キーワード検索数を調べるツール3選!図解で分かる使い方&長所

検索経由で訪れるユーザーを獲得するために、SEO対策は欠かせません。

SEO対策の中でも特に重要なのがキーワード選定。どんなに記事の内容が優れていても、記事タイトルに検索されるキーワードが入っていなければ集客効果は半減してしまいます。

そこで役に立つのが、キーワードの検索数を調べるツールです。今回はキーワード検索数を調べるおすすめツールを厳選して3つ、使い方も含めてご紹介します。

絶対知っておきたい!キーワード検索数チェックツール3選

1. キーワードプランナー

まず最初に押さえておきたいツールが、Googleが提供している『キーワードプランナー』。

広告主向けに提供されている『Google広告』の中のイチ機能ですが、キーワード検索数を高精度でチェックできる優れものです。広告主でない人にも非常に有用であり、また誰でも基本無料で利用できるため、多くのSEO担当者はまずこのツールを選ぶでしょう。

使い方

まずはキーワードプランナーのページにアクセスしてください。(※Googleアカウントによるログインが必要です)

すると、以下のように2つのボックスが表示されます。どちらからでもキーワード検索数は調べられますが、今回は左の「新しいキーワードを見つける」を使ってみましょう。

キーワードプランナー

するとボックスが拡大し、テキストエリアが表示されます。

キーワード入力欄

キーワードプランナーでは、複数のキーワードの検索数をまとめて調べることが可能です。

今回は「フリーランス」「フリーランス 案件」「webマーケティング」という3つのキーワードについて調べてみます。

キーワード入力画面2

▲キーワードはEnterで区切れます

キーワードを入力したら「開始する」ボタンをクリック。

すると以下のように月間平均検索ボリューム(検索数)が表示されます。

キーワード検索数

▲入力したキーワードの検索ボリュームが調べられるほか、関連ワードも出してくれる

ご覧のとおり、無料版のキーワードプランナーの場合、数字の幅は1万~10万などかなり大雑把です。

さらに詳細な検索数を知りたい場合は、実際に広告を運用し、広告費を支払う必要があります。かける広告費は月に数百円程度でも問題ないため、使ってみる価値はあるでしょう

実際に広告運用している人のキーワードプランナー

▲実際に広告を出稿している場合、より詳細な情報が表示される

長所

キーワードプランナーの大きなメリットは、一度に大量のキーワードをまとめてチェックできること。

調べるキーワードがCSVファイルでまとまっているなら、それをアップロードして情報を取得することも可能です。

キーワードプランナー 検索ボリュームと予測のデータを確認する

▲CSVファイルをUPする場合は、キーワードプランナーのトップ画面の右ボックスをクリック

▲CSVファイルのアップロード方法

2. Ubersuggest

キーワードプランナーの無料利用で分かるのは、かなり大雑把な検索数だけ。検索数が10~100のものならまだしも、1万~10万はあまりに大雑把すぎて参考になりません。

「無料でより正確な検索数を知りたい!」という人におすすめしたいツールが『Ubersuggest』。キーワードプランナーのように複数キーワードを一括で調べることはできませんが、キーワードプランナーよりも細かい検索数を無料で調べられます。

使い方

まずはUbersuggestのページにアクセスしてください。会員登録などの手続きは一切必要ありません。

使い方は簡単。以下のように検索数を調べたいキーワードを入力するだけです。

今回は先ほどと同様「フリーランス」について調べてみます。

調べた結果は以下のとおり。

▲月間検索数、SEO難易度が表示

▲過去の推移も分かる

Ubersuggestによると「フリーランス」の月間検索数は40,500回とのこと。キーワードプランナー(有料版)と同様の検索数が得られました。

長所

キーワードの一括検索はできないものの、「フリーランス」のロングテールキーワードを同時に調べられます。

そのほかにもさまざまな統計情報を得られるため、使い方次第ではキーワードプランナー以上に機能性の高いツールといえます。

Ubersuggest

▲左が「フリーランス」の関連ロングテールキーワード、右が「フリーランス」でGoogle検索した際のSERPs(検索結果画面)詳細データ

Ubersuggestのより詳しい使い方については、以下の記事で解説しています。

3. aramakijake

aramakijake』はキーワードの検索数に加え、当該キーワードで「何位に表示されれば」「どれくらいのアクセスになるのか」を予想できるツールです。

使い方

何はともあれ、実際に使ってみましょう。

今回も「フリーランス」というキーワードを調べました。

▲aramakijakeでの調査結果

aramakijakeでは、YahooとGoogleそれぞれの検索数が表示されます。キーワードプランナーやUbersuggestとはやや異なる結果が出ましたが、そこまで大きな違いではありません。

順位ごとのアクセス予想については、以下のような結果に。

▲どの順位になればどれくらいのアクセスが期待できるか分かる

Google検索で1位になれば、月間15,418ものアクセスになると予想されています。もちろんこの数字はあくまで予想ですので、ピッタリこの数字になる保証はありません。

この表を見ると、検索1位を取ることがいかに重要なことかがよく分かりますね。検索1位の場合は2と比べて3倍以上の差をつけています。また10位が11位になる(1ページ目から2ページ目になる)タイミングでも大きな差が見られます。

長所

ここまで述べたとおり、aramakijakeの長所は検索順位ごとのアクセス数予想を出せる点です。

単にキーワードの検索数を知るだけであれば、キーワードプランナーやUbersuggestで問題ありませんが、どのくらいのアクセスになるか参考にしたい時にはこちらのツールも役に立つかもしれません。

おまけ. Search Console

ある程度の運用歴があるウェブサイトであれば、『Search Console』も新しいキーワードを見つけられる便利なツールです。

SEO集客記事を書く際には、もちろん何かしらのキーワードを狙うことになります。しかし実際に記事がネット上に公開されると、狙ったキーワード以外でユーザーがページに流入することもままあります。時には思いもよらないキーワードで、多くのアクセスを獲得できることも。

Search Consoleではそんなお宝キーワードを見つけるのに便利なツールです。

Search Console

▲「検索パフォーマンス」→「+新規」→「検索キーワード」で、特定のキーワードでの流入状況を調べられる(「ページ」なら特定URLへの流入状況を調べられる)

Search console 1.5

▲今回は「検索キーワード」で「フリーランス」と入力してみました

Search Console 2

▲「クエリ」タブをクリックすると、「フリーランス」関係のキーワードで流入しているものが一覧表示される

もしお宝キーワードを見つけられれば、そのキーワードをもとに記事をリライトすることで、さらなるアクセスを伸ばしていけるでしょう。

もしまだSearch Consoleを導入していないならば、今すぐ導入することをおすすめします。

最初は検索数の少ないロングテールキーワードから攻めよう

集客を目的とするからには、やはり検索数の多いキーワードでの上位表示を狙いたいところ。とはいえ、需要の大きいキーワードはすでに強豪揃いなのが現状です。運用歴の浅いサイトではなかなか太刀打ちできません。

そんな状況でも有効な戦略とされているのが、ロングテールSEO。「フリーランス 案件 初心者」といった2〜4語からなるロングテールキーワードを重点的に攻略していくSEO戦略のことです。最初は検索数が月間10~100回程度の、小さめなロングテールキーワードを攻めましょう。

もちろん検索数の少ないキーワードで上位表示しても、爆発的にアクセスが伸びることは少ないです。しかしロングテールキーワードからアクセスを集められるようになれば、少しずつではありますが確実にドメインが評価され始めます。検索数の多いキーワードを攻めるのはその後が良いでしょう。サイト運営を始めてから最低半年は下積みと考え、地道に記事を更新していくのがおすすめです。

ドメインの評価(ドメインパワー)については以下の記事をご参照ください。

まとめ

今回ご紹介したツールを以下にまとめました。

  • キーワードプランナー :検索数を調べたいキーワードが複数ある場合に便利
  • Ubersuggest:関連するロングテールキーワードや詳細データが欲しい場合に便利
  • aramakijake:検索順位ごとのアクセス数予想を知りたい場合に便利

くわえてSearch Consoleは、導入しておくことである程度運用データが溜まった段階でキーワード選定に大きく役立ちます。

本記事がSEOキーワードを考える際に役立てば幸いです。

 

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