ファクタリングサービス『OLTA』は他社と比べてどう？ 口コミ/評判/特徴を徹底調査！

資金調達の手段として、中小企業やフリーランスに注目されている「ファクタリング」。とくに社会的信用が低く借金するのが困難なフリーランスにとっては、重宝するサービスです。

しかし、サービスの種類が多いため「どれが自分に適しているのか分からない」という声も。

今回の記事では、昨今シェアを拡大する注目のファクタリングサービス『OLTA』を取り上げ、サービスの特徴や評判、他社との違いを解説します。

そもそもファクタリングとは？

ファクタリングとは、売掛債権（入金前の請求書など）をファクタリング会社に買い取ってもらうサービスのこと。簡単にいえば、請求書を担保にして報酬を通常より早いタイミングで受け取るサービスです。

一般的に、報酬が支払われるのは作業が完了した月の翌月末など。少なくとも、1ヶ月ほどのタイムラグが発生します。

この支払いフローだと、「手元に請求書はあるけど、お金はない！」という問題が発生する可能性があります。報酬を受け取るまでに、家賃や税金などの高額な支払いがあると、貯金額によっては資金がショートしてしまうことも。

請求書を現金化するファクタリングは、こういった問題に対処するのに役立ちます。

ファクタリングと融資の違い

「資金調達」という点において、ファクタリングはカードローンや小額融資とも共通します。しかし、ファクタリングは債権を買い取ってもらう「売買契約」で、ローンや融資のように借金ではないという大きな違いがあります。その他にも多くの違いがあるため、詳しくは下の表や記事をご覧ください。

ファクタリングサービスは2種類ある

ファクタリングには、個人とファクタリング会社だけでサービスが完結する「2社間ファクタリング」と、売掛債権を支払う取引先を含めた「3社間ファクタリング」があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

2社間ファクタリングは「取引先にファクタリングを利用したことが知られない」のが大きなメリット。一方で、ファクタリング会社にとっては売掛金を回収できない等のリスクが大きいため、手数料が高いケースがあります。

3社間ファクタリングは個人、取引先、ファクタリング会社が関与して手続きを進める手法です。ファクタリング会社が抱えるリスクが低いため、比較的手数料が低いのがポイント。ただし、審査に時間がかかるため、振り込みスピードは遅くなります。

ファクタリングサービス『OLTA』とは？

『OLTA』は2017年にスタートした比較的新しいファクタリングサービス。野村證券で上場企業の資金調達にかかわっていた澤岻優紀（たくしゆうき）氏が創業した同名企業が運営しています。

テクノロジーを活用したファクタリングで、手続きが簡単で早く、手数料も安いのが強みです。

サービス開始から年数が浅いものの、すでに地方銀行からFreeeといったベンチャー企業まで幅広い企業と協業パートナー契約を結んでいるほか、日本経済新聞や読売新聞でも「中小企業の新たな資金調達方法」として取り上げられるなど、勢いに乗っているファクタリングサービスといえます。

ファクタリングサービス『OLTA』の特徴

次に、OLTAの特徴を見ていきましょう。

OLTAは、テクノロジーを活用し、他社サービスにはないスピード感や料金設定を実現しています。

特徴1. フリーランスでもファクタリングできる／調達資金に上限・下限がない

ファクタリングは、基本的に中小企業を対象とした資金調達方法であり、フリーランスだとそもそも申し込めないケースも多くあります。しかし、OLTAは条件（※）はあるものの、フリーランス／個人事業主でも利用できます。（※条件：税務署に開業届を提出している／開業後4か月以上事業用口座を利用している）

さらに、調達資金額に下限がなく、10,000円の請求書でも買取に応じてくれるのが特徴。上限もないので、10,000円の請求書から1億円の請求書まで現金化できます。

ただし、個人事業主や個人が発行する請求書の買取には対応していないなどの制限もあるため、注意しましょう。

▲出典：OLTA

▲出典：OLTA

特徴2. ファクタリング利用が取引先に通知されない

OLTAは、2社間ファクタリング方式を採用しています。そのため、ファクタリング利用が取引先に知られるリスクを抑えられます。

取引先の心証が心配な方でも、安心して利用できるサービスです。

特徴3. 手数料が業界最安水準

ファクタリングで発生する手数料は、諸経費込みで買取額の2～9％。フリーランスが利用できるファクタリングサービスの中では業界最安水準です。

AIを活用して審査を行うことで、コストカットを実現し費用を抑えている様子。3社間ファクタリングに比べて手数料が高くなる2社間ファクタリングの弱点を克服しています。

特徴4. 最短即日振込

OLTAは必要書類の提出後、24時間以内に審査結果を通知。そして契約後、最短24時間で現金が振り込まれるなどスピード感のある取引を実現しています。

このスピードにも審査のAI化が影響しているのでしょう。

特徴5. 完全オンライン申請が可能で、面談ナシ

OLTAでは、必要な書類の提出から審査に至るまで、すべてオンライン上で行えるため効率的です。

面談の必要もないため、コミュニケーションコストもかかりません。

ファクタリングサービス『OLTA』の口コミ・評判

特徴を見る限り、他社サービスよりも優れていると感じるOLTA。では、世間の人たちはどのような印象を持っているのでしょうか。ここでは、SNSの反応から評判を調べてみます。

請求書買取サービス(ファクタリング)も資金調達の一種ですね。

OLTAとかが有名ですが最短24時間で現金化出来るのは素晴らしいです。
WEBで完結出来るのも強み。

コロナで売掛金の回収などに苦労されている方は手段の一つとして考えるのはありかと。

— アナ@資金調達、コロナ補助金 (@nayamisugija) August 28, 2020

https://twitter.com/ogk_surf/status/1289008483841449984

OLTAはファクタリング業界をクリーンにして、人と人の世界の繋がりを前提にしていた世界を別物にした。企業間の属人化をなくすことで大きなマーケットになるのは他の業種でも転用可能なものである
OLTAとNTT西日本が業務提携、中小企業向けに「クラウドファクタリング」を提供https://t.co/Di0SmGlmVE

— 西田貴彦@管理部門上がりのCOO (@takanishi12) May 6, 2020

全体的に、OLTAの評判は良いものが多く見られます。正直、中立的な記事にするためにネガティブな評判も探したのですが、SNSではほとんど見当たりませんでした。

人気ブロガーのタクスズキさんは自身のブログでOLTAを利用したことを明かし、利用体験を以下のようにまとめています。

買い取りを申し込んでみて、その簡単さに驚きました。

決算書など、すぐダウンロードできる書類をアップし、ちょっとした質問に答えるだけで資金調達できるのは、革命的ですね。

（引用：らふらく）

OLTAの具体的な利用事例を知りたい方は、公式サイトの「お客様の声」を参考にご覧ください。

フリーランス向けファクタリングサービス比較表

フリーランスでも利用できるファクタリングサービスは、OLTA以外にもいくつか存在します。その中でも利用者の多いものや注目度の高いサービスをまとめました。

こちらを参考に、自分に合ったファクタリングサービスを選んでみてください。

より詳細なサービス内容を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ファクタリングサービス『OLTA』はこんな人におすすめ

良心的なサービス内容で、フリーランスも利用できるOLTA。ただし手数料は発生するため、乱用は厳禁です。あくまで利用は、資金に困った場合のみに控えましょう。

上記を前提として踏まえた上で、OLTAをおすすめできる人は以下になります。

• 最速で手元に現金が欲しい人
• 安い手数料で資金調達したい人
• 信用情報に傷を付けたくない人
• 書類の郵送や面談など、面倒なことをしたくない人
• ほかのファクタリングサービスで調達額の上限・下限に引っかかる人

OLTA利用の流れ

OLTAは以下の3ステップで利用できます。書類さえ揃えればとても簡単な手続きです。

ステップ1. サービス登録

氏名や電話番号などの基本情報を登録後、簡単な事前審査を通過した場合は免許証やパスポートなどの本人確認書類をアップロードします。

ステップ2. 申し込み

審査を受けるために、以下の書類をアップロードし結果を待ちます。

• 昨年度の白色または青色申告書（法人の場合は決算書一式）
• 入出金明細（直近4か月分）
• 売却予定の請求書

ステップ3. 振込

24時間以内にAI審査の結果がメールで送付され、審査を通過すれば振込の手続きに入れます（審査通過後のキャンセルも可能）。

手続きが完了したら即日入金されます。

他社と比べてもコスパが高く、手間も少ないファクタリングサービス『OLTA』。フリーランスはなにかと手持ち資金が不足しがちなので、資金繰りに困っている場合はOLTAの利用も検討してみましょう。

（執筆＆編集：Workship MAGAZINE編集部）