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フリーランスのJavaScript案件の特長とは? 単価相場もあわせて解説

javascript
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フリーランスのプログラミング案件で多くの割合を占めているのが、Web開発の案件です。Web開発案件は在宅ワークにも適しているので、従事したいフリーランスの方も多いのではないでしょうか。

そんなWeb開発において必要不可欠となるプログラミング言語が「JavaScript」です。JavaScriptは今後ますます需要が増してくることが予想されています。

今回はJavaScriptの基本的な事柄から、フリーランス向けの案件の単価、相場などを解説していきます。JavaScriptに興味のある方は、ぜひ今後の参考にしてください。

JavaScriptとは

JavaScriptとは、HTMLやCSSと同じようにWebサイトの開発で使用されるプログラミング言語の一種です。そのなかでもJavaScriptは、「写真が横に動く」「クリックすると地図が表示される」などといった動きのあるWebページを開発するのに使用されます。

最近では、ゲーム開発の分野でもJavaScriptが用いられる場面も多くなってきており、幅広いジャンルのアプリ開発ができることから高い支持を集めています。

このJavaScriptは、ライブラリやフレームワークを使って開発することが一般的です。これらを使わない素のJavaScriptのことを「Vanilla(※) JavaScript」といった呼び方をすることがあります。

Vanilla JavaScriptを使うと、とにかく長い行のコーディングが必要になります。これは複雑なソースコード(スパゲッティコード)の原因にもなるため注意しましょう。後から保守・運用する方にとって、スパゲッティコードは見たくないものです。

またマルチブラウザでの互換性が必要な場合は、Vanilla JavaScript(※)だと動作しないブラウザもあります。基本的には後述するライブラリやフレームワークを使ったコーディングができれば、JavaScriptの案件獲得につながってくることでしょう。

(※Vanilla(バニラ):ソフトウェアなどで、改修やカスタマイズなどが一切行われていない、提供された状態のままを指す業界用語)

JavaScriptの種類

主なJavaScriptの種類を解説します。

jQuery

jquery

▲出典:jQuery公式サイト

数あるJavaScriptライブラリのなかで、昔から使われていて有名なのがjQueryです。

どんなブラウザでも使えるのが大きな特長。ブラウザの違いを吸収して同じコードで動作するように設計されています。また独自でプラグインを作成して機能追加を行うことも可能です。jQueryの標準では提供されていない機能をオリジナルで作り、Web開発に活用できるのは大きなメリットになります。

最近では、jQueryをベースに開発された公式ライブラリである「jQuery UI」「jQuery Mobile」が提供されています。「jQuery UI」はダイアログ、ウィジェット、アニメーションなどを取り入れたWebサイトを開発する場合に使用し、「jQuery Mobile」はスマホなどでのタッチ操作や画面に最適化されたWebサイトを開発できるライブラリとなります。

React.js

React

▲出典:React.js公式サイト

React.jsとは、Facebookが主体となって開発しているJavaScriptのフレームワークです。2013年にリリース以降、年々人気が上がってきています。

React.jsはUI(ユーザーインターフェース)の機能追加に特化。ユーザーが操作しやすく、かつストレスを感じないように高速で動作できることを念頭に置いています。

またUIを部品化して管理しやすくし、再利用するための設計手法としてコンポーネント指向という概念が用いられています。そのため、それぞれのUIの状態を個別で管理できる分、より自由に開発することが可能です。

AngularJS

AngularJS

▲出典:AngularJS公式サイト

AngularJSとは、Googleが提供しているオープンソースのJavaScriptフルスタックフレームワークです。ここでいうフルスタックとは、アプリケーション開発に必要なすべての機能を搭載していることを指します。

AngularJSでは、MVWパターンのアーキテクチャを採用。Model・View・Whateverから構成されます。Web開発において、MVCパターンが一番有名なアーキテクチャですが、MVWパターンはMVCパターンの派生のひとつとなります。

ただしAngularJSはフルスタックな分ファイルの容量が非常に大きく、UI速度が低下しやすい欠点があります。速度重視のアプリケーションを開発するには不向です。速度重視ならば、Vue.jsで開発することをおすすめします。

Vue.js

Vuejs

▲出典:Vue.js公式サイト

Vue.jsは構造がシンプルなため学習コストが低く、初心者でもすぐに開発に使用できる特長を持つ、JavaScriptフレームワークです。

Vue.jsにはディレクティブという、Viewの要素に付加できる独自属性があります。このディレクティブを使用することで、HTML要素の表示・非表示などを柔軟に対応させることが可能です。

またコンポーネント指向のVue.jsで開発をすることで、ボタンやテキストボックスなど、複数画面で使用するものをコンポーネントと呼ばれる単位で区切ることができます。これにより再利用が容易になり、デザイン側と技術側の共同作業の簡略化、開発スピードの向上にもつながります。

Node.js

node.js

▲出典:Node.js公式サイト

JavaScriptは一般的にフロントエンドで使用される言語だと認識されていますが、▲出典:Node.jsを使うことでバックエンドの開発も可能です。ブラウザがなくてもJavaScriptが実行できるようになり、バックエンドの処理をJavaScriptでコーディングできるのです。

基本的にシステム開発の現場では、バックエンドとフロントエンドの開発は別々で行います。長らくフロントエンド開発に従事していた方は、バックエンドの開発が苦手な場合も多いもので、逆もしかりです。両サイドの開発を同じ言語で開発できるNode.jsは、今後ますます需要が増してくると思われます。

JavaScriptフリーランスの案件特長

JavaScriptの案件は、ほとんどがライブラリやフレームワークを利用する開発案件です。

なかでもReact、Vue.js、Node.js、jQueryでJavaScript市場の大半を占めます。そして、おのずとこれらのフレームワークの案件単価は高くなる傾向にあります。

JavaScriptフリーランスの単価相場

フリーランスJavaScript案件の業務委託における月額単価相場は、週5勤務で稼働時間約140~180時間とした場合、約60~80万円となります。

☆フリーランスの実務経験年数に応じた単価相場☆

  • JavaScript経験1年未満 :約35万円(年収換算420万円)
  • JavaScript経験1年~2年:約42万円(年収換算504万円)
  • JavaScript経験2年~3年:約60万円(年収換算714万円)
  • JavaScript経験3年~5年:約70万円(年収換算840万円)
  • JavaScript経験5年以上 :約84万円(年収換算1008万円)

フリーランスの単価は経験や実績、クライアント先との信頼関係などによって変動します。これらの数値はあくまで目安としてください。

JavaScriptフリーランスが報酬を上げるには

JavaScriptは主にフロントエンドの開発で使われます。そのためデザイン関連の知識や経験を積んでおけば、フロントエンドでの仕事の幅がぐっと広がるでしょう。PhotoshopやIllustratorを使いこなせれば尚良しです。

JavaScriptは案件数も多く人気のある言語のため、扱えるエンジニアは多い印象です。しかしバックエンド開発もでき、フロントエンド開発もできるエンジニアとなれば、数は少なくなると思われます。

Node.jsの登場で、バックエンド開発やフロントエンド開発の垣根も徐々に低くなってきている印象です。しかし両方できるエンジニアになれば、間違いなく報酬は上がるでしょう。Web開発のバックエンドでよく使われる言語は、JavaやPHP、Rubyです。これらの言語習得にも積極的に励むべきだと言えます。

JavaScript案件の探し方

フリーランスの方にとって、案件探しは最重要ポイント。案件の探し方についても確認しておきましょう。

方法1. フリーランスマッチングサービス

「仕事を発注したい人」と「仕事を受注したい人」をマッチングさせるサービスが、フリーランスマッチングサービスです。職種や働き方に合わせた案件が掲載されているのが特長です。

自分のスキルを発揮できそうな案件やチャレンジしたい案件に応募して、お互いの合意があれば契約が成立する流れになります。

マッチングサービスならWorkshipがおすすめ

 

Workship

▲出典:Workship

代表的なフリーランスマッチングサービスには、『Workship』があります。

☆Workshipの特徴☆

  • マージンが発生しないので、報酬額すべてを受け取れる
  • 案件への参画が決まると、お祝い金として1万円を受け取れる
  • 前払い機能を活用すると、報酬を先払いで受け取れる
  • 週1案件も豊富にそろっている
  • 自己負担なしで、最大500万円の賠償責任保険がつく
  • 月500円で病気や怪我をした場合に活用できる所得保証保険に加入できる

Workshipでは、エンジニアやデザイナー、ディレクターでの募集案件が多いのはもちろんのこと、それ以外にもSEOなどを行うWebマーケターや広報、財務関連の仕事の募集も行われています。

またエンジニアのなかでも、JavaScriptやPHPといったWeb系の開発言語を扱う案件が多いのも特長です。

2.フリーランスエージェント

フリーランスエージェントに登録すると、エージェントから希望条件に合った案件を紹介してもらえます。

リクナビなどの転職エージェントサービスのフリーランス版です。エージェントが企業との間に入ってやり取りをしてくれるので、不安や希望事項などをワンクッション挟んで伝えられる分、少ない心理的負担で案件探しができます。

しかしこれらのエージェントの多くは仲介手数料と呼ばれるマージンを収益としています。そのためフリーランスの方がエージェント経由で仕事を獲得した場合は、クライアントから支払われる報酬を全額受け取れるわけではありません。

手数料の相場は約10%~20%が一般的で、手数料を開示しているエージェントもあれば、非公開のエージェントもあります。企業との間に入って営業をすべてやってくれるので、手数料が安いか高いかの判断基準はフリーランスの方によりけりだと言えます。

3.クラウドソーシングサービス

代表的なクラウドソーシングサービスとして『クラウドワークス』や『ランサーズ』が挙げられます。

案件数も非常に多く、案件によってはすぐに取り組めるものもあります。しかし個人や匿名で発注を行っている案件も多いのが実情で、単価はやや低めです。

また、こちらも仲介手数料と呼ばれるマージンが発生します。そのため業務完遂後の報酬額すべてを受け取れるわけではございません。マッチングサービスやエージェントと異なり、案件の選別や申し込み、単価交渉なども自分で行う必要があります。

4.ブログやSNS

ブログやSNSを活用して案件を獲得する方法もあります。SNSに慣れている世代でしたら、こちらが一番活用できる方法かもしれません。

ブログやSNSを使えば、スキルや実績をアピールできるポートフォリオを公開できます。特定のスキルを持ったフリーランスを探しているクライアントも多いため、ダイレクトメールをもらえる可能性も十分にあるでしょう。

5.友人・知人の紹介

エンジニアやデザイナーの知り合いがたくさんいるならば、知人や友人から仕事を請けるのもひとつの手です。

ただし、友人や知人の場合だと条件面があやふやになることもあるため、事前に条件面はクリアにし、書面で契約のエビデンスを残すことが大切です。

おわりに

モダンで洗練されたWebサイトを作るには、JavaScriptは必須アイテムです。ユーザーの期待に応えるためにもJavaScript、とくにフレームワークやライブラリ類は使いこなしたいところです。

JavaScriptは今後もますます需要が高まると予想される言語。積極的にスキルの向上に励み、フリーランスとしての市場価値を高めていきましょう。

(執筆:S-KAYANO 編集:北村有)

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