エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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こんにちは、古性のち(@nocci_84)です。
日々Twitterばかりやっているせいか、最近初めてお会いする方々に「のちさんてTwitter以外何されてるんですか?……え!ライターさんなんですか!?」と驚かれることが圧倒的に増えました。
「そうなんですよ。ちゃんと実は仕事もしちゃったりしてます」とアピールする為にもこの記事を書いているのですが、結局これもTwitterの活用術なのですよね。もしかしたら本当に、Twitter以外仕事していないのでは……といよいよ自分でも疑わしくなってきました。
さて、Twitter活用術連載もこれで4回目。今日で最終回(の予定!)です。
最終回では、Twitteに必要な「SNSの編集のお話」を。ちなみにこのお話は第2回でも少し触れているので、そちらも合わせて読んでもらえるとより良いかもしれません。
目次
私みたいにSNSが好きな人って、大きく分けて「Twitterの世界」または「Instagramの世界」どちらかの住人になるケースが多く、どちらも均等に所属している方はそんなに多くありません(もちろん器用に使い分けている方もいるけど、大体どちらかに偏っている印象)。そして使っていない方から見ると「何がどう違うの?」ってなるかもしれませんが、実は全然違う。いわば違う惑星です。
ざっくりと分けると、Twitterには文字の制限があり、Instagramにはありません。またInstagramは複数の写真をスライド形式で見せることが可能で、Twitterは一度に4枚までの写真を同時に提示できます。この「140字とたった4枚の写真で世界を伝え、作る」にハマる人はTwitterに、「とっておきの一枚と言葉で世界観を作る」がしっくり来る人はInstagramにハマる印象です。
さて、今回のこの記事は「140字とたった4枚の写真で世界を伝え、作る」Twitterワールドのお話です。
この制限がある世界の中で、自分が思っていることをまとめ、的確な写真を選び、届けるために必要となってくるもの。それが「編集力」になります。きちんと手間をかけ、わかりやすく、愛情をたっぷり注いで書いたものは、同じだけの時間をかけて編集を入れてあげる必要があります。
バンコクでも豊かなチャイ生活を支えてくれている茶器(と勝手に呼んでる)達見ているだけでかわいい。ビーカーとかシャーレとかの理系雑貨が好きでつい集めてしまうのですけど共感してくださる方いますか…🧪#のちチャイ pic.twitter.com/lfTq7G1HOv
— 古性 のち (@nocci_84) February 25, 2019
ちなみに私はひとつの投稿(編集まで含め)を作るのに、早いときで大体30分、長いときは1時間30分くらいかけています。長い時間をかけたから良い訳ではないのですが「いや、これはもうちょっとこうした方が……」「いやこれは、もう少しこうした方が……」とこねくり回しているうちに長くなっちゃうのです(もう少し手際よく生産したい)。
ということで具体的にどう手をかけ愛情を注いでいくのかを、実際にツイートを作りながらご紹介していきます。
※これはあくまで私ならではの方法なので、必ずしも答えがこれだけではないことはご理解いただけると嬉しいです……!
まずはツイートする内容のネタ集めから。いま持っている素材から考えても良いですし、Pinterestを見ながら探したり、ニュースや他の人の投稿を見ながら考えたりするのもマル。
大切なのは、きちんと自分が興味を持てること、誰かのものをそのままスライドしてパクらないこと。私のばあい、Pinterestや過去の自分の写真からインスピレーションを受けて投稿を作ることが多めです。日々「何かないかな〜」とアンテナを貼りながら探しています。
今回は「バンコクに来て朝ごはんを用意するようになったら、早起きができるようになった」という投稿を作っていこうと思います。
ネタが決まったら、それに合う材料を集めます。頭の中で作業や材料を洗い出し、必要があればノートに書き出しておきます。
自分の手持ち写真の中から、ツイートの内容と合いそうな写真を選びます。今回はテーマに合いそうな写真がなかったので、イチから作ることにしました。
「朝ごはん」がテーマなので、朝起き抜けでセット。この時に頭の中でイメージが固まらなければ、Pinterestなどで参考写真を探すのも良いです。
そして作成した朝ごはんセットがこちら。ライティング(照明調整) → 撮影 → レタッチまでで約30分かかりました。
写真のレタッチに関しては以下の記事を合わせてどうぞ。
鮮やかに自分の世界を彩るためのiPhoneレタッチ術【古性のち×世界写真さんぽ #04】
Workship MAGAZINE
撮影した(または選定した)写真の中から、投稿に使うものを選定します。
今回私がメインに選んだのは、上の3枚の写真。本当は4枚使いたかったのですが、気に入った写真があまりなかったので一旦3枚の方向で考えます。
どうしても使いたい写真がないばあいは、改めて撮りに出かける事もしばしば。この時、頭の中に「140字にまとまらずとも何となく投稿するテキストイメージ」があると撮影対象を決めやすくなります。ちなみに写真は4枚以上あってもOK! STEP4以降で徐々に枚数を絞っていきましょう。
これで素材の用意が完了です! レイアウトを決める作業に進みます。
選定した写真(この時点で4枚以上ある人や、3枚しかない人もOK)を、アプリ『UNUM』に入れていきます。
本来『UMNM』は、Instagramのギャラリーのバランスを見るためによく使われるのですが、Twitterの4枚のバランスを作る際にもとても重宝します。Twitterの投稿表示はPCとスマホ(iPadも)で変わりますが、スマホから見ているユーザーが多いので、水準はスマホに合わせるのが無難です。
ちなみに3枚投稿の時は1枚目が縦に大きく表示されるので、「縦長・横長・横長」のセットで投稿を作る方も多いです。
写真が決まったらテキストを作っていきます。今回私が伝えたいメッセージは以下のとおり。
これらを140字に盛り込んでいきます。
最初はさらりと書いていきます。この時点では140字におさまっていなくてもOK。写真とテキストの方向性が確定したら、ここからテストアカウントに投稿していきます。
いきなり本番アカウントに投稿してしまうと、写真とテキストのバランスを確かめられません。私は本番のアカウントに投稿する前に、必ずテストアカウントに投稿するようにしています。
まずは1回目の投稿。試しに4枚の写真を入れてみましたが、お皿の写真が集まりすぎるとのっぺりした印象になり、あまり気持ちよくありませんでした……。また撮った角度が似ているため、リズム感も心地よくありません。テキストもちょっと硬い印象。
こちらが1回目を踏まえての2投稿目。1回目と変わったところを比較してみます。
左が1回目の投稿、右が2回目です。編集した箇所をピンク色に塗ってみました。
画像を3枚に変更し空間を作り、テキストには柔らかさを出すためにひらがなを追加しました。ちょっと良くなってきたかもしれない。
ここから更に、2投稿目の良いところを引き継いでの3投稿目。本番の形にもっとも近いテスト投稿です。
変更点を黄色くしてみました。大きくは変えていませんが、「おはよう世界」の前の空間が気になったので改行を詰め、最初の「」内の発言がより人間っぽく再生されるように ”〜なんだ” を加えてみました。
そして完成したのがこのツイート。
「朝弱いから早起きできない派のひとなんだ」と30年間思い続けてきたんだけど、好きなもの詰め込んだ朝ごはん用意するようになったら6時半に起きられるようになって「ああなんだ。朝と向き合うだけのときめきエネルギーが足りてなかったのだなあ」と気付かされました。おはよう世界🌸 pic.twitter.com/Y87P5zAVlJ
— 古性 のち (@nocci_84) April 20, 2019
うんうん、気持ち良い! 納得の出来です。
この投稿を読んで「やってみたい!」と思ってくれた方「面倒くさそう……」と思った方、両方いると思うのですが、個人的には「本当に伝えたいことには、手間を惜しんではいけない!」と思っています。特に「書いても書いても、何だかいまいち手応えがない……」と悩んでいる方は、いちど私のやり方を試してもらえたら嬉しいです。
さて。これまで全4回に渡り、考え方や小技、ノウハウなど色々書かせていただきましたが、一番の目的は「ひとりでも多くの人に楽しくSNSの世界を楽しんでもらうこと」です。辛かったらやめれば良いし、何かを犠牲にしてまで続けるものでもありません。
しかしSNSを上手に活用すれば、今まで見たことも想像したこともない世界に連れていってくれる、扉の役割を担ってくれます。ぜひ、自分の世界をちょっぴり広げる為に活用してもらえたら幸せです。
それではまた、SNSの世界でお会いしましょう!
読んでいただき、ありがとうございました。
【古性のち流】自分の世界をちょっぴり広げる為のSNS活用術(Twitter編)