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BCGマトリックスとは、ボストン・コンサルティンググループが開発した、企業の長期的な戦略を立てる際に使えるフレームワークです。
本稿ではあなたのビジネスを俯瞰的に理解するために、BCGマトリックスを効果的に使用する方法を紹介します。
BCGマトリックスは「プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス(市場成長・占有率マトリックス)」とも呼ばれている、長期的な戦略のプランニングに活用できるツールです。ビジネスの成長機会や投資項目を発見したり、プロダクトの優先順位を見極めたりするのに役立ちます。
BCGマトリックスは4つのダイアグラムで構成され、マーケットの成長と相対的な市場占有率のアナリシスをベースに作成されます。
以下が4つのダイアグラムの内訳です。
BCGマトリックスは、プロダクトやサービスのポートフォリオのようなものです。
多くのプロダクトを抱える大企業向けですが、小さなスタートアップでも活用次第で大いに役に立ちます。
カテゴリー別にプロダクトを分類したら、以下の戦略を適用させると良いでしょう。
BCGモデルは、細部の分析よりも全体像の把握に役立ちます。関連市場のシェアを確認したり、競合企業のプロダクトを分析するのにも使えます。
BCGマトリックスは、デジタルマーケティングにも応用できます。プロダクトレビューや、新しい商品開発の際に参照すると効果的です。
イギリスの企業であるMarks & Spencer(M&S)の事例をみてみましょう。異なるラインで多くのプロダクトを抱えるM&Sは、BCGマトリックス上で全ての商品がどのカテゴリーに位置するかを把握しているといいます。
プロダクト戦略以外にも、BCGマトリックスの活用方法はあります。例えば、さまざまなマーケティングチャネルのどこに投資すべきかを見極めるためにBCGマトリックスは有効です。
アクションプランの応用方法は同様です。優先すべき成長率、市場占有率共に高いマーケティングチャネルを見極め、それ以外への資金のつぎ込みは避けます。
他にも、コンテンツ分析には以下のようなマトリックスが使用できるでしょう。
BCGマトリックスは、プロダクトの少ない零細企業などでは比較する要素が少なく、使いづらいかもしれません。しかし使い方次第ではさまざまな活用法が考えられます。
自身のプロダクトやサービスの全体像を把握して、より良い長期的戦略を立てましょう。
(原文:Annmarie Hanlon 翻訳:Sugita Mariko)
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