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エンジニア育成で失敗しない方法|必要なスキル&セミナーサイトも紹介

エンジニア育成で失敗しない方法
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  • 「エンジニア不足を解消したいけど、1から育成するのは難しい……」
  • 「エンジニアを育成する具体的な方法やコツを知りたい」

そんな悩みを持っていませんか?

エンジニア不足は年々増しており、売り手市場のため採用が難しい現状があります。そのためエンジニア不足を解消しようと育成に力を入れている企業も多いです。

ただ育成しようにも、以下のような不明点が多いのが実情なのではないでしょうか。

そこで今回は、「エンジニアを育成する方法や失敗しないためのポイント」を解説します。

エンジニア育成におすすめのセミナーサイトもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

【記事の結論】

  • エンジニアを育成する方法は「自社育成」と「外注育成」の2つ
  • エンジニアの育成計画で気を付けるべきポイントは4つある
  • 「プログラミング力」「論理的思考力」「コミュニケーション能力」の3つを育成するのが重要

エンジニアを育成する方法とは?

エンジニアを育成する方法は、大きく分けて以下の2つです。

  • 自社育成
  • 外注育成

それぞれ詳しく解説します。

自社育成

1つめは「自社育成」。社内研修やOJT、社内勉強会など、自社内で育成を行う方法です。

自社育成するメリット/デメリットは、それぞれ以下の通り。

メリット デメリット
  • 自社の業務を理解した人材を育成できる
  • 社内カルチャーの浸透を促進できる
  • 途中でエンジニアが辞めてしまうリスクがある
  • 勉強会の内容によって、知識にむらが出てしまう
  • そもそも教えられる人がいないと難しい

「自社育成に力を入れても、かかった費用を回収できないのでは……」と思った方もいるかもしれません。

参考までに、駆け出しエンジニアに対する企業の収支例を見てみましょう。

1年目は「給料 + 育成にかかる費用」が500万円ほどかかっている一方で、利益を出せていません。そのため500万円マイナスとなっています。

ただ3年目になると仕事で利益を上げられる実績が付くため、回収できる見込みが立ちます。

このようにエンジニアの自社育成は、数年単位で利益を回収できる仕組みになっているのです。

外注育成

2つめは、「外注育成」です。人材育成の外部プロフェッショナルによるセミナーなどにより、育成を外注する方法です。

外注育成のメリット/デメリットは、以下の通り。

メリット デメリット
  • 業務に負担をかけず、育成できる
  • 自社にナレッジがないスキルでも育成できる
  • 育成に費用がかかってしまう
  • 会社が求めていたエンジニアにならない可能性もある
  • 業務に必要な知識は、別途育成が必要となる

自社育成、外注育成どちらにもメリット/デメリットがあります。予算や育成したい内容に合わせて選択しましょう。

エンジニア育成で気をつけるべきポイント

ここからは、エンジニア育成で気を付けるべきポイントを、以下4つに分けて解説します。

  • 報告を習慣づけて現状を把握する
  • よく話し合ったうえで目標を設定する
  • 少しレベルの高い業務でも1人でやらせてみる
  • 社員が自発的に学べる環境を作る

それぞれ詳しく解説します。

ポイント1. 報告を習慣付けて現状を把握する

1つめのポイントは「報告を習慣づけて現状を把握する」ことです。

報告を習慣づけることで、以下2つのメリットがあります。

  • 上司の視点:
    現在の状況を把握できる
  • 新人の視点:
    報告するために自分で状況を整理できる

上司は新人の状況を正しく把握できないと、よいアドバイスはできません。

また新人は、報告することで「どこまでできて何が分からないのか」が整理できます。

さらに報告作業を繰り返すことで、現状把握能力が身に付くのもメリットです。論理立てて質問できるようにもなるでしょう。

日報や週報など定期的な報告タイミングを作るのがおすすめです。そのためにWordやExcelなどで「報告フォーマット」を用意しておきましょう。

ポイント2. よく話し合ったうえで目標を設定する

2つめのポイントは、「よく話し合ったうえで目標を設定する」ことです。

人材育成において、モチベーション管理はとても重要です。目的を伝えずに学習を進めていくよりも、具体的に話し合って目標を立てることでモチベーションの向上につながります。

そのため目標設定の場では、以下のような内容を上司と部下でしっかりとすり合わせましょう。

  • なぜこれを学ぶのか?
  • 学ぶとどんなスキルが身につくのか?

また定期的に振り返りタイミングを設ければ、達成度合いから成長を実感できます。「目標を達成すれば成長につながる」と思ってもらえれば、育成を進めやすくなるはずです。

ただし注意点がひとつあります。目標設定は上司の考えを一方的に押し付けないようにしましょう。「何をやりたいか?」「どんなスキルを鍛えていきたいか?」など、事前にヒアリングした内容をベースに目標設定することが大切です。

「仕事だからやらなければいけない」というよりも、「やりたいからやる!」と思ってもらえる働きかけを心がけましょう。

ポイント3. 少しレベルの高い業務でも1人でやらせてみる

3つめのポイントは、「少しレベルの高い業務でも新人1人でやらせてみる」ことです。

新人へ難しい業務を任せるときに、「自分でやったほうが早い」と考えたことがあるかもしれません。

しかし現状のスキルのみでできることだけを新人に任せても、それ以上の力はいつまで経っても身に付きません。また新しいことだからと言って1からすべてを教えてしまっては、言われたことしかできない人になってしまいます。

少しでもレベルの高い業務を任せることで、「考えながら手を動かす力」も伸ばしてあげましょう。

ただし、過度な期待を寄せるのは逆効果です。「任せたのだからしっかりやってもらわないと困る」という考えでは、新人を圧迫してしまいます。

  • 質問しやすい環境を作る
  • 業務に必要な資料を用意する
  • 定期的に状況確認の時間を作る

上記のように、業務を進めやすい仕組みづくりを考えたうえで任せるようにしましょう。

業務が忙しいせいで質問に答える時間がなかなか取れない場合は、あらかじめ質問リストを用意しておくのもひとつの手です。Excelなどを用いて回答しやすい仕組みを作っておけば、お互いに進めやすくなるかもしれません。

ポイント4. 社員が自発的に学べる環境作り

4つめのポイントは、「社員が自発的に学べる環境を作る」ことです。

以下のような制度を作ることで、自発的に学べる環境に近づくでしょう。

  • 書籍の購入費用の支給
  • 資格取得や勉強会のLT(ライトニングトーク)実施で奨励金
  • 月数回まで勉強会やセミナー参加費用を支給

また定期的に「社員がやりたいこと」をヒアリングする機会を設けましょう。面談などを通じて状況を把握できるようにしておくのがおすすめです。一方で、万が一社員の自発性を損なうような規則があれば、排除するだけでモチベーションが上がります。

社員が楽しく仕事できるような制度を用意し、自発的に学びたくなる環境を作れば、育成が加速します。

エンジニア育成で鍛えるべきスキル

「エンジニアの育成って、具体的に何を教えればいいんだろう……?」と思っている方もいるのではないでしょうか。

ここからはエンジニアの育成で教えておくべきスキルについて、以下3つに分けて詳しく解説します。

  • プログラミング能力
  • 論理的思考力
  • コミュニケーション能力

スキル1. プログラミング能力

エンジニア育成においてもっとも重要なスキルは、「プログラミング能力」です。

新人エンジニアの業務は、「プログラムの実装」から始めることが多いです。そのためプログラミング能力がなければ、仕事ができません。

また詳細設計や基本設計などの上流工程を進めるうえでも、プログラミングの知識は必要不可欠です。現状開発で必要なプログラミング言語、今後開発の主軸となるプログラミング言語などのリスト化をおすすめします。

社内に知見がない場合は、言語に合わせてスクールを活用するのもひとつの手です。以下に都内の優良プログラミングスクール&オンライン学習サービスをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

スキル2. 論理的思考力

「論理的思考力」も重要なスキルです。

たとえばコーディングするとき、機能の実装のみ担当する場合でも、期日が決まっているはずです。

そのため、設計書を見て「どのようにコードを書くか」、期日までの業務を順序立てて考えるスキルが必要になってきます。

  • いつまでにどこまで終わらせれば良いか?
  • プログラミングのコードをどのように書くか?

以上の点を論理的に考えながら業務ができなければ完遂できません。

また、分からないことを質問するときも同様です。論理立てて質問できなければ、欲しい情報が手に入りづらいでしょう。結果的に時間がかかってしまい、業務効率も悪くなってしまいます。

新しい仕事をするうえでも、論理的に考えて作業に落とし込むスキルは重要です。大きな仕事を任せられる人材を育成したいなら、論理的思考力の育成も重視しましょう。

スキル3. コミュニケーション能力

「コミュニケーション能力」も重要です。

  • 上司に質問するとき
  • チーム内で情報共有するとき
  • クライアントに要望をヒアリングするとき

など、コミュニケーションする機会はたくさんあります。

新人であれば、「報連相(報告・連絡・相談)& 質問方法」を徹底しておくのがおすすめです。

要件定義や基本設計などができるようになったら、ヒアリング方法を伝えましょう。口頭での説明が難しければ議事録作成などから会議に参加してもらい、実際にヒアリング方法を見せるのも良いかもしれません。

どのような仕事でも、クライアントやエンジニア同士の認識のすり合わせが重要です。「コミュニケーション能力はもともと備わっているもの」と考えを放棄せず、育成視点で考えましょう。

エンジニアの外注育成におすすめのセミナーサイト3選

「どこでエンジニアを育成すればいいか分からない」「おすすめの勉強会やセミナーを知りたい」人に向けて、おすすめのセミナーサイトを3つご紹介します。

それぞれの特徴を比較したうえで利用を検討してみてください。

1. Doorkeeper

▲出典:Doorkeeper

『Doorkeeper』は、コミュニティー支援サイトです。欲しいスキルが学べるセミナーをダイレクトに検索して探せます。オンラインでの勉強会なども盛んに行われています。

複数のコミュニティが登録しているため、情報共有の場としてもおすすめです。

Doorkeeper

2. Connpass

▲出典:Connpass

『Connpass』はIT勉強会を支援するプラットフォームで、メジャーなIT勉強会がたくさんあります。

なかには「もくもく会」などの、もくもくと学習を進める勉強会も。社外にエンジニア仲間を作りたい方におすすめです。

Connpass

3. TECH PLAY

▲出典:TECH PLAY

『TECH PLAY』は、IT関連のイベントや勉強会、講演会、セミナーなど多くの情報がまとめられたイベント情報検索サービスです。

プログラミング以外に、Webデザインなどが学べる勉強会もあります。プログラミングの周辺スキルも学びたい方におすすめです。

TECH PLAY

人手不足を解決するフリーランスエンジニア

ここまで、「エンジニアの育成方法」や「育成のポイント」を解説しました。ただエンジニア育成は、エンジニア不足を解消する手段のひとつに過ぎません。

エンジニア不足で困っている業務があるなら、「フリーランス」に仕事を依頼するのもおすすめです。フリーランスは即戦力となるため、育成コストを最小限に抑えられます。

即戦力となるフリーランスを簡単に探せるサービスのひとつに『Workship』があります。

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フリーランスとのマッチング後はチャット形式で業務の相談ができるので、じっくり見極めたうえで依頼できます。

2020年4月以降、お仕事マッチング数が急増中。働き方が移り変わっていく世の中で、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • エンジニア育成方法は、「自社育成」「外注育成」の2つ
  • 報告を徹底させて、現状把握力をつけてもらうのが重要
  • 目標設定は上司目線だけでなく、新人の視点も取り入れる
  • 少しレベルの高い仕事をお願いできるよう、スケジュールを考慮する
  • エンジニア不足の解決方法として、「フリーランスへの依頼」もおすすめ!

(執筆:猫宮しろ 編集:Sansui Riho)

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