脱・家賃貧乏ガイド実践編|︎放ったらかしで理想の物件が見つかる!?

「東京の家賃が高い! 物価も高い! 電気代も高い……!!!」
「でも東京から離れるのはちょっと……」

そんな人、多いのではないでしょうか?

ということで、前回の記事では「都内へのアクセス性」と「家賃のリーズナブルさ」を両立するトカイナカに住んで、家賃貧乏を回避し、ゆとりある生活をしよう! といったご提案をしました。

とはいえ、「具体的にどうやって理想の物件を探したらいいのか分からない」という方も多いですよね。そんな方に向けて、今回は「放ったらかしで理想の物件を見つける方法」をご紹介します。

家探しでは家賃や立地以外にも、

「国民健康保険は、自治体ごとに金額が全然違う」
「入居者が払うガス料金に、物件のリフォーム代がこっそり上乗せされている場合がある」

など、知らないと損するトラップ的な要素がいくつもあります。

そんな落とし穴に知らずにハマらないためにも、「脱・家賃貧乏ガイド」実践編、最後まで読んでください……!

シュゴウ
シュゴウ

就職しないまま大人になってしまったライター。大学卒業1年後に開業届を提出し、それから個人事業主としてゆるく令和をサバイブ中。代表作に「図書館の資料修復技術を駆使してカピカピになったポイ捨てエロ本を蘇らせる」(X:@shugou17

要注意! 賃貸で損をしないためにチェックしたい3つのポイント

実は住む地域や物件によっては、知らぬ間に何万円もの支出が発生してしまうトラップ的な要素があります。損しないために、絶対にチェックしておきたい3つのポイントを見ていきましょう。

個人事業主は気をつけよう! 地域によって全然金額が違う「国民健康保険」の罠

個人事業主であるフリーランスの人は支払っているであろう国民健康保険。あれ、結構金額がデカくて払うのしんどいですよね……。

「でも、年金と一緒で国が決めてるヤツだから……」としょうがなしに払ってる方もいるかもしれませんが、実は、国民健康保険は市町村ごとに運営しているため、同じ県内でも住む市町村によって保険料の負担額が全く違います。

たとえば、埼玉県の単身者(39歳以下、年間所得300万円、2024年度)で比べてみると……

  • 埼玉県安値1位→東秩父村 15,600円(月額相当)
  • 埼玉県高値1位→日高市 27,946円(月額相当)

なんと、毎月の差額は12,364円にもなります。年間にすると約15万円もの差に!

引っ越し先の物件を探す際には、家賃だけでなく「その地域の国民健康保険料」を確認するのがおすすめ。何も考えずに地域を決めると、「知らずに高額の保険料を払い続けてた」なんて事態にもなりかねません。

個人事業主の方はマストでチェックしておきましょう。

参考URL:国民健康保険料の地域差(埼玉県)

あなたの払っているガス代、実は大家が負担すべきリフォーム代が上乗せされているかも?

日々暮らしていると、ガス料金等の光熱費が発生しますよね。これらの費用、払うのは当然「自分が使った分だけ」と思いがちですが、入居時にガス業者の指定がある物件では注意が必要です。

というのも、「大家が負担すべきリフォーム費用が勝手にガス代に上乗せされているケース」がけっこうあるんです……。

実はガス業界には、「大家に無償貸与したエアコンや給湯器などの設備費用を、入居者のガス料金から回収する商慣行」があります。

<ガス代に設備設置費用が上乗せされる仕組み>
①ガス会社Aが大家にエアコン、給湯器、キッチンなどの「設置費用の負担」を持ち掛ける
②大家は設備設置費用を肩代わりしてもらう見返りに、「ガス会社Aの利用」を条件として入居者に物件を貸し出す
③ガス会社Aはかかった設備設置費用を入居者が支払う毎月のガス料金に上乗せして請求
→結果、入居者のガス代に「設備設置費用やリフォーム費用」が上乗せされ、ガス料金が高額に!

大家はお金を負担せず設備を物件に取り付けられ、ガス会社は新規顧客をゲットできる。そのためにかかる設備設置費用は、入居者が支払うガス料金にこっそり上乗せして回収する……。

つまり、本来大家が負担すべき費用を、入居者が知らずに支払う仕組みというわけです。「どう考えても詐欺じゃん?」と思えますが、こうしたケースは決して珍しくないんですよね。

さすがにちょっとひどすぎるということで、2025年からは省令が改正され、「ガス利用と無関係の費用を上乗せすること」は禁止されたのですが……。

「すでにリフォームを実施した物件や、もう入居者がいる場合はどうするの?」など、まだルールがあやふやな部分も多い上、知り合いの不動産投資家に聞いたところ「新しいスキームで規制逃れを画策してるガス業者もいる」とのことでした。本当そういうのやめてほしい~~。

なので、「ガス業者の指定」がある物件では、ガス料金が相場と比較して割高になっていないか入居前に確認することをオススメします(リフォーム代を上乗せしていなくても、シンプルにガス代が高いパターンもあるし)。

都市ガスが普及しているエリアなら、都市ガス利用可の物件を探すのもアリ。都市ガスは一般的にプロパンガスよりも安価なので、ガス代を抑えられますよ!

一見お得に見えるその物件、定期借家契約じゃないですか……?

物件サイトを見ていると、相場よりも2~3割ほど家賃が安い物件を見かけることがありますが……世の中そんな甘くないもので、そんな物件は大抵何かしらの“訳あり”ポイントを抱えています。

その中でも特に多いのが「定期借家契約」のパターン

不動産の賃貸借契約には、「普通借家契約」と「定期借家契約」があります。

一般的な不動産賃貸である「普通借家契約」は、契約期間満了後も借主が希望すれば契約は更新されるため、長く住み続けることが可能。借主が手厚く保護される契約形態なので、借主が希望する限り、貸主は基本的に更新を拒むことができません。

対する「定期借家契約」は契約期間があらかじめ決められている賃貸借契約となります。契約の更新がないため、契約期間が満了すると借主は退去しなくてはなりません(貸主と借主の双方が合意すれば、期間満了後の再契約は可能)。

  • 「普通借家」→借主が希望すれば賃貸契約が更新される(※貸主が拒む場合は正当な事由が必要)
  • 「定期借家」→借主が希望しても更新はできない(※貸主借主双方が合意すれば再契約が可能)

つまり、家賃が安いからと気軽に「定期借家」の家を借りてしまうと、契約期間満了後に更新したくとも退去しなければならず、結果として転居のコストがかさんでしまうことに……。

ということで、長く住み続けたい場合は「定期借家契約」は避けるのが無難。物件を探す際には必ず契約形態を確認しましょう。

逆に単身赴任など、限られた期間で住居を借りたい場合は相場よりも割安で住めるので、むしろ定期借家契約が狙い目です!

~夢の物件に住むために~ 狙い目物件を見つける方法教えます!!

「気をつけるポイントは分かったけど、そもそもどうやって理想の物件を探せばいいの~?」という方、お待たせいたしました。

ここからは、「放ったらかしで理想の物件を見つける方法」を具体的に伝授します。

まずは「ニフティ不動産」でお得物件が届く体制を構築しよう

物件を探す際には「スーモ」「アットホーム」「ホームズ」「いい部屋ネット」「アパマンショップ」などの不動産サイトを見る方も多いと思いますが……不動産横断検索サイトの「ニフティ不動産」なら、複数の不動産サイトまとめて検索できちゃいます!

▲出典:ニフティ不動産公式サイト

「ニフティ不動産」はWEBだけでなくアプリも用意されているので、スマホからでも気軽に検索できます。さらにアプリで間取り・地域・予算などの諸条件を設定しておけば、条件に適合した新着物件が登録された瞬間にスマホに通知でお知らせしてくれる機能も!

つまり、一度設定さえしておけば、あとは放ったらかしで掘り出し物件がスマホに届くように。

わざわざ不動産屋に出向かなくても「常に良物件を探している状態」を保てるので、1~2ヶ月に1件くらいは「コイツ理想すぎる……」みたいな物件が届くようになります。(本当になる)

「とりあえず良い物件があったら引っ越したい」「家賃の高い都内から拠点を移したい」といった方は、ひとまずニフティ不動産で新着物件のお知らせ設定をすることをオススメします。

理想の物件が見つかったらすぐ電話して内見するべし!

ニフティ不動産でいい物件が見つかったら、速攻で内見の予約をしてください。

できることなら当日、無理なら翌日にでも内見に行くくらいのスピード感でないと、良い物件を勝ち取る事はできません。

私も今までにいくつもの物件の内見を申し込みましたが、新着物件が出た翌日の時点で「内見希望が何組もいるので受付不可」と言われた経験があります。気になる物件が見つかるまでは「アプリの通知が来るまでほったらかし」で問題ありませんが、気になった物件を見つけたら速攻で電話して内見予約をしましょう。

ちなみに不動産屋に関して、「TVでCMを流しているような大手よりも、個人が営む地元密着のところが良い」というイメージを持ってる方がたまにいますが、大手の不動産(アパマンショップとか)もフランチャイズなだけで、実際には地元密着の小さな会社が運営している場合も珍しくありません。

なので、事務所の規模はあまり気にせず、「個人だろうが大手だろうが良いところは良いしヤバいところはヤバい」くらいの感覚を持つのが良いと思います。

個人事業主は賃貸物件の審査が通りにくい?→就職歴ゼロでも通りました!

「個人事業主は会社員より信用が低いから、賃貸物件の審査が通りにくい」という話を聞いたことはないでしょうか?

おそらくはそうした傾向もあるのでしょうが……私は今までに一度も就職をしたことがありませんが、賃貸物件の審査には普通に通っています。

入居審査=収入審査というイメージが大きいですが、保証会社の審査では、個人信用情報機関にクレジットカードの支払い状況やローンの返済状況などを照会して支払い能力の有無を判断します。

そのため、今までにきちんとクレカの支払いを行っていれば、フリーランスでもすんなり審査に通るんじゃないかと個人的には思っています。(あくまで個人の体験談になりますが……)

逆にクレカを一切使ったことがないと、そもそも返済能力の有無を測れない(検討材料がない)ので、イメージだけで断られてしまうかもしれません。クレカを使った事がない個人事業主は、今からでもクレヒス(利用履歴)を育て、自身の個人信用情報を育んでおきましょう。いざという時に役立つかもしれません!

どうしても審査に通らない……そんな個人事業主にはUR物件がオススメ

「フリーランスになりたてで、どの物件も審査が通らない……」そんな方にオススメなのが、URの賃貸物件です。

吉岡里帆さんが「URであ~る♪」と歌っているCMを見たことがある人が多いですよね。これらの物件を運営しているのが、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)です。

URの賃貸は公的な賃貸住宅ということもあり、入居者の信用情報や保証人の有無による審査がありません。

その代わり入居の際には「あらかじめ定められた基準に適合しているかどうか?」が重要となりますが、逆に言えば、入居条件を満たしてさえいれば新米フリーランスでも契約ができるんです!

URの入居審査は下記の3つの基準のいずれかを満たせばOK。しかも、自分に合った基準を選択できます。

  • 「収入基準」→家賃の4倍以上の月収があること(※)
  • 「貯蓄基準」→家賃の100倍の預貯金を証明できること
  • 「一時前払制度」→家賃1年分以上を前払いできること

※(家賃8万2,500円~20万円の場合は月収33万円、家賃20万以上の場合は月収40万円が基準額)

たとえば、月の家賃が6万円の物件の場合、収入基準を満たすには月収24万円以上が必要となります。貯蓄基準の場合は600万円の預貯金、一時前払制度の場合は72万円を前払いできればOKということですね。

ちなみに、収入基準と貯蓄基準に関しては、基準額の1/2以上を契約者本人が満たしている場合、同居する親族や婚約者の収入・貯蓄と合算して審査を通過できる特例も用意されています。

とにかくこれらの基準のいずれかを満たせば審査を突破できるので、通常物件のような賃貸審査に不安を感じている方は、UR賃貸が有力な選択肢となるでしょう。

他にもUR物件には「礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要」「鍵交換費用をUR側で負担」「火災保険(家財保険)が任意加入」などの特徴があるため、開業当初で初期費用を抑えたい個人事業主にもオススメ。

団地物件は土地にゆとりがあった昭和時代に建てられたものがほとんどで、共用部分にデッカ芝生エリアがあったり、公園があったりと、ゆとりのある造りになっているのも魅力的です(駅前の団地もほぼ必ずデッカ芝生エリアがある)。

まとめ

物件探す際に、家賃や駅からの時間などは気にする一方で、「国民健康保険」「ガス代金」などはあまり気にしない方が多いのではないでしょうか?

実際に引っ越した場合、これらの支出は家賃と全く同じ「1円」としてあなたの財布から飛び立っていくので、物件選びでは総合的な支出を想定して比較検討する事が重要です!

そしてフリーランスに寛容なURの物件ですが、35歳以下なら家賃が割り引かれる制度(U35割)などもあるので、より支出を抑えたい若い世代にはけっこうオススメ。

団地って基本的にエレベーターがないのですが……そこは支出を抑えながら脚を鍛えられると考えたらむしろ得!

ぜひこの記事を参考に、みなさんも理想の物件を探してみてください!

(執筆:シュゴウ、編集:夏野かおる)

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