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【デザイナー直伝】初心者でもできるチラシデザインのコツは?

チラシ デザイン コツ
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飲食店のメニューやイベントの告知、習い事の宣伝など、チラシを作りたい一方で、「どうデザインすれば良いかわからない……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

チラシは上手に活用すれば、集客や売上増加の助けになりますが、闇雲に作ってしまうと効果が発揮されないどころか、イメージダウンにつながるおそれもあります。

そこで本記事では、デザイン事務所代表で現役デザイナーのたなべさんにチラシデザインのコツを聞いてみました。

レイアウト、使うべきフォント、色など、チラシデザイン初心者の方でも今日から実践できる内容ばかりなので、ぜひ参考にしてください。

※本記事はアドビ株式会社の提供でお送りします

たなべあゆみ
たなべあゆみ

CS合同会社共同代表。デザイナーとして、各種イベントチラシや店舗パンフレットなど、得意なイラストを活かしてこれまで200個以上のチラシデザインを担当。自らデザインを担当するだけではなく、初心者に向けたデザイン講座も開講している。

聞き手:コヤ
聞き手:コヤ

郵便受けに入っているチラシのなかでも、クーポンがついているものは捨てられずにいるデザイン初心者。

チラシデザインを作るときの3ステップ

コヤ:
たなべさんはこれまで数多くのチラシデザインに携わってきたと思いますが、どのような順序でデザインをしていきますか?

たなべ:
まずいきなりデザインから始めることはなく、デザインに着手する前の段階として3ステップを意識しています。

コヤ:
「よし、チラシを作るぞ!」となると、いきなりデザインから入ってしまいそうですが、そうではないんですね……。

たなべ:
そうですね。いきなりデザインから始めてしまうと、方向性が定まっていないことから効果的なチラシを作ることができないので、まずは次の3ステップから始めたほうが良いと思います。

ステップ1. ターゲットを定める

たなべ:
まずはイベントであれ、飲食店であれ、どんな人に向けたチラシにしたいのかターゲットを定めます。ターゲットによって使うべきカラーやキャッチコピー(文字)が変わってくるので、誰に向けたチラシなのかは明確にすべきです!

チラシ キャッチコピー 例

▲上記のチラシの場合「年齢・経験不問」がキャッチコピーになる(出典:Adobe Expressのテンプレート)

コヤ:
たしかにどんなチラシであってもコンセプトってありますもんね! 具体的に、どんな風にターゲットを定めていけば良いのでしょうか?

たなべ:
年齢や性別、ライフスタイル、趣味嗜好を定めておくと、チラシが作りやすくなりますね。
たとえば、野菜などを売る朝市を告知するチラシを作る場合、

  • 年齢は30〜40代
  • 主婦
  • 生活にゆとりを持って野菜や料理を楽しみたい

のようにターゲットを定めていくと良いでしょう。

コヤ:
おお! ターゲットとして3要素を定めただけでも、どんなチラシが良さそうかイメージしやすくなりますね。

ステップ2. デザインの目的を考える

たなべ:
チラシのターゲットを定めたら、続いてデザインの目的を考えていきます。チラシを通してターゲットをどのような気持ちにさせたいのか、考えていく作業です。

先ほどの朝市を例にするならば、朝市ってたくさんの新鮮な野菜を選べる「ワクワク感」があると思います。なので、ターゲットがチラシを見たときにワクワクすることが目的になりそうです。

チラシ 朝市 例

▲朝市の例。鮮やかな野菜の写真を使うことで、新鮮な野菜が選べることが伝わる(出典:Adobe Expressのテンプレート)

コヤ:
ターゲットにどうなってほしいのか目的を決めると、使うべき言葉や色が見えてきそうですね。

たなべ:
イベントであればイベントの趣旨から目的を考えることもできますし、ターゲットがイベントに対して抱きやすそうなイメージから目的を考えることもできます。そうやって「ワクワク」などのキーワードを抽出していくと、デザインの目的は考えやすくなりますよ!

ステップ3. 参考事例を探す

たなべ:
最後にやるべきことは、参考事例を探すことです。イベント内容、ターゲット、目的にマッチした事例を探すことで、自分のイメージしているチラシとズレがないかを確認します。

コヤ:
たしかに、今まで作られたチラシで自分のイメージしたものに近いものがあれば、安心感がありますね。具体的にどれくらい参考事例を探せば良いでしょうか?

たなべ:
10個くらい事例を探しておくと、イメージが固まるので安心かと思います。あとは注意点として、参考事例を探すときは時間を決めておきましょう。参考事例って探せば探すほど出てきてしまうので、決められた時間内で探すほうが効率的なんですよ。

コヤ:
時間を決めずにやっていたら、いつまで経ってもデザインに入れないですもんね……。時間はどれくらいが良いですか?

たなべ:
おすすめは30分ですね。30分あれば10個くらい事例を探すこともできますし、「デザインのイメージを確認する」という目的から逸れることなく探せると思います。

チラシ 参考事例 探す

▲「芸術」「食品」「メニュー」などと検索すれば、参考事例が多く出てくる(出典:Adobe Express)

チラシデザインのコツ

コヤ:
ここまでデザインを始める前の準備段階についてお話を伺いましたが、ここからは実際にデザインするときのコツを教えていただければと思います。初心者でもすぐに実践できることを教えてください!

たなべ:
わかりました! それでは今回はレイアウト、色やフォント、写真、キャッチコピーの4つに分けて説明をしていきますね。

レイアウトのコツ

たなべ:
まずはレイアウトですが、どんなチラシであってもそのチラシで一番伝えたいことを決めて、それが一番目立つようなレイアウトにしましょう。「一番アピールしたいことは何?」と考えることが大切です。

チラシ レイアウト 例

▲レイアウトの例。このチラシでは「生徒募集」の文字が一番目立つ(出典:Adobe Expressのテンプレート)

コヤ:
なるほど。一番アピールしたいものは、言葉ではなく、写真でも良いんでしょうか?

たなべ:
もちろん大丈夫です。飲食店など食べ物系であれば、写真を大きく載せることもあります。チラシを見てもらえるのは一瞬なので、一目で何が言いたいのか伝わるものを意識することが大切です。

コヤ:
アピールしたい言葉や写真を決めたとき、どのあたりに配置するのがおすすめですか?

たなべ:
なるべく上に配置したほうが良いです。人間は左上から「Z」の方向で視線を動かす傾向にあるので、それも踏まえて上に配置するようにしましょう。

さらに平置きではなくラックに設置されるようなチラシの場合は、ほかのチラシに重なって上部1/3しか見えない場合も多いです。そのようなケースに対応するためにも、やはりアピールポイントは上に書くことがおすすめです。

コヤ:
チラシがどのように置かれるかを意識すると、配置も工夫できそうです。ほかにレイアウト面で意識すべきことはありますか?

たなべ:
いわゆるデザイン4原則は知っておいて損はないと思います。「近接・整列・強弱・反復」の4つがあるんですが、それぞれがどういう意味か理解しておくだけでも、伝わりやすいデザインになるでしょう。

簡単にそれぞれを説明しますね。

  • 近接
    関係あるもの同士は近づけること。たとえば商品について説明するときは、商品の写真、商品名、商品説明などを近づけておいたほうが良いです。
  • 整列
    きちっと揃えること。左揃えとか中央揃えとか、同じラインで揃えて配置すると綺麗に見えます。初心者の方には左揃えを意識するように伝えることが多いです。
  • 強弱
    伝えたいメッセージによって、文字の大きさを変えること。文章のリズムを整えるという意味でも、メインの文章と補足の文章で大きさは変えたほうが良いです。
  • 反復
    パーツは同じものを使うこと。商品説明を複数掲載する場合など、同じ要素をいくつか配置するときは、同じフォントを使用して統一感を持たせたほうが見やすくなります。

コヤ:
改めて聞いてみると、たしかに普段目にするチラシはデザインの4原則が使われていますね!

フォントや色のコツ

コヤ:
続いてフォントや色については、どんなコツがありますか?

たなべ:
どちらにも言えることですが、一番大事なのは使いすぎないことです。フォントも色も増えれば増えるほど、まとまりがなくなってしまうので、最大でも3つまでと決めておきましょう。

コヤ:
3つまでと決めておけば、ごちゃつく心配もなさそうですね! そのうえで、初心者はどんなフォントを選べば良いですか?

たなべ:
初心者の方には、ゴシック体をおすすめしています。チラシの場合は短い文章で伝えることが多いので、視認性が高いゴシック体が良いんですよ。そのなかでも優しい雰囲気が良ければ丸ゴシックを使ったり、堅い雰囲気が良ければ角ゴシックを使ったりすれば、伝わり方を変えられるでしょう。

丸ゴシック 角ゴシック 例

▲丸ゴシックと角ゴシックの例

たなべ:
また同じフォントでも、見出しは太字、中身は細字のようにフォントの太さを使い分けることで、メリハリのあるデザインにすることもできます。

コヤ:
デザインってフォント選びに迷うことが多いので、「初心者にはゴシック体がおすすめ」と言っていただけると助かります!
色についてはいかがでしょうか?

たなべ:
色については、メインカラーを1色決めることから始めましょう。色選びについては、チラシの雰囲気から選ぶと良いです。

たとえばビジネス系のチラシであれば、黒、銀、グレー、紺など寒色系が合っています。一方で飲食の場合は、赤、黄色、オレンジなど暖色系が合っていますね。暖色系の色は食欲増進の効果もあるので、飲食店のメニューは暖色なことが多いですよ。

コヤ:
思い返してみると、暖色系が多い気がします……。色によって食欲増進など効果があるのも面白いですね!

2色目に関しては、何色を選択すると良いでしょうか?

色相環

▲色相環

たなべ:
やや難しい話になりますが、色相環の1つ離れた色にするのがおすすめです。隣同士の色にしてしまうと目がチカチカしてしまうので、1つ離れたくらいが違いが分かって良いと思います。たとえばメインカラーでオレンジを選んだ場合は、黄色が良いでしょう。

最後の3色目に関しては、フォントに使う色として黒や白がおすすめです。やはり黒や白が一番読みやすいので、メインカラーの色に合わせてどちらか選べば良いと思います。

チラシ フォント 色 例

▲フォントや色の例。フォントは丸ゴシックで見やすく、色は色相環の近いものを使用することで統一感のあるデザインになっている(出典:Adobe Expressのテンプレート)

写真のコツ

コヤ:
飲食メニューやイベント告知などで、写真を使うことも多いと思います。写真選びのコツはなんでしょうか?

たなべ:
コツはピントが合っていて、明るい素材を選ぶことです。写真はチラシのイメージを伝える大事な要素になります。なるべく解像度が高く、薄暗くないものを使用することで、デザインの印象はグッと良くなりますよ。

チラシ 写真 例

▲写真の例。解像度の高い写真を使うことで、写真だけでチラシの趣旨が伝わる(出典:Adobe Expressのテンプレート)

コヤ:
立派なカメラや編集スキルを持っていない場合もあると思いますが……。その場合はどうすれば良いでしょうか?

たなべ:
そういうときは、ネットにある素材を活用しましょう。無料でクオリティの高い素材も数多くあるので、下手に自分で写真を用意するよりも、素材を利用するほうが良いケースも多いですよ。

Adobe Express 写真 素材

▲なお、Adobe Expressであれば55万点以上の写真を無料で使用できる。写真の背景削除も無料でできるため、写真の一部を素材として活用することも可能(出典:Adobe Express)

キャッチコピーのコツ

たなべ:
最後にキャッチコピーですが、キャッチコピーのコツは、一言でわかりやすく伝えることです。ついつい伝えたいことが多すぎて、三行くらいになってしまいがちですが、一目見たときに伝わる文量を意識したほうが良いでしょう。

コヤ:
具体的な文字量としてはどれくらいが良いでしょうか?

たなべ:
レイアウトやフォントの大きさにもよりますが、10〜15文字くらいがおすすめです。詳細は概要に書くことにして、キャッチコピーはそれくらい短いほうが伝わりやすくなります。

チラシ キャッチコピーの例

▲キャッチコピーの例。「野菜フルーツ食べ放題ランチ」という13文字でチラシの趣旨が理解できる(出典:Adobe Express)

コヤ:
10〜15文字だと本当に伝えられることが限られるので、言葉選びが慎重になりそうです。使う文章で意識すべきことはありますか?

たなべ:
やはりターゲットを意識することです。たとえば、高齢者に「エモい」と使っても響く人は少ないですよね。ターゲットが使いそうな言葉を考えてコピーに含めると、より刺さりやすいキャッチコピーになると思います。

【シーン別】チラシデザインの参考事例

コヤ:
今回はチラシを利用する機会が多い飲食店のメニューやオープン告知、イベント、習い事について、事前にたなべさんにデザインツール『Adobe Express』を使ってチラシを作ってきてもらいました!

チラシ 参考事例

▲たなべさんにAdobe Expressで作ってもらったチラシ4種

コヤ:
たなべさんはAdobe Expressで初めてチラシをデザインされたと思いますが、率直に使ってみていかがでしたか?

たなべ:
正直に申し上げますと、テンプレートの完成度が高すぎて驚きました。ほかのツールだとテンプレートのほとんどが海外仕様なことが多く、日本語表記にするとしっくりこないことが多かったんです。でもAdobe Expressは日本語のテンプレートがたくさんあったので、本当にそのまま使うことができました。

コヤ:
たしかに英語のイケてるテンプレートを使って、いざデザインしてみたら、日本語にした瞬間しっくりこなかったことあります……。

たなべ:
ですよね! ゼロからチラシを作ると2〜3時間かかることが多い一方で、Adobe Expressはテンプレートの汎用性が高いことから、今回は30〜45分ほどで1つのチラシを作れてしまいました。

コヤ:
それはかなりの時間短縮ですね……!

たなべ:
本当はデザイナーとしてガッツリ変更しようと思ったんですけど、変えると逆にデザインが崩れてしまうので、半分もいじれなかったですね(笑)

写真を変えるだけで、クオリティの高い狙い通りのデザインができることに驚きました。

事例1. 飲食店のメニュー

【依頼詳細】

■目的
視覚的にわかりやすいメニューを用意したい

■ターゲット
20代〜30代OL女性

■記載内容
・ランチメニューALL1,000円
・カルボナーラ
こだわりのチーズを使用。当店人気No.1
・ペペロンチーノ
にんにく控えめだから、午後の仕事も安心
・ミートパスタ
自家製ケチャップが、美味しさの秘訣
・全てドリンクとサラダがつきます!

チラシ 飲食店メニュー

▲出典:Adobe Express

コヤ:
今回はパスタのランチメニューを作っていただきましたが、どのような点を意識しましたか?

たなべ:
まず意識した点が、写真の大きさです。写真で強弱をつけることで、イチオシの商品を視覚的に伝えることができるので、今回はカルボナーラをイチオシの商品と仮定した写真配置にしてみました。

コヤ:
自然とカルボナーラがイチオシであることが伝わってきますね。注文が増えそうです!

たなべ:
あとは色使いも意識しました。色を選ぶときのやり方として、その商品と同じ色を活用する方法があります。そうすることで、デザインの一体感が生まれやすいんです。

今回であれば、どのパスタにもベーコンやケチャップなど赤が使用されているので、メインカラーとして赤色を採用しました。またその際も高級感が出るように、やや深みのある赤色を使用しました。

コヤ:
商品と同じ色を活用する方法は、ほかのデザインにも生かせそうです!

チラシ 飲食店メニュー AdobeExpress 実例

▲実際にAdobe Expressを活用して、飲食店メニューを作成した事例。上記のメニューはテンプレートをもとに、自身のお店で提供しているラッシーのメニューを作成している(出典:東洋経済オンライン

事例2. 飲食店のオープン告知

【依頼詳細】

■目的
コーヒーが売りの喫茶店、まずはブランドイメージを伝えて認知度を高めたい

■ターゲット
30代〜40代のコーヒー好きな男性

■記載内容
・2/28(火)NEW OPEN
・COFFEE SHOP GIG
・東京都中央区西日本橋10-1-1 リバティービル1階
・OPEN記念コーヒー1杯無料

チラシ 飲食店 オープン告知 例

▲出典:Adobe Express

コヤ:
今回は飲食店のオープン告知として、大人な男性が好むコーヒーショップで依頼をしましたが、どのような点を工夫されましたか?

たなべ:
正直に言うと、テンプレートの完成度が高すぎてデザインはほとんど変えていないのですが……(笑)。

工夫点としては、写真選びですかね。写真だけでどんなお店なのかイメージできるように、真ん中にはコーヒーの写真を選び、その背景には店内写真を配置しました。またターゲットが大人の男性だったので、写真はブラック、ハードな印象のある写真にしました。

コヤ:
たしかに、写真を見ただけで、何を伝えているのかわかりますね!

たなべ:
「気になる人だけ文章を読む」というデザインにするときは、これくらい写真の存在感を強くするのがおすすめです!

事例3. イベントの告知

【依頼詳細】

■目的
クラフトビールフェス、海橋公園を使ったイベントであり、ポップなイメージで若者を集めて盛り上げたい

■ターゲット
20代のビール好きな男女

■記載内容
・入場料無料
・ビール好き集まれ
・30種類以上のビールが楽しめる
・2023/3/4(土)〜3/5(日)15:00~21:00
・場所:海橋公園

チラシ イベント 例

▲出典:Adobe Express

コヤ:
僕がクラフトビール好きということもあり、クラフトビールのイベントチラシを作ってもらいましたが、こちらはどのような点を工夫されましたか?

たなべ:
まずは文章の配置です。どんなイベントなのか一目でわかるように、「クラフトビールフェス」の文章を大きく配置しました。

コヤ:
先ほどデザインのコツで教えていただいた、フォントの強弱と上配置がされていることで、まず初めにイベント名がわかるようになっていますね!

たなべ:
あとは写真選びです。Adobe Expressにある写真をいくつか選び、「背景を削除」機能をつかって背景を消すことでチラシに活用しています。それぞれの写真がイベントの雰囲気を伝える要素になるので、イベントの場合は積極的に写真を活用することがおすすめです。

それとAdobe Expressの「シェイプツール」と「文字の間隔を変える機能」も便利でした! 写真以外の素材を使いたいときに、シェイプツールを使えばチラシのアクセントになるのが良かったです。

また文字の間隔を広げる機能はAdobe Illustratorにしかないと思っていたので、驚きましたね。おしゃれ感を出したいときに文字間隔を広げるんですが、今回も上部の「ビール好き集まれ」の部分に使用しました。

Adobe Express シェイプ ツール

▲Adobe Expressでシェイプツールを使用したい場合は、左側の「シェイプ」をクリックすれば、無料でたくさんのシェイプを利用することができる(出典:Adobe Express)

Adobe Express 文字間隔 変える

▲文字の間隔を変えたい場合は、変えたい文字を選択して、右側に表示される「VA」と部分をクリックすれば文字間隔を自由に変更できる(出典:Adobe Express)

事例4. 習い事の告知

【依頼詳細】

■目的
パーソナルトレーニングで綺麗に痩せるジム、運動不足でやせにくくなった人にアプローチしたい

■ターゲット
20代後半〜30代女性のOL

■記載内容
・WSM GYM
・綺麗に痩せる!
・2月末まで新規入会キャンペーン実施中
・マンツーマンのトレーニングだから安心
・3回まで無料体験
・郵便番号 111-1234
・東京都中央区南日本橋9-2
・Tel. 12-3456-7891

チラシ 習い事 例

▲出典:Adobe Express

コヤ:
最後は習い事の告知として、女性をターゲットにしたパーソナルジムの案内を依頼しましたが、こちらの工夫点はいかがですか?

たなべ:
こちらもほとんどテンプレートを利用する形になっています……。ご依頼いただいた文章に変えただけで、チラシが完成してしまったんですよね(笑)

コヤ:
テンプレートすごいですね……。逆に変えなくて良いと思った理由を教えてください!

たなべ:
まず写真ですが、ターゲットに刺さる写真になっていたので変える必要がありませんでした。ジムのような習い事の場合、「こんな自分になれるよ」という理想の写真を選定することが多いんですが、テンプレートの時点でそれが満たされていたんですよね。

コヤ:
たしかに女性がこの写真を見れば、「こんな風になれるかもしれない」と思いそうです!

たなべ:
さらに色使いも女性向けの色だったので変える必要がなかったです。明るめの紫って上品なイメージで、女性向けのチラシに使われやすいんですが、それもすでにテンプレートで満たされていました。

一方、紫色だけだと締まりのないデザインになってしまうので、全体を引き締める黒色を使うことも多いんです。ですが、これもすでにテンプレートで実装されていました(笑)

コヤ:
すでにそこまで工夫されたテンプレートだったということですね!(笑)

変更したテキスト面で意識したことはありますか?

たなべ:
今回のチラシで一番伝えるべきポイントは「新規入会キャンペーン実施中」と考え、そのフォントサイズを大きく、目立つ形にしました。

また、キャンペーンに興味をもったターゲットに対してさらに訴求できるように、「3回まで無料」という文章を「キャンペーン実施中」のすぐ下に配置しました。視線の動かし方という観点で、その位置に「無料」の情報があると効果的だと考えたためです。

コヤ:
習い事の告知は、習い事の内容やキャンペーン内容など伝えたいことが多くなりそうなので、そのなかでも取捨選択することが大事そうですね!

そして意識してみると、テキストが左揃えになっていることに気づきました。

たなべ:
そうです!こうして左揃えにすることで、チラシを目にした人が読みやすくなるようにテンプレートの時点でなっていましたね!

初心者でも効果的なチラシをデザインしたいならAdobe Expressがおすすめ!

以上、今回はデザイナーのたなべさんにチラシデザインのコツをインタビューしました。デザイン初心者でも今日から実践できる内容ばかりのため、デザインの際はぜひ今回紹介したコツを意識してみてください。

Adobe Express

▲出典:Adobe Express

なお、チラシデザインの際は、ぜひ『Adobe Express』をご活用ください。Adobe Expressは8万点以上のテンプレートを、無料で利用できるデザインアプリです。テンプレートだけではなく、写真素材は55万点以上、フォントは2,000種類以上を無料で利用することができます。

Adobe Express

▲出典:Adobe Express

テンプレートは習い事や飲食店、イベントなど、あらゆる目的にあわせて用意されているだけではなく、日本語で作られたテンプレートのため、文章を変えるだけで違和感なくチラシを作ることが可能です。

すでに飲食店や本屋でも、Adobe Expressを活用したチラシ作りがされています。(出典:Real Sound

ブラウザ版だけではなく、iOS/Android版も用意されているため、これからチラシをデザインしたい方は、ぜひAdobe Expressをお試しください!

(執筆:コヤ 編集:くろぎ、じきるう)

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