「ECサイトを構築するのにどんな方法があるの?」
「ECサイトを構築するのにおすすめのCMSは?」
「ECサイトが構築できるCMSを比較して解説して欲しい!」

ECサイトとは、インターネット上で商品の購入ができるWebサイトのこと。「ネットで通販を始めたい」と思ったら、まずECサイトを構築が考えられますよね。

ECサイトを立ち上げるには、おもに以下の2つの方法が挙げられます。

  • エンジニアが0から開発する
  • CMSと呼ばれるシステムを導入する

しかしプログラミングの知識がない場合、0からECサイトを構築するのは手間と時間がかかってしまいます。すぐにECサイトを開設したい人には向きません。

そこで本記事では、簡単にECサイトを構築できるCMS(コンテンツ管理システム)について解説しました。これからECサイトを作ろうと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください!

<本記事の内容>

  • ECサイトを簡単に構築できるCMSとは?
  • CMSを利用するメリット・デメリット
  • ECサイト構築におすすめのCMS7選を比較

ECサイトを簡単に構築できる”CMS”とは?

CMS(Contents Management System:コンテンツ管理システム)とは、管理画面から商品コンテンツなどを直感的に操作できるシステムです。

CMSの多くは、フロントを構築する機能とバックを構築する機能を兼ね備えています。

  • フロント機能:
    ユーザーが目にする部分(商品一覧、決済画面など)
  • バック機能:
    ユーザーが見えない部分(在庫管理、顧客情報)

つまりCMSを利用すると、ECサイトの見た目の部分から、運営側に必要な機能までを構築できるのです。

CMSを利用するメリット

ECサイトを0から構築する場合、PHPやRubyなどのプログラミングスキルが求められます。そのため自分で勉強したり、エンジニアを雇ったりと手間がかかります。

しかしCMSにはあらかじめサイト運営に必要な機能が備わっているので、プログラミングスキルがない人でも、ECサイトを作れます。

CMSを利用するメリットは以下のとおりです。

<CMSを利用するメリット>

  • プログラミング知識がなくても管理できる
  • 複数のユーザーでECサイトを管理できる
  • デザインを簡単に変えれる
  • 直感的に操作できる
  • 在庫管理が簡単
  • データのバックアップが取れる

CMSには基本的に管理画面が備わっており、ボタン操作で直感的に商品の管理や、決済の管理ができます。

また、複数のユーザーでECサイトの管理ができるので、CMSを利用すれば効率よくECサイトを運営できます。

CMSを利用するデメリット

CMSを利用するメリットはたくさんありますが、デメリットも少なからずあります。

CMSを利用するデメリットは以下のとおりです。

<CMSを利用するデメリット>

  • CMSの扱い方を勉強する必要がある
  • 細かいカスタマイズが難しい
  • セキュリティ対策が不可欠

すでに開発されたシステムを利用するので、自分の思うようにカスタマイズするにはある程度のプログラミング知識などが必要になります。

また、オープンソース(誰でも自由に改良/再配布ができるようにしたソフトウェア)のCMSの場合、脆弱性が発見されやすいデメリットがあるため、セキュリティ対策が不可欠になります。

ECサイトのCMSには4つのタイプがある

ECサイトのCMSにはさまざまな種類があり、主に以下の4タイプがあります。

  • オープンソース型
  • パッケージ型
  • ASP
  • フルスクラッチ

これらのタイプによって、特徴が異なるので詳しく解説します。

オープンソース型

オープンソース型のCMSの最大の特徴は、誰もが利用でき、ソースコードを自由に編集したり、再配布できたりすることです。

オープンソース型の特徴をまとめると以下のとおりです。

<オープンソース型の特徴>

  • 誰でも自由に利用できる
  • カスタマイズの自由性が高い
  • 開発/保守/管理をすべて行う
  • セキュリティ対策が不可欠
  • ITインフラの構築をする必要がある

自由にソースコードを編集できるので、カスタマイズの自由度が高い反面、セキュリティ対策を怠るとデータの改ざんなどのトラブルが発生する場合があります。

オープンソース型のCMSを利用する場合は、使い方を勉強したうえで利用するといいでしょう。

パッケージ型

パッケージ型とは、ECサイトに必要な機能(商品管理/決済/カート機能/運送/売上管理など)がすべて含まれた製品を指します。

パッケージ型の特徴をまとめると以下のとおりです。

<パッケージ型の特徴>

  • 初期費用が高い
  • セキュリティが強い
  • 大規模なECサイト向き
  • 柔軟にカスタマイズができる

ECサイトに必要な機能はすべて備わっているため、パッケージをサーバーにインストールすればすぐにECサイトを作れます。

初期費用が高いため、個人ではなく法人規模でECサイトを運用したい人におすすめです。

ASP型

ASP(Application Service Provider)とは、提供されたクラウド上でECサイトを構築できるサービスです。そのためサーバーなどを自前で用意する必要がありません。

会員登録すればすぐにECサイトを作れるので、小規模でネット通販を始めたい個人におすすめです。

ASP型の特徴をまとめると以下のとおりです。

<ASP型の特徴>

  • 費用が安い
  • カスタマイズの自由度が低い
  • セキュリティーは運営事業者に依存する
  • 売上の数%を手数料として支払う必要がある

BASE』や『カラーミーショップ』などが有名なASPサービスとして挙げられます。

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、ECサイトに必要な機能をプログラミング言語を用いて0から構築することです。

0から構築するので自由にECサイトを構築できますが、エンジニアを雇ったりする必要があるので、初期費用が多くかかります。

フルスクラッチの特徴をまとめると以下のとおりです。

<フルスクラッチの特徴>

  • 自由にECサイトを構築できる
  • プログラミングのスキルが不可欠
  • セキュリティはエンジニアのスキルに依存する
  • メンテナンスが面倒

オープンソースのソフトウェアやパッケージがない時代は、みんなフルスクラッチで開発をしていました。しかし現在は質の高いソフトウェアがたくさんあるので、フルスクラッチでECサイトを構築するメリットは多くありません。

ECサイト構築におすすめのCMS 7選

ECサイトを構築できるCMSはさまざまな種類がありますが、今回の記事では本当におすすめできるCMSを厳選して7つご紹介します。

以下におすすめのCMS7つを表にまとめました。ぜひ参考にしてください。

タイプ 費用 対象 特徴
EC-CUBE オープンソース 無料 中・小規模/国内 国内トップシェア
Welcart WordPressプラグイン 無料 中・小規模/国内 WordPressプラグイン
Magento オープンソース 無料 中・小規模/越境 海外トップシェア
EC-Orange パッケージ 1000万円〜 大規模/国内・越境 大規模EC向け
ecbeing パッケージ 500万円〜 中・小規模/国内・越境 運営サポートがある
Makeshop ASP 1万円/月 個人/国内 初心者向け
osCommerce オープンソース 無料 中・小規模/越境 越境EC向け

これらのCMSの特徴について詳しく解説します。

1. EC-CUBE

EC-CUBE

EC-CUBE』は、国内トップシェアを獲得しているオープンソース型のCMSです。

デザインのテンプレートや、プラグイン(拡張機能)も豊富なので、操作さえ覚えれば自分好みにカスタマイズできます。

EC-CUBEの特徴をまとめると以下のとおりです。

<EC-CUBEの特徴>

  • 国内トップシェア
  • オープンソース
  • プラグインやデザインが豊富
  • 日本語の情報が豊富
  • 大規模〜個人規模まで対応

ECサイトのCMS選びで悩まれているなら、EC-CUBEを選んでおけば間違いないでしょう。

日本国内で3万5000店舗以上導入されているため情報が多く、安心して利用できます。また、利用方法について気軽に問い合わせられるコミュニティ『EC-CUBE開発コミュニティ』もあるので、ECサイトの構築に自信がない人にもおすすめです。

EC-CUBE

2. Welcart

Welcart

Welcart』は、WordPressにプラグインとして追加できるCMSです。

日本企業が開発したCMSなので、日本語の解説記事も多く、国内向けのECサイトを構築するにはおすすめです。

Welcartの特徴をまとめると以下のとおり。

<Welcartの特徴>

  • WordPressのプラグインとして利用する
  • 日本語の情報が多くて安心
  • SEOに強いネットショップが作れる
  • 2万以上のECサイトで利用されている

WordPressの扱い方に慣れている人であれば、Welcartプラグインを導入するだけなのですぐにECサイトが構築できます。

3. Magento

Magento

Magento(マジェント)』は世界的に有名なソフトウェア会社のアドビシステムズが提供する、オープンソースのCMSです。

トップシェアを誇るECサイト向けのCMSで、主にアメリカやヨーロッパ諸国で利用されています。

Magentoの特徴をまとめると以下のとおりです。

<Magentoの特徴>

  • Adobeが提供する、オープンソースのCMS
  • 越境向けのCMS
  • 多言語サイト対応
  • カスタマイズの自由度が高い

多言語対応、多通貨対応、多税率対応しているので、海外市場に向けてECサイトを運営したい事業者におすすめです。

Magento

4. EC-Orange

EC-Orange

EC-Orange』はエスキュービズムが提供する、EC-CUBEをベースにしたパッケージ型のCMSです。

EC-Orangeは、マルチテナント(複数の顧客企業で共有)、BtoB、越境EC、オムニチャネル(購入の経路を意識させない販売戦略)など、あらゆる様式に対応しています。

EC-Orangeの特徴は以下のとおり。

<EC-Orangeの特徴>

  • パッケージ型のCMS
  • 初期費用が高い
  • あらゆるビジネスシーンに対応
  • EC-CUBEがベースになったCMS
  • 基幹システムが充実

EC-Orangeは主に大規模なECサイト向けのCMSです。大量のアクセスや、月間数十億の売上にも対応できるシステムを持っていますが、初期費用が高いのが特徴です。資金がある大手中堅企業向けと言えるでしょう。

EC-Orange

5. ecbeing

ecbeing

ecbeing』は国内でトップシェアを誇り、約1200サイトの構築実績を持つパッケージ型のCMSです。

おもに大手中堅企業向けのCMSで、BtoCやBtoB、ショッピングモールや越境ECなど、さまざまな用途を想定したECサイトの構築に利用できます。

ecbeingの特徴は以下のとおり。

<ecbeingの特徴>

  • 国内のパッケージCMSではトップシェア
  • マーケティングサポートもある
  • 楽天、Yahoo!、Amazonと連携できる
  • 国内CMSだが越境ECにもできる

ecbeingはこれまで、カルビー、JR、タカラトミーなど有名な企業でも導入された実績を持っており、ECサイト運用のノウハウも提供してくれます。

「ECサイトをどう運用すればいいのかわからない」「売れるECサイトを構築して欲しい!」と考える中堅〜大手企業におすすめです。

ecbeing

6. Makeshop

Makeshop

▲出典:https://www.makeshop.jp/

Makeshop(メイクショップ)』はGMOグループが運営する、ASPタイプのECサイト構築サービスです。

651種類もの豊富な機能と、173種類のおしゃれなテンプレートデザインを用意しているので、自由にカスタマイズできるでしょう。

Makeshopの特徴をまとめると以下のとおりです。

<Makeshopの特徴>

  • 初期費用と1万円/月で導入できる
  • 販売手数料が無料
  • サポート体制がバッチリ
  • SEOに強い
  • SNSと連携できる

事業者がセキュリティ対策も行ってくれるので、サイト運営の知識がない人でも安心です。

Makeshop

7. osCommerce

osCommerce

▲出典:https://www.oscommerce.com/

osCommerce』は2000年にドイツからリリースされた、オープンソース型のCMSです。

9000以上の無料のアドオン(拡張機能)が用意されており、自分好みにECサイトを構築できます。

osCommerceの特徴をまとめると以下のとおり。

<osCommerceの特徴>

  • 2万以上のECサイトに導入されている
  • オープンソース型
  • 無料のアドオンが9000以上
  • 越境ECサイト向け

公式サイトは英語ですが、日本語にも対応しています。

9000以上の豊富な拡張機能を使って、自分好みの越境ECサイトを作りたい人におすすめです。

osCommerce

まとめ

  • プログラミングスキルがなくても、CMSを使えばECサイトが簡単に作れる
  • CMS選びに迷ったら『EC-CUBE』
  • ECサイトの規模に応じたCMSを選ぶ
  • 国外販売も視野に入れてECサイトを立ち上げるときは越境EC

(執筆:HikoPro 編集:Sato Mizuki)

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