エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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メールや文章を書くとき、タイピングによる長時間の作業や思考を言語化することに負担を感じる方も多いと思います。
しかし、音声入力ツール『Voice In』と『ChatGPT』をかけあわて使うと、その負担を軽減できます。また、アウトプットにかかる時間の節約にもなるため、アウトプットツールとして使える環境も整ってきました。
本記事では、Voice InとChatGPTを掛け合わせてライティング業務をしているライターの私が、実践的な使いこなしテクニックをご紹介します。
目次
『Voice In』とは、Googleの音声認識エンジンを利用し、リアルタイムに音声をテキストに書き起こせるGoogle Chromeの拡張機能のひとつです。
50以上の言語に対応し、1万以上のWebサイトの入力欄に音声入力が可能。シンプルかつ無料のツールながら、音声認識精度の高さで注目を浴びており、音声入力ツールの有力な選択肢として知られるようになりました。
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使い方は簡単でシンプル。拡張機能をダウンロードしたら、常時使えるようピンで「固定」します。開いているすべてのタブにVoice Inを作動するようにさせるため、一度ブラウザを閉じると、次にブラウザを開いたときから、常時Voice Inを使用できます。
書き起こしを開始する方法は2つあります。
アウトプット系のタスクとChatGPTはとても相性が良いと思っています。以前、ChatGPTの使い方記事でご紹介した原稿の書き方もそうですし、レポートやメール作成もサクッとできます。
しかし、タイピングに慣れている方だと思考とタイピングのスピードが同じなので、音声入力の場合は「スピードが遅いのでは?」と思う方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、音声入力は“慣れ”です。音声入力を使い始めると、入力スピードが上がると同時に、思考スピードも追いついてきて、アウトプットの速さと量がだんだん上がってきます。反対に、音声入力に慣れてくると思考スピードにタイピングが遅れるようになってきますので、もどかしさを感じることも。
アウトプットの量を増やしたいけど、物量的に難しいと考えている方に、とくにおすすめしたいです。
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上記の使い方でも触れましたが、実際にChatGPTで原稿を書く様子をフローでご紹介します。
Google ChromeでChatGPTを開き、テキストボックスにカーソルを置きます(下の赤い矢印)。続いて、アドレスバーの拡張機能に表示されているVoice Inのマイクボタンをクリックします(上の赤い矢印)。
マイクボタンをクリックすると赤く表示されます。この表示を確認できたら、音声入力を開始できます。
下記の画面では、「明日、クライアントと対面で打ち合わせがあります。日時と場所に変更がないかリマインドを兼ねたメールを作成してください」と話しかけています。
入力を終えたら、「Enter」もしくは青枠内の紫色のボタンをクリックすると、ChatGPTが稼働します。
メール文書の作成を音声入力で依頼し、下記のような内容が出力されました。
▼入力文
明日、クライアントと対面で打ち合わせがあります。日時と場所に変更がないかリマインドをかねたメールを作成してください。
▼ChatGPTが出してくれたメール文書
件名:明日の打ち合わせについての確認[クライアントの名前] 様
お世話になっております、[あなたの名前] です。
明日の打ち合わせに関して、日時や場所の変更がないか再確認させていただきたく、ご連絡させていただきました。下記が当初の予定です。
日時:[日時を記入]
場所:[場所を記入]何か変更点や確認点がございましたら、お知らせいただけると幸いです。
打ち合わせの内容についても、何か特別な要望や資料など必要な点がございましたら、事前にご連絡いただけますと助かります。お忙しい中恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
それでは、明日お会いできることを楽しみにしております。
ちょっとした文章ですが、この文章を自分で0から書くと5~7分程度かかります。それがChatGPTに話しかけると15秒程度で書けます。
ChatGPTは、話しかけるだけで表も作ってくれます。たとえば、自分のサブスクリプションの管理表を作りたいとします。
まず、依頼内容を話しかけます。
▼入力文
サブスクを管理する表を作りたいです。表組みの作成をお願いします。
すると、実際にExcelやスプレッドシートに貼り付けて使える表を作ってくれました。この表はコードをコピーして使えます。
また、気軽なブレストや悩み相談にもつきあってくれます。たとえば、毎日ブログを書き続けるためのツールや習慣、考え方を提案してもらえるように話しかけました。
▼入力文
毎日ブログを書き続けたいのですが、なかなか難しいです。どうすれば続けられると思いますか? 続けられるツールや習慣や考え方を教えてください。
続いて、力が湧いてくる名言も聞いてみました。
ChatGPTは、シチュエーションを指定したり、入力経緯を踏まえたうえで文脈に沿った提案もしてくれるので、ふむふむと思える回答がもらえるのも楽しいところです。
こちらの原稿ではPC+マイクで話しかけていますが、スマホアプリもあります。スマホの音声入力でだらだら話しかけるのもおすすめです。寝込んで何もできないとき、励ましの言葉もかけてくれます。高熱が出たときは冷やし方を教えてくれますし、とにかく寝ろと寝ることをひたすら鼓舞してくれたりもします。
Voice Inは簡単に使えるツールですが、ストレスなく使いこなすには、環境設定がカギになります。
音声を入力するときは、雑音の入りにくい環境でおこなうと、聴き取りの精度が上がりやすいです。残念ながら、オフィスなど、複数の人がいる場所にはあまり向きません。
在宅ワークでオンライン会議用にマイクを用意されている方もいらっしゃると思います。そのマイクをPCに接続することで使用できます。
PCがデフォルトでもっているマイク機能については、使用デバイスの機能設定によりますので、お手元の機種をご確認ください。私が使っているWindows11では英語のみの対応となっていました。
今回の記事を通じて、音声入力ツールVoiceInとChatGPTを組み合わせた使い方を具体的に解説しました。この組み合わせにより、時間を大幅に節約し、質の高いアウトプットが可能になることをご理解いただけたと思います。
ライティングやコンテンツ制作に関わる方以外にも、効率化・時短に取り組む一つの施策としてぜひ試してみてください。アウトプットのプロセスを、新しいレベルに引き上げる機会になると思います。
(執筆:まてぃ 編集:北村有)
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