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あらゆるWebサイト・アプリにとって非常に重要な要素であるUI/UXデザイン。
よいデザインはユーザーを誘導しあらゆる効果が期待できる一方、不適切なデザインはユーザーを失望させ離脱率を上げネガティブな影響を及ぼします。
今回は、UI/UXデザインでやってしまいがちな7つの失敗について解説します。初心者からプロまで、幅広いUI/UXデザイナーの参考になるはずです。
目次
優れたUXデザインの条件は、直感的に機能が分かること。何のボタンかユーザーに一瞬でも考え込ませてしまったら、優れたUXデザインとはいえません。
UXデザインにとって大切なのは、クリエイティビティよりもユーザビリティです。
参考として、以下のようなポイントに注意しましょう。
ドロップダウンメニューを多用したり、過剰にCTAボタンを配置したりすると、ユーザーにストレスを与えてしまうので注意しましょう。
また、ユーザーがWebサイトでの体験をコントロールできるように、つねに「戻る」ボタンを用意しておくのも忘れずに。
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デザインには一貫性をもたせましょう。
さまざまなフォントや色を使用するのは避け、整った書式と統一感のある配色を心掛けましょう。とくにモバイルには、一貫性のあるミニマルなUIデザインが欠かせません。
統一感のないデザインは、ユーザーの認知に過度な負荷をかけ、売り上げの低下にもつながるリスクがあります。
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タイポグラフィは、Webデザインの95%を占めるとても重要な要素です。フォントが適切でないと、潜在顧客の12〜20%を失ってしまうというデータも。フォントを最適化すれば、文章の読みやすさ、Webサイトの使いやすさ、アクセシビリティを向上できます。
もし「スタイリッシュなフォント」と「読みやすいフォント」で迷ったら、後者を選ぶようにしましょう。ライトで細いフォントはスタイリッシュに思えますが、読みづらかったり、正しく表示されなかったりという欠点があります。
また、最近はローコントラストのテキストが流行っていますが、避けるのが無難です。コントラストをテストするためのツールを活用し、適切なコントラストを保ちましょう。誰もが使いやすいページを目指すアクセシビリティの国際基準『Web Contrast Accessibility Guidlines』に従って修正してくれる『Colorable』などのツールがおすすめです。
フォントサイズや段落の長さ、箇条書き、小見出しなどについての基本ルールも忘れないようにしましょう。
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美しいデザインで、訪問者をあっと言わせるようなエフェクトに溢れ、一貫性があっても、残念ながらユーザーをイライラさせてしまうことはあります。神が細部に宿るのと同じく、悪魔も細部に宿ってしまうためです。
UXデザインに関する名言のひとつに、フランク・キメロ氏のこんな言葉があります。
「人は、人を無視するデザインを、無視する」
ユーザーの目標、課題、動機を探り、インターフェースの美しさよりも、ユーザーが必要としているものを優先させましょう。以下の避けるべき項目リストを参考にしてみてください。
レスポンシブ対応は、もはやUI/UXデザイナーの義務です。94%もの人がモバイル版のないWebサイトを信用しておらず、反対にレスポンシブなWebサイトは67%の確率でコンバージョンに至るという調査もあります。
Webサイトはあらゆる画面サイズに対応させ、読み込み速度を高速に保ちましょう。接続が遅い環境も考慮に入れることが必要です。
レスポンシブデザインは、モバイル版とデスクトップ版を別々に作成する(アダプティブデザイン)のに比べて、効率的で費用対効果が高く、管理も簡単です。しかし、アダプティブデザインのほうが高速で、特定のニーズにあわせるという面では優れています。
どちらの方法をとるにせよ、あらゆるデバイスに対応したデザインを目指しましょう。
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Webサイトの核は、なんといってもコンテンツです。コンテンツを把握できていなければ、デザインをする意味がありません。
UI/UXデザインはテストと改善が命です。これで完璧だと慢心した瞬間に、プロジェクトの失敗は近づいています。
具体的には、以下のことを避けましょう。
UI/UXデザインは、一度作って終わりにするのではなく、テストを重ねたうえで公開後のフィードバックに耳を傾けましょう。アイデアの段階ではよく見えても、実際のユーザーは使いづらく感じるかもしれません。
最高のUI/UXデザインとは、派手なアニメーションのことを指すわけではありません。使いやすいナビゲーション、わかりやすい構造、読みやすいコンテンツ、レスポンシブ性などの基本的な要素のほうがはるかに重要です。
こうした基本的な要素が整ってから、はじめて美しさやクリエイティビティという領域に踏み込めるのです。
(執筆:UI Blogger 翻訳:Asuka Nakajima 編集:泉 提供元:PX Planet)
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