フリーランスのトラブル 3位「追加修正の無償対応」2位「不当な減額交渉」1位は? 他
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Webサイトのトラフィックが減少すると慌ててしまいますよね。しかし、そんなときこそ冷静になって、データを駆使して問題に向き合う必要があります。
今回は、Webサイトのトラフィックが減少したときの対処法について解説します。
原因の究明をはじめる前に、本当にトラフィックが減少しているのか確認してみましょう。分析設定の変更など、なんらかの原因で正しいデータが表示されていない可能性があります。とくに大規模な変化があった場合、データが誤っているかもしれません。
まずはトラフィックどの程度減少したのかを確認しましょう。誤った期間設定をしているために、落ち込みが激しく見えている可能性もあるため、その点についても同時に確認しましょう。
たとえば期間のなかに、データを閲覧している「当日」が含まれており、まだ1日分のデータが反映されていないかもしれません。あるいは1時間ごとのレポートを見ていたり、トラフィックがすこし落ち込みがちな週末を含む期間を見ていたりする可能性もあります。
トラフィックが常に一定のWebサイトはありません。どんなWebサイトでも必ず上下します。アクセス数の減少を視野に入れて原因の特定につながるように、1週間など広い期間を選択するか、期間を変更して比較しましょう。
たとえば、期間を去年の同じ日付に設定して比較するのがおすすめです。去年も同じようにトラフィックが減少しているなら、トラフィックの落ち込みは時期によるものかもしれません。
トラフィックが大幅に減少しており、それがエラーや期間などによるものではない場合、原因を探る必要があります。
まず、主要なトラフィックソースからのトラフィックが減少していないかどうかを確認しましょう。GA4(Google Analytics 4)を使えば、どのようにして訪問者がWebサイトにアクセスしているのかを確認できます。
トラフィックが減少しているチャネルが特定できたら、当該チャネルについてより深く調査してみましょう。
Organic Search(検索エンジンからのトラフィック)が減少している場合、Goolgeペナルティのように、SEO上の問題が発生している可能性があります。Google Search Consoleなどから状況を確認してみましょう。
Organic Social(SNSからのトラフィック)が減少している場合、当該チャネルが正しく動いているか確認してみましょう。サイトの公式アカウントが運用されていない可能性もあります。
Referral(外部被リンクからのトラフィック)が減少している場合、主要なサイトからのリンクが外されてしまった可能性があります。
Direct(サイトへの直接流入)が減少している場合、競合他社の登場や、一部の主要ページが機能していない可能性があります。
Organic Searchのトラフィックが減少しているなら、多くの場合SEOが問題です。原因を明確にするために、まずはSEOの問題なのか、そうでないのかを確認しましょう。
Webサイトの構成、UX、ページ表示速度など、Webサイトの内容や環境を見直すのも重要です。
なおトラフィック減少の原因によっては、それがわかってもコントロールできない可能性もあります。たとえば、特定の地域でトラフィックが減少している場合、祝日、天災、停電、不安定な政治情勢など、解決できない原因かもしれません。Google Analyticsなどで各地域のデータを確認し、仮説を立ててみましょう。
トラフィック減少が検索ランキングに関連している場合、Google AnalyticsとSearch Consoleを使えば、検索順位やWebページが検索されているクエリに関する情報を調べられます。
ランキング低下以外の原因として、SEOのタイトルやメタディスクリプションの問題が考えられます。また、見込み顧客が別のキーワードを使いはじめたのかもしれません。
トラフィック減少がSEOの問題やリピーター不足によるものだと思われる場合、Webサイトとコンテンツを改善(≒リライト)する必要があります。コンテンツの質の向上、重複コンテンツへの対応、内部リンクやサイト構造の改善、Webサイトの技術的なパフォーマンスの向上などによって、トラフィックの改善を試みましょう。
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SEOが原因ではない場合、SNSの改善が有効かもしれません。SNSは、製品やイベントに関する質問やレビューを共有する、一種のマーケットプレイスのようなものです。共有したいコンテンツを考慮して、事業に最適なSNSを選びましょう。チャネルに特化したコンテンツを作るのもおすすめです。
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メールは顧客の定着率を高めるのに有効な手段のひとつです。メールを送ることで、訪問者がリピーターになる可能性を高められるほか、継続的に事業への注目を集められます。
メールマーケティングの成功には、メールの質が重要です。ニュースレターのABテスト実施し、読者にとって有効な内容であることを確認しておきましょう。特定のサブグループを設定する等の機能をもつ、MailChimpのようなサービスを活用するのもおすすめです。
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予算があるなら、FacebookやGoogleに広告を出すのも有効でしょう。Facebookには投稿をブーストするオプションがあり、露出を増やせます。また年齢層、場所、興味などを設定することで、目的のユーザーをターゲットにできます。
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トラフィックの低下はさまざまな原因によって起こります。まずは落ち着いて原因を調べましょう。原因がわかれば、適切な対策を講じられるはずです。
(執筆:Amy Lees 翻訳:Asuka Nakajima 編集:宮﨑駿 提供元:yoast)