エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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問題の再定義とは、プロジェクトの課題を分析し、現状よりもっと根本的な問題を探るための手段のこと。デザイン作業においても必要です。
今回、問題を再定義することが大事な理由や、効率的な進め方、問題の再定義の例などについてご紹介します。
プロジェクトにおけるデザインの問題を再定義すると、ユーザーからフィードバックされた課題が明確になります。
ユーザーはデザインの問題を直感しても、なぜそう感じているのかは説明できません。問題の再定義を通して、根本的な問題を探り、長期的に効率よくサービスを改善できます。
ハバード・ビジネス・レビュー曰く、問題解決を再定義するには、下記のような進め方が効率的です。
第三者の感想を尋ねると、普段からプロジェクトと関わっている人と異なる視点をもっているため、メンバーが見えない課題や解決策などを引き出せる可能性があります。
有効な第三者は、問題を理解しているのに直接にプロジェクトと関わっていない人のことと、自由に意見を言えるであろう人のことです。
同じ議題だとしても、チームメンバーの見方はそれぞれ異なるため、個々の問題への定義を書くと、新しい発見が出る可能性はあります。
すでに存在している課題は誰でも理解しているとしても、プロジェクトの足りないことについてを尋ねると、問題は異なる視点から見えます。
問題の種類をカテゴライズすると、新しい視野から見えます。「期待に関する問題」や、「プロジェクトの実行に関する問題」など、問題のカテゴライズによって見方が変わり、対策を変更する可能性もあります。
うまく進んだときを分析し、うまくいっていないときと異なることが明らかになると、今後のプロジェクトの進み方も明確になります。
プロジェクトや組織の各部分の必要性を再確認すると、変更する必要のあるパーツを確かめられます。
問題の再定義において、よく使われている問題は、アパートのエレベーターが遅いという題材です。
問題を定義すると、「エレベーターが遅い」ため、解決策は「エレベーターを速くする」ことです。しかし、問題を再定義すると、より効率的に解決ができます。
より問題を分析すると、ユーザーは「到着地点までの待機がめんどくさい」と感じていることが分かります。この場合、新しいエレベーターを導入するよりも、待ち時間を短く感じることをてもらうよう施策するのが最適なソリューションです。鏡を設置したり、音楽を流したり、手の除菌用ローションを置くなど、待ち時間を短く感じさせるように、複数の解決策があります。
「ページの内容がわかりづらい」というフィードバックに対して、あなたならでのような改善策を施しますか?
ページには多くの文章があるとしたら、読みづらいケースはあります。問題は言葉どおりに受け止めると、文章を減らすのか、文章をリライトするのか、という結論になるでしょう。
しかし、問題を再定義すると、「ページを読むのが楽しくない」という捉え方に直せます。この再定義によって、ユーザーの楽しみを優先すると、写真のスライダーを入れたり、小見出しを明確にしたりするほうが情報は伝わります。
デザインの問題解決において、問題を再定義すると、サービスのもっと根本的な課題を理解するようになり、効率よく改善できます。今後、活用してみてはいかがでしょうか?
(翻訳:Jordan Colston)