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「WordPressでSEO対策におすすめのプラグインを教えて欲しい!」
「All in One SEO PackとYoast SEOはどちらがおすすめ?」
「SEOプラグインを使用するメリットは?」
WordPressでサイト運営をする上で、SEO対策は不可欠です。WordPressのSEO対策のプラグインを使用すると、簡単に精度の高いSEO対策がボタンクリックだけでできるので、初心者におすすめです。
しかしSEO対策のプラグインはたくさん存在し、どれを使用すればいいか悩まれると思います。
そこで本記事では、WordPressのSEO対策プラグインの2強ともいえる『All in One SEO Pack』と『Yoast SEO』を比較しご紹介します!
<本記事の内容>
- SEOとは?プラグインを使用するメリット
- All in One SEO PackとYoast SEOを比較
- SEO対策で入れておきたいWordPressのプラグイン3つ
目次
そもそも「SEOとは何か?」「SEOのプラグインとは何か?」について簡単に解説します。
<SEOとは?>
SEOは「Search Engine Optimization」の略で、運営しているサイトを検索結果の上位に表示にさせる手法や対策のことを指します。
SEOで検索上位に表示させるには、タイトルの最適化、コンテンツの質向上、被リンクや構造化データの挿入など、さまざまな対策が考えられます
サイト運営をする大きな目的の一つに、記事を作成し多くの人に読んでもらい、自社の商品購入や何かしらのCVを狙うことが挙げられるでしょう。
それを達成する手段として、SEOによりコンテンツを検索上位に表示させることは大切です。
そのSEO対策を手助けするツールとして、All in One SEO PackやYoast SEOなどのSEOプラグインが存在するのです。
All in One SEO PackやYoast SEOなどのSEOプラグインを使用しなくても、SEO対策をするのは可能です。
しかしプラグインを使用せずにSEO対策しようとすると、プログラミングの知識が必要だったり、時間がかかったりなど、効率的な運用が難しいでしょう。
SEOプラグインを使用する最大のメリットは、プログラミング知識がなくてもボタン操作で効率よくSEO対策できる点です。
SEOプラグインを使用する場合と、使用しない場合の作業量を比較してみましょう。
プラグイン未使用 |
SEOプラグインを使用 |
|
記事の統計情報を取得 | 記事ごとにGoogleアナリティクスのコードを記載 | プラグインの管理画面にコードを貼り付けるだけ |
アーカイブを検索エンジンに表示させない | noindexタグをphpファイルに記載する | ボタン操作で可能 |
メタディスクリプションの作成 | 記事ごとにmetaタグを記載する | 投稿画面から記載、自動生成してくれる |
このように、SEOプラグインを使用する場合としない場合とでは、作業量に大きな差が生まれます。
またプラグインを使用しないと、プログラミングによりファイルを操作する必要があるうえ、トラブルやエラーが生じる場合もあるのです。
WordPressのSEOプラグインの代表的なものとして、All in One SEO PackとYoast SEOの2つがあります。
どちらのプラグインでもSEO対策はできますが、それぞれ特徴や使える機能がやや異なります。
All in One SEO Pack PackとYoast SEOのどちらがいいか。結論から言うと、どんな機能を使いたいかによります。
ここではAll in One SEO PackとYoast SEOの機能や特徴を詳しく解説します。
All in One SEO Packは2007年のリリース以来、6千万回以上ダウンロードされているWordPress SEOプラグインです。
簡単にSEOのための設定を行えるプラグインで、初心者でも使いやすく、それでいて高度な設定や開発者向けの機能も揃っています。
基本的な機能は無料で使用することができますが、プロ版にアップグレードするとe-commerce 向けの高度なサポートや、ビデオ SEOのモジュール設定ができるようになります。
個人ブログやWebメディアの運用であれば、無料版のAll in One SEO Packで問題ないでしょう。
All in One SEO Packの主な機能をまとめると、以下のとおりです。
上記はAll in One SEO Packの機能の、ほんの一部。SEOに必要な対策をこれ一つでほとんど行えます。
ただしプラグインをインストールするだけではその効果を最大限発揮できません。ある程度の設定が必要です。
このように、WordPressの管理画面から任意の項目にチェックを入れるだけで、SEO対策ができます。
またAll in One SEO Packをインストールすると、投稿画面の下に、上記のようなものが表示されて、個別記事ごとにメタディスクリプションの設定や、noindexの設定などができます。
Yoast SEO(ヨースト)は2008年にリリースされたSEO対策のプラグインで、ダウンロード数は2億以上。WordpressのSEOプラグインとしては世界でもっとも人気です。
All in One SEO Packと同様に、Yoast SEOをインストールしただけではSEO対策の効果は薄いです。ある程度の設定や運用が必要にあります。
基本的な機能は無料で使用できますが、Premium版に有料課金すると、年中無休のメールサポートやソーシャルメディアのプレビューなどの機能が使えるようになります。
個人ブログや小中規模のWebメディア運用であれば、無料版のYoast SEOで問題ありません。
Yoast SEOの機能は、All in One SEO Packの機能と同じものが多いです。
Yoast SEOの主な機能をまとめると、以下のとおり。
多くの機能がAll in One SEO Packと重複している一方で、All in One SEO Packにはない「パンくずリストの設置」や「RSS フィードにテキスト挿入する機能」などがあります。
Yoast SEOの設定画面はこのようになっており、ボタンのクリックや簡単な記述でSEOを行えます。
Yoast SEOを有効化すると、個別の投稿画面の下に上画像のようなものが表示されて、SEOに最適なコンテンツを作成する手助けをしてくれます。
たとえばSEOタイトルの診断をしてくれたり、ページ内の画像にalt 属性がないことを知らせてくれます。
All in One SEO PackとYoast SEOどちらがおすすめなのかは、必要とする機能によって異なります。
それぞれの主な機能を比較してみましょう。
(※以下は2020/01/06時点でのデータ)
機能・特徴 |
All in One SEO Pack |
Yoast SEO |
ダウンロード数 | 64,430,436 | 215,806,570 |
言語 | 54言語(日本語対応あり) | 42言語(日本語対応あり) |
対応PHPバージョン | 5.2.4またはそれ以上 | 5.6.20またはそれ以上 |
対応WordPressバージョン | 4.9またはそれ以上 | 5.2またはそれ以上 |
XMLサイトマップの自動生成 | ○ | ○ |
パンくずリストの設置 | × | ○ |
RSS フィードにテキスト挿入 | × | ○ |
タイトル・メタディスクリプション設定 | ○ | ○ |
Googleの検索結果プレビュー | ○ | ○ |
Google アナリティクスのサポート | ○ | × |
ヘッダーに任意のコードを出力 | ○ | × |
重複コンテンツを回避 | ○ | ○ |
投稿者権限制限 | × | ○ |
PHPのメモリ上限変更 | ○ | × |
テキストカウンター | × | ○ |
noindexの設定 | ○ | ○ |
SEO解析 | × | ○ |
SEO対策によく利用する、機能の比較をするとこのようになります。
他にも細かな機能はまだまだありますが、専門用語もかなり多くなるので、初心者向けによく使う機能だけを厳選しました。
結論、All in One SEO PackとYoast SEOどちらを使用するかは、どんな機能、どんなインターフェースを使いたいかによります。
次に、All in One SEO PackまたはYoast SEOとともにインストールを検討したい、SEO対策におすすめのプラグインを3つご紹介します。
< SEO対策で入れておきたいWordPressのプラグイン>
- Google XML Sitemaps
- Breadcrumb NavXT
- Site Kit by Google
SEOで検索上位を狙うには、Googleのクローラー(サイトを評価するロボット)にあなたのサイトを正しく巡回してもらう必要があります。
このクローラーに効率よくあなたのサイトを評価してもらうためには、XML形式のサイトマップを作成しなければなりません。
『Google XML Sitemaps』プラグインを使用すると、自動的にXML形式のサイトマップを作成し、Googleのクローラーに認知させることができます。
Google XML Sitemapsプラグインの機能をまとめると、以下のとおり。
- 記事の公開や更新のたびにサイトマップを自動更新
- サイトマップが更新されると自動的にクローラーに通知
- サイトマップに登録するコンテンツを指定できる
- 優先度の高いコンテンツを指定できる
一度設定すれば、あとは記事を更新したりするだけでOKです。
なおAll in One SEO PackやYoast SEOを導入している場合、そちらでXMLサイトマップが作成されている可能性があります。
もしそれらとGoogle XML Sitemapsを併用する場合、All in One SEO PackやYoast SEOの「XMLサイトマップ作成機能」はオフにしておきましょう。
SEOの内部対策として、パンくずリストを設置するといいと言われています。
パンくずリストとは、「コンテンツの階層を可視化し、ユーザーがいまサイト内のどこのページを診ているか分かりやすく示したもの」です。
たとえば以下の画像のようなものです。
いま閲覧している記事を分かりやすく示し、しユーザビリティを高めることは、SEOにも良い影響を与えるとされています。
サイトのナビゲーション(ページ間の誘導経路)をわかりやすく整理することは、ユーザーが迅速に目的のコンテンツにたどり着けるようにするために重要です。また、検索エンジンにとっても、ウェブマスターがどのコンテンツを重要と考えているのかを理解するのに役立ちます。
(▲引用:Google ウェブマスター向け公式ブログ)
Google ウェブマスター向け公式ブログにもこのように記載されているため、パンくずリストは設置しておいたほうがよいでしょう。
しかしパンくずリストを自分で実装するとなると、プログラミング言語のPHPやHTMLの知識が必要です。
そこで『Breadcrumb NavXT』プラグインがおすすめ。このプラグインを使うことで、簡単なコードの記述だけでパンくずリストが自動生成されます。
SEOにより検索上位を獲得するには、日々のデータ収集や統計をもとに改善策を練る必要があります。
Googleが提供しているWebサイトの統計データツールとしては、以下のようなものがあります。
しかし、これらの4つのツールを別々に管理するのは非常に手間です。そこで便利なのが、Google公式プラグインである『Site Kit by Google』です。
Site Kit by Googleを使用すると、WordPressの管理画面から上記の4つの統計ツールを一括で管理できます。
もっとも検索流入数の多いキーワードや、もっともPV数の高いコンテンツなどを管理画面上で簡易的にに確認できます。
執筆:HikoPro
編集:内田一良(じきるう)
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