エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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確定申告の書類作成は、簿記の知識がないとスムーズに進みません。とくに個人事業主や副業を始めたばかりだと、帳簿知識が乏しく、何をどうすればいいかわからない……なんてこともありますよね。そのため、確定申告際業を先延ばしにしたまま作業が止まってしまう人も少なくないようです。なかには、確定申告シーズンが来てから慌ててレシートの整理を始める人も……。
できれば、スキマ時間にマメな入力作業を行い、確定申告時期に慌てたくないところです。そこで今回は、帳簿知識がなくてもスキマ時間にサクサク確定申告できるスマホアプリを4つご紹介します。
これからサービスを利用したいけど、どんなサービスを利用すればいいのかわからない、確定申告をもっと手軽に行いたいなどと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
『freee』『やよい会計』『マネーフォワード』など、各社から確定申告の準備ができるスマホ向けアプリが続々と出ています。
確定申告ができるスマホアプリは、移動先やスキマ時間でも作業できるので大変便利です。簿記や会計の知識がなくても確定申告作業ができるように作られているサービスが多く、誰でも簡単に利用できます。
また本記事でご紹介するアプリはすべてアップデートされ続けているもののため(2021年時点)、常に最新の税制に対応したものになっています。
手間をかけたくない、簿記の知識がない、スキマ時間に入力したいと考えている方は、まずスマホアプリ選びから考えてみると良いでしょう。
確定申告アプリは、一度使い始めると途中での変更が簡単ではありません。帳簿を別アプリに一つひとつ移し替えるのは骨が折れます。
後悔しないためにも、確定申告アプリ選びで失敗しないコツについて紹介していきます。
確定申告アプリの多くは、PCでもサービスを提供しています。PC/スマホアプリとデータを連携しているため、使うときは同じ会社のサービスを利用しましょう。
移動中や出先ならスマホ、一気に入力したいときはPCを利用するといったように、状況に合わせて臨機応変に使えます。
確定申告アプリは、それぞれ提供しているサービスや特徴が異なります。選ぶ時は、自身がどのような手間を減らしたいのかを考えてからにしましょう。
たとえばクラウドソーシングの支払い手数料の入力に煩わしさを感じているなら、ランサーズやクラウドワークスと連携している『マネーフォワード』がオススメです。帳簿知識が乏しいなら、〇×を選んで感覚的に打ち込める『freee』が最適と言えるでしょう。
確定申告のオンラインシステムは、サービスによってそれぞれ料金が異なります。電話相談、業務相談など、わからないことを適宜確認したい場合は、サービス料金が高くなるケースも。
利用する時は、必要なサービスと料金を比較して選ぶことが大切です。
近年、スマホで簡単に確定申告作業が行えるサービスが増えています。そのため、どのサービスを使えばいいか悩んでいる人も少なくないようです。そこで次に、スマホで確定申告ができるおすすめアプリを徹底比較し、紹介していきます。
『やよいの確定申告』は、見やすい入力画面で人気の確定申告スマホアプリです。クラウド申告ソフトとしてシェアNo.1のためユーザー数が多く、使い方がわからない時にネットで検索するとすぐに情報が出てくるのも嬉しいところ。
やよいの会計システムは、銀行明細、クレジットカードなどの取引データ、レシートや領収書のスキャンデータだけでなく、スマホアプリで撮影したデータを自動で仕訳してくれるため、入力作業を大幅に削減できます。
やよいの青色申告は無料キャンペーンを頻繁に開催しているため、お試しで使ってみたいという方に最適です。また『やよいの白色申告』であれば永年無料で利用できるので、副業または未開業、扶養内で仕事をしているため白色申告で確定申告しているユーザーにもオススメです。
サービス | 白色申告 | 青色申告 セルフプラン | 青色申告 トータルプラン |
料金 | 無料 | 年額8,800円(税込) | 年額22,000円(税込) |
内容 | 経理・確定申告に必要な基本 | 経理・確定申告に必要な基本機能 | 経理・確定申告に必要な基本機能 |
サポート | なし | 操作相談 電話・メール・チャットサポート |
操作、業務相談 電話・メール・チャットサポート |
『freee』は、帳簿の知識がないユーザーでも簡単に入力できるような工夫がされているサービスです。入力は、〇×形式による質問に答えるだけでOK。簿記の知識がなくても簡単に必要書類を作成できます。
銀行口座、クレジットカードをシステムに登録すれば、明細を自動で取得してくれるため、入力作業時間を大幅に減らせます。e-Taxにも完全対応しており、freee内のみで確定申告ができます。
サービス内容 | スタータープラン | スタンダードプラン |
料金 | 月額1,298円(税込) 年額12,936円(税込) |
月額2,618円(税込) 年額26,136円(税込) |
内容 | 経理・確定申告に必要な基本機能 基本的な請求書機能 レシート写真の保存月5枚まで |
経理・確定申告に必要な基本機能 基本的な請求書機能+定期請求や合算請求 レシート写真の保存無制限 様々なレポート機能消費税申告機能・農業所得の確定申告 |
サポート | チャット・メール対応 | チャット・メールサポートの優先対応 |
『マネーフォワード』では、複雑な確定申告書の作成をスマホアプリでカンタンに作成できます。作成した申告書は、電子申告での提出のほか、印刷からの提出、e-Taxでの提出にも対応可能です。
マネーフォワードは、銀行口座やクレジットカードだけでなく、クラウドワークス、ランサーズなどのクラウドソーシングサービスとも連携しており、支払手数料や源泉徴収も自動で入力してくれます。クラウドソーシングユーザーにとっては特にオススメのサービスと言えるでしょう。
連携先が多く入力作業を簡略化できるため、確定申告作業に負担をかけたくないと考えている方にオススメのアプリと言えます。
サービス | パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス |
料金 | 年額プラン 月額800円(税込) 年額プラン 年額 9,600円(税込) 月額プラン 980円/月(税込) |
年額プラン 月額980円(税込) 年額プラン 年額11,760円(税込) 月額プラン 1,280円/月(税込) |
年額プラン 月額2,980円(税込) 年額プラン 年額35,760円(税込) 月額プランなし |
内容 | クラウド会計・クラウド請求書の一部の機能 クラウド給与・クラウド経費 クラウドマイナンバーのすべての機能 |
クラウド会計・クラウド請求書 クラウド経費・クラウド給与 クラウドマイナンバーのすべての機能 |
クラウド会計・クラウド請求書 クラウド経費・クラウド給与 クラウドマイナンバーのすべての機能 |
サポート | メール・チャット | メール・チャット | メール・チャット・電話 |
『Taxnote』は、支払い方法と帳簿を選んで入力するだけで入力できるアプリです。家計簿のようにサクサク入力できるので、知識がなくても簡単に確定申告書類を用意できます。
損益表は日別・月別・年別に切り替えて表示できます。さらに月額600円(税込み)のTaxnoteクラウドを利用すれば、科目別の円グラフ、月別の上限をチェックできる棒グラフもアプリで表示できるので、スマホでタイムリーに収支内訳を確認したい方にオススメです。
打ち込んだデータは先述した『freee』『マネーフォワード』『やよいの確定申告』に連携可能なほか、Excelにも書き出せます。あくまで仕訳帳であるため、アプリだけで確定申告書類作成、電子申告は行えません。確定申告書類、電子申告も全て行いたいなら、他のアプリを利用した方が良いでしょう。
サービス | 無料版 | Taxnoteプラス | Taxnoteクラウド |
料金 | 無料 | 年額3,500円(税込) | 月額600円(税込)
Taxnoteプラスとは別々に購入が必要です。 |
内容 | 月15件の入力制限があり | 月15件の入力制限が解除 | 複数の端末同士の自動同期(自動バックアップ) 複数帳簿作成 指定日予約入力 科目別の棒グラフ表記 |
サポート | なし | なし | なし |
スマホのアプリは場所を選ばないため便利ですが、逆にデメリットもあります。
続いてはスマホで確定申告できるアプリのメリット・デメリットについて紹介していきます。
PCから確定申告を行う場合、PCを起動しネットに接続する必要があります。さらに移動中や出先で入力する場合は、カフェなど作業スペースを確保しなければなりません。
スマホであれば、電車の移動時間などのスキマ時間で入力が可能です。PCのように場所や時間の制約がありません。
多くの確定申告アプリには、レシートの写真を撮るだけで入力してくれる機能が搭載されています。
他にも、クレジットカードや銀行の口座、クラウドソーシングサービスとの連携を提供しているなど、作業を簡略化できるような工夫がされています。
確定申告の作業をする際、どこまで作業したのか確認したい、収支明細がどうなっているのか知りたいと思うこともしばしば。
スマホアプリであれば、いつどこでも確認したい時にサッと作業状況や収支明細をチェックできます。
確定申告アプリによっては、収支確認やe-tax送信が可能なものもあれば、非対応のものもあるため、選ぶ際には注意が必要です。サービスによっては電話相談や収支内訳に対応していないものもあるので、自分に適したサービスを選びましょう。
なお、PC版であれば対応しているケースもあります。
確定申告アプリは、便利な機能が多いサービスほど利用料金がかかります。アプリ基本利用料が無料であっても、システムの利用料金が別途かかるサービスが多いので注意が必要です。
電話相談サービスなどサポートが充実していると利用料が高くなりがちなので、予算を抑えたいなら簡単に入力できる『やよい会計』や『freee』などを活用しましょう。とくにこれら2つのサービスはユーザー数が多いので、ネットで使い方を検索するとすぐに使い方がわかるのでオススメです。
近年提供されている確定申告アプリのほとんどは、ユーザーが安心して利用できるためにセキュリティ対策を行っています。たとえば、財務情報を取り扱う『freee』であれば、個⼈情報保護第三者認証プログラムのグローバルスタンダード「TRUSTe」の認証取得、情報セキュリティ情報を扱う国内の代表組織「JPCERT/CC」から脆弱性に関する情報の取得と対策を行っているので安心して利用です。
しかしどんな頑丈なセキュリティがあるからとはいえ、ネットを接続している以上、危険にさらされる可能性は少なからずあります。そのため、各自セキュリティ対策をとっておく必要があります。とくに口座やクレジットカードを連携する際は、公共のWi-Fiを使って接続しないなど、セキュリティ意識は高くもちましょう。
確定申告アプリは、スキマ時間に打ち込んで帳簿を簡単に作れる便利なサービスです。サービスレシートを撮影して送付するだけで入力できたり、銀行口座やクレジットカードと情報を連携できるサービスが多いので、作業時間を減らしたい方にオススメです。『マネーフォワード』であれば、クラウドソーシングやランサーズとも連携できるので、利用者はさらに作業を軽減できます。
アプリによっては非対応のサービスがあったり、利用料にも差があるので、選ぶ際にはサービス内容や利用料などをよく検討した上で最適なアプリを選びましょう。
(執筆:みくまゆたん 編集:少年B)