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マーケティング戦略をプランニングするためにPR Smith社が1990年代に開発した「SOSTAC®」というフレームワークをご存知でしょうか?
各段階のプランニングを構造化したSOSTAC®は、CMIが調査した「(米国で)よく使われるプランニングフレームワークランキング」で第3位に選ばれています。
全体のデジタルマーケティング戦略を立てるときだけでなく、SEOやメールマーケティングなどのスポットで使う戦術を考えるときにも、SOSTAC®はとても便利なフレームワークです。
今回はそんなSOSTAC®について、詳しくご紹介します。
SOSTAC®は以下の単語の頭文字を取っています。
それぞれの単語を見ると分かるとおり、SOSTAC®を使うことで計画・目標の進捗状況を合理的にトラッキングできます。
また同時に、その進捗状況を評価することも重要とされています。「何が弱点になっているか?」「現状分析に失敗してはいないか?」「目標は明確だろうか?」「戦略は何かあるか?」「実績をアナリティクスで分析しながらコントロールすべきだろうか?」などを、自分に問いかけましょう。
以下は、このSOSTAC®の要点をまとめたインフォグラフィックです。プランニングの際に実際に印刷して使うと良いでしょう。
SOSTAC®をマーケティングプランニングに使うときに、知っておきたい5つのポイントをご紹介します。
SOSTAC®はマーケティング戦略をプランニングするために使えるだけでなく、そのプロセスにおいて進捗状況を振り返るためにも有効です。
まずは以下のような点に注目し、自分やチーム全体の状況を振り返ってみましょう。
よく起こる問題として、プラン分析に時間をかけすぎて、実際の戦略設計に時間をかけられていないなどが挙げられます。
SOSTAC®を行うときには、バランスの取れたプランニングが欠かせません。以下はその時間配分の一例です。
S:現状分析(20%)+ O:目標設定(5%) + S:戦略策定(45%)+ T:戦術設計(30%)= 100%
現状分析に効果的なのが、SWOT分析の視点を変えたTOWS分析です。
TOWS分析とは、SWOT分析の4要素を縦横の軸に配置したフレームワークです。強みの最大化、弱みの補完、脅威への対処、弱み最小化を可視化できます。
デジタルマーケティング戦略は計測がしやすいため、コンバージョンファネルを使って目標を具体的にしておくと便利です。またGoogle Analyticsで分析を行う場合には、具体的な目標をGoogle Analytics上でも設定しておきましょう。
そして目標設定時には、5Sを使った考え方を利用するのも良いでしょう。
SOSTAC®でプランニングを行うとき、それぞれのセクションが可視化されていない場合があります。
そういう時には、SOSTAC®全体をテーブル上に簡単にまとめてみることで、 それぞれの戦略・現状・目標・戦術をSWOT分析のように俯瞰できます。
今回はマーケティング戦略のプランニングに便利な「SOSTAC® 」をご紹介しました。
SOSTAC®について詳しく知りたい方はガイドブック(英語版)もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
(原文:Dave Chaffey 翻訳:Reina Onishi)
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