Workship MAGAZINEの人気連載「健康で文化的なADHDフリーランスのお仕事ハック」が書籍化されました!
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音声アシスタントがますます人気となりつつある昨今。
非常に便利な機能ですが、一方でいまも技術的な制約があるのも事実です。
多くの人にとって、音声アシスタントは日常の一部となりつつあります。SiriやCortana、Amazon Alexa、Google Assistantがその例です。しかし、これらのサービスが登場したばかりの頃は、エラーの頻出やAI技術の限界から、文脈をきちんと理解した情報をユーザーに届けられませんでした。
しかし多くのディベロッパーはその頃から、音声アシスタントの将来の可能性を見据えて開発を続けていました。音声認識は、他のどんなテクノロジーもそうであるように、発展するにはある程度の時間が必要なのです。
しかし、実際に音声アシスタントを使用しているのは誰で、どのような目的で使用しているのでしょうか? そして音声アシスタントは、今後どのように発展していくのでしょうか? 今回はそこを深掘っていきます。
音声アシスタントのターゲットオーディエンスを理解するため、これまでに多くのリサーチ会社が調査を実施してきました。誰にとっても便利な音声アシスタントですが、こうした調査により、アクティブユーザーが誰なのか明らかになりつつあります。
VoiceBotによる音声アシスタントの消費者の適応に関するレポートによると、アメリカに住む成人のうち20%が、音声機能付きのスマートスピーカーを所有しています。
また性別で比較をすると、男性は女性に比べ約15%多くスマートスピーカーを所有していることが明らかになりました。
こうした調査は、Adobeによる音声アシスタントの状況に関するレポートでも証明されています。このレポートによると、男性の37%、女性の27%がスマートスピーカーを所有しています。また特にミレニアル世代がアクティブユーザーであることが分かりました。
デバイスで比較をすると、スマートスピーカーよりも、スマートフォン搭載の音声アシスタントがより人気であることがVoiceBotの調査で証明されています。ユーザー全体の58.2%がスマートフォン、22.9%がスマートスピーカーを使用しているとのデータが公開されています。
日常生活で音声アシスタントを使用する目的はさまざま。VoiceBotの調査では、
などの目的が多いことが明らかになりました。
人々は、日常生活のちょっとした用事をこなすために、音声アシスタントを活用しています。タイピングをするよりも音声アシスタントを使用した方が、スムーズに素早くタスクをこなせるのは事実です。また、音声アシスタントの今後の可能性に、多くのユーザーが期待していることも予想されます。
TopWritersReviewのマーケティングディレクターであるJack Martinsonは、以下のように述べています。
「音声アシスタントの人気は、音声認識技術によるUXからきているのではないでしょうか。デバイスと人間のインタラクションをより自然にデザインすることで、より多くの人が音声アシスタント機能に適応できるようになるでしょう。」
音声アシスタントにより、私たちは「人間と会話をしているような感覚」でデバイスとインタラクションできるようになります。とある調査によると、2020年には検索の50%が音声検索で行われるようになるとの予想も出ています。
テクノロジーの発展にはまだまだ限界があるものの、音声アシスタントは今後ますます人気になることが予想されます。
また音声アシスタントに関連したAIやIoTの向上していくことで、私たちの日々の生活はより便利なものとなっていくでしょう。
(原文:Daniela McVicker 翻訳:Mariko Sugita)
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