【社労士解説】ジョブ型雇用時代におけるフリーランスの生存戦略とは?
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「インスタ映え」が流行っていたのは数年前。最近のInstagramでよく見る投稿と言えば、文字入れ投稿ですよね。
これからInstagram運用を考えている方、またすでに始めている方も、文字入れ投稿に興味を持っている方は多いのではないでしょうか。
一方で、Instagramの文字入れ投稿の具体的なやり方や意識すべきことがわからない方も多いでしょう。
そこで本記事では、インスタグラマーである幸あれこさんにInstagramの文字入れ投稿のコツを聞いてみました!
文字入れ投稿だけではなく、Instagram運用の疑問にも答えてもらったので、ぜひ参考にしてください!
※本記事はアドビ株式会社の提供でお送りします
フリーアナウンサーとして活躍後、SNS運用に興味を持ち発信を始める。InstagramではInstagram運用方法を中心に発信しており、未経験でありながら1年2ヶ月でフォロワー3万人突破。
Instagram運用に興味がありながらも、いまいち発信方法が掴めていない。まだ「インスタ映え」が流行っていると思っている
目次
コヤ:
僕が大学生だった4年前くらいは、パンケーキの写真やきれいな景色を載せる「インスタ映え」が流行っていたんですが、もう古いんでしょうか……?
幸あれこ:
いわゆる「インスタ映え」がウケにくくなっているのは、事実ですね。いまはもう海外でも日本でも、等身大の自分を写したリアルなもののほうが伸びています。
コヤ:
やっぱり「インスタ映え」は古くなってきているんですね……。「インスタ映え」からリアルなものへと流行が変わった理由はあるんでしょうか?
幸あれこ:
「インスタ映え」っていわゆる完璧な写真で、キレイすぎてむしろ不自然に見えることが多いんですよ。そういうものに対してユーザーは、「広告だ、怪しい」とスルーしてしまうようになったんです。
結果として「インスタ映え」よりも、発信している「人」がわかるような要素が大事になってきていますね!
コヤ:
なるほど! それがいまのInstagramのトレンドである「文字入れ投稿」に繋がるんですね!
コヤ:
あらためて、Instagramの文字入れ投稿が伸びる理由を教えて下さい!
幸あれこ:
シンプルに、投稿を読むメリットがわかりやすいからです!
たとえば、ただ綺麗なケーキの写真と、同じ写真に「食べたら-3kg」と書かれているものだと、後者のほうがタップするメリットを感じやすいですよね!
コヤ:
たしかに。「そんな痩せられるケーキがあるの!?」って、思わずタップしてしまいます。
幸あれこ:
その「思わずタップ」が重要なんです! Instagramのアカウントを伸ばすためには、発見タブに投稿が表示されて、新規ユーザーにタップされることが欠かせません。
コヤ:
たしかに新しいアカウントをフォローするときって、発見タブから気になる投稿を見つけてフォローすることが多いですね!
幸あれこ:
ですよね! Instagramは流し見が基本なので、タップしてもらうための工夫が必要になります。そのため、思わず「え!? どういうこと!?」「もっと知りたい!」と興味を惹くことができる文字入れ投稿は、新規ユーザーと接点を持つために有効な工夫になるんです。
コヤ:
よし! それじゃあ今日から文字入れ投稿やりまくります!
幸あれこ:
ちょっと待ってください! 文字入れ投稿をやれば良いってわけでもないんです!
この一年くらいで文字入れ投稿をする人もガンと増えました。なのでしっかりと作り込まないと、たとえ文字入れ投稿であっても伸びにくいです……。
コヤ:
うっ、そうなんですね……。では、どうすれば良いでしょうか?
幸あれこ:
まずは発信する情報のリサーチですね! 同じジャンルの人がどういう発信をしているか調べることから始めます。
コヤ:
なるほど。そのジャンルと同じような発信方法をすれば良いんですね?
幸あれこ:
その逆です!(笑)
丸々パクるのはもちろんダメですし、似たような投稿をしても埋もれちゃうので、差別化が必要になります。
コヤ:
そっか! 同じような投稿ですでに伸びている人と勝負しても、勝ち目がないですもんね……。
コヤ:
ここまでのお話でInstagramの文字入れ投稿が伸びる理由はわかりました。そして、ただ文字入れすれば良いわけじゃないことも……。
では具体的に、どういうことを意識して文字入れ投稿をすれば良いか教えてください!
幸あれこ:
わかりました! それでは実際に私の投稿で伸びたものを例に説明しますね。
幸あれこ:
この投稿で意識したことは、3つです! どれも親近感を覚えてもらうために、そして思わずタップしてしまうために、意識したことになります。
コヤ:
3つなら意識できそうです! ぜひ教えて下さい!
幸あれこ:
まずはなんと言っても、「言い回し」ですね。上から目線にならないように、共感や親しみやすさを持ってもらうような言い回しを意識しています。
コヤ:
1枚目にある、「インスタ初心者だったけどフォロワー1万人やったこと」にも秘密があるんでしょうか?
幸あれこ:
これもかなり意識しました!
別の言い回しで、「フォロワーを増やす方法」っていうのもありますよね。でもそれだとどこか上から目線というか、「自分の体験談であること」を伝えられないと感じたんです。
コヤ:
たしかに、「増やす方法」よりも「やったこと」のほうが、体験談だと認識しやすいですね!
幸あれこ:
あとは2枚目の画像もかなり意識しています! Instagramでは1枚目は読まれても、2枚目で離脱されちゃうことが多いので、読み進めてもらうためには2枚目も重要なんです!
コヤ:
え、1枚目で興味を持ってもらって、タップされたらOKじゃないんですね!
幸あれこ:
違います!(笑)
Instagramは、投稿した枚数を読み進めてもらうごとに、エンゲージメントが高くなるので、途中で離脱されると投稿が伸びづらいんです。
コヤ:
1枚目だけ作り込んで、タップされたら、勝ちだと思っていました……。2枚目はどういうことを意識されたんですか?
幸あれこ:
3ページ目に行きたくなるような、ユーザーの心に引っかかるような言い回しを意識しましたね!
私がターゲットにしている人は、Instagramの初心者なんです。だからフォロワーが増えることのメリットを知らない人も多いんです……。なので「フォロワーが増えるとインスタを仕事にできる!」というメリットを、わかりやすく伝えることにしました!
コヤ:
たしかに、「え、仕事にできるの!?」って読み進めたくなります。でもターゲットにささるメリットなんて、思いつく気がしないなぁ……。
幸あれこ:
私も自分では思いつかなかったので、実際にInstagramを使っている友達に「どういう感じでインスタ使ってる?」って聞きました! そしたら会話のなかで、「フォロワーを増やすメリットがわからない」って言われたんです!
コヤ:
なるほど! 自分で思いつかないときは、友達に聞くのもアリなんですね!
幸あれこ:
全然アリです! まずは自分のターゲットに寄り添った投稿をすることが、何より大事になりますね〜。
幸あれこ:
2つめは「見やすさ」です。Instagramってやっぱりビジュアルのプラットフォームなので、文章で伝えることよりもビジュアル全体で伝えることが大切なんです。
たとえば2ページ目では、離脱されないように文字を少なめにしています! あとは7ページ目の箇条書きも、数字をつけていたり、改行をしていたりと意識しましたね!
コヤ:
幸あれこさんの投稿って全体的に見やすいとは思っていたんですが、文章量や文字間隔に配慮していたんですね!
幸あれこ:
あとは吹き出しを使ってみたり、ほかの図形を試してみたりするのも良いと思います! Instagramだからこそ使える要素を組み合わせると見やすくなりますよ!
幸あれこ:
3つめは、フォントや写真などの素材選びですね。これも「親しみやすさ」や「見やすさ」を意識した選び方をしています!
コヤ:
幸あれこさんのこの投稿だと、背景は単色で、写真は部分的に使用しているんですね……!
幸あれこ:
もちろん写真は背景に使ってもOKです。でも背景として使うときも、写真として使うときも、意識することは「親しみやすさ」になります!
この投稿で言うならば、あんまりキメすぎず、親近感が湧くような写真を選びました!
芸能人のようなキメた写真は、私のようなマイクロインフルエンサー(※)に求められていないですからね〜。
(※フォロワー数が、数千〜数万人規模のインフルエンサーのこと。10万人以上のインフルエンサーに比べて距離感が近く、エンゲージメント率が高い傾向にある)
コヤ:
たしかにあんまりキメキメだと、親近感は湧きませんもんね!
フォントはどういうところを意識しましたか?
幸あれこ:
フォントも同じで、基本は「親しみやすさ」と「見やすさ」です! 私はところどころで手書きフォントを加えることで、親しみやすさを出しています!
あとは見にくいと感じるようなフォントは選ばないようにしていますね!
コヤ:
ほんとだ! 1つの画像のなかでも、フォントが使い分けられていますね!
なるほど〜! こういうことに気をつけることで、見やすくなるわけだ!
ここまで文字入れ投稿のコツなどを聞いてきましたが、実際のやり方がわからない方も多いはず。
そこで、今回は『Adobe Express』を使って文字入れ投稿を作ってみました!
Adobe Expressは、基本無料で使えるノンデザイナー向けのグラフィックデザインアプリです。ブラウザ版、iOS版、Androind版がリリースされています。今回は無料版で、文字入れ投稿を編集しました。
コヤ:
じつは僕もInstagramで文字入れ投稿を始めたは良いものの、全然伸びなくて……。
何がいけないんでしょうか! 全部教えて下さい!(笑)
幸あれこ:
なるほど、この投稿ですね……。
それでは、5つのステップで直していきましょうか! 新規で作るときも同じステップで文字入れ投稿を作ります!
コヤ:
よ、よろしくお願いします!(ほぼ作り直す必要があるってことだな……)
幸あれこ:
まずはテキストを編集しちゃいましょう! いまのままだと伝わりにくいかなと思うので……。
最初に「買って人生が豊かになったもの」を、わかりやすく「マジで買ってよかったもの」にしましょうか!
あとはテキストの大きさを文章の中でも変えたいので、「マジで」「買って」「よかったもの」でテキストを分けましょう!
幸あれこ:
テキストの位置や大きさは後で変えるので、まずは文章をすべて変えますね! 「シンプリスト」という言葉。これだと具体性がなく弱いので、もっとコヤ感を加えていきましょう!
幸あれこ:
ユーザーが親近感を覚えるように、今回は「シンプリスト」を「25歳会社員」に変えましょうか!
それと6選も中途半端なので、5選に変えます!(笑)
コヤ:
おお〜、たしかにかなりヒキのある文章に変わりましたね!
幸あれこ:
あとは背景の写真ですが、「暮らし系」の発信は背景が暗めのものが多いんですよね。ここはあえて、背景を明るくしましょう!
コヤ:
ここで差別化ですね! このままじゃ他の投稿に埋もれちゃいますもんね……。
幸あれこ:
今回はコントラストと彩度をMAXまで上げていきましょう!
コヤ:
わかりました!
コヤ:
おお〜! この色味は、ほかの「暮らし系」投稿では見ないです! たしかにこれは差別化になりますね!
幸あれこ:
これくらい極端なほうが良かったりしますからね〜!
幸あれこ:
あとはフォントの種類を変えましょうか!
幸あれこ:
この「コーポレート・ロゴ」なんていかがですか? かわいくて、親近感も感じやすいと思います!
コヤ:
良いですね〜! このフォントに変えましょう!
コヤ:
よし! フォントを全て「コーポレート・ロゴ」に変えました!
幸あれこ:
良いですね! Instagramの文字入れ投稿では、手書き風フォントなどもおすすめです。また探してみてくださいね〜!
幸あれこ:
あとは背景の明るさと文章が同化しているので、テキストにアウトライン(縁取り)をつけましょうか! 私びっくりしたんですけど、Adobe Expressってテキストのアウトライン機能がついているんですね!
コヤ:
え、アウトラインってどのツールでもあるんじゃないですか?
幸あれこ:
いえ、そんなこともないですよ! ツールによっては、アウトライン機能がないことも多いです。私はInstagramの文字入れ投稿を始めたときに、アウトライン化するのに結構苦労しました(笑)
幸あれこ:
こんな感じにしましょうか! このアウトラインの色を提案してくれるのも、ありがたいですね〜。
幸あれこ:
最後に、テキストの大きさや角度を変更しましょうか!
コヤ:
どんな風に変えればよいですか?
幸あれこ:
強調したいものは大きくしたほうが良いです! あとは「5選」のように数字を出す場合は、「5」を大きく、「選」は小さくしたほうが見やすいですよ!
角度を少しつけると、若干の素人感が出るのでおすすめです(笑)。今回は「マジで」の角度を変えましょうか!
幸あれこ:
よし、こんな感じかな〜!
コヤ:
すごい! 見やすいですし、わかりやすいです! 僕が作ったものと全然違う……。さっそく投稿してみます!
幸あれこ:
基本的に文字入れ投稿は、こんな感じで作っていきますね!
あとはAdobe Expressの場合、背景透過も無料でできるみたいなので、写真を挿入するときは使ってみても良いかもですね!
最後に文字入れ投稿に限らず、Instagram運用をするうえで気になる疑問を幸あれこさんに聞いてみました。
幸あれこ:
毎日投稿するに越したことはないです! やっぱり毎日投稿したほうが、自分の投稿の改善点や伸びる投稿の傾向も早く見つかるので。
でもそれよりも大事なのは、作り込むことです。毎日投稿に固執して、質の低い投稿をしても意味がないですからね!
幸あれこ:
結果的に枚数が多いとメリットも多いですが、必ずしも最大枚数(いまのInstagramだと10枚)を投稿したほうが良いわけではありません。
投稿で大事なのは、途中で離脱されないことです。10枚投稿して全て読んでもらえれば、それだけエンゲージメントも高まりますが、最後まで読んでもらうのは至難の業です。
枚数が多いほど情報量も多くなり、保存されやすくなるメリットもあるので、離脱されない魅力的な投稿を目指してチャレンジしてみてください!
幸あれこ:
Instagramのインサイト機能を使って、ユーザの反応を数値で確認してください!
インサイト機能を使えば、いいね数、保存数、リーチ(どこから流入してきたのか)がわかります。また投稿を見たあとに、フォローをしてくれたかどうかも確認できますよ!
とくに私が意識して見ているのは「フォロワー以外」の数値です。フォロワー以外の人にどれくらい見られて、保存やフォローをしてくれたのかはよく見るようにしています。たとえば保存数が伸びても、フォロー数が伸びていないときは、「情報に興味はあるけど、自分には興味がない」と考えることができますからね!
インサイトの確認は、私の場合、投稿後1時間くらいで一度確認。そして次の日にも確認していますね。全ての投稿は追いきれないので、直近の投稿を確認するようにしています!
幸あれこ:
縦長をおすすめします! タイムラインの幅をとってアピールできたほうが、エンゲージメントを獲得しやすいと言われています。なので画面は大きく使って、投稿するようにしましょう。
ただし、一覧で表示されるときは正方形で表示されるので、文字入れ投稿では1枚目のみ「文字が正方形に収まる」ようにデザインを調整したほうが良いです!
幸あれこ:
キャプションやハッシュタグは、昔ほど重要ではなくなってきています。最近のInstagramは、ハッシュタグ以外でも検索できるようになってきているので。
なのでキャプションやハッシュタグは、補助的に使うと良いと思います!
幸あれこ:
キャプションであれば、自分のアカウントの発信内容と関連性があり、適度にリーチしてほしいキーワードを織り交ぜることが大事ですね! 正直キャプションってあんまり読まれないので、離脱されないように長文にしすぎず、適度が良いと思います。
私の場合は、「インスタ運用の参考になる」のように、「インスタ運用」というキーワードを入れるようにしています。
ハッシュタグは、大きいもの(数百万件)、中くらいのもの(数万件)、小さいもの(数千以下)をひと通りつけたほうが良いです。ハッシュタグは最大30個つけられますが、関連のあるものをつけることが何より大事ですね。
幸あれこ:
ストーリーは、フォロワーさんとコミュニケーションを取るための手段として大事です! よく「ストーリーは拡散力がないから意味ないですよね?」と言われるんですが、そんなことない! 超大事!
なぜならいまのフォロワーさんが、「いいね」や「保存」をしてくれないと、投稿がおすすめされにくい傾向にあるからです。おすすめされにくいということは、エンゲージメントやフォローが伸びない理由にもなります。
なのでストーリーでプライベートを少し出したり、交流できるアンケートやスタンプを使ったりして、コミュニケーションを取ることは本当におすすめですよ!
幸あれこ:
正直リールを使わなくても、伸びるアカウントはあります。なのでリールは、運用者のセンスと発信ジャンルの相性次第ですね……。たとえば料理アカウントであれば、投稿よりもリールのほうが伸びやすいというような感じです。
ただ昔ほどではないですが、リールも拡散力があるので、使うのは全然アリです!
私の場合は、「人」感が出るようなリール投稿を意識しています。「私と同じように、カフェで作業しているんだ!」と思ってもらえるような、そういう投稿ですね。こういう生きてる感が伝わる投稿は、親近感を持ってもらえるみたいで、投稿からDMをもらうことも多いです!
以上、今回はインスタグラマーの幸あれこさんに、Instagramの文字入れ投稿を中心にインタビューしました!
幸あれこさんは独学でInstagram運用を始めて、いまではInstagramで仕事をしています。Instagram運用はまだまだチャンスのある分野なので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
なお本記事で使用した『Adobe Express』は、10万以上[c]のテンプレートや写真を無料で利用できるグラフィックデザインアプリです。アドビのソフトということもあり、Adobe Stockの1.6億点の画像素材やAdobe Fontsのフォントを使って自由にデザインが可能となっています。ノンデザイナー向けのため、初心者でも直感的に使えるのが特徴です。
Instagramのさまざまな投稿サイズにも対応しており、正方形や縦長、ストーリーのテンプレートが用意されています。文字入れ投稿で有効な「アウトラインの追加」や「背景削除」も無料で使えます。
さらにAdobe Expressに搭載された「スケジュール機能」を使えば、Instagramを含む各種SNSへの自動投稿が可能! キャプションや投稿時間まで細かく設定できます。幸あれこさんも「これめっちゃ便利ですね!!」と盛り上がっていました。
ブラウザ版だけではなく、iOS/Androidのスマホアプリ版も用意されています。ぜひ一度Adobe Expressをお試しください!
(執筆:コヤ 編集:くろぎ、じきるう 撮影:じきるう)
Adobe Express
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