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WordPressでサイトやブログを運営するときに欠かせないのが、レンタルサーバーです。
現在、処理速度が早いものや価格が安いものなどさまざまなレンタルサーバーがあります。そのため、初心者の方はどれを使えばいいか迷ってしまいますよね。
この記事では、これからWordPressでWebサイト運営を始める人向けに、おすすめのレンタルサーバー大手4社と、レンタルサーバー選びのポイントをご紹介します。レンタルサーバー選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
【結論はこちら!】
- サーバーを選ぶ4つのポイントは、価格/表示速度/セキュリティ/プラン変更のしやすさ
- コスト&スペックで選ぶなら『ロリポップサーバー』
- 実績や安心感を求めるなら『エックスサーバー』
- とにかく高速処理を求めるなら『ConoHa WING』
目次
たくさんの企業が価格/性能が異なるレンタルサーバーを提供しているため、選ぶ基準が分からない人も多いでしょう。
WordPressで利用するレンタルサーバーを選ぶときは、以下の4つのポイントを見て選ぶことをおすすめします。
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
まずはじめに見るべきポイントは価格です。レンタルサーバーは基本的に月額制で、WordPressでサイトを運営し続けるには継続的に料金を支払う必要があります。
WordPressで運営するサイトのリターンに応じ、その費用対効果を踏まえてレンタルサーバーを決めましょう。
レンタルサーバーの価格はピンキリです。月額数百円のプランもあれば、10万円以上する高額なものもあります。
価格の安いレンタルサーバーは基本的に処理速度が遅くメモリが小さいです。そのため大量のアクセスが集中するとサーバーダウンしてしまう可能性があります。
一方で常にアクセス数の多いWebサイトのサーバー代は、月額数十万〜数億かかっているケースもあります。
運営するサイトの規模に応じて価格を決めましょう。
次に見るべきポイントはサイトの表示速度です。
レンタルサーバーによってサイトの表示速度は異なります。仮に表示速度が遅いと、ユーザーの離脱につながるため重要なポイントです。
Googleによる調査でも、サイトの読み込み速度とユーザーの離脱率の関係が密接であることがわかります。
▲出典:Think with Google:Marketing Strategies
- 読み込み速度が1秒→ 3秒に増加:離脱率が32%増加
- 読み込み速度が1秒→ 5秒に増加:離脱率が90%増加
- 読み込み速度が1秒→ 6秒に増加:離脱率が106%増加
- 読み込み速度が1秒→ 10秒に増加:離脱率が123%増加
このように1秒でもサイトの表示速度が遅いと離脱率が高くなります。レンタルサーバーを選ぶときは処理速度の速さに注意しましょう。
WordPressを高速化させる他の方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
WordPressの「重いサイト」を高速化する12の方法。メリット/おすすめプラグインも解説
Workship MAGAZINE
WordPressでサイト運営を行う上でセキュリティ対策は欠かせません。
レンタルサーバーの脆弱性を狙った攻撃を受けて、時間やコストをかけて運営してきたサイトが改ざんされたり、消えてしまったりする可能性があります。
レンタルサーバーを選ぶときは、以下のようなセキュリティ対策ができるものを選びましょう。
さらにセキュリティの高いレンタルサーバーを選ぶときには、「長年運営されている老舗サービスか」「過去に大きな事件がないか」「利用者が多いか」を基準にするといいでしょう。
WordPressのセキュリティを強化するプラグイン15選&基礎知識
Workship MAGAZINE
サイト運営を続けるにあたり、最終的には月間100万、500万PV以上のアクセスを狙いたいと考えている場合は、サーバープランを変更しやすいものを選ぶのがおすすめです。
サイト運営初期はアクセスが集まりにくく、比較的性能の低いサーバーでも対応できます。
しかし徐々にサイトが育ち、アクセスが集まるようになると、サーバーの性能を向上させる必要があります。
そのときにすぐ対応できるよう、プランを変更しやすいレンタルサーバーを選びましょう。
レンタルサーバーの種類はたくさんありますが、2023年現在おすすめできる大手レンタルサーバーは以下の4つです。
これらのレンタルサーバーを、価格やスペックをもとに比較しました。ぜひ参考にしてください。
エックスサーバー | ロリポップ!レンタルサーバー | ConoHa WING | さくらのレンタルサーバ | |
おすすめプラン | スタンダード | ベーシック | ベーシック | スタンダード |
価格(月額) | 990円〜(※36ヶ月契約、税込) | 550円〜(税込) | 678円〜(36ヶ月契約、税込) | 425円〜(税込) |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 300GB | 300GB |
転送量の目安 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 200個 |
MySQL | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 50個 |
独自SSL | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
自動バックアップ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
特徴 |
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※マルチドメイン:サーバーにドメインを何個登録できるか
※MySQL :データを保管するデータベースのこと
※独自SSL:独自でhttp→httpsに変更できるか(通信を暗号化させてセキュリティが向上)
これらのレンタルサーバーについて以下で詳しく解説します。
▲出典:エックスサーバー
「価格やスペックはまだよく分からないから、とりあえず大手のものが知りたい!」という方におすすめなのが、『エックスサーバー』です。
エックスサーバーはレンタルサーバーの定番で歴史も長く、大きな事故もないため抜群の安定感を誇っています。
企業や有名ブロガー、アフィリエイターなど、多くのWebサイトにエックスサーバーが利用されており、評価も高いです。
エックスサーバーでおすすめのプランは「スタンダード」です。
表示速度も非常に早く、月間100万PV程度以下なら十分に対応できます。これからWordPressでサイト運営を始めようと思う人にはぴったりです。
もしアクセスが集中してサーバーダウンしても、「プレミアム」や「ビジネス」プランなどスペックの高いプランに後から変更できます。
エックスサーバーのプランと価格は以下のとおりです。
スタンダード | プレミアム | エンタープライズ | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
費用(月額) | 990円(36ヶ月契約、税込) | 1,980円(36ヶ月契約、税込) | 3,960円(36ヶ月契約、税込) |
個人運営かつ、サイト開設後に大量のアクセスが予想されないのであれば、スタンダードプランを選んでおけば間違いありません。
複数サイト運営であればプレミアムプラン、企業規模で運営するのであればビジネスプランも検討しましょう。
エックスサーバーは、電話とメールでのサポートを受付けています。メールは24時間365日の受付、電話は平日10:00~18:00の受付となっています。
公式ホームページにサポート内容の詳細がのっているので、気になる方はチェックしてみてください。
次に、エックスサーバーのメリット・デメリットについて解説します。
メリット | デメリット |
|
|
国内シェアNo.1で、多くのユーザーから信頼を置かれているレンタルサーバーです。
あえてデメリットを挙げるとすれば、サーバー設定に時間がかかるということが挙げられます。すぐに作業を始めたい場合は不自由に感じるかもしれません。しかし、長年の実績で培われた安定したサーバーが利用できるため、多くのユーザーから支持されています。
エックスサーバーはコストが低い割にスペックは高いため、以下のような人におすすめです。
企業サイト、個人ブログ、アフィリエイトサイトなど、どんなサイトでも対応できます。レンタルサーバー選びに迷っている人は、エックスサーバーを導入しましょう。
▲出典:ロリポップ!レンタルサーバー
コストもスペックも抜群のレンタルサーバーを利用したいのであれば、『ロリポップ!レンタルサーバー』がおすすめです。
ロリポップは大手IT企業GMOの子会社である、GMOペパボが提供しており、信頼性も保たれています。
200万以上のサイトで利用されており、行政サイトでも使われるほどの安定性があります。
ロリポップを利用してWordPressのサイトを運営するなら以下の3つのプランがおすすめです。
ライト | ベーシック | エンタープライズ | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
費用(月額) | 220円〜(税込) | 550円〜(税込) | 2,200円〜(税込) |
用途 | WordPressのサイト1つを運用 | 圧倒的なスピードと性能でWordPressを複数運用 | 要望に応じて企業スペックのサーバーを運用 |
趣味程度のブログであれば、ライトプランでOK。サーバー費用が月額220円と業界最安値レベルです。
ベーシックプランはディスク容量がライトプランの2倍(400GB)で、電話サポートや高速キャッシュもついているため、ある程度本格的に安心してサイト運営したいのであればベーシックプランがおすすめです。
サイトの表示速度を上げたかったり、大量のアクセスにも耐えられるようにして企業レベルの本格的なサイト運用を行いたい場合は、エンタープライズプランという選択肢もあります。とはいえ、個人レベルだとオーバースペックかもしれません。
ロリポップサーバーのメリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。
メリット | デメリット |
|
|
ロリポップは過去にハッカーによるサイバー攻撃を受けた過去があり、多くのサイトが改ざんされました。この事件が原因で、多くのユーザーが離脱しています。
これは確かに気になる部分ではありますが、裏を返せばよりセキュリティ面を強めるきっかけになったとも言えるため、メリットとして捉えることも可能です。
ロリポップサーバーは、お問い合わせフォーム、チャット、電話でのサポートが受けられます。それぞれの受付時間は以下の通りです。
お問い合わせフォーム | チャット | 電話(ベーシックプラン以上のみ対応) |
24時間 | 平日:9:30〜13:00/ 14:00〜17:30 | 平日:10:00〜18:00 |
また公式ホームページには、動画でのマニュアルも充実しているので、そちらもあわせて利用してみてください。
ロリポップサーバーは以下のような人におすすめです。
サイト運営は途中で挫折する人が非常に多いので、長年続けられる自信がない人はコスパのよいロリポップサーバーを利用してみてください。
▲出典:ConoHa WING
「とにかく高速でサイトを表示させられる、ハイスペックなサーバーがいい!」という人におすすめなのが、国内最速の『ConoHa WING』レンタルサーバーです。
ConoHa WINGは2018年9月にリリースされた新しいレンタルサーバー。最新の技術が搭載されており、そのサーバー処理速度は国内最速とされています。
速さだけでなく、無料独自SSLや自動バックアップなどさまざまな機能もあり、スペックが非常に高いです。
ConoHa WINGは性能が高いがゆえに、他のレンタルサーバーと比べるとややコストは高くなっています。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
費用(月額) | 678円〜(36ヶ月契約、税込) | 2,118円〜(36ヶ月契約、税込) | 4,235円〜(36ヶ月契約、税込) |
一番安価なのベーシックプランでもスペックは十分です。よっぽど大規模なサイトでなければ、ベーシックプランまたはスタンダードプランで問題ないでしょう。
初期費用は上記3プランであればいずれも無料であり、導入しやすいのはありがたいポイントですね。
ConoHaのサポートは電話、メール、チャットの3つです。それぞれの受付時間は、以下のようになっています。
メール | チャット | 電話 |
平日:10:00~18:00 | 平日:10:00~18:00 | 平日:10:00~18:00 |
ConoHa WINGのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
|
|
ConoHa WINGはまだまだ歴史が浅いため、ユーザー数やトラブル時の情報が少ないのがデメリットです。
それ以外は申し分ないスペックを持っています。
国内最速のConoHa WINGはこんな人におすすめです。
ConoHa WINGには他のレンタルサーバーから、WordPressのサイトを簡単に移行できるサービスもあります。いま使っているレンタルサーバーに満足できない人はぜひConoHa WINGを利用してみてください!
▲出典:さくらのレンタルサーバ
安定して速く、快適にレンタルサーバーを利用したい方におすすめしたいのが『さくらのレンタルサーバ』です。
さくらのレンタルサーバは、東京証券取引所プライム市場上場の『さくらインターネット株式会社』が運営するレンタルサーバーサービスです。
レンタルサーバ事業は2004年からの運営で、利用件数は2023年時点で48万件を突破し、利用者も年々増加傾向にあります。
サーバー高速化対応やWordPressを簡単にインストール出来る機能、無料SSLの提供など、近年のホームページ制作に必要かつ便利となる機能のアップデートも実施されています。
さくらのレンタルサーバは、契約後のプラン変更ができないため、ご自分にあったプランを選ぶことが重要です。
そこで利用をおすすめしたいのが「2週間のお試し無料」サービスです。主に企業向けの「マネージド」プラン以外は、すべて2週間の無料お試しサービスが付与されているため、まずは自分にどのプランが最適かを確認しましょう。
契約期間についても、それぞれのプランで1ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月契約が用意されており、期間が長ければ長いほどトータルコストが安くなります。(例:プレミアムプラン 36ヶ月契約で32,378円。1ヶ月契約×36回だと合計56,556円のため、総額24,178円おトク! 詳細はこちら)
さくらのレンタルサーバを個人利用するなら、以下の3つのプランがおすすめです。
ライト | スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
費用(月額) | 128円〜(税込) | 425円〜(税込) | 900円〜(税込) | 2,122円〜(税込) |
特徴 | 他と比較して制限が多いが、金額が安く手軽に始められる | WordPressが使えるプランで、SNI SSL・無料SSLにも対応 | 高トラフィックにも対応できるCDN連携オプション標準装備 | 複数人管理が可能なためサイトの更新を外部委託する際に最適 |
個人的なブログであれば「スタンダード」プランでも問題ありません。
Webサイトの表示速度を速くしたい、大量のアクセスが予測される本格的なサイトを運用したい場合は、「プレミアム」以上のプランをおすすめします。
さくらのレンタルサーバのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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さくらのレンタルサーバは、2週間の無料お試し期間があるため、ご自分に合ったプランを選択しやすいのが特徴です。契約後のプラン変更が簡単にはできないため、お試し期間を有効に利用しましょう。
さくらのレンタルサーバは、メールサポート、チャットサポート、コールバック予約が受けられます。
それぞれの受付時間は以下の通りです。
メールサポート | チャットサポート | コールバック予約 |
受付時間 24時間365日 | 受付時間 24時間365日 | 受付時間 24時間365日 |
新規契約についての問い合わせは「メールサポート」のみとなっています。詳しくは「さくらインターネット お問い合わせフォーム」よりご確認ください。
さくらのレンタルサーバは、以下のような人におすすめです。
さくらのレンタルサーバは、ご自分に合わせたプランを選択することで、比較的安く利用できるサーバーと言えるでしょう。利用する用途を把握し、お試しプランで確認してからの契約をおすすめします。
▲出典:サイト引越し屋さん
ここまでご紹介した内容を踏まえて、以下のように感じた方も多いのではないでしょうか。
このような方は、レンタルサーバーの移行を代行してくれる『サイト引越し屋さん』の利用もおすすめです。
サイト引越し屋さんは、日本初のWordPress専門の引越し業者で、これまで数百のサイトの引越し代行を担当してきた実績があります。
サイト引越し屋さんを利用するメリットは、以下の2点です。
サイト引越し屋さんは、東京海上日動が提供している「サイバーリスク保険」に加入しています。そのため、サーバー移行の際に「データが破損/流出してしまった」「サイトがうまく表示されなくなった」などのトラブルが起きても、その分の金額を補償してくれます。
サーバー移行には少なからずリスクが伴うので、このような補償がついているサービスの方が安心して利用できますね。
サーバー移行をする際は、あわせてドメインの移管も必要です。しかし、ドメインを移管するとWebサイトのSEO効果が低下してしまうという可能性も。
そのためサーバーを移行する際には、WebサイトのSEO効果を極力落とさないよう注意を払うことが必要です。
サイト引越し屋さんの運営母体である株式会社DPパートナーズは、自社でメディア運営やサイトのM&A事業を行なっています。長年培ってきたSEOノウハウがあるため、サーバー移行に関わるSEOの不安や疑問を解消してくれるでしょう。
はじめてサーバー移行を行う方は、まずこのような専門の業者さんに相談してみることをおすすめします。
サイト引越し屋さんの利用料はケースバイケースで、問い合わせ→見積もりの流れで詳しく提示してもらえます(詳しくはこちら)。WordPressのサーバー移行を検討している方は、ぜひ利用してみてください。
今回はWordPressでサイト運営をするときのレンタルサーバーの選び方、おすすめのレンタルサーバー4つなどをご紹介しました。
ぜひレンタルサーバー選びの参考にしてください。
- サーバーを選ぶ4つのポイントは、価格/表示速度/セキュリティ/プラン変更のしやすさ
- コスト&スペックで選ぶなら『ロリポップサーバー』
- 実績や安心感を求めるなら『エックスサーバー』
- とにかく高速処理を求めるなら『ConoHa WING』
(執筆:HikoPro 編集:北村有、泉、水落陽介、じきるう)
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