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9月19日、Amazon 目黒セントラルスクエアで、Amazon Japan新オフィスおよびAWS公式コワーキングスペース『AWS Loft Tokyo』のオープニングイベントがありました!
AmazonCEOジャスパー・チャンの挨拶から始まり、著名なゲストのコメントまで余すことなく盛り込んだレポートをどこよりも早くお届けします!
目次
オープニングイベントは、Amazon Japan CEOのジャスパー・チャンによる挨拶から始まりました。
続いての登壇者はAWS Japan株式会社CEOの長崎忠雄さん。Amazon Japan新オフィスの独特なレイアウトとその意図を、「イノベーションの創出」と「多様性への配慮」という2つの切り口で語りました。
Amazon新オフィスはフリーアドレスを導入しており、どの椅子に誰が、どのように座るかは完全に自由です。そこには「イノベーションを生み新たなサービスを作り上げるため、部署を超え、役職を超え、自然発生的にオフィス内のあらゆる場所で会話が生まれるように」という意図があります。
また新オフィスには、オフィスにおける多様性を重んじたスペース、設備を備えています。
例えば、宗教の信仰に配慮して礼拝室が設置されています。またジェンダーへの配慮では、男女別のシャワー室に加えパラレルジェンダーのシャワー室が設置されました。子育て中の女性が赤ちゃんを連れて働けるよう授乳室も用意されています。
働くメンバーの国籍や嗜好、多様な事情を考慮して、さまざまな人が心地よく働けるオフィス環境を目指しています。
新オフィスの詳細については以下の記事からどうぞ。
Amazon Japan新オフィスは、”新しい働き方のテーマパーク”だった
Workship MAGAZINE
続いてゲストとして、平井卓也衆議院議員(自民党広報本部長 IT戦略匿名委員長)よりご挨拶をいただきました。
「Amazonの『Alexa』を自宅とオフィスに置いています。何か尋ねると色々なことに答えてくれますが、今日の嫁さんの機嫌までは教えてくれないね(笑)」と冗談を交えながら和やかな雰囲気で始まりました。
このような課題を解決するために、『デジタルファースト法案』を提出する準備を進めています。
この法案は、行政手続きをデジタル化するとかいう話ではないんです。もっと広く、デジタル技術を使って社会を豊かにしようとする狙いがあります。今後システムがクラウドへ全面的に移行した後、特に高齢者にとって優しいデジタル社会を作りたい。
現状、デジタルデバイドは大きな問題です。Amazonが考えているのが顧客志向ならば、我々政府が考えていくのは「citizen(市民)志向」です。これから超高齢社会でも元気な日本を作るために、誰のことも置いていかない、誰もがデジタルにアクセスできる社会を作っていきたいと考えています。
次のゲストには、創業当時からAWSのユーザーだった株式会社メルカリ/株式会社メルペイから高橋三徳さま(プリンシパルエンジニア・マネージャー)がご登壇しました。
そういえばメルカリがテレビ番組に取り上げられた直後、サーバーが落ちてしまったことがありました。トラブルに対応しているうちに、どうしたら解決するのかというナレッジがAWSのユーザー同士で共有されていたんです。コミュニティの強いAWSならではのエピソードだと思います。
また本日、システム開発者が自由に使えるAWSのコワーキングスペースを見学させてもらいました。創業したての時はスペースを借りるだけでも一苦労ですから、こういった場所を活用して新しいスタートアップがでてくることを楽しみにしています。
3人目のゲストはNPO法人『KIDS’DOOR』理事長の渡辺由美子氏です。『KIDS’DOOR』は2007年に設立された、経済的に困難な児童に学習支援を行うNPO法人です。
しかし、2020年からはプログラミング教育の義務化など、今後ますますITスキルの習得とキャリア形成が切っても切り離せない関係になります。子供のIT格差が、そのまま経済格差につながってしまう恐れもあるのです。
Amazonは以前からKIDS’DOORの常設施設に、『Kindle Fire』や『Amazon Echo』などのタブレットやスマートスピーカーの寄付や、社員によるボランティア、教育活動で協力いただいておりました。とても感謝しています。
長くなりましたが、Amazon Japan新オフィスおよびAWS公式コワーキングスペース『AWS Loft Tokyo』のオープニングイベントで語られた内容をたっぷりとお届けしました。
Amazonは「巨大帝国」というような表現もされるほどの世界的企業ではありますが、このようなイベントを通じてなんだかとても私たちの生活の近くにある企業だと再認識しました。
また、AWSのアカウントを持っていれば誰でも入れるコワーキングスペース『AWS Loft Tokyo』は2018年10月1日にオープン予定です。アカウントは無料で取得できますので、興味がある方はぜひ『AWS Loft Tokyo』に足を運んでみてくださいね。
Amazonのコワーキングスペース『AWS Startup Loft Tokyo』に潜入してきた
Workship MAGAZINE
新オフィスは、メンバー全員が熱意と創造性をもって働いていけるよう設計しました。具体的には、オフィス設計にあたりメンバーの働き方を事前に分析することにより、多様性に配慮した誰もが働きやすいオフィスを目指しました。
今後、Amazon Japanでは、現在働いている約6000人のメンバーに加え1000人の増員を予定しています。日本オフィスはAmazonグループにとって、引き続き重要な拠点です。