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WordPressでWebメディアやブログを運営するときに欠かせないのが、サイトマップです。
サイトマップの有無は、SEO(検索エンジン最適化)にも影響します。したがって、検索エンジンで上位表示させたいのであればサイトマップの導入は不可欠です。
そこでこの記事では、以下の点について解説していきます。
- サイトマップの種類と特徴
- サイトマップを作成するときにおすすめのプラグイン4選
- プラグインを使って、実際にサイトマップを作成する流れ
サイトマップを作成したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
WordPressのサイトマップは、サイトにあるコンテンツを分かりやすくマップにしたものです。サイトを訪れるユーザーとサイトのSEO評価をするクローラー(ロボット)にメリットを与えます。
WordPressのサイトマップは以下の2種類です。
- HTML形式のサイトマップ:サイトを訪れる読者向け
- XML形式のサイトマップ:SEOの評価をするクローラー向け
それぞれのサイトマップの作成方法や特徴を以下で解説していきます。
HTML形式のサイトマップは、サイトを訪れる読者のユーザビリティを高めるものです。
いまご覧になっているWorkship MAGAZINEにも、HTML形式のサイトマップがあるのをご存知でしたか?
すべての記事のリンクが、カテゴリーごとに分けられています。1ページにまとめられているため、ユーザーはサイトマップを訪れることによって、自分の見たい記事を一覧で探せます。
HTML形式のサイトマップの特徴は以下のとおりです。
<HTML形式のサイトマップの特徴>
- HTML形式のページにサイト内コンテンツへのリンクがまとめられている
- SEOにはほとんど影響しない
- 主にフッター部分に設置されている
<HTML形式のサイトマップのメリット>
- ユーザビリティが向上する
- ユーザーが記事を見つけやすくなる
- ユーザーの離脱率を下げられる場合がある
HTML形式のサイトマップを作成したからといって、SEOへの影響はほとんどありません。
なぜなら、サイトを訪れるユーザーはサイトマップをほとんど見ないからです。
SEO効果を狙うのではなく、あくまでもユーザビリティ向上のためにHTMLのサイトマップを活用してみてください。
XML形式のサイトマップは、Webサイト内に存在するコンテンツのURLを書いたファイルを指します。
XML形式のサイトマップを作成すれば、Webサイト内のコンテンツの存在を適切にクローラーに伝えられます。Googleの検索エンジンに評価してもらいやすくなるため、SEOに効果的です。
XML形式のサイトマップの特徴やメリットは以下のとおりです。
<XML形式のサイトマップの特徴>
- 「sitemap.xml」の形式で作成される
- ユーザーが目にすることはない
<XML形式のサイトマップのメリット>
- クローラーにコンテンツを評価してもらいやすくなる(SEOに影響する)
- コンテンツを公開してから検索エンジンに反映されるまでの時間が早くなる傾向にある
XML形式のサイトマップは、ユーザーにとってのメリットはとくにありません。しかし、コンテンツを検索エンジンに正しくインデックスしてもらうためには有効です。
検索エンジンからの流入を狙っているのであれば、XML形式のサイトマップを作成すると良いでしょう。
検索エンジンからの流入を期待するのであれば、XML形式のサイトマップを作ることは必須です。
しかし、作成したサイトマップをGoogleのロボットに認識してもらえなければ、効果が出ません。
そこでGoogle Search Console(サーチコンソール)に登録し、Googleに認識してもらう必要があります。
<Google Search Consoleとは>
Google Search Consoleは、ユーザーがWebサイトを訪問する前のデータを抽出してくれるツールです。Googleのアカウントがあれば無料で使用できます。登録すれば、Googleの検索エンジンにおけるWebサイトの掲載順位も見れるのでぜひ活用してみてください。
XMLのサイトマップを作るときは、sitemap.xmlファイルを作成し手動でコードを記述します。しかし記事を更新する度にファイルを編集・登録するのは、とても手間がかかりますよね。
もしWordpressでWebサイト運用をしているなら、プラグインを使ってサイトマップを作成することをおすすめします。
WordPressプラグインを使ってサイトマップを作成するメリットは、以下のとおり。
- 記事を更新したら自動的にサイトマップも更新される
- プログラミング知識がなくても簡単に作成できる
- 優先順位の高いコンテンツを指定できる
サイトマップを手動で作成するメリットはほとんどないため、プラグインで作成した方がいいでしょう。
ここからは、サイトマップの作成ができるおすすめのプラグインをご紹介します。
サイトマップを作成できるプラグインのなかでも、とくに有名なものは以下の4つです。
<WordPressのサイトマップを作成するおすすめプラグイン>
- PS Auto Sitemap
- Google XML Sitemaps
- Yoast SEO
- All in One Seo Pack
プラグインをインストールするときは、利用者が多いものを選ぶようにしましょう。
利用者が少ないプラグインはそれだけ情報も少なく、またプラグインの脆弱性を狙ったサイバー攻撃をされやすいためです。
以下の記事でWordPressの脆弱性について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
WordPressの脆弱性対策してる?攻撃事例と簡単にできる対策方法
Workship MAGAZINE
HTML形式のサイトマップを簡単に作成できるのが『PS Auto Sitemap』プラグインです。
HTML形式のサイトマップは手動で作ることもできますが、Webサイトを更新する度にサイトマップも更新しなければなりません。
しかしPS Auto Sitemapをインストールし、一度設定を行えば、記事を更新する度に自動でサイトマップも更新されます。
PS Auto Sitemapの特徴をまとめると以下のとおりです。
<PS Auto Sitemapの特徴>
- 自動でサイトマップが更新される
- サイトマップのデザインをカスタマイズできる
- 特定ののコンテンツを非表示にできる
- ショートコードを貼り付けるだけでサイトマップを実装できる
ユーザービリティを高めたい方や、Webサイトの階層構造を可視化したい方は、PS Auto Sitemapを利用してみてください。
『Google XML Sitemaps』は、XML形式のサイトマップを作るプラグインのなかでもっとも知名度が高いです。どれを使えばいいかわからない方は、まずこのプラグインを選びましょう。
Google XML Sitemapsの特徴をまとめると以下のとおり。
<Google XML Sitemapsの特徴>
- 一度設定すれば、記事を更新する度に自動でサイトマップも更新される
- サイトマップが更新されたら、自動でGoogle検索エンジンやBingに通知される
- サイトマップに載せたいコンテンツを設定できる
- コンテンツの更新頻度や優先順位を設定できる
後ほどGoogle XML Sitemapsの設定方法〜Google Search Consoleへ登録までの方法を解説するので、もし導入する際はその手順に沿って進めてください。
『Yoast SEO』は、SEOのために開発されたWordPressのプラグインです。全世界で5万人以上のユーザーがいます。
Yoast SEOは、XMLのサイトマップ生成に特化したプラグインではなく、SEO全般に対応しています。メタディスクリプションの設定や可読性チェック、SEOスコアの確認などさまざまな機能が使えて便利です。
Yoast SEOの特徴をまとめると、以下のとおり。
<Yoast SEOの特徴>
- SEOのために機能が網羅的に備わっている
- XMLのサイトマップが自動で生成される
- Googleサーチコンソールとの連動ができる
サイトマップの作成からSEO全般まで、ひとつのプラグインで行いたい人におすすめです。
『All in One Seo Pack』は、日本人の方に人気があるSEOのためのプラグインです。
XMLサイトマップの生成はもちろん、画像のSEOを改善する機能やSNSのOGP設定機能など、さまざまな機能があります。
All in One Seo Packの特徴をまとめると以下のとおり。
<All in One Seo Packの特徴>
- 画像XMLサイトマップが生成できる
- SEOを最適化するための機能が備わってている
- サイトマップに載せるコンテンツを設定できる
XMLサイトマップの生成を含めてSEOを一括管理したいなら、All in One Seo PackもしくはYoast SEOの導入がおすすめです。
以下の記事でこれらのプラグインを比較しているので、ぜひご覧ください。
All in One SEO PackとYoast SEO、どっちがいい?WordPressのSEOプラグイン徹底比較!
Workship MAGAZINE
この項目では、初心者の方でも簡単にサイトマップを生成できる、Google XML Sitemapsの使い方をご紹介していきます。
インストールからGoogle Search Consoleに登録するまでの流れを画像付きで解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
Google XML Sitemapsを使ってサイトマップを生成する流れは以下のとおりです。
- 1. Google XML Sitemapsをインストールして有効化する
- 2. Google XML Sitemapsプラグインの設定をする
- 3. 生成したサイトマップのURLをコピーする
- Google Search Consoleの管理画面からURLを送信して登録する
まずはじめに、Google XML Sitemapsプラグインをインストールして有効化します。
「プラグイン」→「新規追加」と進み、検索ボックスに「Google XML Sitemaps」と入力します。
そうすると赤枠のプラグインが表示されるので、インストールして有効化しましょう。
有効化されると「設定」の項目の中に「XML-Sitemap」が追加されます。クリックして設定画面を表示させてください。
次に、プラグインの基本的な設定を行います。初心者の方は以下と同じように設定すればOKです。
<基本的な設定>
- Notify Google about updates of your site:
サイトを更新すると自動的にGoogleに通知- Notify Bing about updates of your site:
サイトを更新すると自動的にBingに通知- サイトマップの URL を仮想 robots.txt ファイルに追加:
検索エンジンにサイトマップの場所を正しく伝える- Try to automatically compress the sitemap…:
サイトマップを圧縮する- HTML形式でのサイトマップを含める:
同時にHTML形式のサイトマップも生成する
上記の「Additional Pages」では、とくに何も設定する必要がありません。特定のコンテンツをサイトマップに追加できます。
上記の「投稿の優先順位」では、コメント数の多さから、優先的にGoogleのクローラーに巡回してほしいかを設定できます。
しかしコメント数が多いからといって、そのコンテンツの優先順位が高いかどうかは分かりません。したがって今回は「優先順位を自動的に計算しない」にチェックをします。
上記の「Sitemap コンテンツ」では、どのコンテンツをサイトマップに含めるか指定することができます。検索エンジンに表示させたい、質の高いコンテンツを選ぶようにしましょう。
「ホームページ」「投稿」「固定ページ」「カテゴリーページ」は検索エンジンに反映させたいので、チェックをいれます。
「アーカイブ」や「タグページ」はカテゴリーページと内容が重複しているため、SEOの効果を下げる可能性があります。そのためチェックを外しておくのがおすすめです。
上記の「Excluded Items」では、サイトマップに含めたくないカテゴリーがあれば、チェックをつけます。
上記の「Change Frequencies」では、コンテンツがどれくらいの頻度で更新されるのかを選択しましょう。
更新頻度を設定するページには、以下のような記載があります。
このタグの値は絶対的な命令ではなくヒントとみなされます。検索エンジンのクローラはこの設定を考慮に入れますが、「1時間おき」 の設定にしてもその頻度でクロールしないかもしれないし、「年に1度」 の設定にしてもより頻繁にクロールされるかもしれません。
したがって、大体の更新頻度に合わせて設定してみてください。
最後に、「優先順位の設定(priority)」を行います。この設定もあくまで相対的な指標として見なされるため、あまり重要ではありません。
ホームページや投稿ページなどの重要なコンテンツは値を大きくして、アーカイブやタグページなど重要度の低いコンテンツは低い数値に設定しましょう。
ここまで設定できたら「設定を更新」を忘れずにクリックしてください。
プラグインの設定ができたら、最後にサイトマップをGoogle Search Consoleに登録します。
- サイトマップをクリック
- sitemap.xmlと入力
- 送信ボタンをクリック
- 成功しましたと表示されればOK
ここまで完了したら、記事を更新する度に自動的にサイトマップも更新されるため、何もする必要がありません。
今回はサイトマップの種類や作り方、おすすめのプラグインについて解説しました。
ぜひこちらの記事を参考にサイトマップを作成し、よりユーザビリティの高いサイト作成を目指しましょう。
(執筆:HikoPro 編集:Kitamura Yu)
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