の違いを説明します。

今回の記事で説明するページタイトルとは、HTMLタイトルタグのことです。HTMLタイトルタグは、ページのソースを見るとヘッドセクションにあり、以下のようになっています。

<title>これはページタイトルの例です-Example.com </ title>

注意すべきなのは、これを「HTMLタイトルタグ」と「記事タイトル」を混同してはいけないということです。

HTMLタイトルは通常、ブラウザのタブに表示されます。

一方の記事タイトルは、タブではなくページ自体に表示されるものです。

HTMLタイトルタグ

▲HTMLタイトルタグ

記事タイトル

▲記事タイトル

SEOにおけるページタイトルの役割

「HTMLタイトルタグ」と「記事のタイトル」の違いを正しく理解したところで、ページタイトルの役割をご紹介していきます。

効果的なページタイトルには、以下の役割があります。

  • キーワードのランクを上位にあげる
  • ユーザーのクリックを誘導し、ページに移動させる

これら2つの役割は互いに補い合う関係ですが、どちらか一方しか機能しないケースもあります。

たとえばあなたのページが検索結果で上位にランクインしているのに、クリックが少ない場合、SEOの効果があるは言えませんよね。

このような場合、ランキングは時間とともに低下する可能性があります。

タイトルとクリック率(CTR)を考慮する

Googleはクリック率(CTR)を利用して、特定のキーワードとページの関連性を判断しています。

つまりGoogleが予想するCTRよりもページのCTRが低い場合、ページのランキングは低下してしまう可能性があります。

逆にタイトルの付け方を工夫しCTRを上げることで、ランキングは向上するでしょう。

SEOに効果的なタイトルをつけよう!4つのポイント

1. ページタイトルにフォーカスキーワードを入れる

ページ内の投稿に「フォーカスキーワード(検索でヒットさせたいキーワード)」を設定している場合は、ページタイトルにもそのキーワードを含めるようにしましょう。

Googleがページのトピックを把握する際に、ページタイトルは最も重視されるポイントです。タイトルにキーワードがないと、ランキング上位表示の可能性が著しく損なわれます。

2. タイトルの長さを最適化する

最適なタイトルの長さは、Googleが検索結果に表示しきれる長さです。しかしGoogleが表示できるタイトルの長さは、デバイスによって異なります。

デスクトップ版の結果は、次のとおりです(2019年10月時点)。

SERPs画面

同じURLのモバイル版の結果がこちらです。

SERPs画面

では上の画像のタイトルと同じ文字数なら表示されるかというと、必ずしもそうではありません。表示される文字数はデバイスだけでなく、各コンテンツによって微妙に異なります。

なぜならGoogleのタイトル表示は、「文字数」ではなく「固定幅」で制限しているからです。たとえば横幅の広い「w」の文字よりも、「i」の文字の方が多く表示されるということです。

このような事情を考慮して、タイトルの前半に最も重要なキーワードを使用するのがおすすめです。

3. ページタイトルにサイト名を入れる

これまでは「ページタイトルからはサイト名を除外する」ことがSEOのトレンドでした。タイトルは情報の「密度」が重要であり、サイト名はその点において重要ではないと考えられていたからです。

しかし、いまは違います。ページタイトルには、サイト名を含めたほうが良いでしょう。

ユーザーがトピックを検索した際に何度もサイト名を見ることで、初めはクリックしなくても、次のページで再び見かけときにクリックする可能性があるからです。

4. 公開後にページタイトルをリライトする

少し前にyoast.comのGoogle Search Consoleを見ていたときのことです。「WordPressセキュリティ」に関しての記事が、検索上位にランク付けされているにもかかわらず、トラフィックがあまり多くないことに気が付きました。

そこで記事のページタイトルとメタ説明を最適化したところ、トラフィックが30%以上増加しました。下のグラフの縦線で示されている箇所が、タイトルの変更が行われたタイミングです

Search Analytics

変更はとても簡単なものでした。

旧タイトル:WordPressセキュリティ – Yoast

新タイトル:WordPressのセキュリティを、簡単な数ステップで設定しよう! – Yoast

キーワードの観点から見ると、特別大きな変更はありません。しかしユーザーにとっては、変更後のタイトルのほうがより魅力的だと捉えられ、クリック数が増えたのです。

ソーシャルメディア向けタイトルはどうすべき?

SEOに適したタイトルタグは、ソーシャルメディアに適したタイトルとは限りません。ソーシャルメディアでは「最適化されたキーワード」よりも「クリックを促すようなタイトル」が重視されます。

ソーシャルメディアの場合、大抵はタイトルにサイト名を含める必要がありません。

FacebookやTwitterでは、投稿画像(OGP)になんらかの形式でサイト名を差し込むのが良いでしょう。興味のある方は、Yoast SEO Premiumのsocial previewsで詳しく紹介しています。

またYoast SEOを使っている場合は、Facebook、Twitter、Googleにそれぞれ別のタイトルを付けることができます。

使い方は、Yoast SEO snippet editorでGoogleタイトルを入力するだけです。 FacebookおよびTwitterのタイトルは、それぞれのフィールドのソーシャルタブに入力できます。

なお特定のTwitterタイトルを入力しない場合、Facebookタイトルを代わりに使用します。

まとめ:効果的なページタイトルをつけよう!

ページタイトルの工夫は、シンプルながらSEO対策をする上で価値のある手法です。

今回ご紹介した内容を参考に、今までより少しタイトルに時間をかけてみてはいかがでしょうか。

またタイトルをつけるときだけでなく、公開後のページも考察してタイトルを変更するなど、継続的に最適化していくとより効果的です。

(原文:Joost de Valk 翻訳:Tomomi Takei)

 

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