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色選びは、デザイナーにとって大きな課題のひとつです。授業で習った理論を活用するデザイナーもいれば、直感で色を決めているデザイナーもいるでしょう。どちらの方法も間違いではありません。
しかし色や光の性質に立ち返ったテクニックを扱えると、色選びがもっと楽しく、わくわくしたものになります。そこでこの記事では、色選びのサポートをしてくれる「色相シフト法(The Hue Shift Method)」についてご紹介します。
色選びにいつも悩んでしまうデザイナーの方は、ぜひ色相シフト法をマスターしてみてください。
自然界に存在している色は多種多様で、カラーホイールにはとても収まりきりません。
大気と光の複雑な性質によって、私たちの目は暗い色調のもの(たとえば日陰の葉っぱ)が冷たく、青を多く含んでいると認識しています。そして、薄い色調のもの(たとえば日向の葉っぱ)は暖かく、オレンジを多く含んでいると認識します。
つまり、日陰にある葉っぱの色は、日向にある葉っぱを単に暗くしただけでは表現できません。色の明度以外にも、青色の比率を大きくするといった工夫が必要になるのです。
こうした「色相の変化」を利用するのが、今回ご紹介する色相シフト法です。
色を明るくしたり暗くしたりする際にもっともお手軽なのは、明度のスライダーを操作すること。言い換えれば、特定の色に黒や白を加えることです。
しかし、これでは色相と彩度を無視してしまっています。色相と彩度を考慮せずに明度だけを操作すると、フラットで平凡な、可もなく不可もなくといった仕上がりになってしまうので注意が必要です。
明度を操作しただけの場合と、色相シフト法を使った場合では、どのような違いが生じるのでしょうか。以下で2つの場合を比べてみましょう。
明度のみを操作したカラーパレットは、色の変化が単調に感じられませんか?
一方で色相シフト法を使って、「明度」「彩度」「色相」をすべてを調整したカラーパレットは、色彩が豊かな印象です。
基本的なルールを守れば、ここからさらに自分好みに色を調整し、補完色を探すこともできます。今回の例をさらに派生させて、以下のようなパレットを作ってみました。
色相シフト法をマスターしておけば、ユニークなカラーコンビネーションが使えるようになります。こうしたちょっとした工夫は、クライアントにも歓迎されるはず。
いままでの色選びに色相シフト法という新しいテクニックを導入して、自分なりのカラーパレット作りに役立ててみてください。
(執筆:Sam Gordon 翻訳:Nakajima Asuka 編集:Kimura Yumi)
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