プログラマティックバイイング(運用型広告)とは?最小予算で最大効果を生み出すアドテク

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調べ物をしている時、ゲームアプリで遊んでいる時、ネットニュースを読んでいる時など、インターネット広告を目にしない日はないといってもよいでしょう。

今回ご紹介するのは「プログラマティックバイイング」という広告形態。これがどういった広告なのか、どのようなメリット・デメリットがあるかについてご紹介します。

プログラマティックバイイングとは

プログラマティックバイイングは一言でいうと、リアルタイムで広告枠を自動的に入札し、広告を表示する仕組みの総称です。「プログラマティック広告」「運用型広告」とも呼ばれます。

プログラマティックバイイングとよく比較されるのが、純広告です。純広告とは固定の広告枠を買い取り、その枠に掲載する広告です。分かりやすい例でいうと、街中の看板や電車内の中吊り広告。Webサイトでは記事下やサイドバーに順広告の固定枠が用意されていることが多いです。契約方法もさまざまで、「1ヶ月あたり〇〇万円」で契約するもの、「広告の表示回数×〇〇円」で契約するものなどがあります。

対してプログラマティックバイイングは、あらかじめ指定した条件を元に全自動で広告枠を買い付け、広告を表示する仕組みです。複数媒体を横断して自動で広告枠の買い付けが行われ、特定の条件を満たすユーザーのみに広告を表示することもできます。「1クリックあたり○円」で契約するものが多く、かつその広告枠はリアルタイムのオークション形式で入札が行われます。ユーザーがページを表示させるたび、その瞬間に入札を勝ち取っていた広告主が広告を配信できる仕組みです。なおその特性上、広告主と出稿媒体が直接やりとりを行うことは稀で、基本的にはその間にアドネットワーク業者が入ります。

プログラマティックバイイングの代表例3種

以上がプログラマティックバイイングに関する大まかな説明ですが、定義を並べるだけではまだ分かりにくいかもしれません。以下で実例をもとに解説します。

プログラマティックバイイングとしてよく知られているものに、以下の3つがあります。

  1. リスティング広告
  2. ディスプレイ広告
  3. SNS広告

1. リスティング広告

▲Googleの検索結果に表示されるリスティング広告

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果などにリスト表示される広告形態です。一般的には、Googleの検索結果画面(SERPs)に表示される広告を指します。

通常、検索結果で上位に表示されるためにはSEO対策と呼ばれる方法でサイト設計を進める必要があります。そのためにはユーザーの役に立つコンテンツを作成した上で、すでに権威性のあるサイトからバックリンクを受けるといった施策が必要になる上、どれだけ素晴らしいサイトでも運用開始から数ヶ月はほとんど検索でヒットしないのが普通です。リスティング広告なしで集客するには、根気強い努力が必要となるでしょう。

一方でリスティング広告は、SEO対策したサイトよりもさらに上に表示できます。費用はかかるものの、スピーディーに認知を上げるには効果的な手法です。

2. ディスプレイ広告

▲Yahoo!Japanトップページに表示されるディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトのページ中や、スマホアプリ内に表示される広告形態です。

Google検索結果画面におけるリスティング広告は異なり、文字だけでなく画像(もしくは動画)も使えるのが特徴です。視覚的な情報を伝えられることから、ユーザーに与えるインパクトはリスティング広告以上ともいえるでしょう。

一方でディスプレイ広告の多くは、アドブロック(広告ブロック)アプリを導入しているスマートフォンからは表示されません。日本人の約10%がアドブロックアプリを利用しているという統計もあります。

扱う商品やサービス、想定するターゲットを考慮して、ディスプレイ広告を検討しましょう。

3. SNS広告

▲Twitterのタイムラインに表示されるSNS広告

SNS広告はその名のとおり、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSに掲載する広告です。

それぞれのSNSが持つ特徴に合わせて出稿することで、大きな効果が期待できます。

Facebook広告

実名登録が必須となっているFacebookでは、それぞれのユーザーの年齢や性別はもちろん、住んでいる地域や職業までもがデータベース化されています。そのため、特定のターゲットに向けた広告を効率的に配信することが可能です。

例えば化粧品の広告を配信したいのであれば、40代~60代の女性にだけ広告を配信するといったことが実現できます。

Twitter広告

Twitterの特徴はリツイートによる拡散機能。広告ツイートもリツイートできることから、プロモーションのやり方が上手ければ爆発的に拡散させられるかもしれません。「フォロー&リツイートで〇〇をプレゼント!」という広告ツイートを見たことがある方も多いでしょう。

またリプライや引用リツイートなど、リアルタイムにユーザーの声を確認できるため、次の広告にもすぐ反映させられるという特徴があります。

Instagram広告

文字ではなく、画像や動画をメインに勝負できるのがInstagramの特徴。視覚情報に訴えられる広告は言語の壁を越え、国内にとどまらず海外のユーザーにも訴求できるでしょう。

グローバルなサービスを展開したい場合にも一考の余地ありです。

プログラマティックバイイングのメリット・デメリット

メリット

予算の上限や配信期間をコントロールできる

プログラマティックバイイングでは予算の上限や配信期間を自在にコントロールできます。

リアルタイムで成果を測定できるため、費用対効果が低いと思えばすぐに配信を停止できますし、改善を加えて再配信するのも簡単です。

特定の条件に合うユーザーにターゲティングできる

特定の条件のもと、見せたいユーザーのみに広告を見せられるのもプログラマティックバイイングの魅力。

例えばリスティング広告は、特定のキーワードを検索する人を対象に広告を表示できることとなります。「プログラミングスクール おすすめ」と検索するユーザーであれば、プログラミングスクールを探している可能性が高いですよね。関係ない人が間違ってクリックする可能性が低く、より効率的な運用を実現できます。

デメリット

機能が多く運用が複雑

機能が多い分、運用が難しくなってしまうのがプログラマティックバイイングのデメリット。

家電製品と同じように機能がたくさん搭載されているものは便利である反面、すべて使いこなせるようになるまで時間がかかりますし、初めて使う人には抵抗感を抱かせてしまいます。

マーケティングやデータ分析の知識が必要

ツール自体を使いこなす技術はもちろん、目標をどこに設定するか、どのようなデータを取れば効果的な出稿ができるかなど、マーケティングやデータ分析の知識も求められるでしょう。

プログラマティックバイイングを使いこなすためには、ある程度の経験値が必要となります。

まとめ

この記事を読み、「なんだか難しそう……」と感じた方も多いのではないでしょうか。躊躇してしまう気持ちは分かりますが、誰でも最初は初心者。画面の前でいくら頭を捻っても成果は出ません。

まずは少額の費用から運用を始め、プログラマティックバイイングの感覚をつかんでみてください。足りないと感じた知識は適宜本を読むなどして補い、PDCAサイクルを回していきましょう。毎日少しずつ継続していけば、最小の予算で最大の広告効果を得られるようになるでしょう。

 

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