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“学習加速”のためのSlack個人利用術

Slack 学習のための個人利用
BUSINESS

インターネットが根深く浸透した現代では、オンライン上でさまざまなことを学習できるサービスが増えてきています。プログラミングが学べる『Progate』や『ドットインストール』、マーケティングなども学べる『Udemy』などがその例です。

ただ、学習がしやすいサービスがあるとしても、「学習を加速させる仕組み」がなければ、同じことを何度も学んで無駄な時間が生まれてしまったり、なかなか知識として定着せず苦戦したりすることもあるでしょう。

そんなときにおすすめなのが、コミュニケーションツール『Slack』の活用です。

そこで今回は普段筆者が行っている、Slackを「学習加速ツール」として個人利用する方法について解説します。

「なかなか学習が進まない……」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

活用術その1. 検索機能を活用して、学習内容を記録&振り返ろう

学習したときは分かったような感覚でいても、いざ実際に自分で考えたり手を動かしたりしてみたときに「思うようにできなかった……」という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

学習した内容を最大限に活かすには、学習内容を体系化して記録(アウトプット)し、いつでも振り返れるようにすることが大切です。

ここでは、学習内容をSlackのチャンネルに体系化して書き留め、検索機能を利用して振り返る方法をご紹介します。

学習内容を体系化する方法

まずは学習カテゴリごとにチャンネルを作りましょう。

■Slackの環境に学習カテゴリ別のチャンネルを作るイメージ

  • チャンネル1:PHPの学習
  • チャンネル2:SQLの学習
  • チャンネル3:WordPressの学習
  • チャンネル4:その他

Slackの環境そのものを、「PHP(プログラミング言語)の学習用」にする場合は、以下のようにしても構いません。

■Slackの環境を「PHPの学習」にした場合のチャンネルイメージ

  • チャンネル1:基礎 – Progate学習
  • チャンネル2:応用 – ドットインストール 〇〇アプリの作成
  • チャンネル3:オリジナルアプリ開発1:簡単なCRUDアプリの作成
  • チャンネル3:その他

そして情報を体系化するために、以下のように進めていきましょう。

①学習した後、チャンネルごとに学んだことをメモしていく
②とくに重要だと思った内容は、スターを付けておく
③何かわからないことがあったときは、検索機能で調べてからメモする癖をつける

まずは学習のメモを付けていきます。自分なりに言語化することで、頭のなかを整理するのが目的です。

また、その中でも「この考え方や知識は、めちゃくちゃ重要……!!」と思ったものがあれば、以下のようにブックマークを付けておきましょう。

ブックマークを付ける方法

▲ブックマークを付ける方法

そして学習中に悩みに直面したときは、Slackの検索機能を使って過去のメモを探すイメージです。

以下でSlackの検索機能の活用法について詳しく解説します。

Slackの検索機能を活用して学習内容を振り返る

Slackでは、以下のような検索が可能です。

検索方法 こんなとき便利
①文字列を完全一致で検索 専門用語など、特定の用語を指定して調べたいとき
②日付を絞り込んで検索 学習スケジュールを見つつ、情報を調べたいとき
③チャンネルを横断して検索 全体から一気に情報を調べたいとき
③チャンネルを指定して検索 事前に学習カテゴリごとにチャンネルを分けて置き、カテゴリを指定して調べたいとき
④ピン止め・ブックマークから検索 大事だと思った情報のなかから、調べたいとき

それぞれの検索イメージは、以下のとおりです。

①文字列を完全一致で検索
【検索例】”ABテスト”
文字列を完全一致で検索

②日付を絞り込んで検索
【検索例】英語 after:2020-05-31(2020年5月31日以降を指定する場合)
日付を絞り込んで検索

③チャンネルを横断して検索
【検索例】開発(キーワードをそのまま入れる)
チャンネルを横断して検索

④チャンネルを指定して検索
【検索例】開発 in:#ict教育(「ict教育」チャンネルの中にある「開発」のレスを検索)
チャンネルを指定して検索

⑤ピン留め・ブックマークの中から検索
【検索例】スタディサプリ has:pin(ピン留めの場合)/スタディサプリ is:saved(ブックマークの場合)
ピン止め・ブックマークの中から検索

「前に〇〇を学習したときに、整理したような……」といった、学んだことベースで思い出した場合は、「期間」や「チャンネル」を指定して調べましょう。

■期間・チャンネルを指定する検索の例
・期間を指定する方法:ABテスト after:2020-05-31 before:2020-06-30
→この例では、2020年6月1日 ~ 2020年6月30日までの期間で、「ABテスト」にヒットする投稿を検索できます。

・チャンネルを指定する方法:ABテスト in:#3_マーケティング
→この例では、「#3_マーケティング」チャンネルから、「ABテスト」にヒットする投稿を検索できます。

ざっくりと「〇〇についてまとめたメモがあったような……」という場合は、普通に検索したり、文字列を完全一致で検索したりするイメージです。

このように、Slack + 検索機能を駆使すれば、学習スピードを加速させやすくなります。

活用術その2. RSSを活用して、良質な情報をインプットしよう

より学習スピードを加速させたいなら、アウトプットだけでなく「良質なインプット」に力を入れることもまた重要です。ただ「アウトプットばかり頑張りすぎて、インプットするタイミングが見つからない……」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そんなときは、インプットの起点となる「トリガー」を用意して、インプットしやすい状況を作るのがおすすめです!

Slackには、さまざまなアプリを連携させられる機能があります。そのなかにある「RSSフィード」と連携して、任意のWebサイトの新着情報を自動収集するのがおすすめです。

以下で詳しく解説します。

Slackの「RSS機能」でできること

RSSとは、Webサイトの新着情報を収集できる仕組みのことです。Slackと連携することで、効率よく新着記事の情報を収集できます。

たとえば筆者の場合は、『日経クロステック』の情報を毎日収集しています。執筆のネタとなる情報を集めたり、最新技術の動向を追ったりするためです。

自分の頭だけでなく外から情報を取り入れることで、刺激を受けたり勉強になったりすることも多いです。

  • デザインを学びたい
  • プログラミングを学びたい
  • マーケティングを学びたい

といった学びたいことに合わせて、情報発信しているメディアを探してみましょう。

RSS連携するメディアを探すときは、「人気メディア」という理由だけでなく、「記事が自分にとって読みやすいか」という視点から選ぶことも重要です。事前に数記事読んでから、いいなと思ったメディアをRSS連携しましょう。

次に具体的なRSS連携方法を解説します。

実際にRSS連携して、インプットに活用する方法

ここからは実際にSlackへRSS連携する手順を解説します。

①Appタブから「RSS」を検索し、追加ボタンをクリック
AppからRSSを追加

②SlackのRSSページが表示されるため、「Slackに追加」をクリック
Slackに追加ボタンをクリック

③「RSS インテグレーションの追加」をクリック
「RSS インテグレーションの追加」をクリック

④RSSフィードのURLを入力し、チャンネルを選択して「このフィードを購読する」をクリック
RSSフィードのURLやチャンネルを指定して登録

今回は日経クロステックのRSS情報を登録してみました。

無事に登録できると、以下のような画面が表示されます。

RSSフィード登録直後の画面

これで設定完了です。ちなみにSlackで以下のようにコマンドを打つと、登録されているRSSフィードの一覧を確認できます。

コマンド(/feed list)の入力画面

▲コマンド(/feed list)の入力画面

コマンド(/feed list)実行後の画面

▲コマンド(/feed list)実行後の画面

「/feed remove フィードID」を入力すれば簡単に削除もできるので、数が増えてきたら調整しましょう。

活用術その3. リマインダー機能を活用して、スケジュールを意識した学習をしよう

これまでお伝えしてきた、アウトプットとインプットの強化はとても重要です。しかし「スケジュールどおり学習を継続できるか?」といった点も同様に、学習の効果に大きく影響していきます。

「最初は頑張っていたけど、途中で挫折してしまった……」という経験がある方もいるかもしれません。

このような場合にも、Slackはとても便利です。とくにSlackのリマインダー機能を使えば、学習の継続やスケジュール管理を意識しつつ、学習を進めやすくなります。

以下で詳しくご紹介します。

Slackの「リマインダー機能」でできること

Slackのリマインダー機能で出来ることは、大きく分けて次のふたつ。

①投稿済みのメッセージをリマインド
→伝えたいことを整理して投稿し、それをリマインドするときに便利!

投稿済みのメッセージをリマインドする

②remindコマンドを使ってリマインド
→一言メッセージでリマインドを入れたいときに、便利!

設定コマンド例:/remind @siro.writer 今週のスケジュールを確認する every week Monday 8:00
リマインドのイメージ
実行結果:
リマインドのイメージ

メモした内容や、RSSフィードに登録した記事をそのままリマインドしたい場合は、①の方法を使いましょう。定期的な確認などに利用したい場合は、②がおすすめです。

基本は、このどちらかの方法でリマインドする流れとなります。さらに以下の悩みを解決できるよう設定していきましょう。

  1. 作ったスケジュールを意識せずに、学習を進めてしまっている
  2. 忙しくて学習する余裕がなく、一度学習をやめてから再開できていない

次に、実際に学習の継続/スケジュール管理に活用する方法を解説します。

実際に学習の継続/スケジュール管理に活用する方法

先ほど紹介したふたつの悩みに分けて、それぞれリマインダー機能の活用法を解説します。

問題1:「作ったスケジュールを意識せずに、学習を進めてしまっている」
問題の解決策:ざっくりと学習スケジュールを立てる

Trello』のようなスケジュール管理サービスを使ってもいいですし、Excelなどで作っても構いません。そのうえで、学習の進捗をチェックするリマインドを設定しましょう。

細かく設定したい方は週に1回、長い目で学習したい方は週に2回程度、以下のようなメッセージをリマインドするイメージです。

  • 今週の予定はどのぐらい達成できた?
  • 来週の予定は、いまのままで大丈夫?
  • もっとうまく進めるには、どうしたらいい?

「このまま進めても大丈夫?」といった視点で考えるきっかけを、リマインダーでセットするイメージです。軌道修正するタイミングが作れれば、スケジュールを意識して学習しやすくなります。

問題2:「忙しくて学習する余裕がなく、一度学習をやめてから再開できていない」
問題の解決策:仮に手が止まってしまった場合でも、学習を再開できる準備しておく

具体的には「自分が学習しようと思った理由」を添えつつ、 「1分で出来る最小タスク」を入れたメッセージをリマインド設定するのがおすすめです。

たとえば筆者は先日、神田 昌典さんの「売れるコピーライティング単語帖」と出会い、「このコピーライティングのスキルを、絶対ものにしたい……!!」と思い、以下のようなメッセージをSlackのリマインダーにセットしました。

■コピーライティングの本を熟読することを決意した時に登録したリマインダー
未来の自分を変えるのは、今しかない。
自分に足りない訴求力を高めるために、「売れるコピーライティング単語帖」は武器になる。

いま手が止まっているなら、仕事の中で1分でもいいから読んでほしい。
そして良いなと思ったところがあれば、本に直接書いてもいいから何かしらアウトプットしてほしい。

やると決めたら、やりきろう。逃げるな。

自分がドキッとする言葉を詰めた文章を作って、来月の自分を奮い立たせるイメージです。

私はこれを見ると、「うげ、やばい……まったく学習に時間を費やせてなかった……」と少しショックを受けるときもあります。しかし、そのおかげで次の日には本を手に取っています。

なかなか思いつかない方は、「学習することによって身につく知識/スキル」や、「学習しなかったことによるマイナスイメージ」をメッセージにして、リマインドするとよいかもしれません。自分を奮い立たせるメッセージを考えて、未来の自分に向けて設定してみてはいかがでしょうか。

おわりに

今回は、Slackを「学習加速ツール」として活用する方法について解説しました。

学習の手が止まるのは、仕方ないケースもあります。大事なのは、「そのまま放置せずに戻ってきて、学習を再開できるようにすること」ではないでしょうか。

記事でご紹介した機能はどれも、すぐに使えるものばかりです。ひとつずつでいいので、ぜひ試してみてくださいね!

(執筆:しろ 編集:Kitamura Yuu、Sato Mizuki)

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