【MBTI診断】16タイプ別・フリーランスに向いてる仕事/働き方
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若さとお金を持っているミレニアル世代の力は絶大です。
コンテンツマーケティングプラットフォーム・NewsCredの調査によると、ミレニアル世代全体の購買力は、2020年までに4兆ドルを超えると予想されています。ミレニアル世代が、各世代でもっとも強力な顧客のひとつであることは間違いありません。ミレニアル世代の購買力は今後間もなくピークに達し、その影響力はさらに強まるでしょう。
今回はミレニアル世代へのマーケティングを成功させる秘訣について、3つのポイントを軸に解説します。
ミレニアル世代とは、1981年〜2000年の間に生まれた人たちのこと。一方で、1995年〜2010年に生まれた世代を「Z世代」に区分するケースもあります。
Z世代(1995年〜2010年生まれ)の行動を理解しよう。”SNSネイティブ”は1つの情報を8秒で判断する
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もちろん1983年生まれと1999年生まれでは、さまざまな点において違いがあるでしょう。しかし、デジタルネイティブ最初の世代であることには変わりありません。
ミレニアル世代は、インターネットで必要な情報を得るための方法を知っており、その過程で発生する「ノイズ」を無視することにも長けています。つまりミレニアル世代をターゲットにするなら、マーケティングが「ノイズ」として認識されないように工夫しなければいけません。
ここからは、ミレニアル世代を対象としたマーケティングにおいて、把握しておきたいポイントを3つご紹介します。
ミレニアル世代は、モバイル端末を頻繁に使います。Pew Research Centerの調査によると、ミレニアル世代の92%がスマートフォンを所有しているとのこと。くわえてミレニアル世代のスマートフォン所有者の28%が、自分のモバイルデバイスをインターネット閲覧に特化して使っているようです。このままこの傾向が続けば、(ゲーム関連を除けば)いずれデスクトップPCは職場環境以外で生き残れないかもしれません。
またZDNetの調査によると、ミレニアル世代は1日5.7時間モバイル端末を使っているとのこと。そのうちの13%はモバイル端末の使用時間がさらに長く、1日に12時間も画面を見ているようです。
10代の若者をターゲットにするなら、モバイル版Webサイトの開発に時間を費やすのがおすすめです。
とくに次の4つのポイントを押さえて、Webサイトやアプリの制作にエネルギーとクリエイティビティを注ぎ込みましょう。
20代半ば〜30代をターゲットにするなら、スマホアプリがおすすめです。スマホアプリでのエクスペリエンスを楽しく、価値のあるものにすれば、リピート率を上げられるはず。
ファッションブランド・Missguidedのアプリマーケティングが成功した要因は、「Swipe(スワイプ)」と「App Stories(アプリストーリー)」です。
「Swipe(スワイプ)」は、顧客が商品を気に入ったかどうかをスワイプして決められる機能。上方向にスワイプした商品は自動的にユーザーのウィッシュリストに追加されます。便利な機能ですよね。
「App Stories(アプリストーリー)」は、購入履歴に基づいてパーソナライズされたおすすめ商品を提案する機能。さらに、同社の商品を着用している写真を送ると、その画像が他のユーザーのおすすめリストに掲載されるという工夫もされています。まさにミレニアル世代向けの施策ですね。
ミレニアル世代は広告を好みません。eMarketの調査によると、アメリカではミレニアル世代の70%以上が広告ブロックアプリを使っています。
またDefyの調査によると、ミレニアル世代のほとんどは旧態依然とした広告よりも、5秒ほどの短い動画広告を好むようです。
ミレニアル世代はブランドや広告主のプロモーションよりも、家族や友人の意見を信頼します。invespのインフォグラフィックによると、88%の人が友人からすすめられた商品を購入する傾向にあるとされます。
この傾向を利用して、口コミ戦略に力を入れてみましょう。たとえばロイヤリティプログラム(※)をうまく活用し、肯定的な口コミに対して特典やポイントなどを配布すれば、よい口コミを集められるはずです。
(※ 一定期間に頻繁にサービスを利用した優良顧客(会員)に対して企業が提供するインセンティブの仕組みのこと。(引用:シマウマ用語辞典))
商品レビュー・口コミの影響力に関する調査結果
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インフルエンサーマーケティングに関する情報は、比較的簡単に見つけられるはずです。またインフルエンサーとの連絡や、キャンペーンの管理を支援してくれる代理店やWebサイトもあります。
ミレニアル世代をターゲットにするなら、インフルエンサーマーケティングを長期的なマーケティング戦略の一部にしてはいかがでしょうか。
海坂侑と考える「インフルエンサーマーケティング」の正体 - 2. そもそもインフルエンサーマーケティングって何?
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自動車ブランドのJeepは、あらゆる年齢層の顧客と良好な関係を築いています。顧客との交流に一役買っているのが、トレイルライド(山道走行)を記録したり、写真をアップロードしたり、コミュニティと交流することでバッジが獲得できるアプリ『Badge of Honor』です。
また、World Surf Leagueに代表されるように、アウトドア中心のライフスタイルを送っている人や、アスリートをターゲットにしたすばらしいパートナーシップを結んでいるのも特徴のひとつ。こうしたパートナーシップによって、10代から30代のサーフィンやスポーツ好きの人の心を掴んでいます。
ブライアン・ディーガンのようなアスリートや有名人をSNSキャンペーンに起用しているのも賢いですね。
ブランドが育てるべきコミュニティには、いくつか種類があります。そのうちのひとつが、ロイヤリティプログラムです。
GoProは、ユーザーのUGC(ユーザーが作ったコンテンツ)をシェアするコミュニティを活用。アクティブなミレニアル世代の人気を勝ち取りました。
「テーマ無制限のチャレンジ」「#GoProLivelt Challenge」「今日のベストフォトチャレンジ」などのプラットフォームは、GoProがコミュニティを構築するために行った取り組みのうちほんの一部です。
Webサイトを見てまわるだけで、GoProがユーザーをいかに巻き込んでいるかが伝わるはず。
顧客が何に興味をもっているかを把握し、商品をコミュニティの活動とリンクさせましょう。ユーザーをうまく惹きこむためには、以下のような工夫が考えられます。
Instagramのハッシュタグを活用するのもおすすめです。
ロイヤリティプログラムを導入し、コミュニティの構築に力をいれて、魅力的なサービスを提供しましょう。とくに以下のユーザーには、そのサポートに対して追加の報酬を与えることが大切です。
少しのクリエイティビティと質の高いビジュアルコンテンツでしっかりリーチし、一般的な広告ではなくコミュニティを活用して、ミレニアル世代のハートを掴みましょう。
ミレニアル世代が求めているものの多くは、他の世代にも共通しています。豊かなコミュニティや魅力的なオファーを提供できれば、自然と他の世代もひきつけられるはずです。
(執筆:Jessica Mizerak 翻訳:Nakajima Asuka 編集:Sato Mizuki)