最高のクライアントと付き合い続ける方法（最悪なクライアントを回避する方法）

付き合いやすいクライアントがいると、日々の仕事も楽しく感じられるうえ、事業も成長しやすくなります。支払いが早く、コミュニケーションも明確で、理にかなった期待を向けてくれるような、最高のクライアントと働けるのが理想ですよね。

しかし、なかなか現実は上手く運ばないもの。付き合いやすいクライアントもいれば、そうじゃないクライアントもいます。日々の仕事を進めるなかで、クライアントとのやりとりに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、最高のクライアントと付き合い続けるための3つのポイントと、最悪のクライアントの見分けかたをご紹介します。

最高のクライアントと付き合い続ける方法

ポイント1. 提供できるものを明確にする

自分がクライアントに提供できるものを明確にしておきましょう。下記のような事柄を前もって明確にしておくことで、お互いの認識齟齬を防げます。

• 成果物をいつ提出できるのか？
• 修正は何回まで受け付けるのか？
• プロジェクト期間中、どれくらいの頻度で連絡を取るのか？

たとえばクライアントと過去に仕事をしていたデザイナーが、無制限で修正を受け付けていた場合。クライアントは「修正は無制限で受け付けるのが当然」だと考えている可能性があります。

修正を2回までしか受け付けたくない場合は、事前に「2回まで」とクライアントに伝えておきましょう。

ポイント2. 現実的な締め切りを設定する

クライアントに納品スケジュールを提出する際、プロジェクトにかかる時間の見積もりは慎重に行いましょう。

クライアントに喜んでもらうために、非現実的なスケジュールを設定するのは避けるべきです。すべての工程が予定通りうまくいくとは限りません。なにかトラブルがあっても対応できる、余裕のあるスケジュールを組みましょう。

余裕をもったスケジュールを提案し、予定よりも早く成果物を提供するほうが、クライアントからの好感度や信頼度も上げられます。

ポイント3. ちょっとしたギフトを渡す

長く付き合いたいと思うクライアントには、ちょっとしたギフトを贈ることも検討しましょう。

高価なものである必要はありません。クライアントが興味を持ちそうなアイテムを注意深く選べば、ちょっとしたものでも相手の印象に残ります。

ギフトを渡すタイミングは、プロジェクト終了後だけでなく、クライアントがなんらかの賞を受賞したときなどもおすすめです。感謝の気持ちを伝えるだけでなく、連絡を取り合うきっかけとしても、ギフトを活用できます。

最悪のクライアントの見分けかた

最高のクライアントと付き合い続けるだけでなく、最悪のクライアントを避けるのも重要です。以下の6項目に複数合致するクライアントには注意しましょう。

• 不当に低い金額を提示する
• 値下げを要求する
• 連絡に時間がかかるとクレームを入れる
• なにを求めているのかが不明確である
• 他社のプロジェクトよりも自社のプロジェクトを優先することを求める
• 以前仕事をした相手の悪口を言う
• 契約書への署名を拒否する

最高のクライアントと、気持ちよく仕事をしよう

最高のクライアントと仕事をすることは、ストレスの軽減、スキルアップ、報酬の向上など、さまざまな面においてメリットがあります。

今回ご紹介したポイントを見返しながらクライアントとの付き合いを見直すことで、きっとワークライフバランスを保ちつつ、気持ちよく仕事ができるはずです。

（執筆：Design your way　翻訳：Nakajima Asuka　編集：北村有　提供元：Design your way）