本質的なSEO対策方法、至極の13ポイント。Googleが求めるのはユーザビリティの改善【保存版】

MARKETER

Webサイトを検索エンジンの上位に表示させるためには、SEO対策が欠かせません。

SEO対策を担当するマーケターは、キーワードとの関連性や文字数など、小手先のテクニックに目が行きがち。

しかしそのようなモチベーションで作られた記事は、ユーザーを満足させるでしょうか。血が通っていないコンテンツは、いつしか検索エンジンの圏外に押しやられるでしょう。

サイト滞在時間や直帰率、リンク切れ、ページビュー、被リンクや外部リンクなどの評価要素に、一度真剣に向き合ってみましょう。

この記事では、Webサイトのユーザビリティを向上させることによって検索順位を向上させる、本質的なSEO対策を13ポイントに分けてご紹介します。

SEO対策で本当に必要なのは、ユーザビリティの改善

使いやすいサイトには何度でも訪れたいし、商品を購入する気になるでしょう。そして「使いやすいサイト」とは、UI/UXデザインやコンテンツの質が高い、優れたユーザビリティを備えたWebサイトです。

Googleの本質は、ユーザーが求める便利で質の高いコンテンツを正しく提供することです。そのため検索エンジンは、使い勝手の良いWebサイト、つまりユーザビリティの高いWebサイトを評価します。Googleの場合、キーワードが豊富なだけでなく、ユーザーエンゲージメントも評価する傾向にあります。検索順位が上がるのは、Webサイトの滞在時間が長いとき、閲覧ページが増えたとき、繰り返し訪問したりするときなので、Webサイトのユーザビリティが良ければ、SEOは自然と改善されるでしょう。

以下に、検索順位を上げるために気をつけたいユーザビリティ要素をいくつかピックアップします。

① 有効性

Webサイトは、ユーザーが必要な情報を得たり、商品を注文したり、カスタマーサービスに問い合わせたりと、ユーザーの目的を果たせるものになっている必要があります。

② 効率性

ユーザーがどれだけスピーディーに目的を達成できるかも大切な要素です。

効率的に必要なものを探し出せないのであれば、ユーザーはWebサイトから離脱し、サイト滞在時間は短くなるでしょう。その結果、検索順位にもネガティブな影響が出てくるかもしれません。

③ 習得性と分かりやすさ

Webサイトの利用方法が難しい場合、Webサイトの情報や商品を閲覧する時間が減ってしまいます。

Webサイトがユーザーにとってわかりやすい、使いやすいものになっているか、ボタンなどのクリックとアクションが一致しているかどうかを確認して下さい。

④ 記憶しやすさ(想起性)

サイトの再訪問数はGoogleの検索順位を一気に押し上げることがあります。

ユーザーはWebサイトに訪問しても、何らかの理由で離れることがあります。しかし良いWebサイトであれば、後でまた思い出して検索するのです。

⑤ 保守性(エラーの防止)

ユーザーエクスペリエンスだけでなく、検索順位にも影響するエラーがあります。

たとえば404 Page Not Foundなどのエラーや、期限切れのリンクなどは良くありません。

本質的なSEO対策 13ポイント

ポイント1. コンテンツの質を高めて滞在時間を伸ばす

「滞在時間」とはユーザーがサイトに留まっている時間のことです。コンテンツが有益であれば、ユーザーは情報を閲覧するために長くWebサイトに留まります。

高品質なコンテンツ条件のひとつとして「記事の長さ(ボリューム)」がありますが、ただ長いだけでは意味がありません。内容に合った適切な長さが求められるのです。ある調査によれば、英単語数が約2000〜2500語(日本語で約4000〜5000字)のコンテンツが検索結果の上位に来るようです。

コンテンツのワード量と検索順位の関係性

▲検索順位による単語数平均(出典:The serpIQ Blog

また当然ではありますが、長ければ何でも良いということではなく、役に立つ有意義な情報でなければ誰にも読んでもらえません。一方でコンテンツの文字数が多ければ充実した内容となり、SEO対策になります。

ポイント2. ページのロード時間を短縮する

GoogleやBingの検索順位表示アルゴリズムでは、ページの読み込み速度も考慮されています。

ページの読み込みがほんの数秒長引いただけで、ユーザーはWebサイトを離れてしまうかもしれません。そうなれば滞在時間とページビューが下がり、直帰率は上がり、検索順位へダメージを与えてしまいます。

ページの読み込み速度を上げる方法は数多くあります。コードをキレイにしたり、メディアのサイズを最適化したり、プラグインの数を減らしたり、リダイレクトを最小限にしたり……。

最もおすすめなのは、画像ファイルのサイズを減らし、読み込み時間を短くすることです。一方で良い画質の画像があるとコンバージョン率が向上するという調査結果もありますので、大きすぎず小さすぎない、適切なサイズの画像を採用して、ユーザーの共感と信頼を獲得しましょう。

画像による読み込み速度の差

▲出典:Treehouse

ページ読み込み速度を早める詳しい方法は、以下の記事をご参照ください。

ポイント3. 画像にalt属性を付加する

Googleには画像を識別する機能が備わっていないため、alt属性に画像の説明を入力して、画像が何を表しているのかを伝えましょう。

ただし、altにキーワードを詰め込んで関連性を高めようとするのはNGです。最悪の場合、Googleにスパムだと判断されて、検索順位が下がってしまう恐れがあります。

alt属性の重要性に関する詳しい情報は、以下の記事をご参照ください。

ポイント4. 見出しタグをつける

文章のまとまりごとに見出しをつけると、記事の読みやすさが向上し、Webサイトのユーザーエクスペリエンスは飛躍的に向上します。

ユーザーが再訪したくなるようなわかりやすい見出し付けをすることで、検索エンジンに評価されるでしょう。もしあなたがWordPressを使っているのなら、簡単に見出しタグを埋め込むことができます。

テキストヘッダー

▲出典:B2C

検索エンジンは、見出しタグに記載されたキーワードを重視します。見出しタグに関連情報を埋め込めば、そのキーワードに対する検索順位も飛躍的に上げられるでしょう。

ポイント5. 外部へのリンクを貼る

コンテンツをもっと便利にするには、より詳細な情報を掲載している、権威性の高いWebサイトへのリンクを貼るという方法があります。

引用や参考サイトへのリンクは、ユーザーにとって有益な情報であるため、Googleの評価の対象となります。

ただし、外部へのリンクばかりに注意を取られてはいけません。あくまで大切なのは、あなた自身のコンテンツ。良質なコンテンツを作った上で、適度にリンクを挿入しましょう。

ポイント6. ビジュアル要素を取り入れる

画像、動画、スライドショーなどのビジュアル要素は、どれもユーザーエクスペリエンスを豊かにし、Webサイトに訪問したユーザーに分かりやすく理想的な情報を届けられます。

ビジュアル要素でコンテンツの印象を良くしたり、動きのあるデザインを作れば、コンテンツの質の高さは検索エンジンに伝わるでしょう。

またさまざまなビジュアル要素の中でも特に動画コンテンツは、エンゲージメントやコンバージョンをコントロールする上でますます欠かせない要素になってきています。

ある調査によると、動画コンテンツを用いたWebサイトは、そうでないWebサイトに比べて、コンバージョン率が4.8%高くなることが分かっています。動画コンテンツのないWebサイトのコンバージョン率は平均して2.9%です。

また動画コンテンツがあることで、ユーザーを長くWebサイトに留まらせる効果もあります。

テキストと動画の比較

▲出典:17Production

最新の動画マーケティングに関する詳しい情報は、以下の記事をご参照ください。

Webサイト用の無料の動画コンテンツが欲しい方は、以下の記事をご参照ください。

ポイント7. リンク切れがないかチェックする

「リンクを踏んだら404ページに飛ばされた」という経験はありませんか?

リンク切れはユーザビリティを大きく下げ、ユーザーをげんなりさせてしまいます。それだけでなく、大量のリンク切れがあると、古くて管理されていないWebサイトとGoogleに見なされてしまい、検索結果へダメージを与えてしまいます。

とはいえ、各ページをひとつずつ見てまわって手動でリンクを確認する必要はありません。Webサイトにリンク切れがないかどうか確認できる無料のツールやアプリはたくさんあります。

以下にいくつかご紹介します。

① Screaming Frog SEO Spider

調べたいWebサイトのURLを入力することで、そのサイト内の全URL、外部リンク、メタ情報などをリストアップしてくれるソフトです。

詳しい使い方は、以下の記事をご参照ください。

Screaming Frog SEO Spider

② ウェブマスター

Google公式ツール。サーバーエラーや404エラーなどがないか、簡単にチェックしてくれます。

ウェブマスター

③ W3C Link Checker

リンク切れを調べてくれるツール。

使い方は簡単で、調べたいURLをテキストフィールドに入力して「Check」をクリックするだけです。

W3C Link Checker

ポイント8. 誰にでも読みやすいコンテンツを作る

ユーザーをWebサイトから離脱させないような、スラスラと読めるコンテンツを作りましょう。

どんなに立派な教育を受けたユーザーだとしても、Webサイトで毎回博士号論文並のコンテンツを読み解きたいなんて人はいないはずです。コンテンツを読みやすく、分かりやすくすれば、ユーザビリティは確実に良くなります。

また一部の専門家は、GoogleがWebページの検索順位を付ける際にも、可読性を考慮に入れていると主張しています。

英語限定ではありますが、コンテンツの可読性を検査するツールもいくつかあります。参考までに、以下でご紹介します。

① Readability-Score.com

テキストをコピー&ペーストするか、URLを入力することで、読みやすさのグレードを評価してくれるサービスです。

Readability-Score.com

② The Readability Test Tool

URLを貼り付けると、可読性を6つの指標で評価してくれるサービスです。

The Readability Test Tool

ポイント9. 分かりやすいフォーマットを使う

適切なフォーマットやユーザーフレンドリーなページレイアウトは、コンテンツ同士の関係を明白にし、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。

以下にWebページのユーザビリティを向上させるために心がけたい、フォーマット作りの6つのポイントを紹介します。

  • 読みやすいサイズ、読みやすいデザインのフォントを使う
  • 太字や色を“慎重かつ戦略的”に使う(重要な情報が目立ち、コンテンツがパッと見でわかりやすいものになる)
  • 段落を短くし、十分な行間を取る(文字だらけのページが好きな人なんていません)
  • 箇条書きや番号付きリストを使う
  • コンテンツが利用しやすくなるような機能や要素を追加する(例:カルーセルスライダーアコーディオンスライダーグリッドレイアウトモーダルウィンドウナビゲーションメニュー 等)
  • 小見出しを使ってコンテンツを小分けにする(キーワードを入れた見出しタグを使えば検索順位の向上も見込める)

ポイント10. 問い合わせページを作る

Googleのガイダンス(p.98)によれば、十分な連絡先情報を掲載しているWebサイトのほうが信頼に足ると考えられるため、検索エンジンでも上位になる可能性があるとのことです。

Webサイトに問い合わせページを作って、そこへのリンクも配置すれば、ユーザーエクスペリエンスが良くなるだけでなく検索結果も良くなる可能性があります。

また当然ですが、お問い合わせページの設置は、新たなビジネスチャンスを生み出したり、カスタマーサービスが向上したりということにも一役買います。

問い合わせページの例

ポイント11. サイト構造を磨いて欲しい情報が見つかりやすくする

欲しい情報がすぐに見つからなければ、ユーザーはサイトを離れてしまいます。直帰率が高く滞在時間が短いと、先述したとおりGoogleからの評価は下がってしまうでしょう。

ナビゲーションがわかりやすいWebサイトなら、ユーザーは欲しい情報をすぐに見つけ、目的を達成できます。そのときに快適だと感じてもらえたら、ユーザーはまたWebサイトを訪れてくれるでしょう。ユーザーの再訪問はGoogleから評価され、検索順位を上げることに繋がります。

主要ページへのリンクをWebサイト内にまんべんなく設置すると、ユーザーが迷子になるのを防げる上に、検索エンジンがサイト全体を網羅しやすくなります。

サイトの構成

▲出典:Moz

なお、サイト構造を分かりやすく提示した「サイトマップ」もまた、検索エンジンのクローラーにサイトを正しく認識してもらうために必要不可欠です。

サイトマップについて、詳しくは以下の記事をご参照ください。

ポイント12. モバイルに最適化する

2015年4月以降、Googleはモバイル最適化を行っていないWebサイトの選別を始めました(モバイルファーストインデックス)

一方でユーザーがモバイル端末でコンテンツにアクセスすればするほど、モバイル最適化されたページだと認定されます。さまざまなデバイスに対応していることで、ユーザーエクスペリエンスやコンバージョンを高められるのです。

これはBtoBのマーケターにとっては特に重要です。調査によれば、経営者の77%がビジネス用途の製品やサービスを調査するのにスマートフォンを使っているそうです。

モバイルとPCの比較

もちろん、BtoBのWebサイトに限った話ではありません。ローカルビジネスのWebサイトである『Yelp』のような、消費者と企業を結びつけるような検索ディレクトリにおいても、全検索のうち55%がモバイル端末からのものだということが調査により明らかになっています。

モバイル端末経由でインターネットにアクセスするユーザー数は、デスクトップ経由でのユーザー数をついに超えたのです。

モバイルファーストインデックスについて、詳しくは以下の記事をご参照ください。

ポイント13. SNSシェアリンクを設置する

Facebookのシェア数、ツイート数、Pinterestのピン数、その他のSNSでの被アクション数などは、直接的にSEOに影響するものではありません(SNSの多くのリンクはnofollow属性が付与されています)。しかし、コンテンツに関するSNSでの言及が増えることで、間接的な被リンク増加が見込めます。被リンクは検索結果に最も影響力のある指標のひとつです。

ユーザーにコンテンツを共有してもらうなら、WebサイトにSNSへの共有ボタンを配置しましょう。結果として、ユーザーエクスペリエンスと検索ランキングを向上させられます。

またSNSには、購買活動を促す効果もあります。10人中4人近くのFacebookユーザーが「アイテムへのリンクや共有、コメントは実際の購入に関係ない」と回答している一方で、SNSユーザーの43%がPinterestやFacebook、Twitterでのシェアやリンクの後に商品を購入しているという調査結果もあります。

またとあるケーススタディでは、害虫駆除会社のWebサイトへのアクセスを15%増やす目標を、SNSキャンペーンの開始からわずか2週間で達成したと報告しています。

ここではいくつかの、便利なSNS共有ボタンのプラグインをご紹介します。

① SumoMe

シェアボタン、メールマガジンの購読フォームなど、さまざまなアクションボタンを追加できるグロースハックツールです。

SumoMe

② Shareaholic

関連記事を表示させたり、シェアボタンそ設置したりできるプラグインです。

Shareaholic

SEO vs ユーザビリティ。あなたの最終目標は何?

ユーザビリティを高める取り組みは、たいてSEO対策に直結します。

しかし稀に、この2つが競合するようなケースもあります。以下がその例です。

  • SEO対策用に入れたいキーワードが、コンテンツの可読性とユーザーエクスペリエンスを下げてしまう
  • キーワードを設定しようとするあまり、言葉の選択に影響を及ぼし、企画としての面白さが失われたり、コンテンツが理解しづらくなる
  • 意図的にリンクを使うとSEO対策にはなるが、多すぎると気が散ってしまう
  • Webサイトの各ページにキーワードを詰め込んだフッターがあればSEOランクは上がるが、ユーザーが特定のページを探すときに混乱を招く

短期的に見れば、これらはSEOを向上させてアクセスを増やせるかもしれませんが、その取り組みによってユーザーエクスペリエンスを損なう可能性があるということです。どちらに価値をおくか、トレードオフを迫られるかもしれません。

Webサイトの最終的な目標は何か。それに目を向けるなら、SEO対策を片っ端から試すよりも、ユーザーエクスペリエンスを優先したほうが賢明でしょう。

まとめ

考えなければいけないことはただひとつ。ユーザーがコンテンツに興味をもってくれれば、GoogleはあなたのWebサイトを高く評価してくれます。

キーワードを使ってユーザーをWebサイトに引き寄せることは、SEO対策のはじめの一歩にすぎません。良いスタートをきるために、最適な手段を選んでください。

(原文: 翻訳:Kazunari Mino)

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