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クラウドソーシング 4サービス徹底比較!ガチ利用者が長所/短所/案件獲得方法を解説します

クラウドソーシング 比較
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コロナ禍で働き方が多様化し、「在宅で副業を考えている」「フリーランスとして独立したい」という声をよく聞きます。

副業やフリーランスの仕事を始めるには「クラウドソーシングを利用すべき」と言われますが、ランサーズやクラウドワークス、ココナラなど多くのクラウドソーシングサービスがあり、初心者はどれを使えばいいか悩んでしまいがちです。

そこで今回の記事では、実際にクラウドソーシングを数多く利用してきた筆者が、実体験を踏まえたうえでサービスを徹底比較しました。

「在宅ワーカーに興味があるけど、どのサービスを選べばいいかわからない」「いま使っているサービスでは稼げないから、他のサービスを検討してみたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

クラウドソーシングで案件を獲得するコツ

クラウドソーシングサービスに登録したものの、思うようにいかず「稼げない!」と嘆く人は多いです。反対にSNSやブログで「クラウドソーシングは稼げる!」と言っている人もよく見かけます。

クラウドソーシングで稼げる人と、稼げない人にはどのような違いがあるのでしょうか?

クラウドソーシングのヘビーユーザーである筆者が、サービスを利用して案件を獲得するコツを紹介していきます。

コツ1. プロフィールをしっかり作成しておく

クライアントは、ユーザーのプロフィールをチェックしてどの人に仕事を振ろうか考えます。そのため、クラウドワーカーにとってプロフィールは大切な営業ツールともいえます。

プロフィールは名刺や履歴書代わりになるものなので、資格、職務経歴などアピールしたい情報をどんどん記入しましょう。プロフィールを作成する際には、ただ自分のアピールしたいことを書くのではなく、クライアントが見て「この人と仕事がしたい!」と思ってもらえるように作成する必要があります。

とくに、プロフィール作成で押さえておきたいポイントは以下の通りです。

  • 学歴、職歴(高学歴、大手勤務経験がなくてもOK)
  • 本名、顔出し(できる場合だけでOK)
  • 何が得意で、何ができるのか
  • 資格
  • 希望単価
  • 連絡できる、またはできない時間帯

なお、プロフィールの作り方がわからない、もしくはプロフィールは完成したものの仕事がなかなか獲得出来ないのであれば、活躍しているユーザーや、コンサルに一度プロフィールをチェックしてもらうのもオススメです。筆者はすでに成功されているユーザーの方に、報酬をお支払いしてプロフィールをチェックしてもらったことがあります。

ただ、最近は初心者向けの情報商材、コンサルなどで内容に対して高額すぎるサービスも増えていますが、そうしたものを買う必要はありません。高額ならいいサービスが受けられるとは限らないので、「コレをすれば50万円稼げる!」などお金儲けを大々的にアピールしたものではなく、あなたが尊敬しているユーザーが提供しているものを選ぶといいでしょう。

コツ2. 実績を積み上げていく

クラウドソーシングは、サービス内で実績を積み上げていくほど、ユーザーの信頼度がアップする仕組みになっているものが多いです。たとえば、ランサーズであれば実績が増えると「認定ランサー」、クラウドワークスなら「プロクラウドワーカー」に認定されます。認定されると企業からのスカウトメールが増えるようになり、自分で仕事を探す必要がなくなっていくのです。

また直接個人に依頼が来る案件は、一般に公開されているものより単価が高めな傾向があります。高単価案件を獲得したいのであれば、まずはサービス内で地道に実績を増やしていくことが大切です。

コツ3. システムの性質を把握した上で戦略を立てる

クラウドソーシングサービスには、それぞれに独自のルールがあります。

ランサーズには『LancersPro』という制度があり、認定されるとヒアリング済みの高単価案件が定期的に届きます。

LancersProなら高単価案件が探しやすくなる

▲出典:Lancers

ランサーズの中でもハイレベルなユーザーと案件を取り合う必要があるため、ランサーズProから紹介が届いたら必ず高単価案件が獲得できる訳ではありません。しかし、紹介されるどの案件もかなり高単価なので、稼ぎたいと考えている方はランサーズProを目指してみるのもアリです。

このようにサービス独自のシステムを把握すると、信頼度が高まって直接案件が多くもらえるようになったり、または高単価案件を獲得できるようになったりします。

オススメのクラウドソーシング4選。長所&短所をあわせて解説

クラウドソーシングサービスには、手数料が安い、高単価案件が取りやすいなど、それぞれに特性があります。そのため、サービスを選ぶ際には、以下の点を比較して自分に合ったものを見つける必要があります。

  • 支払い手数料の値段
  • 使いやすさ
  • 高単価案件の多さ
  • セキュリティや信頼性

1. Ⅼancers(ランサーズ)

クラウドソーシングサービスの大手として有名なランサーズ

▲出典:Lancers

クラウドソーシングサービスの大手として知られる『Lancers(ランサーズ)』。

ランサーズの長所は、大手企業が多く募集を出しているため、高単価の案件が豊富なところです。また、ランサーズは多く案件を獲得するほど、高単価案件が獲得しやすくなります。優秀なユーザーになると、ランサーズが開催する表彰式『Lancer of the Year』に呼ばれることも。このほかにも、ユーザーのモチベーションをアップさせる制度が多いです。

しかし、いまのランサーズは実績を積み上げてきたユーザーが多く、初心者が仕事を獲得するのは困難です。また、少しでもいい案件が公開されるとかなりの応募数が集まり、激しい競争になりがち。ランサーズで仕事が獲得できない場合、他のサービスで実績を作ってから再度挑んでみるのもアリです。

ランサーズは仕事の検索機能も充実しており、報酬金額を指定して検索できます。低単価案件を受けたくない方には、オススメのサービスです。

ランサーズについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

サービス名 Lancers(ランサーズ)
運営会社 ランサーズ株式会社
支払い手数料 20%(10万円以下の案件の場合)
仕事の種類 ライター、ホームページ制作、ウェブデザイン、ランディングページ、データ入力、翻訳、アンケートなど
長所 高単価案件が多い、表彰制度がある
短所 初心者が案件を取りづらい
サービスURL https://www.lancers.jp/

2. クラウドワークス

クラウドワークスの紹介です。

▲出典:クラウドワークス

ランサーズと並ぶ大手クラウドソーシングの『クラウドワークス』もおすすめのサービスといえます。

クラウドワークスの長所は、案件の多さです。ランサーズと比べても案件の多さはハッキリしており、競争率もランサーズほどではありません(いい案件に応募が殺到するのは同じですが)。

また、簡単なタスクやアンケートなど、初心者でも気楽にできる案件が多いのも特徴。実際、筆者も最初はクラウドワークスで実績を獲得してから、ランサーズなどほかのサービスを利用していました。

一方の短所は、企業案件が表に出ていないことが多く、低単価案件が多いところです。クライアントには個人のアフィリエイターなども多いので、クライアントの身元が分からなかったり、トラブルに遭遇したりする確率もランサーズより高め。

「企業案件も欲しいけど、まずは実績をつくりたい!」という方にオススメのサービスです。

クラウドワークスについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

サービス名 クラウドワークス
運営会社 株式会社クラウドワークス
支払い手数料 20%(5万円以下の案件の場合)
仕事の種類 ライター、ホームページ制作、ウェブデザイン、ランディングページ、データ入力、翻訳、アンケートなど
長所 案件が豊富、初心者向けの仕事も多い
短所 低単価案件が多め
サービスURL https://crowdworks.jp/

3. ココナラ

スキルシェアサービスのココナラ

▲出典:ココナラ

ランサーズやクラウドワークスとは少し毛色が違うものの、副業ワーカーを中心に愛されてきたサービスが『ココナラ』です。

ココナラは自分でサービスを登録し、それをクライアントが購入するという特徴があります。そのため、自由に単価を設定できる一方、忙しい時はサービスを停止できるなど、マイペースに活動できるのがメリット。なお筆者も妊娠中、産後の時期はココナラのサービスを利用停止に設定していました。利用停止制度があるため、安心して休めます。

ただ、ココナラは支払手数料が高めという短所があります。ココナラでは、5万円以下のサービスについて手数料が25%かかります。ランサーズが10万円以下の案件に対して手数料20%、クラウドワークスが5万円以下なら手数料20%なので、比較すると手数料はやや高めです。

また、ココナラは実績がないとなかなか仕事が来ません。ココナラで売り上げをアップさせるコツは、まず実績を増やすこと。最初のうちはお試し価格で500円など、低価格でサービスを提供していくことが大切です。実績が増えると信頼度がアップするため、購入者が増えるようになります。

筆者もココナラで手相占いや、恋愛相談サービスなどを行っていますが、お試し時期を定めて口コミや評価をアップさせられたため、その後もコンスタントに仕事を受注しています。

ココナラについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

サービス名 ココナラ
運営会社 株式会社ココナラ
支払い手数料 25%(5万円以下のサービスの場合)
仕事の種類 占い、コンサル、相談、アイコンやロゴ作成、イラスト、ライター、ホームページ制作、ウェブデザイン、ランディングページなど
長所 自分でサービスを提供する特性のため、マイペースな活動ができる
短所 最初はなかなか仕事が受注できない
サービスURL https://coconala.com/

4. TALENT(タレント)

クラウドソーシングのTALENT

▲出典:TALENT

『TALENT』は、在宅ワーカー向けのクラウドソーシングサイトです。

ランサーズやクラウドワークスほど有名ではありませんが、運営会社であるフルスピードはアフィリエイト広告代理店大手の『afb』を運営するフォーイットの子会社なので、信頼できる企業です。

TALENTの長所は手数料の安さ。報酬額の12%が2,000円より大きい場合は、支払手数料が12%で済みます(例:5万円の案件を受注した場合は手数料6000円)。ランサーズやクラウドワークスが20%、ココナラが25%なので、比較すると手数料はかなり安いです。

またTALENTのクライアントは中小企業が多く、個人案件に比べて初心者でも高単価を狙えるかもしれません。

短所は案件数の少なさです。報酬の振込も遅めで、作業完了月の翌月末(ただし、当日が銀行の休業日である場合は翌営業日)に指定口座へ振り込まれます。

余談ですが、筆者がTALENTに登録したのは、自身が運営するホームページにて「TALENT上で高単価案件を発注したい」と声をかけられたのがキッカケでした。高単価案件を得るには、自身でポートフォリオを作成して待ってみるのも大事です。

サービス名 TALENT
運営会社 株式会社フルスピード
支払い手数料 12%(報酬額の12%が2,000円より高い場合)
仕事の種類 ライティング、デザイン、システムやアプリ開発、アンケート、軽作業など
長所 手数料が安い、既存ユーザーが少なく最初から高単価案件が取れる可能性が高い
短所 案件が少ない、振込が遅い
サービスURL http://talent-worker.com/

番外編. Workship(ワークシップ)

Workship

▲Workship

クラウドソーシングは仕事を気軽に探せる一方、単価が安かったり、単発の仕事が多かったりすることも多いです。とくに最近は、既存ユーザーばかりが案件を獲得できる傾向が強まっており、初心者が稼ぎづらい状況のようです。

しかし、在宅ワーカーが仕事を探すサービスは、クラウドソーシングだけではありません。より高単価で、最初から継続的なお仕事を獲得したいなら、フリーランス/副業/複業向けお仕事マッチングサービス『Workship』はいかがでしょうか?

Workshipには、エンジニアや、デザイナー、マーケターから、ディレクター、人事労務、営業など、幅広い職種向けの案件があります。

すべて企業案件で、発注主に個人がいないので安心感も高め。報酬も大半が時給2,000円以上と高く設定されています。「週1〜OK」「リモートOK」というライフスタイルにあわせた案件が多いのも特徴です。

そのほかにも、案件成約ごとに10,000円のお祝い金がもらえたり、報酬の先払いができたり、福利厚生に近い優待サービスが受けられたりと、フリーランスをサポートするサービスが充実しています。

高単価案件に興味のある方は、ぜひ覗いてみてください!

クラウドソーシングでトラブルが起きたらどうすればいい?

「違法な業務を強要される」「報酬が支払われない……」など、クラウドソーシングを利用しているとトラブルに巻き込まれることもあります。こうしたトラブルは運営に連絡すれば対処してもらえることが多いので、困った時はすぐにサービスの問い合わせ窓口から連絡してみましょう。筆者も、運営に相談したおかげで、連絡がぱったり来なくなったクライアントさんと連絡がついたことがありました。

しかし、クライアントワークを続けるには、そもそもユーザーが案件を見極め、トラブルに遭遇しないよう判断する能力をつけることも大切です。たいていのサービスでは、クライアントにつけられたこれまでの評価を確認できるので、応募する前には必ずチェックしましょう。クライアントのプロフィールに会社のホームページアドレスがある場合、そちらも合わせてチェックすることをオススメします。

トラブルがどうしても解決しなそうであれば、厚労省と弁護士会がタッグを組んだ無料のフリーランス向け弁護士相談窓口『フリーランス・トラブル110番』に連絡するのも最終手段としておすすめです。詳細は以下記事をご覧ください。

クラウドソーシング徹底比較まとめ

クラウドソーシングサービスには、それぞれにメリットとデメリットがあります。ユーザーは、案件の取りやすさ、手数料の高さなどの条件を踏まえたうえでサービスを選びましょう。

なお筆者は、初心者は比較的案件が取りやすいクラウドワークスで実績を積み、実績が増えたらランサーズに挑戦してみるのをオススメしています。またココナラは自分で単価を設定できるので、仕事の単価を自分で自由に決めたい人にもオススメ。なるべく低単価で受けたくない方は、中小企業案件が多く手数料の低いTALENTを活用してみるのもアリです。

ただし、クラウドソーシングはすでに活躍しているユーザーが高単価案件を継続して受注していることもあり、どうしても初心者にいい案件が回ってこないのが現状です。クラウドソーシングだけでなく、フリーランス、副業や複業向けお仕事マッチングサービス『Workship』など、クラウドソーシング以外のお仕事マッチングサービスもチェックしてみるといいでしょう。

これから副業をスタートしたい、子育てしながら在宅ワークをしてみたい、フリーランスとして活動したいと考えている方は、ぜひ自分に適したクラウドソーシングやマッチングサービスを活用してみて下さいね。

(執筆:みくまゆたん 編集:齋藤颯人)

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