エンジニアの副業は週1からでも可能?副業の例や探し方も解説
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「文面でコンセプトやニュアンスを伝えるのが難しい……」
「プロジェクトメンバーのデザイン認識がずれてた……」
プロジェクトを進めていく上で、このような悩みを抱える方も多いのではないでしょうか? とくに2020年以降はテキストコミュニケーションが増えたため、自身が持っている “なんとなくのイメージ” が他者に伝わりづらい状況になってしまいました。
そんなときに役立つのが、ムードボードを使ったデザインコンセプトの共有です。ムードボードを用いれば、アイデアを視覚化して他者にも分かりやすく共有できます。
この記事ではムードボードを作成するときにおすすめのツールを8つご紹介。ムードボードを作成するときのコツもあわせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ムードボードとは、個人のデザインアイデアやコンセプトを画面上や紙面に集めたものです。写真やイラスト、タイポグラフィ、カラーパレットなどを用いて自身が持っているイメージを一箇所に落とし込みます。
プロジェクトを進めていくとき、各メンバーが思い描いている製品の雰囲気やコンセプトを言葉だけで表現するのは困難です。ムードボードを使えば、テキストコミュニケーションだけでは伝わらないニュアンスを可視化でき、チームで生まれる認識の違いを初期段階で防げます。
ムードボードは主に、インテリアやファッション、グラフィックデザインの分野において活用されることが多いです。
ムードボードに集める素材に制限はありません。一般的には、以下のようなビジュアルコンテンツが使用されています。
ムードボードを作成するときは、以下のポイントを抑えるとよいでしょう。
ここからはムードボードを作成するときにおすすめのツールを8つご紹介します。
『InVision』は、Webページやアプリのプロトタイプを作成できるツールです。EvernoteやAirbnbなどもアプリ開発のときにこのInVisionを採用しています。他のユーザーとリアルタイムで共同編集できるため、デザインに関するコミュニケーションを円滑化するのに便利です。
InVisionにはムードボード作成ができる「Boards」という機能が備わっています。Boardsを使えば画像やロゴ、フォント、テーマカラーといった要素をボードに反映できるため、自身のなかにあるイメージを視覚化できます。コンテンツの配置の編集やコメントも入れられるため、オンライン上でデザインに関するディスカッションをしたい場合はぜひ利用してみてください。
無料版で作れるボードは最大3つまで、有料版の場合は無制限となっています。
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料金 | 無料(有料版は$7.95/月) |
画像をピン(ブックマークとして保存)できることで有名な『Pinterest』でもムードボードを作成できます。Pinterestには招待されたユーザー同士でアイデア素材をシェアできるグループボードが用意されており、以下のような機能を使えます。
またPinterestには「サブボード」や「シークレットボード」も用意されています。サブボードは、ひとつのボードに保存した素材をさらに分類できる機能のこと。溜まってきたアイデアを整理したいときに役立ちます。
シークレットボードは、ボードの所有者と招待されたユーザーだけが閲覧できるボードです。ホームフィードや検索結果などに表示されることを防げるので、関係者以外にボードを見られたくない場合に活用してみてください。なお公開/非公開の設定はあとから変更できます。
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料金 | 無料 |
『Canva』は無料のグラフィックデザインツールです。チラシやポスター、SNS投稿用の画像や記事のアイキャッチ、プレゼンテーション用の画像などを作成するときに便利なテンプレートが豊富に揃えられています。
Canvaにはムードボードのテンプレートも用意されているため、ムードボードを作成したことがない方にもおすすめのツールです。テンプレートを選択したあとに、素材の移動や削除、カラーの変更、サイズの変更といったカスタマイズができます。また、Canvaのストックライブラリーには100万点を超える素材が掲載されているので、アイデアに行き詰まったときはぜひそちらも参考にしてみてください。
作成したムードボードは、画像やPDFとしてダウンロードしたり、他の人を招待してリアルタイムで編集したりできます。
なお有料版では、デザインのサイズ変更やストレージの増量が可能に。気になる方は公式ホームページをチェックしてみてください。
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料金 |
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『Figma』は、ブラウザ上で作業ができるデザインツールです。UI/UXデザイン、プロトタイピング、グラフィックデザイン、ワイヤーフレーム作成、ブレインストーミングといった作業はすべてFigma内で行えます。
Figmaに素材をアップロードすればムードボードを作成することも可能です。ムードボードを共有するときにソフトウェアのインストールを必要としない点も魅力。非デザイナー職の方を巻き込んでアイデアの共有をしたいときにおすすめです。複数人でのリアルタイム編集やコメントも行えるのでぜひ活用してみてください。
編集者は2人、プロジェクトは3つまでなら無料で利用できます。編集メンバーやプロジェクトを増やしたい場合は有料版への登録がよいでしょう。
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料金 |
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『Niice』は、BehanceやDribbble、Designspirationをはじめとした人気のデザイン集積サイトの画像を集めたサービスです。Niiceの最大の魅力は、自動レイアウト機能が搭載されている点。画像やPSD、PDF、プロトタイプ、ビデオ、gifといった素材が自動で配列されるため、素材をいちいち動かす手間を省けます。リアルタイムでの共同編集やコメント、各素材のカスタマイズも行えるため、チームでデザイン共有をするときも便利です。
またNiiceは以下のサービスとの統合も可能なので、ぜひチェックしてみてください。
Starter、Growth、Enterpriseの3つのプランが用意されています。Starterは最大10ユーザーが使用でき、ボードの作成数に関しては上限がありません。共有する人数がそれほど多くなければStarterの利用がおすすめです。(各プランの違いはこちら)
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『Milanote』は、さまざまな素材をボード上に配置できるオンラインノートサービスです。JPG、PDF、Word、Excelなどのファイルはもちろん、Web上のテキスト、画像、リンクなどを1箇所にまとめて整理できます。
Milanoteで作成したムードボードは、リアルタイムで一緒に編集したり、PDFでダウンロードしたりすることが可能です。ムードボードに変更やコメントがあったときは、通知とアラートが届くよう設定できるため確認漏れを防げます。プランは3種類用意されており、無料プランで使用できる機能は以下のとおりです。
有料プランには追加できる素材やファイルの制限がありません。どのプランにも無料トライアルが用意されているので、気になる方はぜひ試してみてください 。
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オンラインホワイトボードサービス『MURAL』でもアイデアを集積させたボードを作成できます。付箋を用いた同時編集ができるため、MURALを使って企画のブレストを行うことも可能です。MURALで使用できる主な機能は以下のとおり。
チームでアイデアを共有するときに便利なコメント、テキストチャット、音声によるクイックチャットといった機能もあります。タイマーやマインドマップなど、業務の生産性を高める機能もたくさんあるので、ぜひ使ってみてください。
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料金 |
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Adobe Creative Cloud Expressは、オンラインとモバイルの両方で利用できるデザインアプリです。Adobeが提供しているツールなので、普段からAdobe製品を利用している方におすすめ。
Adobe Creative Cloud Expressは直感的な操作でムードボードを作成できる点が魅力です。テンプレートを選択するとレイアウトが自動で変更され、素材と周囲の色味もパレットから色を選択するだけで調整できます。ムードボードに使う素材は、Web上にあるものはもちろん、Adobe Creative Cloudや Lightroom、Dropbox、Googleフォトといった個人のコレクションからも選べます。
なお、共同編集を行いたい場合や、オリジナルのカラー/フォント/ロゴを使いたい場合は有料プランに申し込む必要があります。
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お気に入りのムードボード作成ツールは見つかりましたか?
今回ご紹介したツールをもとにムードボードを作成し、デザインコンセプトの共有にぜひ役立ててみてください。
(執筆:木村優美 編集:北村有)